2013/06/19 - 2013/06/19
32位(同エリア106件中)
めろんさん
ドイツ旅行38日間一人旅の記録です。
メインは城と宮殿。
ミュンヘン3泊目のこの日は、日帰りでルートヴィヒ2世の造ったリンダーホーフ城と、オーバーアマガウの町を観光。
リンダーホーフ城は2回目になります。
以前ドイツ・オーストリアを旅行したことがあり、その時はルートヴィヒ2世の造った3つの城全部(ノイシュヴァンシュタイン城・リンダーホーフ城・ヘレンキームゼー城)に行きました。
オーバーアマガウは民家の壁に童話や宗教画などの美しいフレスコ画が描かれていたり、10年に1度催されるキリスト受難劇で有名です。
全旅行期間2013年5月21日〜6月27日
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
6月19日
朝8時ちょっと過ぎにホテルを出て、駅へ。
バイエルン・チケットを買ったが、まだ9時前なので(バイエルン・チケットが使用可なのが平日は9時からなので)検札が来た時のために取りあえずTutzingまでの切符も買っておく。
8:33発のミッテンヴァルド行きに乗る。
思った通り途中で検札が来たので、先ほどの切符を見せる。買っといて良かった・・・
電車は昨日行ったシュタルンベルクを過ぎた。
今日もいい天気だ。 -
Tutzingに着いて、結構人が降りるな〜と思っていたら乗り込んできた男の人に「どこまで行くの?」と聞かれた。
(取りあえず)「ムルナウまで・・・」と答えると、「この電車はここで終わりだよ。ムルナウにはバスに乗り換えるんだよ。降りていってる他の人達の後についていくといいよ。」と教えてくれた。
お礼を言い、慌てて降りる。親切な人だ〜!
そういえば先ほど車内放送で何か言ってた気がしたが、それだったのか・・・うっかりしてた。
どうやら途中で鉄道支障があったらしく、途中区間はバス代行になるらしい。
駅を出て、バス停の方へ歩いて行くとおじさんに「どこまで?」と聞かれたので、ミュンヘン駅の切符自販機でプリントアウトしておいた行き先検索の紙を見せると「あの赤いバスだよ」と教えてくれた。
そのバスに行くとドライバーのおじさんに「Weilheim?」(途中駅)と聞かれたのでうなずくと、このバスだと指さされたので乗る。
電車で10分のところが30分くらいかかってようやくWeilheim着。
そこで日本人のご夫婦に会った。私と同じくミュンヘンからリンダーホーフ城へ向かうそうなので、一緒に行くことに。
WeilheimからMurnau行き10:11発のに乗り、ムルナウに10:30頃着く。
そして10:42発のオーバーアマガウ行きに乗る。 -
車窓からはアルプスな感じの険しい山々や可愛らしい民家、牧草地で草を食む牛たちなどのんびり牧歌的な風景が見える。
-
そしてようやく11:25頃オーバーアマガウ着。
長かった・・・
予定より1時間もオーバーだ。(決してシャレではなく・・・) -
駅前のバス停から出ているリンダーホーフ城行きのバスはさっき行ってしまったばかりだったので、取りあえず町のインフォメーションセンターに行ってみることに。
きれいに澄んだ川(アマー川)にかかる橋を渡り、少し歩いて行くと程なくインフォメーションがあった。
地図の他に、日本語の町の案内書もくれた。
城へのバス停も近くにあるようだ。
バスの時間までご夫婦といったん別れ、インフォメーションの近くをぶらつき一応バス停の場所を確認しておこうと思い行ってみてそこの時刻表を見てみると、次の城行きのバスはここには止まらない・・・
そこでもう一度インフォメーションに行って聞いてみると、やっぱり駅前のバス停から乗らないとダメらしい。
バスの時刻表もくれた。
インフォメーションを出て、さっきまで一緒だったご夫婦を探すが見つからず、時間もあまりなかったのでしかたなく一人で駅まで戻る。 -
12:25、リンダーホーフ城行きのバスに乗る。
町の中は通らなかった。
どんどんと険しい山が近づいてくる。
ルートヴィヒ2世は山間のひっそりとした所に隠れ家的な小宮殿を建てたものか・・・ -
12:50頃、リンダーホーフ着。
降りた橋の上からの眺めは「あぁ、以前来たときにここで写真撮ったな〜」と見覚えのある風景だった。
バス停から少し歩くと、レストランや土産屋、チケット売り場があった。
城めぐりチケットを見せ、リンダーホーフ城のチケットと引き換える。
英語のガイドツアーは13:20からだ。
売店で城のガイドブックとルートヴィヒ2世の生涯についての本を買う。 -
そこから城へ歩いて行く途中には、白鳥が泳ぐ池もあった。
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木立の中の道が開けると、そこには白亜の優美な城が現れた。
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城の前面には、金色の女神像の噴水のある池、ひな壇式の庭園、そして奥にはヴィーナスの神殿が見える。
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暑いので木陰でガイドツアーの時間まで待つ。
時間になり、中に入る。
日本語の説明書のファイルがあったので借りる。
館内は撮影禁止。
