明治村、名古屋城と名物食べ物

2014/05/18 - 2014/05/19

初夏に名古屋周辺を訪ねた。
明治村ではＮＨＫの朝ドラ「ごちそうさん」や「花子とアン」そして「坂の上の雲」などに登場した明治の建物を見て回る。
名古屋では、再建中の名古屋城御殿などを見て、名古屋名物を食べ歩く。

エリア 愛知

• 交通手段: 自家用車

博物館明治村は山間部の丘陵地にそって建物が点在する。
駐車場は最も標高が高い位置にある。そこにある北口から入場する。
園内は大きく5区分され、上部から5丁目、4丁目・・・と下っていく。

5丁目
旧帝国ホテル
米国人フランク・ロイド・ライトの設計として有名。

入り口を入ると、

３階までの吹き抜けの空間が広がる。

２階の喫茶室で。
コーヒーを飲みながら大谷石の素材を眺める。石とはいえ一種のぬくもりを感じる。

５丁目
大明寺教会堂（長崎県）の内部
コウモリ天井という。コウモリ傘の骨のように木材を曲げ、竹で編んだ下地に漆喰を塗って西洋建築に似せたものだという。
外観は普通の瓦葺の民家のよう。

５丁目
金沢監獄

金沢監獄の中央監視所から放射状に伸びる監房

５丁目
聖ザビエル天主堂（京都）

荘厳な造り

こうして眺めると、長崎の海に向かって建つ教会としか思えない。

１丁目
聖ヨハネ教会堂（京都）

この教会の特徴、礼拝堂が２階にある。
１階は日曜学校や幼稚園が開設されていたという。

これも天草の教会と見違える。

１丁目
西郷隆盛の弟、西郷從道邸（東京）

この洋館は接客の場として建築した。

１丁目
三重県庁舎
左右対称に伸びた姿が美しい。
その前をクラシックな村営バスが行く。
坂が多いこの村は、一日券を使ってバス利用が体力的・時間的に一番良い。

４丁目
宇治山田郵便局舎
これもＶ字型に左右対称形でのびやかな佇まい。
明治時代の建物には気品がある。

１丁目
鉄道局新橋工場内に保存してある明治天皇御料車
並べて保存してある昭憲皇太后御料車と比べると、その豪華さは雲泥の差。

２丁目
レンガ通り
２０１３年ＮＨＫ朝ドラ「ごちそうさん」のロケ地

東山梨郡役所（山梨）
２丁目レンガ通りの奥に建つ
明治村の村役場という設定

２丁目の街をハイカラさんが通る。
明治時代にタイムスリップ。

エジソン電球の光が心地よい

2014年のNHK朝ドラ「花子とアン」
はな（花子）が通っていた修和女学校として登場した。
実際は北里柴三郎が設立した「北里研究所」（３丁目）

４丁目
理髪店喜之床（東京・本郷）
店の２階には石川啄木が函館から家族を迎えて生活をした新居。
啄木はそこで不朽の名作、歌集「一握の砂」を執筆した。

隣の店（小泉八雲避暑の家）で買い求めたアイスクリンを食べながら当時の庶民生活に思いを寄せる。

ところ変わって名古屋市内
名古屋名物「ひつまぶし」発祥の店「蓬莱陣屋」（あつた蓬莱軒）
熱田神宮の近くに店を構える。

店の入り口

ひつまぶしを待つ間、ビールの肴に頼んだ。
「うに豆腐」

雲丹がいっぱい

当店名物「うまき」

そして「ひつまぶし」

その他に食した名古屋名物
「きしめん」

「手羽先」

名古屋市内の観光は、熱田神宮から

創祀1900年を迎えたという我が国屈指の神社のひとつ

平成２１年に新しく建て替えられた

境内には樹齢千年を越す大木が茂る。

個人的な感想は、やはり都会の中の神社という印象。伊勢神宮や出雲大社で感じた荘厳な気持ちとは、やや違う。

名古屋城
名古屋には出張などで幾度となく来たが、これまで名古屋城には行ったことがない。
現在、本丸御殿の再建がすすみ、その一部が公開されて一周年記念だという。
この機会に行ってみた。

さすがに大きな城であり、敷地も広い。

東門から入城し内堀までくると、最初に出会う重文の東南隅櫓

現在、本丸御殿の再建工事が着々と進行中。
工事の様子を見学できるので入ってみた。

想像以上に大規模で精密な工事

こんなスタイルで見学コースを巡る。

本丸御殿に入る。

内部は木の香が漂い、壁画のきらびやかさに圧倒

廊下の広さ！

いったん御殿の外に出る。
巨大な「清正石」

天守の内部は広くていろいろな展示物がある。
実物大の「金の鯱」

暑い炎天下、結構疲れる。