2014/05/06 - 2014/05/09
60位(同エリア180件中)
たくじさん
トルコを訪れるのは2回目なので、前回訪問できなかったアンカラから中央アナトリア地方を訪れました。アンカラは、現トルコ共和国の首都ですが、アタチュルク廟の壮大さには、トルコの人々の英雄ケマルアタチュルク初代大統領を敬う心情をうかがい知ることができるような気がしました。中央アナトリア地方では、彼の地がヒッタイト文明をはじめとする数々の文明の衝突と融合の地であったこと、そしてそこでの幾多の文明がシルクロードを経由して、はるか日本にもその影響を色濃く与えていたことを今回初めて学びました。カッパドキアでは、自然の作り出した造形美の美しさに心を動かされましたが、キリスト教徒とローマ帝国の迫害の歴史の一編にも触れ、いろいろと考えさせられました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 飛行機
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5月6日昼12時に成田を飛び立ち、イスタンブールのアタチュルク空港に到着したのは同日の夕方6時ごろでした。といってもこの季節のトルコでは暗くなるのが、現地時間で8時半ぐらいなので、まだまだ明るかったことを覚えています。ここから国内便に乗り換え最初の訪問地であるアンカラに向かいます。
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日没過ぎの9時ごろトルコ航空でイスタンブールからアンカラに向かった時の飛行機から見るイスタンブールの夕刻の写真です。
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アンカラのエセンボア空港に到着したころには、とっぷりと日が暮れていました。空港から宿泊先のAnkara Hiltonにはタクシーで向かいました。料金はチップ込みで90トルコリラでした。
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翌日から(5月7日)早速観光です。最初に訪れたのはアナトリア文明博物館です。
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アナトリア文明博物館の入口付近からアンカラの市街を望むことができます。
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博物館の売店付近です。
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売店内にあった日本語のガイドブックです。日本からの観光客はあまり多くないように思うのですが、不思議に日本語のガイドブックを見ると心が和みます。
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次に訪れたのは、アンカラの郊外になるアタチュルク廟です。広大な地で、トルコ共和国の創始者であるケマル アタチュルクを祀った廟です。その敷地の広大さに、トルコの人々にとっての故人に対する感謝の気持ちを読み取ることができます。
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遺体が安置されている廟の中心の建物です。
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建物に近寄ってみました。衛兵が見えます。
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アタチュルク廟の中でトルコ共和国の初代大統領のケマル アタチュルクが埋葬されている廟の中心の建物です。
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建物の正面です。歴史と功績が記述されているのでしょうか。衛兵さんの姿が見えます。
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Main buildingから見た中央広場です。
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衛兵さんの交代の儀式が執り行われていました。
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トルコ共和国初代大統領のアタチュルク氏の遺体がここの地下深くに埋葬されているそうです。
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アタチュルク廟の駐車場近くの出口の国旗をかたどった花壇です。トルコはどの地方でも国旗を掲揚し、イスラム経のモスクの姿が見受けられます。国家と宗教に対する敬意が表れているのでしょう。
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アンカラの市街地から約100Km離れたペイパザールという街を訪問しました。オスマン帝国時代の古い町並みが残る田舎町ですが、この田舎のイメージを全面的に 出して観光アピールをしているようです。
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街の中心の人参のモニュメント。ユニークなので1枚。
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人参が特産でジュースを売っています。
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街並みです。
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街にあったモスクです。昼食を取っていた1時過ぎに1日に5回あるコーランのお祈りの何回目かのが音が大音量で響き渡っていました。
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モスクの中に入れてもらいました。写真の中央右の壁がメッカの方向だそうで、信者の皆さんはこの方向に向かって祈りをささげるそうです。最もこの床に入れるのは男性だけだそうで、女性の席は床の周りに特別に設けられている狭いスペースだけでした。
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街で見かけたチャイを楽しむ人々です。こうやって日々を過ごすのが彼の地の典型的な社交なのでしょうか。
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ペイパザールの監視塔でしょうか?
