2014/07/24 - 2014/07/24
206位(同エリア306件中)
j-ryuさん
- j-ryuさんTOP
- 旅行記935冊
- クチコミ0件
- Q&A回答8件
- 1,745,307アクセス
- フォロワー228人
☆福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介している「福島・四季・彩々」、このシリーズも回を重ねもうPart,35です。
福島県で見られる山野草はたくさんあるとは言え、私のような里地里山系の“山野草追っかけ”が見られる花には限界があるのでどうしても毎年同じような花の紹介になってしまいます。
園芸種なら次から次に新品種が出回り新ネタは尽きないと思いますが、山野草は音楽で言えばクラシックのようなもので、ネタは限定的。
なので、毎年いかにその花の魅力が引き出されるかが腕の見せ所であり、楽しみでもあります。
同じ花でも年によって作柄も天気も違うので同じ表情は一つとして無い一期一会の世界。
今日の出逢いに“ありがとう”そして“来年もまたヨロシクね”
※写真&記事は日々更新しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)
隣り村の山中でトリアシショウマが見頃になってきました。
トリアシショウマは主に中部以北〜北海道の夏緑広葉樹林域の林縁・草原などに自生します。
芽出しの頃、芽が鳥の脚のような形をしているので付いた名前のようですが他の仲間も似たような芽出しなので、この形状だけで判別は難しいです。
「升麻(しょうま)」は元々葉が麻に似ているので付けられた中国の薬用名です。
チダケザシ属の仲間はどれも良く似ていて見極めが難しいく中には交雑種ではないかと思われるものもあり様々な見分け方が紹介されていますが正直見分け辛いです。(-"-)。 -
☆トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)
ではどうやって見分ければいいでしょう?
まず、同じ地域なら開花時期が少し違います。
基本的にアカショウマは里山〜低山に自生し一番早く開花します。
トリアシショウマは低山〜亜高山に自生し、アカショウマより半月以上開花が遅いです。
チダケサシは里地〜低山のやや湿った場所に自生し全体にスリムな姿で開花はトリアシショウマと同じ頃です。
ただ同じ山にアカショウマもトリアシショウマも自生する場合があるのでその時は開花時期の他に花や葉の様子をクローズUPして見る必要があります。
-
☆トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)
葉の付き方はトリアシショウマもアカショウマも基本的には3回3出葉ですがアカショウマの葉先が細くなると言う見分け方も紹介されていますがトリアシショウマも細くなるのでこの説はやや怪しいです。
また、アカショウマの葉はクサビ形でトリアシショウマは心形という説もありますがこれも完璧には当てはまらない気がします。
一番分かりやすいのは総状花序だと思います。
アカショウマは1本の花茎から何本かが枝分かれ、その枝に花を咲かせますがトリアシは1本の花茎が何本かに枝分かれし、その枝がまた小さく枝分かれして花を咲かせます。
アカショウマも枝の枝が少し枝分かれすることもありますが
トリアシショウマのように細かく枝分かれすることはありません。
なので遠目の印象だとトリアシショウマの総状花序の方が少しゴチャゴチャに見えます。
-
☆チダケサシ(乳茸刺し/ユキノシタ科チダケザシ属)
チダケサシは里地〜低山のやや湿った場所に自生し全体にスリムな姿で、総状花序がアカショウマやトリアシショウマに比べ上向きです。 -
☆ネジバナ(捩花/ラン科ネジバナ属)
里山や河川敷などでネジバナが花盛りになりました。
ネジバナは北海道〜九州、東アジアに広く分布し明るければ乾燥地から湿地地まであまり場所を選ばずラン科の中でも最も適応力の高い丈夫な種です。
そんな中でも明るく湿った土地が一番好きなようでときに大群落を形成します。
花期は春〜秋まで様々ですが夏咲きが一番多いようです。ぱっと見はどれも同じようですが、よ〜く見てみると捩れ方にそれぞれに個性があり見比べてみるのも面白いですよ。 -
☆ネジバナ(捩花/ラン科ネジバナ属)
名前の由来は見たまんま花序がネジれているからネジバナで他の蔓植物の多くはなぜか右巻きが圧倒的に多いそうですがネジバナのねじれ方は右巻きと左巻きが半々くらいだそうです。
蔓植物は絡まる相手に当たった方の成長より、当たらない方の成長が早く
その成長の差によって蔓が捩れ相手に絡まるそうです。
自力で捩じれるネジバナはどんな仕組みで捩じれるんでしょうね?
