1994/04/28 - 1994/05/03
932位(同エリア1625件中)
しげじんさん
学生時代,仙台に住んでいたが,前年に原チャリを購入し行動範囲が広がったので遠出してみることに。
目指すは,一度行きたかった北海道。
さすがに陸路は無理なので,仙台からフェリーで上陸し,美瑛を目指し,あとは気ままに走る計画。
美瑛に行きたい理由は,当時,カルビーのポテトチップスのCM「北海道 美瑛で獲れたポテトを・・・」が,強い印象が忘れられず…。
貧乏学生なので,6日間で資金は3万円(フェリー含む交通費込)。
したがって,宿は野宿(の予定だったが,想像以上の寒さに3泊中2泊も宿泊してしまった)。
大学4年のGWを利用しての旅だが,周りからは「死ぬぞ」と言われ,本当に寒さで死ぬかと・・・。
しかし,美瑛の風景の美しさに感動した思い出深き旅。
20年前を振り替えながら,旅行記を記す。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
【全行程概要】
■所用日数:6日間
■走行距離:492.7km(道内のみ)
■給油回数:4回
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
【1日目】
◎仙台市内→仙台港→(フェリー:船中泊) -
当時(1994年)は,インターネットもなく,情報は「るるぶ」が頼り。
この一冊のみで工程を検討。 -
20:00
仙台港出航。
人生初のフェリー乗船。
不覚にも,船中の写真を残し忘れた。
お風呂のお湯が揺れて波打っていたのが記憶に残っている。 -
【2日目】
◎苫小牧港→札幌→深川市(音江)
■走行距離:189.7km -
10:45
苫小牧港到着。
さすが北海道。
4月でもかなり寒い。 -
国道36号線を北上し,13:30頃 札幌駅に到着した。
まだ古い駅舎。 -
初めての北海道。
「るるぶ」を片手に,ベタな札幌観光。
時計台は,思ったより小さくて驚いた。 -
ベタ第二弾,時計台の観光。
ちょうど3:33でゾロ目だったので,思わず撮った写真。
(今思えば,もっと他の写真も撮っておけば良かった・・・) -
16時,美瑛方面へ国道12号線を北上。
途中,適当な無人駅でシュラフで寝る予定。
最初は快調だったが,小雨になりドンドン気温が下がってきた。
道中のどこかで気温が出ていたが “2℃” だったのを覚えている。
体感の寒さが限界を向かえ,夜も遅くなってきたので「無人駅を探さねば」と思っていたところ,線路が道路から離れていった。
写真の中央左側あたり。
その時の自分の意識は“国道より線路沿いを走ること”が優先。
「線路に向かわねば」しか考えられなかった。
そこで,離れていった線路に向かって左折。
これが恐怖の分かれ道。
線路はドンドン離れていき,(電車も走っていないので)線路を見失うと同時に国道も視界から消えてしまった。
気がついたら,360度真っ暗闇。
灯りは何一つない。
その時,初めてメーターを見て愕然。
ガソリンの“E(空)”ランプが点灯。
あまりの寒さに,顔を動かすことが出来ず,メーターを見ていなかった。
出発前に周りから「死ぬぞ」と言われた言葉が脳裏をよぎる
暗闇+360度灯りなし+ガソリンなし+小雨+一面荒野+極寒の追い詰められた状況。
途方にくれる・・・。
とにかく,エンジンがかかっている間に道路に戻ろう。
方向も分からないまま前進していると,右側の遠くに灯りが流れている。
道路だ・・・助かった。
ガス欠にならないことを祈りながら,ひたすら灯りの方向へ。
そして,国道12号線に合流。
助かった。
なお,写真ではちょっとした迷子っぽいけれども,北海道はデカくて約8km以上の遠回りをしている。
既に,21時半を回っている。
ガソリンスタンドを探すも無い。
それより寒さで体が限界。走り続けることは不可能になってきた。
すると,道路右側に電気がついている工場らしき建物が。
24時間稼動かもしれない。