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ペイパザールを訪問した次の日アンカラから約140Km離れたカマンという地の考古学博物館を訪れましたが、その前にトルコで一番大きいアカガワという川のほとりの高台にある遺跡発掘地を訪問しました。前に見えるのがアカガワです。
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遺跡の発掘現場です。天候が悪く、そして高台にあるので、風が強く少し閉口してしまいました。
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17層にもなっている発掘の現場です。戦略上の要地でつまり少なくとも17代の文明がこの地に居住していたことになるそうです。紀元前15世紀にこの地アナトリアに文明を築いたヒッタイト王国もこの地で王朝または要塞を築いたのでしょう。それから幾多の文明の衝突が起きたことでしょう。単に歴史のロマンということで簡単に済まされることではありませんね。
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発掘現場で働いている方がわざわざポーズを取って下さったので記念に1枚
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発掘現場の一部。発見によっては、クレーン車の出動もあるようです。監督されている方によると、もちろんトルコ政府の許可を取って発掘されているそうですが、貴重な発見をするとすぐに写真を取って、考古学学会で発表されるそうです。
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カマンの考古学博物館の前の道路の風景。牛の放牧が道路で行われているのでしょうか。もはや日本ではなかなか見られない風景なので1枚。
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右端に見えるのがカマン考古学博物館の入口です。
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カマン考古学博物館の所長さんの説明です。考古学に一生懸命取り組まれて成果を上げていらっしゃる博士の話には、いたく感動いたしました。この地の文明が極東の日本にもシルクロード経由で日本に伝わり、日本の古代文明にも大きな影響を与えたそうです。このため、日本の歴史をよりよく知るためにも発掘を続けていらっしゃるそうです。ただただ、深く感銘しその奥の深さに自身の不明を恥じるだけでした。
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歴史年表です。
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発掘現場の模式図です。
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発掘現場の年別発掘状況です。ちなみにこの考古学博物館はトルコのカマン(首都アンカラから南東100km)において,日本の一般文化無償資金協力により平成22年に建設されたそうです。
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歴史の大切さを勉強した後は、今回の旅のハイライトのひとつでもある、カッパドキアです。この写真は、鳩の谷です。糞を肥料として使う為に鳩を飼っていたそうです。その鳩の小屋もやはりカッパドキア ですから岩窟住居です。それらの鳩の小屋である岩が集まった場所を「鳩の谷」と呼んで いるようです。
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別角度の鳩の谷
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カッパドキアに初めて来てその美しさに感動したてだったので、さらに別角度の1枚。
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カイマクル地下都市の入口です。地下8層に及ぶ地下都市跡です。地下都市. 内部には教会、学校、ワイナリー、食料貯蔵庫 などが作られ、約2万人が暮らしたと考えられているそうです。
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地下都市の内部
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有名な「らくだ岩」
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ピンク色の岩の渓谷から「ローズバレー」という名前がついていますが、天候の関係でなかなかそういう風にはみえません。ご免なさい。
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カッパドキアという1枚
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近くによってみるとこんな感じです。
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本日の宿泊ホテルのユナック・エベレリ。2世紀から歴史を持つ元洞窟住宅で1920年代まで実際に人々が暮らしていたというホテル。
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ホテルのスウィートの部屋です。洞窟感たっぷりです。
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洞窟でもジャグジーやシャワールームがあります。
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神秘的なベッドルーム
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スウィートの宿泊も残念ながら次の日気球に乗るので朝4時半にチェックアウトしました。この写真は契約してあった気球会社での待合室の写真です。
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気球会社の入り口部分です。
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残念ながら当日の気球ツアーは、オフィスに40分程度待ちましたが、強風のため中止になりました。中止になって宿泊先のホテルに送迎されているバスの中から取ったウルギュップ市内の景色です。
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ウルギュップにたなびくトルコ国旗
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朝日に映えるウルギュップの丘
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帰りに立ち寄った洞窟ホテルのひとつアリフィナ ケーブ ホテル
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宿泊先のホテルの後景。ホテルそのものが歴史ある自然の造形物です。
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ウルギュップにたなびくトルコ国旗
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ウルギュップの朝焼けの丘
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帰りに立ち寄った洞窟ホテルのひとつアリフィナ ケーブ ホテル
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宿泊先のホテルの後景。ホテルそのものが歴史ある自然が作り出した芸術作品です。
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3姉妹の岩
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自然の造形美
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伸びーるトルコ アイスクリーム。なぜ伸びるかというと特別の植物のエキスを入れているそうです。
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エセンテぺの景色
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花婿、花嫁が記念撮影をしていました。congratulation!
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お祝いにもう1枚
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ギョレメ野外博物館の入口。野外博物館というだけでユニークさを感じます。キリスト教徒が多神教のローマ帝国の迫害を受け4世紀ごろからこの地に隠れ住んだそうです。この地方一帯のキリスト教の中心地となったそうです。
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ギョレメ野外博物館の景色
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岩をくりぬいて教会や修道院が多く作られています。
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野外博物館からは、遠くウルギュップ等の街並みを遠くにみることもできます。
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岩をくり抜いた小窓が見えます。
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広々とした野外博物館の景色
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引き続きギョレメ野外博物館の光景
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ウサチヒールの光景
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トルコ絨毯の工房にも立ち寄りました。トルコ絨毯とペルシャ絨毯の違いは結び目が二つあるか一つしかないかの違いであり、それだけトルコ絨毯はきめ細かく、価値が高いそうです。絨毯の価値は、大きさではなく、どれだけ手間暇かけて作られているかで決まるそうです。
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さてどの絨毯が最も高いのでしょうか?
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訪れたのはHADSONという絨毯の工場でした。
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