捩じれることによって花茎の強度を増すように進化したと言われますが
捩れなければならないほどなぜヒョロヒョロ長くなる必要があったのでしょう?
不思議いっぱいの花です。 -
☆ミヤマカラスアゲハ
ミヤマカラスアゲハは東アジア固有のアゲハチョウの仲間でカラスに例えるだなんて失礼なほど日本の蝶の中でも最も美しい蝶とも言われます。 -
☆ミヤマカラスアゲハ
オス、メスは似ていますが微妙に体色が違い♂、♀とも春型、夏型があります。
私の撮影したのは黒い無地の性標から夏型の♂だと思います。
なぜか吸水に来るのはみな♂なんだそうです。 -
☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
今年も茨城県との県境にほど近い山里にシキンカラマツを見に行ってきました。
シキンカラマツは福島、長野、群馬、茨城でしか自生が確認されていない貴重な山野草です。 -
☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
シキンカラマツは図鑑やNet情報では長野、群馬、福島の三県に分布とされますが、茨城県北部にも一部自生します。山地の湿った半日陰などに生え、草丈は花序を含めると大きいものは2mをゆうに越えます。
全草がカラマツソウ(唐松草/キンポウゲ科カラマツソウ属)に似て花が錦のごとく美しい紫なので紫錦唐松と名付けられました。 -
☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
薄紫の花ビラに見えるのは萼(ガク)で、他のカラマツソウの仲間は開花時に落下しますがシキンカラマツは落下しないので、黄色いシベとのコントラストが際立ってとても美しい花です。 -
☆キツネリフネ(黄吊舟/ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
街外れの森でキツネリフネが見頃です。
赤紫のツリフネソウは里地のやや湿った場所でふつうに見られますが、
キツリフネはやや奥山の谷筋の半日陰などが主な自生地で里地ではあまり見られません。
ところが、昨年森の道路端に群生しているキツリフネを見つけました。
何度か通った道なんですが、時期的なこともあり全く気付きませんでした。 -
☆キツネリフネ(黄吊舟/ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
名前の由来は舟のような形をした花を、花器の吊舟に見立てた命名です。
意外かもしれませんがツリフネソウはホウセンカやインパチェンスの仲間でホウセンカやインパチェンスも真横から見るろツリフネ型をしています。
-
☆ツリフネソウ(吊舟草/ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
ツリフネソウの仲間は熱帯アフリカや東南アジアを中心に約600種もあるそうですが、日本には里〜山の湿った所に咲く赤紫色のツリフネソウ(吊舟草、釣舟草)とやや奥山の湿った所に咲くキツリフネ、
紀伊半島、四国、九州に自生するハガクレツリフネ(葉隠れ吊舟草)のわずか3種しかありません。(シロツリフネなど亜種は除く) -
☆シロツリフネソウ(白吊舟草/ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
シロツリフネソウは赤紫のツリフネソウの突然変異と言われます。
ツリフネソウ属は1年草で、シロツリフネソウの子孫が必ず白いとは限らず。固定化された品種とされないよすです。 -
☆ミズアオイ(水葵/ミズアオイ科ミズアオイ属)
2年ぶりに隣り村の山あいの田んぼで絶滅危惧種のミズアオイを見ることができました。
