2014/05/22 - 2014/05/22
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j-ryuさん
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☆福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介している「福島・四季・彩々」
このシリーズも回を重ねもうPart,32です。
東日本大震災&福島第一原発事故から3年。
当地では地震被害の復旧はほぼ終わりましたが、
残念ながら福島県=放射能のイメージはまだまだ払拭できそうにありません。
風評云々は語りたくありませんが
せめて以前と変わらぬ美しい福島の自然をご覧いたければと思います。
※写真&記事は日々連載中です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
☆コンロンソウ(崑崙草/アブラナ科タネツケバナ属)
山あいの谷間でコンロンソウが見頃になりました。崑崙草とは中国的な名前ですが日本各地の山あいのやや湿った場所に自生します。
草丈は40〜50cm、菜の花を白くした感じですが葉っぱは全然似ていません。
群生すると真っ白く見えるので中国の崑崙山に積もる雪をイメ−ジして名づけられたそうです。
でも、日本原産の花なのになぜ中国の山、それも崑崙なんでしょう?
雪山なら日本の大雪山でも磐梯山でもいいような気がしますが・・(^^ゞ。 -
☆タネツケバナ&ハタザオ属
◇(左上)ヒロハコンロンソウ(広葉崑崙草/アブラナ科タネツケバナ属)は中部地方以北の本州山地の渓流沿いに自生し、花はコンロンソウと良く似ますが草丈は30cmほどと、少し小ぶりです。
名前のように葉っぱがコンロンソウより幅広で葉柄の付け根の反対に突き出した突起があるのが見極めのポイントです。
◇(右上)マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草/アブラナ科タネツケバナ属)も
日本各地の山林に自生しますが草丈は10〜20cmと小ぶりです。
花弁はコンロンソウと同じくアブラナ科なので4枚十字型ですが群生するわけでもなく、花はまばらで雪山にも見えないし全体としてはコンロンソウにはあまり似てないと思うのですが・・・(-"-)。
◇(左下)ミヤマハタザオ(深山旗竿/アブラナ科ハタザオ属)は北海道〜中部地方にかけて分布し、山地から高山にかけての砂礫地や岩場に生えます。
花は白い十字型の4弁花なので似ていますが、花径はわずか5mmほど
草丈はヒョロヒョロとたくさん枝分かれし、倒れながら30cmくらいあります。
◇(右下)ヤマハタザオ(山旗竿/アブラナ科ヤマハタザオ属)は全国の山あいに自生し次々花を咲かせながらヒョロヒョロと60cmくらいに成長します。
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☆ユキザサ(雪笹/ユリ科ユキザサ属)
隣り村の山中でユキザサが見頃になりました。
ユキザサは日本全国の里山〜深山の木漏れ日が差すような林床に自生しあまりま大きな群生はせず疎らにまとまって生えています。
笹に小花を雪に見立てた風情ある名前です。
清楚で香りもいいんですよ(^^♪。
秋には赤い実をつけます。 -
☆マイズルソウ(舞鶴草/ユリ科マイズルソウ属)
マイズルソウは全国の山地〜亜高山の林床に自生し草丈は10〜15cm程、花の一つ一つは2mm程しかありません。
いかにも日本的な名前ですが東アジア北部や北米にも自生するそうです。
JALの鶴丸のような葉っぱを鶴が舞う姿に見立てた名前です。
花にほとんど香りはありません。 -
☆ハルリンドウ(春竜胆/リンドウ科リンドウ属)
隣り村、羽鳥湖周辺の湿地にハルリンドウを見に行ってきました。