「もう背に腹はかえられない,頼み込んで隅にでも寝かさせてもらおう」と脇道に入った。
すると,民宿があるではないか。
『柴田旅館』さん。
22時になっているが,ベルを鳴らすと宿泊OK。
3,000円だったが,値段より,雨風しのげ,しかも風呂(ほぼ家庭風呂)に入れたことで九死に一生を得た。
また,宿主の計らいで,夜食におにぎりを頂いた。 -
【3日目】
◎苫深川市(音江)→旭川→美瑛
■走行距離:77.5km -
翌朝,+500円で朝食をいただく。
他にお客さんはいないようで,普通の家庭の食卓のようなところで一人。
10時過ぎ,旭川に向かって出発。
今日も寒い。
11:30には,旭川駅に到着。 -
今日も小雨模様で極寒。
宿泊セットがショボく,野宿は危険そう。
泊まれる宿は,インターネットがない時代にはガイドブック頼み。
『るるぶ』に書いてあった美瑛付近の宿は,たったひとつ『BIBI』さん。
電話してみる。
残念ながら,満室。
しかし,記事には「素泊まり専用サイロ 1泊1,000円」があり,そちらでもいいのでと交渉。
すると,鼻で笑われてしまう。
「この時期,とても泊まれません」。
そこで,困っているのを察してか「家族用の部屋でいいなら」と言われ,悩まずお願いした。
18時に宿到着。
キャンセルがあったのか,予備があったのか,泊まった部屋は客室のようだった。
夕食は,ジャガイモのスープが絶品だったのを記憶している。 -
【4日目】
◎美瑛→富良野→札幌(新川)
■走行距離:240.4km -
昨日は暗くて分からなかったが,宿は一面畑の中にある,のどかなロケーションだった。
朝食をいただき,9時過ぎ出発。
この旅の目的地『美瑛』。 -
美瑛の丘へ。
絶句するくらいの絶景。
これぞ,北海道。
丘の見所めぐりで『ケンとメリーの木』をバックに。 -
パッチワークの路を走る。
どこも,自分には日常離れした光景。
これまで,海外含め色々旅をしてきたが,やはり若い時の感激は別格。
いまだ自分のNo.1風景は「美瑛の丘」!
(この後,夏と冬にも訪れている。) -
もちろん「富良野」にも立ち寄った。
「美瑛」の印象が強すぎて,こちらは寄り道程度になってしまった。
その後,札幌に向かって南下。
札幌市内に入ると急に暖かく感じた。
人が多いのか,生活排熱が多いのか。
しかし,21時に札幌駅についたら,気温は5℃。
これまで,あまりにも寒すぎたせいか5℃も温暖。
さすがに,今日野宿しなければ当初の野宿旅の目的を果たせないので,地下街で地図片手に悩んでいると,おっちゃんが寄って来て「新川駅」が無人だと教えてくれた。
札幌駅から近いし,行ってみる。
本当に無人だったので,終電を待って駅舎内のベンチでシュラフにくるまり眠りについた。 -
【5日目】
◎札幌(新川)→夕張→苫小牧港
■走行距離:174.8km
【6日目】
◎仙台港→仙台市内 -
本日は,北海道最終日。
まず,札幌市内の『北海道大学』へ行ってみた。 -
構内にあるポプラ並木。
こちらも,北海道ならでは。 -
今日は帰りの日。
苫小牧港から出港なので,港までの寄り道に「夕張」へ。
道中,北海道らしく地平線まで続く一本道。
しかも,車が全くいない。
ついつい写真に収めてしまった。 -
13時過ぎ,夕張駅に到着。
この時には,そこそこ勢いを感じ,破綻する雰囲気は一切なかったのだが・・・。 -
『幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば 』へ。
高倉健が好きなので,少しゆっくり見て回った。
この後『めろん城』にも立ち寄った。 -
17:00
苫小牧港に無事戻ってきた。 -
18:30に出航し,翌9:30に仙台港に帰還した。
初めての北海道は,過酷な状況もあったが,その雄大さと「美瑛」の美しさを知ることができた貴重な体験となった。
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