ミズアオイは北海道〜九州、東アジアの湿地、沼地、水田などに広く分布する1年草で、草丈は20〜40cm、花の大きさは2cmほど。
仲間のコナギ(小菜葱/ミズアオイ科ミズアオイ属)も青い花でミズアオイと似ますが
コナギは草丈15cmほど、花は葉っぱの下の方で咲き大きさは8mmほどしかありません。花期もミズアオイより遅いです。
-
☆ミズアオイ(水葵/ミズアオイ科ミズアオイ属)
ミズアオイは生育環境などの悪化などで激減しなんと41都道府県で絶滅&絶滅危惧種になっています。
福島県でも絶滅危惧種?類に指定されていて中々見つけることができませんでした。東日本大震災の年は皮肉にも津波被害にあった南相馬市の田んぼで何十年ぶりかで復活したニュースがありましたが、南相馬市は我が家から2時間近くもかかるのでそう簡単には見には行けません。
そんな中、一昨年は予想もしない隣り村の山あいの棚田で偶然見つけることができ
久しぶりのレアもの発見に一人小踊りしちゃいました(^^ゞ。
昨年も楽しみにしていたのですが、花は見られませんでした。
-
☆ミズアオイ(水葵/ミズアオイ科ミズアオイ属)
見られなかった理由はどうやら除草剤のせいかも知れません。
実は撮影の2週間前にミズアオイの苗が育っているのを確認し満を持してやって来たのですが、ミズアオイの田んぼには農夫がいて今にも除草剤を噴霧しようとする寸前でした。
ミズアオイの貴重さを説明し、なんとか撮影が終わるまで噴霧を待ってもらうことができました。
春にも一度除草剤を散布したそうですが効き目が薄かったようで、今年は私にもミズアオイにもラッキーでした。
貴重で美しい花ですが、農家にとっては稲の成長を阻害する雑草だそうで
山野草愛好家にはとても残念なことですが致し方ないことですね。
-
☆ミズアオイ(水葵/ミズアオイ科ミズアオイ属)
ミズアオイは一年草で種子の一部は簡単には発芽せず土の中で埋土集団(シードバンク)を形成するんだそうです。
環境の変化で一旦は姿が見えなくなっても生育していた場所の土壌を耕したり変化があると、再生復活することがあるそうです。
明るい沼地は生存競争が厳しくヨシのような背丈の高い植物が繁茂すると
ミズアオイのような背丈の低い1年草は生育が困難になるので
一部の種を泥の中で休眠させ再生復活の時期を待っているのだろうと言われています。
津波の被害に遭った南相馬市の田んぼも皮肉にも津波という災害で
田んぼが大きく攪拌され生育条件が揃い復活したと思われます。
この隣り村の田んぼのミズアオイは今年は種を残すことはできないと思いますが泥の中に今年発芽しなかった種がまだ眠っていて
また来年も目覚めてくれれば嬉しいのですが・・・・・
-
☆モウセンゴケ(毛氈苔/モウセンゴケ科モウセンゴケ属)
ミズアオイ咲く田んぼ脇の土手ではモウセンゴケも咲き始めていました。
モウセンゴケは全国の湿地帯に自生し、葉っぱに密生した粘毛から粘液を出し虫を捕獲して栄養にする食虫植物です。
日当たりのよい場所に育つモウセンゴケは粘毛が赤く色づき、群生している場所では緋毛氈(ひもうせん)を敷いたように見えることから、毛氈苔と呼ばれます。
東京、神奈川、山梨、和歌山、徳島では絶滅危惧種?類になっています。 -
☆モウセンゴケ(毛氈苔/モウセンゴケ科モウセンゴケ属)
モウセンゴケは草丈(葉の部分)は3〜5cmほどですが、そこから8〜15cmほどのヒョロヒョロした花茎を伸ばし2mmほどの小さな花を咲かせます。
花は午前中だけ咲く一日花(半日花?)で蕾が順繰り開花していきます。
花茎がこんなにヒョロヒョロ長いのは受粉を助けてくれる虫が間違って粘液にくっつかないようにとモウセンゴケのささやかな気遣いなんでしょうかね?
