2014/07/25 - 2014/07/31
1位(同エリア70件中)
はなだいこさん
- はなだいこさんTOP
- 旅行記20冊
- クチコミ35件
- Q&A回答15件
- 188,746アクセス
- フォロワー38人
羽田発1泊7日の東北フリーツアー。
往復に利用可能な空港は、青森・三沢・秋田・山形。
どこに飛んでどこから帰るも自由。
行きたい所はたくさんあります。
あれこれ悩んだあげく、
早朝の便で青森空港に飛び、1泊。
翌朝、JRの特急で函館に移動し、
次の宿泊地の奥尻島には函館空港から飛行機で、
という計画を立てました。
奥尻島では2泊。
島から北海道本島(?)への帰りは、船で江差に渡りました。
(ちなみにその後は・・・
江差→(バス)→函館(2泊)
函館→(船)→下北の大間(マグロの大間)→(バス)→恐山(1泊)
恐山→(バス)→下北駅→(電車)→三沢
という旅程で、帰りの便は三沢発を利用しましたが、そちらは別の旅行記で)
たった2泊で10年分くらいの生ウニを食べた気がします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
快晴の青森空港には9時10分に到着。
バスで青森駅に移動し、ホテルに荷物を預けて港に向かいます。
海を眺めてみようと、港にかかった巨大な「青森ベイブリッジ」に上がってみると、変わった形のビルの脇に、 -
大きな「ねぶた」がたくさん。
いくつもある大きな倉庫に、完成途上の「ねぶた」が格納されています。 -
いい物を見付けました。
祭り当日にはすでに横浜に帰っていて、本番は見られませんから。
なんとなく先行きの明るい、良い旅行になりそうな、嬉しい予感!。 -
「さて、お昼ご飯はどこで・・・」と、飲食店を探しながら青森駅方向に歩いて行くと、
「帆立釣り 一回500円」
との看板を発見。
やってみました。 -
店内には活けの帆立がたくさん入った小さな水槽。
-
水槽の脇には長さ50cmほどのミニ釣り竿が並べられています。
壁に貼られた「ホタテ釣り確認事項」を見ると、
1.釣り糸を持っての釣りは禁止
2.未調理での持ち帰りはお断り
とのこと。 -
針は引っかけ釣り用の物で、返しは無し。
縁日の屋台、「ヨーヨー釣り」で使われる針ですね~。
あの、ちり紙みたいな弱い紙を捻った「こより」の部分が、水に濡れてすぐちぎれてしまうヤツ。
ん?、あちらは2本針だったかな?
ポカンと口を開けて油断しているホタテのその口に、3つに別れた針の先端の2つを引っかけると口が閉じられて針が抜けなくなり、釣り上げることができる、との説明がありました。
「但し中には、反応の鈍い、のんきなホタテもいるので、そういう物にいつまでも関わっていると時間切れになります」
とも。 -
「小学生でもたいてい2つは釣りますよ」とプレッシャーをかけられ、
少々あせった様子の夫。
制限時間は3分です。 -
見ていると、針自体がかなり軽いようで、水中でのコントロールが難しそうでした。
が、スタートから約1分後、ひとつ目のホタテが針に食い付きました。
ボケボケ写真でごめんなさい。
ホタテは水面から完全に上がればOK。 -
水槽の脇に控えたお姉さんが素早く口をこじ開け、針を外してくれます。
-
で・・・、3分間の格闘の末、釣り上げたのは4つでした。
中には10個近く釣り上げる人もいる、という話でしたよ。 -
釣ったホタテは
1.自分で焼いて食べる
2.お刺身で食べる
3.にぎり寿司で食べる
の、いずれかを選べるとのこと。
そこで、二つは握ってもらい、 -
あとの二つは焼いていただきました。
新鮮極まりないホタテは身がとても良く締まっていて、まるでタイラ貝の様な食感。
(お刺身定食も追加しましたが、こちらは残念ながら別に青森で戴かなくても・・・、といった味でした)
たった3分間のホタテ釣りですが、釣った夫も見ていた私も楽しかったですよ~。
よろしかったらお試し下さい。 -
宿と移動手段以外、ほとんど何も決めていない今回の旅。
ただ、「初日はどこかの温泉に」とは考えていました。