ハルリンドウは本州〜九州の平地や山あいの湿地などに自生しますが、当地では平地ではあまり見られません。
フデリンドウと良く似ていますがフデリンドウは全国の平地〜山地のやや乾いた草原や土手に自生し草丈は5〜7cm、根生葉がなく
1本の茎の先が枝分かれし花が咲きます。 -
☆ハルリンドウ(春竜胆/リンドウ科リンドウ属)
ハルリンドウは草丈7〜8cm平地〜山地の湿地などに自生し、根生葉があり茎は根本から枝分かれし花が咲きます。 -
☆棚田慕情
今年も町内のお気に入りの棚田の夕景を撮ってきました。
私の町の棚田は日本の棚田100選に選ばれるような素晴らしい階段状の棚田ではなく、丘陵地帯に広がるなだらかな棚田です。 -
☆棚田慕情
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☆棚田慕情
田舎なので田んぼその物はそこらじゅうにありますが、夕日が映える棚田はありそうで案外少ないんです。 -
☆棚田慕情
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☆棚田慕情
田舎とは言え、JRも高速東北道も通るし県内では面積が一番小さな町で人口密度は郡山市に次いで2番目、住宅や電柱などが入らない田んぼって中々見当たりません。
そんな中で数少ない棚田ビューポイントなんですよ(^^♪。
いつまでも残したい故郷の原風景です。 -
☆オオヤマフスマ。(大山衾/ナデシコ科オオヤマフスマ属)
町内の田んぼ脇の土手でオオヤマフスマが花盛りになりました。
オオヤマフスマは日本各地の主に山地の林縁などで見られますが、ここでは何故かは田んぼ脇の土手に群生しています。
花の大きさは8mmほど、草丈は20cm、茎の太さはは1mmもなく今にも折れそうですがお互いに寄り添い立っています。
華奢とはいえ“柳に雪折れなし”と同じであんがい丈夫です。 -
☆オオヤマフスマ。(大山衾/ナデシコ科オオヤマフスマ属)
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☆オオヤマフスマ。(大山衾/ナデシコ科オオヤマフスマ属)
フスマとは昔の寝具のことだそうですが
この花のどこが寝具なのでしょうね?。
別名はヒメタガソデソウ(姫誰袖草)。なんかこっちの方が由緒ありそう(^^♪。 -
☆クワガタソウ(鍬形草/ゴマノハグサ科クワガタソウ属)
茨城県境近く八溝山麓の沢筋にクワガタソウを撮りに行ってきました。
クワガタソウは主に東北南部〜関東、中部、紀伊半島の太平洋側に分布し、湿り気の多い林内に生える多年草です。
草丈は15〜20cmほどになり、同じクワガタソウ属のオオイヌノフグリとよく似た1cmほどの花を咲かせ、花冠は4〜5深裂しゴマノハグサ科の特徴でもある合弁花です(ハナビラが分離せず王冠のような花)。 -
☆クワガタソウ(鍬形草/ゴマノハグサ科クワガタソウ属)
花色はピンク〜白色まで濃淡の変化があり細かい筋模様があります。
私が今まで福島県内で見たのはほとんどが白花タイプでしたが、今年はようやく美しいピンクの群生を見つけることができました(^^♪。
果実が平たい扇形で、V字のガクあり、この姿を鍬形を飾った兜に見立て
鍬形草と名づけられたそうです。 -
☆キンラン(金蘭/ラン科キンラン属)
町内の里山でギンランやササバギンランが見頃になりました。
どちらもラン科キンラン属で山あいの似たような環境に咲きます。
咲く時期も同じ晩春で同じ林内でキンラン、ギンラン、ササバギンランと
3種が咲いている事もあります。 -
☆キンラン(金蘭/ラン科キンラン属)
キンランは当町であまり見られない貴重種ですが全国的にみても45都府県で絶滅危惧種に指定されています。
数が少ないのは里山の減少・荒廃・盗掘など様々な要因がありますが