でも、受粉が済んだら知らんぷりして食べちゃったりして(笑)。 -
☆モウセンゴケ咲く土手近くの畦ではオゼイトトンボ(尾瀬糸蜻蛉/イトトンボ科オゼイトトンボ属)がたくさん飛んでいました。
ターコイズブルーの尾がとても美しいイトトンボです。
オゼイトトンボは東北日本の特産種で、北海道及び本州では南限が茨城・栃木だそうです。
山地の湿地生植物がよく繁茂する、湿地的な池沼や湧水、小川などに生息します。 -
☆シャクジョウソウ(錫杖草/シャクジョウソウ科シャクジョウソウ属)
隣り村の山中で、シャクジョウソウを見付けました。
シャクジョウソウは、山地のやや暗くて湿った林内に自生する多年生腐生植物で、
北半球の温帯地域に広く分布しますが、自生地は拡散的であまり多くありません。
葉緑素を持たずギンリョウソウに似て全体に薄黄色のキノコのような形をしています。
塊状の地下茎から、10〜15cmほどの数本の地上茎を直立させ、その先に花序をつくり、4〜8個ほどの花を咲かせます。
花色の多くは薄黄色ですが、今回は朱鷺色(ピンク)のとても美しい個体でした。 -
☆シャクジョウソウ(錫杖草/シャクジョウソウ科シャクジョウソウ属)
一般的な薄黄色したシャクジョウソウ。
シャクジョウソウはその形が仏具の錫杖に似ているからとされますが
正直、あまり似ているとは思えないんですが・・・・(^_^;)
-
☆ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)
今年も里山がヤマユリの甘い香りに包まれました。
ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)は山林や野原などに自生し草丈が1m〜1m50cm花径は20cmにもなる世界最大級の大型ユリです。
日本を代表するユリですが、自生地は近畿以北〜青森(北陸は除く)に限られ近畿では数が少なく、京都で野生種は絶滅したと言われてます。
私の地域で山に咲くユリと言えば黙っていてもヤマユリを指すほどごく普通に見られるユリですが、思いのほか分布域が狭いのは不思議です。 -
☆ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)
日本は世界有数のユリ大国ですが、ヨーロッパではシーボルトがテッポウユリを伝えるまで白いユリと言えば地中海沿岸、バルカン地方、パレスチナ地方、コーカサス地方などに自生していた花の小ぶりなニワシロユリだけだったそうです。
白いユリは純潔、清廉、潔白の象徴として聖母マリアの花として大切にされてきましたがシーボルトがテッポウユリを伝えてからは寒さ厳しい欧州北部のオランダ、ベルギーなどでも栽培が容易なためあっとういう間に広まり、ユリと言えばニワシロユリのことだったのが、ヨーロッパ産のニワシロユリをマドンナリリィと区別し日本産の白いユリをイースターリリィと呼んだそうです。 -
☆ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)
その後ヤマユリが1873年ウィーン万博で日本の他のユリと共に紹介され
花の白さ大きさ華やかさに人気が沸騰し、タモトユリやテッツポウユリなどとかけ合わせれ欧州人(キリスト教徒)好みのより純白でより豪華なカサブランカや美しいオリエンタルハイブリットユリが次々に開発されてきました。 -
☆ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)
-
☆シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)
今年も町内の里山でシデシャジンが見頃になりました。
シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)は本州以南の林縁や森に広く分布しますが自生地は限られ目にする機会は少ないようで、秋田や鹿児島は自然豊かだと思いますがなぜか絶滅したとされています。
福島県では絶滅危惧種の指定はされていませんが自生地はあまり多くないようです。 -
☆シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)
