2014/06/06 - 2014/06/07
23位(同エリア136件中)
ベームさん
6/6(金)、12日目。 6/7(土)、13日目。
2泊3日でブルゴーニュに来ています。ディジョン、ボーヌ、オータン、オーセールを回ります。今回は二日にわたって歩いたディジョンを一つにまとめました。
ブルゴーニュ公国:新石器時代から人の定住する地であったが、1031年カペー家のブルゴーニュ公がディジョンを公国の首都と定めブルゴーニュ公国が始まる。
1363~1477年のヴァロワ家のブルゴーニュ公の時代が最盛期。歴代のブルゴーニュ公は婚姻、相続でその領土を広げ最大ではブルゴーニュ、フランドル、アルザス・ロレーヌを支配する大公国であった。
1477年、シャルル突進公の時フランス王国との戦いで突進公が戦死しブルゴーニュ公国はフランドル以外をフランスに併合されブルゴーニュ公国は消滅した。残ったフランドルは突進公の娘マリーが相続したが、マリーはハプスブルク家の皇太子マクシミリアン(後の神聖ローマ帝国皇帝マクシミリアン1世)と結婚したためその死後ハプスブルク家のものとなった。
代々のヴァロワ家ブルゴーニュ公には面白い綽名が付いている。
初代:フィリップ豪胆公。フィリップ・アルディ。
2代目:ジャン無畏公。ジャン・サン・プール。恐れ知らずのジャン。
3代目:フィリップ善良公。フィリップ・ル・ボン。
4代目:シャルル突進公。シャルル・ル・テメレール。
無畏公がフランス国王シャルル6世の後見人をしていた時、王太子シャルルとの対立が始まった。無畏公側が王太子派のオルレアン公を暗殺すると、無畏公も王太子派により暗殺される。ここにブルゴーニュ派と王太子派(アルマニャック派)の争いが始まった。
無畏公のあとの善良公はイングランドと手を結びシャルル6世の王太子シャルルを廃嫡(トロワ条約)する。ジャンヌ・ダルクの登場。ジャンヌは王太子シャルルをシャルル7世に即位させるも、善良公のブルゴーニュ軍により捕らわれイングランド側に引き渡された。
善良公の時代ディジョンの文化は最盛期を迎えたが、政治的にやったことはあまり善良ではないと思いますが。
突進公はその名の通り公国拡大にむけ猪突猛進するがフランスとの戦いで戦死、ブルゴーニュ公国を滅亡させた。
ディジョンの町を歩くとその時代に栄えた芸術の遺産が多く残っています。また余裕があれば名物のワイン、エスカルゴを味わいマスタードをお土産に買うこともできます。人口15万人。
写真はディジョンのハイソサエティー。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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地図下方。
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6/6(金)。
ディジョン駅前。
パリ・ベルシー駅発7:38のTERでディジョン着10:34。 -
オテル・ド・パリ。駅から数分。
先にボーヌへ行きますがボーヌ行の列車がが11:40なのでホテルに荷物を預け1時間ほど街を歩きました。 -
ダルシー広場。
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ギヨーム門。18世紀。
ディジョンの目抜きリベルテ通りの入り口に建っています。 -
リベルテ通り。
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ギヨーム門から宮殿のあるリベラシオン広場まで、両側は華やかなお店が並んでいます。
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ギャルリー・ラファイエット。
パリの本店の小型版です。 -
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フランソワ・リュード広場。
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さすがブルゴーニュ地方の中心都市です。大層な賑わいです。
手前の品物はテーブルクロス、お好みのテーブルに。 -
マスタードの老舗マイユ。ディジョンはマスタードの名産地です。
ここまで来てボーヌに行くため駅に戻りました。 -
ここからはボーヌから戻ってからの写真です。ボーヌでカメラの調子がおかしくなりました。白っぽい発色になります。
ボーヌ発15:28、ディジョン着15:48。
マリオット通り。 -
サン・ベニーニュ大聖堂です。
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聖ベニーニュの墓の上に創建された。3世紀。
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今の建物は13世紀。
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サン・ベニーニュ大聖堂。
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明るい堂内。
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主祭壇。
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サン・フィリベール教会。
大聖堂のすぐ先にあります。 -
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その先にまた教会、と思ったら元サン・ジャック教会で今は映画館です。ずいぶん変身するものです。
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エミール・ゾラ広場。
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エミール・ゾラ広場。
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ブルゴーニュ生活博物館、宗教美術館。
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12世紀の元シトー会女子修道院の建物。
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生活博物館だけ覗きました。
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サン・タンヌ教会。
古都らしく教会が多いです。 -
フナック。
メディア、情報通信機器、DVD・CD、カメラなどのショップです。
パリのホテルにデジカメのメモリーを置いてきてしまったのでここで1枚買いました。 -
ブルゴーニュ風文様の屋根。
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リベルテ通りに来ました。
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リベルテ通りは町の中心リベラシオン広場に突き当ります。
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リベラシオン広場。
さすがにブルゴーニュ公国の遺産、華麗な広場です。 -
広場の北側はもとブルゴーニュ大公宮殿です。
14~15世紀に建設され、1682年、マンサールにより改築された。
中央にフィリップ善良公の塔。 -
市庁舎。
宮殿の左翼が市庁舎、右翼がディジョン美術館になっています。
空が綺麗です。実際そうだったのかカメラのせいか。 -
広場を取り巻くレストランの一つで食事しました。
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海鮮サラダみたいなもの。
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そのテラス。
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宮殿の隣は劇場です。
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宮殿の先にサン・テチエンヌ教会。
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ラモー通りのラモー像。
