2014/02/03 - 2014/02/03
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chikanaさん
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2014年2月3日(月) 〜5日目〜
本当ならクサール巡りの相談を2〜3のホテルを回って比べたかったのですが、クソテル・ホステルのスタッフとの話し合い中、スタッフが突然食事をごちそうしてくれました。
あと、チュニジアのバスの時刻表のサイトも教えてくれました。
↓↓
http://www.sntri.com.tn/html_fr/presentation_sntri.php
親切にして頂いたので、結果ここでお願いする事となりました。
シェニニ、ゲルメッサ、クサール・ハッダダ、エッザハラと4ヶ所行きたかったのですが、エッザハラだけは方向が他の3ヶ所と逆なので、その4ヶ所に行くと100ディナールはかかると言われました。
私は少し考えてシェニニ、ゲルメッサ、クサール・ハッダダだけならいくらかと尋ねたら、60ディナールで行けると言われたのでそれで話がまとまりました。
- 旅行の満足度
- 1.5
- 観光
- 1.5
- ホテル
- 1.5
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
シェニニ、ゲルメッサ、クサール・ハッダダの3ヶ所で60ディナールと話がまとまったはずなのに、いざ出発となると運転手から告げられた金額が80ディナールに変わってしまいました。
先程と話が違うので納得のいかない私は再度話し合いました。
結局70ディナールで3ヶ所を巡る事になりました。
まずは、クサール・ハッダダに向かいました。 -
今は営業していないようですが、クサール・ハッダダにはこんなかわいらしいホテルもありました。
-
次にシェニニを訪れました。
観光前に、岩山のふもとにわりと大きくて綺麗なレストランでトイレを借りました。
トイレットペーパーもあり、洗面台には石鹸もありました。
店員がわざわざナプキンを持ってきてくれるくらいサービス満点なのに、無料で貸してくれました。
シェニニはさすがに人気らしく、観光客が尽きない様子でした。
雰囲気だけ感じると、ここのレストランの料理はおいしいのではないかと思いました。 -
青い空に白い教会が良く映えていました。
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少し鼻につく臭いのする部屋に入ると、1頭のラクダが同じ所をひたすらグルグル回って必死になって働いていました。
-
最後にゲルメッサを訪れました。
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遠くを見渡すと、まるで異星にでも来たかのような景色が広がっていました。
-
道を歩いていると突然ロバが顔を出しました。
アッサレームアレイコム。 -
運転手とは別に、モハメッドさんという方がクサール・ハッダダ、シェニニ、ゲルメッサをガイドしてくれたのですが、観光中バンバン私にセクハラしてきました。
観光も、もっとゆっくり時間をかけて巡りたかったのに1ヶ所に対して15〜30分程度とかなり短いものでした。
観光自体はどこも魅力的な場所ばかりで見応えもあったのですが、せっかくチャーターしたのに堪能できなくて残念でした。 -
結局、今日のクサール巡りは思ったよりかなり早い時間に終わってしまいました。
タタウィンのルアージュステーションに戻ったのが13:00過ぎなので、このまま一気に北上しようと思います。
その前に軍資金が残り少なくなってきてしまいました。
ルアージュステーションの近くには銀行がない為、一旦町の中心に行き、両替してから再びルアージュステーションに戻りました。
とりあえずここからスファックスに向かいます。
スファックス行きは集まりが悪く、1時間以上待って15:00頃出発しました。
昨日訪れたメドニンを通ると、昨日もそうだったのですが今日も道が渋滞していました。
ようやく抜けると、ランダムに選ばれた私達の車が警官に停められて運転手を含む全員分の身分証の提示を求めてきました。
全員で8人分なので、身分照会が終わるまで少し時間がかかりました。
それ以外の道のりはスムーズだったのですが、出発してから少しして車内が焦げ臭くなっていきました。
その臭いは車が走れば走る程強烈な臭いに変わって、寝ようにも臭いが気になって眠れない程でした。
車体が古いので大分痛んでいるようでした。
少なくとも3時間は悪臭に耐え、ようやくスファックスに到着しました。
もう20:00を過ぎていたけど、スース行きのルアージュはまだあるようなので、スースに向かう事にしました。