キンランそのものが菌根性樹木&菌根菌に頼っているため生地からキンランを移植しても、ほとんどが数年以内に枯死し栽培が非常に困難なのも大きな要因のようです。
保護するにはキンランだけではなく自生地の環境そのものを保護地にしなくてはなりません。 -
☆ギンラン(銀蘭/ラン科キンラン属)
キンランは花色が黄色なので一目瞭然ですがギンランとササバギンランは白い花でぱっと見はそっくりです。
草丈は全般的にギンランの方がが小型(10〜20cm)でササバギンランがやや大型(10〜30cm)ですが、個体差があるので草丈だけでは判別できません。
番の違いは葉です。ササバギンランの葉はその名のように細長い笹型で花と同じ高さまでスーっと伸びていますが、ギンランの葉は、完全に花の下なのが見極めのポイントです。
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☆涌井の清水&ハルリンドウ
久しぶりに隣り村の涌井の清水の登場です。
ここは我が家から車で約20分、四季折々湿地性の山野草が見られるお気に入りの場所で天然記念物に指定されていますが、訪れる人もなくいつも静か、ほとんど貸し切り状態。
ま、天然記念物指定と言っても村の指定ですが・・・(笑) -
☆新緑の涌井の清水
でも村指定と言っても馬鹿にできません。
森や清水の美しさはもとより、リュウキンカ、ミズバショウ、ハルリンドサワオグルマ、オタカラコウ、イガタツナミソウ、ハンゴンソウ等々株数はどれもそう多くないもの、次から次とたくさんの植物が見られます。 -
☆涌井の清水&ハルリンドウ
平日は訪れる人もなくいつも貸切状態。
小鳥のさえずりだけが静かにこだまし
清らかな湧水と滴る緑に癒されます。 -
☆ハルジオン(春紫苑/キク科ムカシヨモギ属)
近くの川沿いの土手でハルジオンが花盛りでキレイだったので6年ぶり?くらいに撮影してみました。
そう、6年ぶりくらいだと思います。
毎年、満開の頃はとてもキレイだとは感じてしましたが帰化植物だし、雑草だし、正直馬鹿にしていました。
山野草愛好家のほとんどの人は無視する花の一つかも(^^);。
でも、たとえ雑草でもキレイなものはキレイ。 -
☆ハルジオン(春紫苑/キク科ムカシヨモギ属)
確かに絶滅危惧種とか希少種の方が何となくありがたみがありますが
その感覚って人間の自己満足なような気もします。
美しい花だとしても強健で繁殖力が強かったり所かまわず生えていたりすると雑草扱いされます。
丈夫なことは罪なのでしょうか・・・・。
ハルジオン(春紫苑/キク科ムカシヨモギ属)
ヒメジョオン」(姫女苑/キク科ムカシヨモギ属)
ハルジオンとヒメジョオンは良く似ていますが、ハルジオンの方が花期が早く舌状花の数が多く、茎は中空になっています。
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☆金鳳花:ウマノアシガタ(馬の脚形/ キンポウゲ科キンポウゲ属)
隣り村山中の林道に金鳳花(ウマノアシガタ)の群落を見に行ってきました。
ウマノアシガタ(馬の脚形/ キンポウゲ科キンポウゲ属)は日本全土の里地〜山あいまで広く分布し、草原、林縁、土手、畦などでごく普通に見られまがこれほど見事な群落はそうは見られません。
まるで人工的に植栽されたかのような素晴らしい金鳳花ストリートですが
自然に形成された群落です。 -
☆金鳳花:ウマノアシガタ(馬の脚形/ キンポウゲ科キンポウゲ属)
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☆金鳳花:ウマノアシガタ(馬の脚形/ キンポウゲ科キンポウゲ属)
ウマノアシガタの名前の由来は根元の葉っぱが馬の脚の形に似るとされますがまったく似ていません(ーー゛)。
この由来はどの資料でも通説になっていますが本当だろうか・・・・?