この時間からだと日本海側に赴くのは無理。
酸ヶ湯は帰りのバスに座れるのかどうか不安。
そこで、近場の浅虫温泉へ行ってみることにしました。
往復とも電車(青い森鉄道)というのもつまらないので、行きはローカルバスで。
電車なら20分の所、1時間近くかかりましたが、急ぐ旅ではありません。 -
さて、どこのお湯に・・・と、浅虫駅の観光案内所に相談してみると、1000円の
「麻蒸湯札(あさむしゆふだ)」
の利用がお得とのこと。
2人で一カ所、もしくは1人で二カ所の温泉が利用できるお札です。
さっそく購入し、いくつかのお宿を教わって駅舎を出ました。 -
向かったのは駅から歩いて10分とかからない所にあった,
「旅館 柳の湯」 -
男湯も女湯も貸し切り状態でした。
-
写真は共に男湯ですが、内湯は熱めで露天はぬるめだったそうです。
それは女湯も同じ。
こう見ると、男湯の露天風呂の方が、明るく・開放感があっていいな〜。
けれども夫によると、庭木いじりをしている職人からは丸見えだったそうで、そうなるとこちらを女性用に、とはいきませんね。
残念ですが・・・。 -
明くる7月26日、特急「スーパー白鳥」で函館に向かいます。
夕べの天気予報によると、この日から函館・奥尻付近は曇りか雨だって・・・。
そんなこと出発前には、昨日までは、全く聞いていません。
横浜の予報では、ずっと晴れだったのに・・・。 -
函館駅からはタクシーで函館空港へ。
とても小さな空港でした。
そしてさらに小さなプロペラ機。
階段を8段上がれば、もう機内です。 -
定員は36名。
奥尻空港までは約30分の飛行で1万2千円強。
機長によると「低気圧接近中」だとかで、上下左右にとってもよく揺れましたよ~。
一時なんか、でこぼこ道を車で走っている感じでした。 -
奥尻到着後の荷物の積み降ろしは、2人きりの人力作業でした。
いとも簡単に荷物を受け取って、空港前のバス停に向かいます。 -
空港前のロータリーに咲き乱れる綺麗なアジサイ。
が、ここで、「わ~綺麗!」などと喜んではいられない、困った事態が発生しました。
飛行機の奥尻着予定時刻は12時20分で、
空港始発バスの発車予定時刻は12時25分。
飛行機は低気圧のせいで、到着が10分遅れました。
この遅れは何ともしようがありません。
ところが、奥尻の「空港始発」のバスは、遅れた飛行機なんか待たずに出てしまうんですよ。
次のバスは2時間後だというのに!
宿からは、予約時に「申し訳ないけれど送迎用の車は無い」と言われ、それは了解済みです。
2軒あるタクシーの営業所に電話をすると、1軒は応答無しで、もう1軒は「車が出払っている」との事。
そこで今度は「奥尻観光協会」(と言ったかな?)に電話をかけ、夫が窮状を伝えると、
「それは申し訳ありません。こちらでなんとかします」
との返事がもらえました。 -
誰もいない空港ロビーで10分ほど待つと、世話になる宿のご主人が、確かに送迎には使いにくい、後部座席が極端に狭い車で迎えに来てくれました。
アウディー・・・って言ってたような気がしますが?
車方面には疎いんで、判りません。 -
奥尻島の1泊目は、島の南部、空港からそう遠くない所にある「朝日民宿」。
なかなか綺麗なお宿です。
12畳くらいある広い和室に荷物を収め、近くに一軒しかない食堂に、昼食をとりに向かいます。
そこが開いていなかったら、奥尻に居ながら昼食はカップラーメンか・・・と、
かなり心配しましたが、 -
幸いにして営業中でした。
よかった〜! -
注文はもちろん「ウニ関係」と決めていますが、その前に生ビールで乾杯といきます。
夫は「ビール命!」のお人。
けれども○ーパー○ライは大嫌い(これしか置いていない居酒屋には入らない)なので心配しましたが、幸いサッポロビールが置いてありました。
再び、よかった~!
とても美味しい一夜干しのイカが付いてきたのも嬉しい。 -
こんなものがありました。
-
そしてこれが、その「ウニ丼定食」の全容です。
「ウニ丼」は判るけれど、「ウニ丼定食」とは・・・?、と思っていたら、付属のバンチャン、いや、おかずの多いこと!