ここを共同管理する地域の人はその貴重さを認識していないようで今年は他の雑草と一緒にされ6割がた刈り取られてしまいました。
ある程度管理されないと生きていけない里地里山型植物の宿命ですが里山さえ保持されれば、来年もきっと美しい花を咲かせてくれることでしょう。 -
☆シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)
シデシャジンの草丈は80cm〜100cmと細長く単独ではあまり自立せず他に寄りかかるよに成長します。
花径は1.5cmほど細いリボンがクルクルとカールしたような個性的な花ビラはとてもキキョウの仲間には見えませんが
他のキキョウ科と同じように花ごと散る(萎れる)合弁花です。
四手とは神前にささげるリボン状の紙飾りや神主さんがお祓いに使う紙かざりのことで、沙参はツリガネニンジン(キキョウ科)の中国名です。
-
☆メハジキ(目弾/シソ科メハジキ属)
今年も農道脇の草叢でメハジキが見頃になりました。
メハジキは本州以南〜東南アジアまで広く分布し、路傍や河原などやや荒れた土地に自生します。
どの図鑑や資料にも道端などに生えると書いてありそんな雑草並みの植物ならすぐ見つかるだろうと甘くみていたのですが、県内での自生例はいくつかあったものの
私が出かけた範囲では中々見つけられませんでした。
-
☆メハジキ(目弾/シソ科メハジキ属)
が・・・・
3年前ようやく見つけました(^^);。
名前の由来は子供たちが茎を短く切って瞼にくっつけて遊んだことちなむようですが私の地域はあまり自生していないこともあり、そのような遊びはありません。
また、全草を乾かし、腹痛、月経不順、産後の出血などに煎じて服用したことから
ヤクモソウ(益母草)とも呼ばれます。 -
☆メハジキ(目弾/シソ科メハジキ属)
メハジキは1.5m〜2mにもなる大きな植物で、秋に実った種がこぼれ発芽し上手くいけば翌年開花する越年草ですが、私の地域は冬が厳しいせいか種の多くは翌春発芽しその年は根性葉だけで花は咲かず冬越して翌年の夏に開花する2年草タイプがほとんどです。 -
☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
近くの里山でソバナが見頃を迎えました。
ソバナは本州〜九州の山地の林縁や渓流沿いなどに自生し草丈は60〜100cmほど、花の大きさは2cmほどです。
蕎麦のような若菜を山菜として食べるので蕎麦菜という説もありますが、山や谷の斜面(岨=そま)に自生するので岨菜が妥当かなと思います。
私の地域でソバナは標高400m〜くらいの山あいに自生しますが街近くの里山に自生するのはとても貴重です。
佐賀、福岡、山口、千葉では絶滅危惧種?類、
東京では絶滅種になっています。 -
☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
-
☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
ソバナは仲間のツリガネニンジン(釣鐘人参/キキョウ科ツリガネニンジン)と似ますが、ツリガネニンジンは里地〜山地まで分布域が広く、草原、土手、林縁など明るければ様々な場所に自生し、草丈は大きいものは1.5mにもなります。
花期は晩夏〜秋。
花序下部の花が輪生し、雌しべが突出します。また、ソバナは同じ釣鐘型でも末広がりの富士山型で、ツリガネニンジンはドーム状の梵鐘型です。
ソバナの花色はほぼ薄紫ですが、ツリガネニンジンは白〜紫と様々です。
-
☆カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)
内の田んぼ脇の土手で久々にカセンソウを見つけました。
今までは隣り村の羽鳥湖高原で撮影してきたので町内での発見は久々の発見です。
福島県では絶滅危惧種や希少種には指定されていませんがあまり目にすることはありません(私の場合)。
カセンソウは北海道〜九州まで低地〜山地の明るくやや湿った草原などに自生し、草丈は40〜80cmくらい茎は細く、毛が密生し茎の上部で枝分かれし、花径3.5cmほどのキク科らしい舌状花を数個咲かせます。 -