ドイツ語では「鶏の足」、英語だと「Japanese Buttercup」(日本のバターカップ)
う〜ん、こんなキレイな花なにのにどれもこれもろくな名前じゃありませんね(-"-)。 -
☆タキネツクバネウツギ(滝根衝羽根空木/スイカズラ属ツクバネウツギ)
隣り村の山中でタキネツクバネウツギが見頃になりました。
タキネツクバネウツギはツクバネウツギの変種で、福島県の阿武隈山地の滝根町で発見されました。
東北地方南東部〜 関東地方北東部の標高300-1,000mの山地に分布します。 -
☆タキネツクバネウツギ(滝根衝羽根空木/スイカズラ属ツクバネウツギ)
よく分枝して樹高約1mになりますが、地べたを這うようなタイプを多く見かけます。
葉は対生し、長さ2〜4cmの広卵形または長楕円形で、先はやや尾状に尖り縁には粗い鋸歯がある。5月〜6月枝の先端に紅色の花を2個つけます。
花は2〜2.5cmの筒状鐘形で、先端は浅く5裂し、内側には黄赤色の網状紋があります。
花色は紅色が基本ですが白や薄黄色もあります。
似た花色にキバナウツギがありますが、ガク片が閉じているので区別できます。 -
☆トリガタハンショウヅル(鳥形半鐘蔓/キンポウゲ科センニンソウ属)
隣り村の山間の小川沿いでトリガタハンショウヅルをたくさん見つけました。
トリガタハンショウヅルは主に関東以西〜四国・北部九州のやや湿り気のある山地林縁林下などに自生しますが、福島県でも稀に隔離分布しています。
高知県の鳥形山で発見されたのでトリガタのようですが、その高知県では準絶滅危惧種に指定されています。 -
☆トリガタハンショウヅル(鳥形半鐘蔓/キンポウゲ科センニンソウ属)
子供の頃見た記憶はあるのですが、ここ数年はまったく見ることはありませんでした。今回は3年前、カザグルマの綿毛をたくさん見つけた場所を再訪したのですが
カザグルマの綿毛だと思っていたのは実はトリガタハンショウヅルの綿毛だったのです。周辺を散策したらあるわ、あるは、やや緑がかった白い花は周囲の木々や木漏れ日に同化して目立ちません、が目を凝らしてようく見るとかなりの株が自生しています。
このくらい地味なら盗掘されることもなく案外安心かも。 -
☆ハンショウヅル(半鐘蔓/キンポウゲ科センニンソウ属)
ハンショウヅルは本州〜九州の里山〜山地の林縁など明るい場所で樹木などに絡まりながら成長する蔓植物です。
全国的にはそう珍しくはないようですが当地では何故か絶滅危惧種のカザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)以上に希少で私的には今まで1株しか見たことがありません。
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☆ハンショウヅル(半鐘蔓/キンポウゲ科センニンソウ属)
昔、火事の際鳴らされた鐘(半鐘)の形に似ているので付けられた名前ですが半鐘は釣瓶や自在鉤、五徳、煙管等々と共に言葉だけがかろうじて残り、将来的には現物は消えてゆく物かもしれませね。 -
☆ツクバネソウ(衝羽根草/ユリ科ツクバネソウ)
トリガタハンショウズルを見つけた日、ついでに地味ながらツクバネソウも撮影しました。
ツクバネソウは全国のやや湿った山林下に自生し草丈は15〜25cmほど、茎の先端に地味な淡い黄緑色の花を咲かせます。
緑色の外花被片がありますが内花被片はありません。
オシベは8本あり、メシベの花柱は黄色で細長く長く4分枝し、秋には1cmほど果実(液果)が羽根突きの羽子のような黒紫の実ができます。
この形状を衝羽根に見立てた名前です。
葉っぱは通常4枚輪生しますが、まれに5枚輪生する個体もあります。 -
☆ツクバネソウ(衝羽根草/ユリ科ツクバネソウ)
地味なツクバネソウを撮影後、その小川のさらに上流に行ったら福島県では準絶滅危惧種のクルマバツクバネソウが群生しているではないですか!
クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草/ユリ科ツクバネソウ)は全国の低地〜亜高山帯の林内に生え、草丈は20〜40cm。
ツクバネソウによく似ますが、葉が6〜8枚輪生し糸状の内花被片があること、オシベの先端に葯隔が突出しています。 -
☆ツクバネソウ(衝羽根草/ユリ科ツクバネソウ)
思わぬ収穫に喜んで帰宅ごPCに取り込みUPで確認したらクルマバツクバネソウの特徴、糸状の内花被片とオシベの先端ノ葯隔が突出が無いではありませんか・・・・(ーー);
ってことは、これらの個体群の多くは葉が5枚ほど輪生しますが、ふつうのツクバネソウってことになります。
あ”あ”〜あ”つかの間のぬか喜びでした。
少々がっかりですが、同じツクバネソウでもかなり個体差がると知ったのでこれはこれで勉強になりました(^^ゞ。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
近く里山でカザグルマが見頃になりました。
カザグルマは本州〜九州北部の木漏れ日さす森や林縁などやや湿った場所に自生します。
私が子供の頃は里山でごくふつうに見られたのですが里山の減少や盗掘などで急激にその数を減らしなんと33都府県で絶滅危惧種に指定されています。
我が福島県でも残念ながら絶滅危惧種?類になっています。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
幸運にも私の近隣では探せばまだけっこう見つかりますが人があまり近づかないようなガサ藪ばかりでカザグルマには住みにくい世の中のようです。
世界に誇る日本の美しい固有種なので、大切に守っていきたいものです。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
カザグルマの花びら(正確には萼)は約8枚、花径は7〜15cmもあり野生の花の中ではかなり大きな花です。
花色は白の他に西日本では薄紫もあるようですが、私の地元では白花ばかりです。
カザグルマをテッセン(鉄線)やクレマチスと混同しがちですがテッセンは中国原産で花びらは6枚、良く似たクレマチスはカザグルマやテッセンを欧州で改良した園芸品種です。 -
☆ハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)
隣り村の川沿いで北限のハナウドが花盛りです。
ハナウドは主に福島県以南〜九州に自生し名前こそウドですが山菜のウド(独活)とはまったく別ものです。
『独活の大木』のウドはウコギ科タラノキ属ですがハナウドはセリ科です。 -
☆ハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)
ハナウドに良く似たオオハナウド(大花独活/セリ科ハナウド属)という種もあり
近畿(高い山)以北〜北海道に自生し花は瓜二つ(独活二つ?)ですが名前のようにハナウドより草丈が大きく育ちます。
でも個体差があるので草丈だけは判別できません。 -
☆ハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)
花序を下から見上げると花火のようで綺麗です。 -
☆アヤメ(菖蒲、文目、綾目/アヤメ科アヤメ属)
近場の里山でアヤメが花盛りです。
アヤメは私の町の花でもあり、地元では昔“カッコウと”呼んでいました。
花色は紫色が基本で、株により濃淡があります。
”カッコウ”は、カッコウ(郭公)という鳥が渡ってきて鳴く頃
すなわち初夏の頃に花を咲かせる植物の総称でカッコウと言う名の花は地方により様々でアヤメとは限らないようです。
あなたの地方にもカッコウはありますか?
-
☆アヤメ(菖蒲、文目、綾目/アヤメ科アヤメ属)
いずれがアヤメかカキツバタ(杜若)と言われるほど
花だけ見ると見分けづらい花ですが野生の場合は咲いている場所である程度見分けがつきます。
カキツバタは沼や池などの水辺に、ノハナショウブは湿地にアヤメは里山や野原などやや乾いた所に自生します。
庭園の園芸種のハナショウブは池や水辺で咲いていますがあれは見た目の演出用で花の時期が終われば水を抜いて栽培するのが普通です。
花そのものの違いとしてはアヤメは名前のように外花被片に網目模様が有りカキツバタや網目模様はなく外花被片に白い斑紋が有る。
ノハナショウブも網目模様はなく外花被片に黄色い斑紋が有ります。
ただ、園芸種には例外もあります。
-
☆ナヨクサフジ(弱草藤/マメ科ソラマメ属)
近くの土手でナヨクサフジの大群落が花盛りです。
ナヨクサフジは欧州原産でレンゲと同じく緑肥として持ち込まれたのが野生化したのではないかと言われています。
ぱっと見は何かに寄りかかるように生え弱そうなので弱草藤ですがさすが緑肥にするくらいの植物なので繁殖力は絶大のようでものすごい群落です。
ここの他にも田んぼの土手や休耕地でよく見かけるようになりました。
日本原産でクサフジと言う種もあるのですが地元ではまだ未確認です。