韓国の食堂みたいです。 -
まずはメインのウニ丼。
身の厚いウニがどっさり!
保存料のミョウバンなどは使われていない、採れたてのウニ。 -
ふっくらと美味しいソイの煮付け
-
イカ関係は、
煮物に -
和え物に
-
薄塩の塩辛
-
イカ刺しとキンキの刺身の他に
煮巻き貝
キュウリのお新香
淡い味付けの、鱈がたっぷり入ったおみおつけ -
ビールを飲み干した夫が日本酒を追加注文すると、
「お酒を飲むならこれをどうぞ」
と、先のキンキよりさらに美味しい、造りたてのキンキ刺しをサービスしてくれました。
キンキがお刺身でいただける店なんて、ん~、横浜にあるのかな~?
全てを食べ終わると時刻は2時近く。
お腹はパンパンの満腹。
4時間半後、これよりもさらに、さらに豪華な夕食のお膳をひと目見て、
「これは食べきれない」
と、「遅い時間の満腹昼食」を後悔することになるのですが、
この時点ではそんなことは判りません。 -
食べ過ぎて苦しいお腹を抱え、島の最南端にある
「奥尻島津波館 慰霊碑」
まで歩いていきました。
低気圧はどこまで来ているのか。
雲は厚く、風は強く、いつ雨がザーッときてもおかしくない状態でした。 -
小高い丘の上には、どんよりとした曇り空の下で渋く輝く大きなオブジェや、今上天皇の御製が彫刻された石碑などがありました。
-
奥尻島が地震に見舞われたのは、21年前の7月12日。
このオブジェは、「7月12日の夕日」が真ん中のへこみ部分に沈むように設計された物だそうです。 -
記念碑の脇にある「津波館」では30分以上、係りの女性に詳しく案内していただきました。
驚くような説明がたくさんありましたが、中でもビックリしたのが津波の速度です。
島の北側で発生した大地震が巻き起こした津波。
「時速500km」だったそうです(50kmの書き間違いではありません)。
また、奥尻の東海岸に到達した津波が島に押し返され、北海道本島(?)の西海岸にぶつかってまた島に押し寄せる、といった按配で、何度も大津波に襲われた、などということも知りませんでした。
写真は島の最南東部、青苗地区で発生した火災の様子です。
各家庭が蓄えていた大量の灯油などの燃料類が、導火線のように次々と引火・爆発して、まったく手の着けようがなかったといいます。 -
宿に戻り、風呂から出てひと休みすると、「6時からどうぞ」と言われた夕食の時間です。
が、まだお腹が空きません。
そこでしばらく支度を待ってもらいました。
席に着いたのは7時10分前くらい。
これがこの日の夕食(の一部!)です。 -
肉厚で身のよく締まった鮭。
大きな切り身のバター焼きです。
変な色合いの写真うつりになってしまったけれど、「瑞々しくて美味しい」と夫。
私は途中でお腹が一杯になり、ここまでたどり着けませんでした。 -
香ばしく焼き上げられた、新鮮で柔らかいイカ。
好物なのに、私はこれにもちょっとしか箸がのびず・・・。
ああ、もったいない! -
夫の大好物、旬のホヤと
なまこ -
さっぱりとしたモズクに
うど
山菜
いんげん
煮巻き貝
(個別写真は省略)
この辺はすべて美味しく戴きました。 -
これらに加えて、
イカと
あわびと
マグロの刺身 -
そして
あわび焼き -
新鮮な生うにがどっさり、ひと折(一箱)分くらい入った
ウニ鍋
採れたてのウニを煮てしまうなんてもったいない、
煮ないで食べてしまおう!
と、普通なら思うんでしょうが、 -
煮ないでいただく生ウニは、
別口で、
ほとんど一箱分、
用意されています。
「これだけ新鮮で上等なウニは、築地のナカ(場内市場のこと。プロが仲卸業者から魚介を購入するための場所)で買ったら、一箱4000円は下らないかな」
と、夫。 -
さらに、「これは何か」とフタを開ければ、
茶碗蒸しの上にも、
ウニ
朝日民宿の利用を考え始めた皆さん、
くれぐれも昼食は軽めに!