最初の部屋は玄関ホールで、フランスのルイ14世の騎馬像が置かれていた。
ルートヴィヒ2世はブルボン王朝に心酔し、色んな部屋のあちこちにルイ14世や15世、ポンパドゥール夫人やデュ・バリー夫人の絵が飾ってある。
この城自体もヴェルサイユのトリアノン宮殿を模して造ったものだ。
そして唯一王の生前に完成した城でもある。
どこも豪華な部屋ばかりだが、一番印象的なのはライトブルーのベッドのある寝室だ。とても美しかった。
あとは「魔法のテーブル」のあるダイニングルーム。
王が“ルイ王朝のお客人たち”(もちろん故人)と一人で誰にも邪魔されず食事するために造った、台所からせり上がりできるテーブルだ。
引きこもりの妄想癖でもお金があるとここまで出来るからいいよね・・・まぁ借金はしてたけど。
しかしどの部屋も装飾が過多すぎて庶民な私には落ち着けそうもない・・・ -
城が小さめなためか、割とあっさりと見学は終わってしまった気がする。
そして城の裏手にある「ヴィーナスの洞窟」へ向かう。
城のすぐ裏手には、斜面に人口の滝が造られている。
紫色の花壇はフランス王家の百合紋になっていた。 -
滝の下にある海神ネプチューンの池。
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西側の花壇。
金メッキを施した女神ファマの像がある。 -
東側の花壇。
愛の矢を射るアモールの噴水がある。 -
ヴィーナスの洞窟へ行くのに、かなり勾配のキツイ坂道を登る。
洞窟の入り口は閉まっていた。
以前来たときはすぐ入れたと思ったが、今はガイドツアー式になってるらしい。
でも入り口に表示されている時間になっても開かないまま・・・
ここまで来て見れないのか!?と思いつつも、他の人達が座って待っていたので私もしばらく待ってみた。
すると20分くらい経ってやっと職員が出てきた。
どうやら中に入れるらしい。良かった! -
入った途端、とても空気がひんやりしていて気持ちいい。
そしてワーグナーの「タンホイザー」序曲が流れだした。
気分が盛り上がる。やっぱり「タンホイザー」は何度聴いても良い曲だ・・・
音楽が響く中歩くとすぐ妖しい光の中、池に浮かぶ金の小舟が見えてきた。やっぱりすごい。
この洞窟はワーグナーのオペラ「タンホイザー」に出てくるヴィーナスの洞窟をイメージして造ったもの。
ノイシュヴァンシュタイン城にもこれを小型?にしたミニ洞窟が部屋と部屋の間にある。
王はこの池に浮かぶ小舟に一人乗って物思い(妄想)にふけったと思われる。 -
造るからにはこだわりぬく。それがマニア?(^▽^;)
当時の最新技術を駆使してライトアップの光も変えられるようになっている。
まるで舞台装置。 -
滝まで造っちゃった。
写真だと分かりにくいけど、水しぶきもすごい。
しかも止めたり流したりできる。 -
洞窟を出て再び大噴水の所にいくがとうとう30m吹き上がる噴水は見られなかった。
吹きあげる時間が決まっているのかもしれないが、帰りのバスの時間もあるのでバス停に戻ることにする。
まぁ前回見たからいいけど・・・
お土産屋で絵葉書とアイスを買う。
15:06のバスに乗るためバス停へ行くと、あのご夫婦がいた。
私の次のバスに乗って来たらしい。
洞窟へは行けなかったようだが、とにかく来れたので良かった。 -
帰りはオーバーアマガウの町中を通ったので、途中で降りてフレスコ画の家々を見て歩く。
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赤ずきんちゃんの物語が描かれた家。
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絵だけでなく、文章もちゃんと書かれている。
こんな家に住んでたら楽しそう。 -
ブレーメンの音楽隊の絵の家
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窓枠の上のにゃんこがカワイイ!!
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ヘンゼルとグレーテルの家
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七匹の子やぎの家
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童話の他、宗教画も多い。
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町の中心に建つ聖ピーター&パウル教会。
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だまし絵風に描かれたものも。
外階段とテラスがあるように見える。
町を1時間ほど散策し、駅に行く。 -
16:38ムルナウ行きに乗る。
車窓からは牛が昼寝してるのが見えたりした。
帰りも来た時と同じように、WeilheimからバスでTutzingまで行き、S-bahnに乗ってミュンヘン中央駅へ。
長かった〜。移動で大分時間を取られてしまった・・・
駅で夕食を買いホテルへ戻る。
明日はフュッセンだ。
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