飛行機王　中島知久平邸一般公開　下

2014/06/22 - 2014/06/22

群馬県の情報で　中島飛行機の創立者

　中島知久平邸が６月１４日に一般公開されたと知ったので

　　ゆりの花を愛でた後は同じ太田市なので近い、、

帰り道には必ず寄るともりでした。

太田市　中島知久平邸　工事状況
http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0110-002tosiseibi-kenchiku/H23nakajimakinenkan-jyoukyou.html

中島知久平は尾島の普通の百姓のせがれとして生まれ
日清戦争　日露戦争を見て育ち
国防に意識が高まり、家出までして　独学で勉強し海軍機関学校へ
海軍大学へ、、その頃　飛行機に興味を持ち　
アメリカで飛行機の製作整備など研究　操縦免許取得
海軍で飛行機製作、、
日本では大艦巨砲が全体の意識なので　海軍を退官。
太田に飛行機研究所を開設。民間人での飛行機製作を始める
当時は民間で制作するのは資金的にも大変
東京でも築地で病院を経営されていた　岸さんと言う方が
東京の現在の北区で飛行機作りを始め　資金困難で　倒産
北区の区史にその名を残されています

頂いたパンフレット及び
　　
豊田　譲氏著書　
「飛行機王　中島知久平」を参考に書かせて頂きました。

東京都北区東十条ＨＰ
http://www.kitanet.ne.jp/~hjnet21/mukashi.html

エリア 太田(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

一般公開に室内はここまで

　さて。。庭へまわりましょう。

玄関車寄せの左　現在　受付　事務室です。

右へ

広大な庭への入口

整備された　庭への入口付近を

客間と次の間

第二応接室の廊下の突き当りの様子

此処が戦後　占領軍が建て増しした

　ダンスホールへの出入り口

　　平成23年度解体撤去

　　　現在の姿。

客間と言っても　ただの広さではありません

　次の間の襖を外すと４９畳に成ります。

　　　双方　床の間付

引手金具　下り藤の文様

邸宅はこのようになっています。

次の間の襖の汚れは　昭和２２年カサリーン台風ので利根川決壊

　流れ寄せた洪水は、、　汚れの高さまで、、

　　その後が残されています。

畳は米軍家族の住居時代フローリングに改造

客間、、

ガラス越しに写すのも大変

　

使用されたソファー

　かなり傷んでいます。

両親の居間　

そして蔵を

荒れた建物　が　裏手に

少し離れて

　敷地1万?ですから、、

二階が知久平の座敷

　此処から　利根川に作られた飛行場から飛び立つ

　飛行機を眺めていたそうです。

そう。。当時は堤防は無かったとお聞きしました。

居住棟、、

　

二階から見た　気分は如何

　　中島君　

　　　サザエさんの中島君ではありませんが。

素人の私でも資材が最高級なのはわかります。

　

両親の居間から続く　土蔵

　家出までした息子の努力の結晶の大邸宅　さぞ喜んだ事でしょう。

　百姓に学問は要らないと言った　典型的な上州女の祖母は

　この屋敷を見る事が出来たでしょうか？

昭和６年　総建築費　当時の約１００万円、、

昭和６年　大阪城復興天守閣　資金　市民の寄付　約４７万円

未来まで残る　敗戦の傷跡

母屋の設計は

　元宮内省内匠出身の内藤藤一氏です。

ぐるり　車寄せを越えて

　左側の方へ回り込む

厨房の建物が

　付近はまで整備されていないので

　此処までで立ち入り禁止区域に成ります。

駐車場へ

下がり藤の家紋の瓦

駐車場から

　壮大　豪華。。緻密　繊細な建築美

　完全整備される日が待ち遠しい

　その費用莫大なものになるでしょう

是非　国の援助も欲しい所です。

政治家としての中島知久平　は。。興味が薄いので省略

仲のいい御兄弟の協力もあり、良い仲間にも恵まれ

中島飛行機には素晴らしい技術者が育ちました

一生妻帯せずの知久平ですが　身の回りのお世話してくださった女性に

二人の子供さんが授かり代議士として活躍

娘さんは中島飛行機のエンジニアを結婚

敗戦後　財閥解体　戦犯指定、

昭和２４年三鷹の泰山荘にて発病　脳溢血にて、、亡くなる

泰山荘は日産の重役の方の所有を譲り請け　改築　一トン爆弾でも対応できるよう

巨大堅固な地下室を作り此処を本拠に都心の会社に通いました

日比谷の市政会館に国政研究会なる事務所を作ったのですが　そこへ、、？。

享年６４歳。

　　　　　

　　　　　終わり