ウニ抜きで! -
空港まで迎えに来てくれた物静かなご主人(右)と、明るく可愛らしい奥さん。
島の宿は、「食堂の利用は6時から8時まで」と決めている所が多いようで、この宿にもそう明記してありましたが、7時前から10時過ぎまで、延々と飲み続ける私たち相手に、お二人で、
島の食の話、
気候の話、
地震の話、
漁の話(ご主人は漁もなさるようです)、
生活全般の話、
などを、次々と、たくさん聞かせてくれました。 -
食事の途中で、
「部屋に布団を敷かせて戴きます」
と、奥さん。
(私たちは自分で、敷き布団だけは敷いてきたのですが・・・)
戻って来て、
「用意した(12畳の広い)部屋はエアコンの効きが悪いので、隣の部屋にも布団を敷いておきました」
と言います。
これがその部屋。
温かい気配りに感謝・・・ですが、ちょっとばかり煙草の臭う部屋だったので、元の部屋で休むことにしました。
本当に良い宿に当たったものです。 -
広い部屋でゆっくり休んで朝御飯。
一晩寝たらおなかはペコペコです。 -
朝食にも新鮮なイカ刺しがたっぷり付きます。
生姜醤油でいただくイカの美味しいこと! -
「奥尻島2泊目の宿をキャンセルして、ここにもう1泊」とも考えましたが、残念ながら、島の南部にある朝日民宿からでは、奥尻港から出る朝一番の船(6時50分出航)に間に合うバスがありません。
お願いすればご主人が港まで送って下さったとは思うのですが、初見の客がそこまで甘えるのは・・・と、連泊はあきらめました。
会計の際「冬に新鮮な魚が捕れたら送るから」と言われたので、恐縮しながら住所をお教えし、お二人と可愛い(!)お孫さんに見送られて宿を出ました。
次の宿に入る前に、バスで西海岸にある温泉に向かいます。
この大きなキャリーバッグ。
温泉まで持って行くのは大変だろうと、奥さんは
「ここに置いていけば、帰りのバスの時間に私が道路に出ていてバス止めるから(バッグ渡すから)」とも言ってくれました。
この日もまた雲は厚く、風も強くて寒いくらい。
水着にマスクにシュノーケルも持って来たのですが、とてもじゃないけれど海に入れる状態ではありません。
宿の近くでバスを待つ間、寒いのでウィンドブレーカーを羽織りました。 -
宿の前からはバスで約30分弱。
西海岸にある島唯一の温泉は「神威脇温泉」と言います。
バス停の目の前が温泉。
温泉の目の前は海。 -
1階にも2階にも二つずつお風呂があります。
1階のお湯の方が2階よりも熱めだそうで、写真は1階の男湯。
窓の向こうは海です。 -
こちらは同じく1階の女湯。
窓の向こうは・・・廊下です。 -
建物の奥に進むと、流しがあり、ガスコンロ(使用料1回100円)があり、トイレがあって
-
広い休憩室があります。
折りたたみテーブルと座布団は自分でセット。
カラオケの設備があるのがちょっと怖いな~。
幸い歌い始める人はいませんでしたが・・・。 -
そしてこちらが2階の広々とした展望大浴場。
-
大きな窓の下は港、そして強風で大荒れの日本海。
確かに1階よりはぬるめの、かけ流し温泉です。
今までに経験したことのないほどの猛烈な風で窓ががたがた鳴り続け、怖いくらいでした。 -
1階の大広間に戻り、朝日民宿の奥さんが用意してくれた大きなおむすびをいただきます。
1人2個ずつ、具はおかかと梅でした。 -
こちらはやはり奥さんが持たせてくれたキンキの塩焼き。
身がプリッと締まった、とても美味しいキンキでした。
昨晩の長話の折り、温泉行きの話をしたら、「温泉では食べ物は売っていないからおむすび作りますよ」と言ってくれた奥さん。
朝の精算の折、その代金は受け取ってくれませんでした。
ありがたく戴きましたよ~。
心から感謝!
ちなみに・・・
昨日のキンキ刺しとこの塩焼きの上品な美味しさが忘れられず、自分で買って食べようと横浜の魚屋で探したら、写真のサイズが一尾3500円!
