箱根は曇り＆雨。富士山は見られなかったが、いい避暑になった。

2014/07/19 - 2014/07/21

今年の梅雨は、関西方面では記録的な空梅雨で晴天続き。
一方、関東地方は、偏西風の流れの変化などにより
雹が降ったり局所的大雨があったりと
天候不順で、雨天曇天の日が多かった。

我々が箱根を訪れたときも、雨天か曇天が多く、
雲も低く垂れ込み、日が差す時間は少なかった。
気温的には、京都より５度程度は低く
初日は、肌寒いくらいで薄手の長そでを一枚ひっかけるくらいで
ちょうどいいくらいだった。
残念ながら、世界自然遺産になった富士山は一度も望めなかった。


【行きの行程】
朝５時半に宇治を出発、
京滋バイパス〜名神〜新名神〜伊勢湾岸自動車道
〜東名〜新東名経由、東名御殿場ＩＣで高速を降り、
まずは仙石原に向かった。
ここまでで実走行時間は約４時間、途中何度かＳＡなどで
ややゆったりとした休憩を取り、仙石原までは５時間余り。
思ったよりも早く到着。

エリア 箱根湯本温泉(神奈川)

思いのほか早く箱根に着いたので、
まずは仙石原に立ち寄る。

小雨そぼ降る中、最初に行ったのは
ポーラ美術館。

『モディリアーニを探して』という
企画展が行われていた。

芸術には疎い自分は
実は『モディリアーニ』という画家は知らなかったのだが、
セザンヌやピカソ、ユトリロ、モネ、ゴーギャン他
自分も名を知っている画家の絵も多数展示されていた。

結構展示スペースも広く、さらっと見つつも１時間以上
見学に時間を費やした。

ポーラ美術館 美術館・博物館

見学後、時刻はちょうどお昼近くになっていたので、
昼食をとることにした。

箱根は、水がきれいなため「そば」や「豆腐」が名物らしく
車中、ガイドブックで見つけた仙石原に入っていく交差点にある
十割そばの店に向かった。

店の名は、『座りや』。
昼は、そばがメインで、
夜は囲炉裏で炭火焼という店。

案内されたのは掘りごたつ式の小部屋。
自分は、ざるそばに新潟野菜をメインにした突き出しと
野菜のてんぷらが付いたＡセット（1,550円）を注文。

突き出しが結構おいしかった。
実は、箱根は関東なので、そばつゆが
しょうゆ辛いのではないかと
ちょっと警戒していたのが
問題なかった。
もちろん、食後にはちゃんとそば湯も出てきて、
美味しくいただいた。

店は交差点から少し入るので
初めての人にはやや分かりにくいかもしれないが
お勧めできる全うな蕎麦屋さんだった。

次に向かったのは、『箱根湿性花園』。
おそばを食べている間だけ雨が止んでいたみたいで、
残念ながら車に乗って走り出すとまた雨が降り出してきて、
『湿性花園』に着いた時には雷も鳴り出し、
結構しっかりと雨が降ってきた。

箱根湿生花園 公園・植物園

箱根湿性花園の園内散策路。
観光客はさほど多くなく、静かでいいところだった。

箱根湿生花園 公園・植物園

なかなかいい感じ。
ただ、全体として時期的に咲いている花が少なかったのが残念。

次に向かったのが、星の王子さまミュージアム 箱根サン＝テグジュペリ。
同行者たちは見学に入ったが、自分は併設のレストランで休憩。

星の王子さまミュージアム箱根サン＝テグジュペリ 美術館・博物館

その後、ホテルに向かう。
宿泊したのは、『星野リゾート　界 箱根』。

界 箱根 宿・ホテル

ロビーでのコーヒーは無料。
まぁ、どうでもいいことやけど。。
ラウンジなどはなく、ビール等の自販機もなかったのは残念。

最上階（４階）の洋室ツインに宿泊。
部屋ごとに家具や雰囲気が異なっているとのこと。

リゾートホテルだけあって、室内は５０?余の広さ。
使いはしなかったが、室内の風呂の湯も温泉。

ここでの楽しみは食事。
但し、予約したのはスタンダードプラン。
でも、専任のスタッフが料理を運んでくれ、
一品一品丁寧に料理の説明をしてくれた。

ここからは、一泊目の夕食の写真。

これは注文したお酒 　(^-^)
酒器は錫製。

金華豚の豆乳鍋の具材です。

このデザートで締め。

味付けは、やや関東風。
でも、関西人の我々が食べても満足いけるものだった。

朝食です。

二日目。
箱根観光の始まりは、小田急箱根湯本駅。
ここで箱根フリーパスを購入。
ここから箱根周遊観光に出発。まずは、箱根登山鉄道に乗車。


箱根フリーパスは、箱根登山鉄道やロープウェイ、ケーブルカーや海賊船など、箱根名物の乗り物が何度でも乗り放題であるが、実際１日周遊では時間的にもそんなにあっちこっち行ったり出来るものではないので、
我々は、基本的なコースの
箱根湯本駅（箱根登山電車）発⇒強羅駅（箱根登山ケーブルカーに乗換）⇒早雲山（箱根ロープウェイ）⇒桃源台（箱根海賊船）⇒元箱根（箱根登山バス）⇒箱根湯本駅 着　
というパターンをとった。
夏休み初めの連休だったので、乗り物はかなり込み合い、ケーブルカーやロープウェイはすぐには乗れず、結構待ち時間があった。
きっと、この基本コースをとる人が多いのだろう。
混雑する時期には、この逆コースをたどるのも一つの手で、乗り物は比較的混みあわなくてよいという。

箱根湯本駅 駅

電車は、何度かスイッチバックをする。
写真は、スイッチバックのため、
反対側へ運転席を移動する運転手さん。

幾度かのスイッチバックをしながら、ゆったりとしたスピードで
満員の電車は強羅に到着。

ここでケーブルカーに乗り換えて大涌谷に向かう。

早雲山駅にてロープウェイに乗り換え。

暫しの空中散歩。

大涌谷が見えてきた。

大涌谷 自然・景勝地

ロープウェイを途中下車し、大涌谷を観光する人がかなり多い！
我々は食べなかったが、一つ食べると７年寿命が延びるという「黒玉子（温泉池で茹で、殻の気孔に鉄分が付着して黒くなるらしい）」が名物。値段は、１個当たり１００円。

大涌谷 自然・景勝地

大涌谷は火山なのだ！

山肌の至る所から煙が上がっていた。

桃源台でロープウェイを乗換。
ここからは、海賊船に乗り芦ノ湖観光。
天気の良い日は湖上から富士山が見えるらしいが、
この日は残念ながら雨模様のため見られなかった。
元箱根湊で下船し、昼食をとることに。

芦ノ湖 自然・景勝地

港近くの昨年開店したという Bakery＆Table で昼食。

メニューのディッシュ＆ブレッドの中から、
本日のキッシュ＆サラダを注文。
１，８８０円。

３階のレストランからは、芦ノ湖を眺めながら食事ができる。
眺めや雰囲気はいいが、値段はやや高めかな？

天気さえ良ければ足湯につかりながら食事も。。

食後、バスに乗って箱根湯本駅まで行き、ホテルに戻る。

二日目の夕食はこんなの。

すき焼き。

ご飯はおじやに。

デザート。

因みに食事場所はこんなところ。

翌日の朝食。

この後、しばらくしてチェックアウト。

霧の中の箱根ターンパイク経由で帰途に。