ジャン・フィリップ・ラモー:作曲家。1683~1764年。ディジョンの生まれ。 -
宮殿の裏あたりです。
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ノートルダム教会。
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ノートルダム教会の北側シュエット通りの壁にフクロウの彫り物が有ります。
これを撫でると幸せになると言います。私もご利益にあずかろうとちょこっと撫ぜました。 -
散々撫でられてピカピカです。
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路上のフクロウのマーク。
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ノートルダム教会。
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今日は時間が遅いので入れません。
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ファサードを飾る奇妙な生き物。
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ファサードに怪物の彫刻がずらりと並んでいます。
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フォルジュ通り。
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リベルテ通りの裏通りです。
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フランソワ・リュード広場。
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奥がフォルジュ通り。
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リベルテ通りに出ました。
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15世紀頃の建物。
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リベルテ通り。
ホテルに帰ります。ここから先は朝ボーヌに行く前に歩いています。 -
西日に輝くギヨーム門。
夜と言ってもピンときませんが8時です。今日の行動は終わり。 -
6/7(土)。
朝のデイジョン駅前。
これからオータンに行きます。 -
オータンから戻ってきてディジョン散策です。
オータン12:17発、ディジョン13:48着。
サン・ベニーニュ大聖堂。昨日見なかった地下のクリプタを見ます。 -
クリプタ。
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柱頭に注目。
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柱頭の人面の彫刻は11世紀初めのもの。
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考古学博物館。
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ファシズム反対!のデモ行進。
リベルテ通りの方に進んでいきました。 -
リベルテ通りをずっと宮殿の先にあるサン・ミシェル教会まで行きました。
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教会の中も外も着飾った人たちが大勢います。
なにか催しがあるようです。 -
紳士淑女。ディジョンのハイソサエティーの人でしょう。見事なドレスアップです。
私は部外者、小汚い恰好をして中に入ります。 -
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ミサではないようです。
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ジャンヌダルク?
ブルゴーニュ公国はジャンヌと対立していたはずですが。そうならジャンヌを捕らえイギリス軍に引き渡した贖罪のつもりでしょうか。 -
キリスト哀悼。
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教会の横にマセラッティが止まっています。ウウー、ハイソ!。
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次にブルゴーニュ大公宮殿のディジョン博物館に入りました。
初代ヴァロワ家ブルゴーニュ公フィリップ2世豪胆公。1342~1404年。 -
衛兵の間。
きらびやかなブルゴーニュ公の棺が並べてあります。。 -
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墓所を描いた絵。
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キリスト哀悼/ピエタ4点。
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受胎告知3点。
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キリスト教宗教画で最も多く描かれている題材です。
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聖マルガリタ。
竜に飲み込まれるが持っていた十字架で竜の腹を切り裂き出てきた。 -
イエスの生誕。
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聖母子を描いているのは聖ルカでしょうか。
聖ルカは絵をよくし画家の守護聖人とされています。聖母子を描くルカの絵は多く見ます。 -
聖顔布を持つ聖ヴェロニカ。
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ヘーベー。
ゼウスとヘーラーの娘。 -
敵将ホロフェルネスの首を持つユーディット。
旧約聖書の有名な物語です。 -
ティソット:入浴の日本女性。1864年の作です。
あまり良い感じがしません。明治維新直前です。この画家が日本に来て見聞したのか想像でしょうか。 -
昨日時間が遅くて入れなかったノートルダム教会。
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ノートルダム教会。
13世紀後半。 -
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タンパン。
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ノートルダム教会。
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後陣と主祭壇。
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黒い聖母。
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黒い聖母。
6~7世紀ころ。 -
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路上のふくろう。
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道端での古書市。
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リベルテ通り。
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リベルテ通りの薬局。
5時頃です。歩き疲れたので早めにホテルに帰りたいのですがレストランはどこでも6時にならないと食べさせてくれません。それまでは飲み物だけです。
5時頃から悠々とアペリチフを楽しみながら6時を待つなんて芸当はできません。時間を潰すのに苦労しました。
明日はオータンに行きディジョンに戻ります。
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