次回はいつ食べられる事やら・・・。 -
温泉に浸かって、
おむすびを食べて、
のんびり昼寝をして。
3時間後のバスで東海岸・奥尻港近くの宿に向かいましたが、おそらく今は低気圧の真下に居るんでしょう。
空はどんよりと、こんな按配で、 -
海は大荒れ。
この日の北海道本島(?)行きの船はすべて欠航となり、バスで一緒になった二組の観光客が、今晩の宿の心配をしていました。
以前、沖縄本島から慶良間諸島・座間味島に向かう船が台風で欠航になり、那覇で3日間足止めを食った事はありますが、夏の北海道でもこんな事が起きるんですね~。
帰りが今日じゃなくてよかった・・・って、
明日の船は早朝6時50分発なんですが。
ちゃんと出るのか?
ま、心配してもどうなるモンでもありません。
足止めとなったら朝日民宿に戻りましょう。 -
帰りのバスは、島の海岸沿いをほぼ半周して50分。
運転手に宿の名前を伝えると、タクシーのように、ちゃんと宿の目の前でバスを止めてくれました。 -
若干煙草の臭いが残る狭い6畳間でしばし休息し、夕食前の散歩に出ると、ありがたいことに青空が広がり始めていました。
あれだけ寒かったのに、陽が射すと今度は暑い!
海岸脇にこんな岩がありました。
真横から見るとこんな形ですが、 -
少し歩いて振り返るとこんな按配。
鍋釣岩と名付けられています。 -
ヒョイっとつまめないものかと・・・。
-
この後、江差港・函館港でもイカ釣り船を見ることになるのですが、奥尻の船は函館の3分の1くらいの大きさしかありません。
船上に釣られているランプの強力な明かりでイカをおびき寄せ、釣り上げるようです。
イカ釣り船団の明かりは宇宙船からもくっきり見えると言うから、大変な明るさなんでしょうね~ -
おそらく、釣り上げられた「怒りのイカ」の墨で汚れたものと思われるエンジンカバー。
毎日のことだからいちいち洗ってられないんでしょうが・・・、イカがなものかと。 -
奥尻島2泊目。
「民宿 いしおか」の夕食です。
この日はおむすびとキンキの昼食を早めに戴いたので、おなかは空き気味。
なんとか完食できそうです。 -
ここでもやっぱり、ウニたっぷりの
ウニ鍋
朝日民宿よりウニも野菜もちょっと少なめかな。 -
そしてまた
生ウニ -
牛と貝類、野菜にイカの陶板焼き
-
あわびに
マグロに
イカに
甘エビ -
あわびを含む煮貝類に
ホヤに
あれやこれや・・・ -
近くのスーパーで買ったビール(500ml×3本)に日本酒の四合瓶。
2人で全部のみ干しましたが、おかず類は、やっぱり、食べ切れませんでした。 -
寝たかと思ったらあっという間に朝で、これが6時に用意してもらった朝御飯。
-
そして、朝からまた、ウニ。
この2泊3日の3食で、本当に10年分のウニをいただいた感じです。
イカ刺しは・・・、とにかく量が多すぎて、やっぱり残してしまいました。 -
朝食の席に着く早朝6時前、大音響の町内放送が鳴り響き、「本日の船は予定通り出航」との事。
ホッとしました。
食事を終えて精算を済ませ、港まで送ってもらいます。 -
1等席に
-
2等席に
-
ゴザを自由に使った
-
ゴザ席(?)