☆カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)
葉は長楕円状披針形で先が尖り、基部は茎を抱きます。葉質は硬質で、ざらざらし、葉の裏には隆起する脈があります。
カセンソウは、オグルマによく似ますが、同じ地域ならカセンソウの方が
やや早く開花します。
判別で一番分かりやすいのは総苞片(ガク)で花を下から見上げると
総苞片(ガク)の数や幅があきらかに違います。 -
☆カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)
カセンソウの総苞片(ガク)は幅広で数は少なめ、
オグルマの総苞片(ガク)は細くたくさんあります。
オグルマの種(痩果そうか)には産毛が生えていますが
カセンソウの種(痩果そうか)には産毛が生えていないのも見極めのポイントです。
でも肉眼ではよう確認できません(老眼^^ゞ)。 -
☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
今年も田んぼを望む里山の林縁でカワラナデシコが見頃になりました。
カワラナデシコは本州以南に広く分布し、明るい河原や林縁、草地に自生します。
秋の七草の一つで、撫でたいほど可愛らしいので撫でし子と呼ばれ、ヤマトナデシコとはこのカワラナデシコの別名です。 -
☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
北海道や本州の高山ではカワランデシコの亜種、エゾカワラナデシコがみられます。
カワラナデシコの総苞は4,5対ですが、エゾカワラナデシコは2対です。 -
☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
今やカワラナデシコを知らなくても女子サッカーのナデシシコJAPANを知らない人はいないでしょう。
そのシンボルフラワーがこのカワラナデシコです。
全日本女子サッカーのメンバーとカワナデシコのイメージが合うかどうか別として
その後のホッケーやら、バレーボールやら、キャッチコピーの魁となりました。 -
☆ツチアケビ(土通草/ラン科ツチアケビ属)
今年も隣り村の奥山でツチアケビの花を撮ってきました。
ツチアケビは北海道南部〜九州の山林に自生する腐生植物で、光合成を行う葉を持たず養分のすべてをナラタケ菌に依存しています。
夏に50〜100cnの花茎を地上に伸ばし花径2〜3cmほどの黄色&ベージュ色の花を多数咲かせます。
遠目では奇妙な植物に見えますが、近づいて花の一つ一つを良く見るといかにもラン科らしくとても美しい花です。 -
☆ツチアケビ(土通草/ラン科ツチアケビ属)
今年は作柄がイマイチでした。
と言うのも昨年はとても立派な作柄でしたが株の半分が動物(熊?)に掘り起こされ倒れた状態でした。
あまりに無残だったので撮影の時だけ応急的に立て直し、
その後その掘り起こされた株を少し離れた場所に植えなおしてきました。
それが原因だったのか元の株は元気がなく今にも消えそうです。
しかし、植え直した株はまだ貧弱ですが復活しつつあります。
若芽も出ていたので来年はもう少し良くなるのでは期待しています。 -
☆ツチアケビ(土通草/ラン科ツチアケビ属)
蘭なのにツチアケビとは可笑しな名前ですが花後には10cmほどの赤色のウィナーソーセージのような独特な果実(液果)を実らせるます。
蔓のアケビの漢名が木通(もくつう)と言うのに対し、土から生えるように実をつけるので土通草(どつうそう)の当て字をし、ツチアケビと呼ぶようになったそうです。
-
☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)
隣り村の渓流沿いでメタカラコウが見頃になりました。
メタカラコウは本州以南の主に深山の渓流沿いや湿った谷間に自生します。
蕗(フキ)に似たハート形の根性葉から50cm〜100cmほどの花径を伸ばし、頭状花を多数咲かせますが、舌状花(ハナビラ)は1枚か2枚、申し訳程度にあるか全く無く少々華やかさに欠けます。 -
☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属