エル・ジェム、ガベス、メドニン、タタウィンといろいろな場所でルアージュを利用していきましたが、スファックスだけは運転手に料金を払うのではなく、窓口に行って料金を払うシステムでした。
そのスファックスの支払窓口の隣にあるカフェで、大分寒かったので2日前にも利用しておいしかったカフェオレを注文しました。
2日前に利用した時は、本当は1杯1ディナールだったみたいなんですが、細かいお金が800ミリームしかなかったので800ミリームに負けてくれました。
負けてくれたおじさんは感じの良い人で、他の常連客とも楽しそうに話していたのですが、今日また同じカフェオレを注文したところ500ミリームで頂く事ができました。
結局このカフェオレの値段が1杯いくらなのか未だに謎です。
カフェオレを飲み干しても全然体が温まらなかったので、少しでも暖を取る為に車の中で待つ事にしました。
するとおばあさんが隣の席を勧めてきたので、隣に座らせてもらう事にしました。
この車は新しくて綺麗なので、さっきのような臭いの心配もありませんでした。
車の中に入っていてもドアが全開なので全然温まりません。
私がひざを両手で2〜3回こすり合わせると、隣のおばあさんはすかさずヒジャブを外し私のひざに置いてくれました。
その素早さったらなく、お決まりのシュクランを伝えるやいなや私の着ているダウンのフードをかぶせ、車のドアをピシャリと閉めました。
このサッッ、シュッッ、バンッッの3連発が私の心を打ち抜きました。
あなたは神様ですか?と問いたいくらいのさり気ない優しい行動に胸を打たれました。
この国に来た初日から感じていましたが、この国の女性は世界一素晴らしいと確信しました。
そんな感動を尻目に、ルアージュはスースへと向いました。 -
ルアージュは快適なスピードでスースに向かいました。
ほとんどの乗客はスースのルアージュステーションに到着する前に降りてしまいました。
隣の席の親切なおばあさんも最後までいる事はありませでした。
あまり深くお礼を言う事もできずお別れしてしまいました。
スースのルアージュステーションに到着し、辺りを見たところタクシーは1台しかないので迷わずそれに乗りました。
私は運転手にメディナに行ってもらうよう伝えました。
運転手は流暢な英語で私にいろいろと話しかけてきました。
今日1日ずっと移動しっぱなしで疲れていた私は、適当に相づちを打っていました。
運転手は移動中、この店の料理はうまいだのあそこのホテルは最高などと言っていました。
その話の流れでポート・エル・カンタウイは特に最高で、非常にお勧めだと言ってきました。
運転手はメディナの門は20:00で閉まっていて中には入れないので、ポート・エル・カンタウイまで行かないか?と聞いてきました。
私は相変わらず適当な相づちを打っていたら、運転手はYES?orNO?と私に聞いてきました。
私は言葉をよく理解していないのに、安易にYESと答えてしまいました。
メディナは町の中心から2kmしか離れていないのに、タクシーはなかなか到着しません。
おかしいと思いガイドブックを開いてみると、ポート・エル・カンタウイはスースから5km離れたところにあるリゾート地と書いてありました。
ホテルも安宿などはなく、高級ホテルばかりです。
私はすかさず運転手にストップと言いました。
私はもう1度メディナに行くよう運転手に伝えました。
すると運転手はメディナの門はもう閉まっていて、中に入れないとさっきと同じ事を言ってきました。
って言うかそれがウソなんだよな。
この運転手は私を騙そうとしている。
とにかくメディナに戻ってもらうようもう1度伝えました。
運転手はタメ息をつきながらUターンさせ、間もなくメディナに到着しました。
メーターの表示は3ディナール少々だったので、私は5ディナール渡しました。
そしたら運転手は鼻で笑い、30ディナールだと言いました。
30ディナール!?
深夜料金とは言え30ディナールはボッタくり過ぎでしょ!?
運転手は更に勝ち誇ったように笑いました。
もうこいつは本当にヒドイ運転手だと思いました。
旅も後半に差し掛かり、出発前やこの国に到着したばかりの時はあんなに警戒していたのに、ここに来て警戒心を解いた私がバカでした。
悔やんでも悔やみ切れません。
この運転手はいつもこうやって観光客を騙しているのかと思いました。
本当にこいつはロクな死に方をしないと、そう願わずにはいられませんでした。
心底出したくないお金を本当に渋々出し、タクシーを後にしました。
スースの町はもうほとんど誰も歩いていません。
トボトボとメディナの入口を目指し、3日前に泊まったオテル・ガベスを目指しました。
メディナの中に入っても、やはり門など閉まってはいませんでした。
あんチキショー、覚えてやがれ!!
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