-
2時間と少しで江差港に到着です。
イカ釣り船の数は奥尻より遙かに多く、船も大きさも1.5倍くらいありました。
それでも函館の漁船の半分の大きさ。 -
江差町にはにしん御殿があります。
街に寄贈されたという「観光にしん御殿」もあるようですが、ここ「横山家」は、建物内の公開もしているけれど、6代目だったか8代目だったかが現在も住んでいる「現住にしん御殿」だそうです。
(6代目か8代目って、調べれば判るんでしょうが、色々調べてまとめた旅行記は、口の悪い夫が「お勉強旅行記」と呼んでとても嫌うので、あえて何も調べず、記憶と写真だけを頼りに書いています) -
これは非常持ち出し用の「背負い金庫」。
金庫自体が相当に重そうなのに、さらに「大判・小判に重要書類」などを詰め込んで・・・。
相当な力持ちを雇っていたんでしょうね~。 -
天気はほぼ回復。
それではバスで2時間弱の次の目的地、函館に向かいましょう。 -
追記
10月中旬、とても重くて大きな段ボール入りの何物かが自宅に届きました。
ちなみに、上に寝かせた瓶は一升瓶。
送り主は奥尻島「朝日民宿」のご夫婦でした。 -
開けてみると、60cmくらいのブリが2本に、
-
もっと大きな2匹の鱈。
重たいわけです。
1匹には白子がたっぷり詰まっていました。
並んで寝ているのはビール瓶じゃありませんよ。
一升瓶です。
一挙に魚大尽になってしまった我が家。
しかし、誰かがこれを捌かなければなりません。
私には到底無理。
となると・・・ -
夫の出番です。
アジやサバ、サンマや鼈(スッポン)なら捌いた事のある夫も、こんな大物には初見参。
悪戦苦闘しながら、ワタを抜いて頭を落とし、何とかブリを3枚におろして、 -
皮を引く所までたどり着きました。
汗だくの夫。
しかし、まだ、 -
このお方が残っています。
-
夫の大きな掌としっぽ。
まずは鱈の身体中のぬめり(これがすごい!)を落としてウロコを取り、ワタを抜いて、 -
開きにしてみました・・・って、夫が、ですけど。
ここからがまだまだ大変だったんですが写真は省略。
その夜、鱈は今シーズン初、ちょっと早めの鱈ちりで、
ブリはお刺身とぶり大根で、余すところ無く頂きました。
家だけではもちろん食べきれないので、残りのブリのサクと鱈はご近所3軒に配給。
とっても喜ばれました。
朝日民宿さん、本当にありがとう!!!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- aquamarine_324さん 2016/01/23 23:01:31
- はじめまして
- はなだいこさん
こんばんは。
北海道は大好きですが奥尻には行ったことがなく、楽しく拝見しました。
朝日民宿さんの豪華な夕食は凄いですね!これを食べに行くためだけに奥尻へ行ってもいいんじゃないかと真面目に思うレベルです。
奥尻と並んでウニの本場といわれる積丹、利尻・礼文では食べたことがあり、ミョウバン漬けされていない本物のウニは本当に美味しかったので、さぞかし奥尻のウニも美味しいであろうと、写真を見ているだけで食べたくなってしまいました。
aquamarine_324
-
- 白玉さん 2014/08/28 20:10:05
- 奥尻島、よいですよねー!
- はなだいこさん、こんにちは。
奥尻島旅行記、大変楽しく拝見しました。
私も昨年の夏、奥尻に行きました。
宿をどうするか、ギリギリまで悩んで・・・はなだいこさんの宿泊されたところも、候補のひとつだったのですよー。
見ていると、またうにが食べたくなってきました(笑)
白玉
- はなだいこさん からの返信 2014/08/29 08:30:13
- お久しぶりです
- 上海蟹の放し飼い同好会、会長の白玉さん。
おはようございます。
奥尻を選んだのは、白玉さんの楽しくて美味しそうな旅行記のせいでもあるんですよ。
久しぶりに再読してみると、白玉さんは車お持ち込みだったんですね。
天気が悪くて楽しみにしていた海には入れなかった今回の旅でしたが、晴天だったとしても、バス便があまりにも少なくて、車が無いと海遊びは無理だったみたいです。
ワイナリーにも行かれなかったし・・・。
本当に10年分くらいのウニを食べてきましたが、幸い倒れることもなく、無事に帰還しました。
千日前・グランド花月脇の「わなか」は、たこ焼き大好き夫の馴染みの店で、夫の大阪宿泊時の朝御飯は、いつも必ず「わなか」のたこ焼きです(笑)。
そして、「たこ焼きが大好きだから」と言って、横浜では決してたこ焼きは食べません。
それが正解なのかな。
嬉しい書き込み、ありがとうございました。
はなだいこ
- 白玉さん からの返信 2014/08/29 19:37:40
- RE: お久しぶりです
- はなだいこさん、返信ありがとうございました。
こちらこそ、嬉しい書き込みでした。
たこ焼き情報も、ありがとうございます!(笑)
> 上海蟹の放し飼い同好会、会長の白玉さん。
そうなんですか?私会長だったんですね!(笑)
白玉
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
98