近似種のオタカラコウ(御宝香/キク科メタカラコウ属)に比べ華奢なことから雌宝香と呼ばれます。
花期はオタカラコウより早く7〜8月頃です。 -
☆蝶々色々
-
☆ヤマブキショウマ(山吹升麻/バラ科ヤマブキショウマ属)
隣り村の羽鳥湖高原のヤマブキショウマが見頃です。
ヤマブキショウマ(山吹升麻/バラ科ヤマブキショウマは葉がヤマブキに、
花がショウマ(升麻)の仲間に似ているのでヤマブキショウマでほぼ全国の山地〜高山帯の林縁や草地に自生し、雌雄異株です。
草丈は1mほどあり(花序を含めれば2m)、他のショウマ類よりかなり大型の株です。
しかし、他のショウマ類の多くがユキノシタ科なのに対し、ヤマブキショウマはバラ科であるのが決定的な違いです。
間近で見れば他のショウマ類と間違うことは無いと思いますが花期や自生地が重なるトリアシショウマ(写真下)とよく似た個体があり道路端で咲いている花を走っている車から見分けるのは見慣れないと中々難儀です。 -
☆トリアシショウマ(鳥脚升朝/ユキノシタ科チダケザシ属)
-
☆アカタテハ&ヒヨドリバナ
-
☆オオウラギンスジヒョウモン&ヒヨドリバナ
-
☆イタチササゲ(鼬大角豆/マメ科レリンソウ属)
町内の里山の林縁でイタチササゲが咲いていました。
イタチササゲは全国に広く分布し、主に高原地帯の林縁などに自生する多年草で、草丈は2mを超し他の植物に覆いかぶさるように成長する蔓植物です。
花の咲き始めは淡い黄色ですがだんだん黄褐色になりこの花色を鼬(イタチ)の毛色になぞらえた命名です。実はもちろん大角豆(ササゲ)に似ています。
分布域は広いのですが自生数はあまり多くなく千葉、神奈川、愛知、鳥取では絶滅危惧種?類、山形、京都、岡山では絶滅危惧種?類に指定されています。 -
☆イタチササゲ(鼬大角豆/マメ科レリンソウ属)
&アシグロツユムシ(脚黒露虫/キリギリス科ツユムシ亜科) -
☆イタチササゲ(鼬大角豆/マメ科レリンソウ属)
&アカスジキンカメムシ(赤筋金 亀虫/キンカメムシ科) -
☆キキョウ(桔梗/キキョウ科キキョウ属)
田んぼの土手や里山の林縁でキキョウが見頃になりました。
秋の七草の一つキキョウは花付きの良い園芸種が公園や家庭の庭にも植えられているので見かける機会は多いと思いますが、
野生種は激減していて、なんと48都道府県で絶滅危惧種や希少種に指定されています。 -
☆キキョウ(桔梗/キキョウ科キキョウ属)
野生種は園芸種に比べるは1株当たりの花数は少ないですが
逆にその方が素朴で風情があると思います。
古来より日本人に愛され万葉集の中で「朝貌の花」と表記されているのは桔梗とする説が最も有力なんだそうで、そんな由緒ある花が絶滅の危機なあるなんて寂しい限りですね。 -
☆キキョウ(桔梗/キキョウ科キキョウ属)
-
☆コオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)
田んぼ脇の土手や林縁でコオニユリが見頃になりました。
オニユリ(写真5)と良く似ていますが、コオニユリは日本原産なのに対しオニユリは古い時代に大陸から渡ってきた史前帰化植物であろうと言われています。 -
☆コオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)
オニユリは全般に草丈が大きくなり葉の付け根にムカゴができますがコオニユリにはできません。
コオニユリは花後にできた実がこぼれて子孫を増やしオニユリは実はほとんどできませんが、ムカゴがこぼれて子孫を残します。
おそらくムカゴは同じ遺伝子を持つクローンなので近場のオニユリはみな自分の子供なので受粉しにくい仕組みなのかも。
-
☆コオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)
双子のように花&姿、自生地も似通っているオニユリとコオニユリですが二つは交雑することもなく(たぶん)、同じ場所に混在することもなくきちんと独立性を保っているのは何とも不思議です。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
62