2014/07/18 - 2014/07/19
21位(同エリア133件中)
KmPさん
吉林省長春市。終戦まで満州国と呼ばれた中国の東北部を旅して、日本軍(関東軍)による戦争の歴史を学ぶ。
2014/7/17 ハルビン→長春
2014/7/18 AM:偽満皇宮博物館
2014/7/18 PM:満州時代建物見学、南湖公園
2014/7/19 AM:満映跡
2014/7/19 PM:長春→瀋陽
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
PR
-
2014/7/17 長春駅
哈爾浜駅から列車で移動。旧南満州鉄道。2012年からは新幹線も通っているが、列車で移動。隣に座ってた青年が本田圭佑や日本の漫画の画像を見せて話しかけてきた。ハルビンの大学生で、姉が東京で留学しているそうだ。内モンゴル自治区鳥蘭哈達というところの出身。
長春駅に到着。駅前は工事中。
7/17 終わり -
2014/7/18 偽満皇宮博物館
ここへ行くには光複大路という商店街を東に進む。商店街を抜けると博物館前の通りになる。
中国では「満州」という言葉には必ず「偽」の文字がつく。「偽りの」・「不法」のという意味である・
写真はメイン一つ目の建物である緝煕楼。ラストエンペラー溥儀の宮殿である。 -
緝煕楼
中は、溥儀の寝室、バストイレ、床屋(写真)など溥儀の生活感のある建物。トイレで長時間新聞を読むのが日課だったそうだ。
溥儀は体が弱く、さまざまな漢方を医師に調合させた。その漢方部屋もある。ホルモン注射もしていたそうだ。 -
緝煕楼
溥儀の正妻である婉容(えんよう)のアヘン部屋もある。婉容は英国租界で育ち、英語が堪能であった。その暮らしの寂しさ故にアヘン中毒となり、戦後に中毒患者収容所で亡くなる。 -
勤民楼
メイン二つ目の建物。 -
勤民楼の内部1
この建物は政治色があり、溥儀の公務や、正式な典礼に使われた部屋が多くある。溥儀は関東軍が上奏する事を、単に承認するだけの立場であった。溥儀も満州建国のころは自分の帝国を築くために、ここで勉強や執務に励むが、関東軍による傀儡(かいらい)政権であることが分かると意欲を失い。勤民楼に近寄ることはなくなった。 -
勤民楼の内部2
公式な会食を行う部屋。このカメラの後ろは演奏室になっていて、生演奏が流れていたのだろう。 -
同徳殿
メインの3つ目の建物 -
同徳殿ホール
同徳殿も政治色・関東軍の匂いのする建物である。写真は映画「The Last Emperor」の舞踏シーンなどで使われたホール。甘粕元大尉役で坂本龍一が出演している。アカデミー賞受賞作品なので観ていただきたい。 -
同徳殿の映画館
同徳殿は政治色があると言ったが、溥儀が映画を見る部屋などもここにある。 -
東北淪陥史陳列館
満皇宮博物館の同じ敷地内には、この博物館がある。 -
満州国国旗
満州国建国は国際社会からは非難され、日本の傀儡(かいらい)政権であることは明らかであった。
余談だが傀儡政権は英語でいうと" Puppet State" -
長春市内
午後は新京時代の建物を見学するため散策。この日は歩き疲れた。
写真は「関東軍司令部」。現在は「中国共産党吉林省委員会」。
この直前に吉林省政府の建物を撮ったら、警察がすぐ近寄ってきて写真を削除するように言われた。なので、共産党や政府関係の建物はビビりながらの撮影。
拘束されなくてよかった(ホッ)。 -
満州国国務院
現在は吉林大学医学院。日本の国会議事堂を模して建てられた。 -
満州国軍事部
現在は吉林大学医学部部付属第一医院 -
満州国司法部
現在、吉林大学医学部 -
満州国交通部
現在は吉林大学公共衛生学院。この辺で歩き疲れヘトヘト。 -
満州国総合法衙
満州国の検察庁。今は人民解放軍の病院。 -
満州国総合法衙の中
病院なので中に入ってみる。人民解放軍の病院なだけあって「軍人優先」と書いてある。 -
南湖公園
長春市は新京時代に日本によって都市計画がなされたので、道は広場を中心に放射状に延び、公園が沢山ある。中でも南湖公園は最大級の広さ。市民の憩いの場だ。 -
公園の習字おじいさん
水で書いてる。達筆だ。でもこの後、おじいさんはちびっ子に囲まれて筆を取られてしまい、ちびっ子たちは自分の名前を書いたり、遊び始める。 -
公園のニ胡おじさん
ニ胡を弾くおじさん。歩き疲れたので自分は眠いのでベンチで寝てしまった。起きた頃にはもう夜だったのでホテルに戻る。
7/18 終わり -
2014/7/19 長春電影制片廠
今日は長春最後の日。満州の国策会社である満州映画協会があったところへ行く。
今は普通の映画館。
毛沢東の白い像がお出迎え。博物館ではない。あくまで建物が見学できるだけ。 -
長春駅
の待合室は巨大で一つしかない。瀋陽へは新幹線での移動。
旅の続きは「満州旅行3(撫順・瀋陽)」で。
7/19 終わり
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