外観はほぼ同じで花の筒状の部分がナヨクサフジより短いそうですが今まで何ヶ所か確認しまいたが、残念ながらみんなナヨクサフジでした(-"-)。
ナヨクサフジは見た目美しい花ですが全草にアミグダリン(青酸配糖体)を含み鉢熱、皮膚炎、結膜炎、下痢、膿状の鼻汁、口腔内発疹、皮下浮腫の症状があり、特に種子は急性の神経症状があり死亡例もあるそうなので要注意です。
ま、食べる人はまずいないとは思いますが(^^);。 -
☆ナヨクサフジ(弱草藤/マメ科ソラマメ属)
日本原産でクサフジと言う種もあるのですが地元ではまだ未確認です。
外観はほぼ同じで花の筒状の部分がナヨクサフジより短いそうですが今まで何ヶ所か確認しまいたが、残念ながらみんなナヨクサフジでした(-"-)。 -
☆ナヨクサフジ(弱草藤/マメ科ソラマメ属)
ナヨクサフジは見た目美しい花ですが全草にアミグダリン(青酸配糖体)を含み鉢熱、皮膚炎、結膜炎、下痢、膿状の鼻汁、口腔内発疹、皮下浮腫の症状があり、特に種子は急性の神経症状があり死亡例もあるそうなので要注意です。
ま、食べる人はまずいないとは思いますが(^^);。 -
☆サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
今年も近くの里山でサイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)が見頃になりました。
名前の通り武将が戦いの時に振るう采配に似ているので付いた名前です。 -
☆サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
全国に広く分布し、主に山林のやや薄暗い林床に自生します。
サイハイランは里で見かけるランの仲間ではネジバナに次いでよく見られるポピュラーなランでハランのような大振りな葉が1株に1枚つき、冬は枯れずに花後に枯れます。 -
☆サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
花はなぜかやや下向きに咲きます。
でも、どうしてわざわざ下向きに咲くんでしょうね?
梅雨の季節、雨に影響されないためかな?・・・・ -
☆アズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
郡山市西部の奥羽山脈にある御霊櫃峠(867m)にアズマギクを見に行ってきました。かなり難しい漢字ですが『ごれいびつとうげ』と読みます。
御霊櫃峠は日本海と太平洋の分水嶺でもあり見晴らしの良い峠からは西に猪苗代湖、東に安積平野(郡山)を望むことができます。
またこの峠は大竹しのぶ主演の映画『あゝ、野麦峠』のロケ地にもなりました。
実際の野麦峠は長野県の諏訪湖近くにありますが(乗鞍と御岳の間の峠)御霊櫃峠から見下ろした猪苗代湖の風景が本家の野麦峠よりイメージに合ったのでロケ地に選ばれたそうです。
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☆アズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
アズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)は中部以北の低山や海岸の日当たりの良い乾きぎみの草地に生える日本固有の多年草で、ハルジオンやヒメジョオンの仲間です。
東日本に多く生えることからアズマの名があり、高さ10〜30?の花茎を伸ばし、6月頃、花径3-4?の淡紅紫色の花を咲かせます。
福島県では阿武隈山地の草地でも見られます。 -
☆コキンバイ(小金梅/バラ科コキンバイ属)
アズマギク咲く御霊櫃峠(ごれいびつとうげ867m)ではコキンバイも咲いていました。
コキンバイは主に中部以北〜北海道に分布し、
山地や亜高山のやや渇き気味の林下や林縁に自生します。
草丈は10センチから20センチくらい、花径は1.5cmほど。
根茎は細く、地面を這って広がり群生を形成します。 -
☆コキンバイ(小金梅/バラ科コキンバイ属)
キジムシロ属の仲間やヘビイチゴ属の仲間に似ていますが、
コキンバイの葉は三つ葉型で渕の切れ込みはやや不規則な感じです。 -
☆サワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
御霊櫃峠(867m)のアズマギクやコキンバイの撮影後は猪苗代湖方面に下り
サワオグルマの群生地に立ち寄りました。
私の住む中通り地域は太平洋水系でサワオグルマは少しは自生していますがなぜかあまり群生は見られません。
しかし分水嶺を越えた日本海水系の猪苗代湖側では群生が見られます。
-
☆サワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
サワオグルマは本州〜九州に分布し日当たりのよい山野の湿地や休耕田、田の畦などに群生します。
草丈は50〜90cmほど、茎頂にキク状の黄色い花を多数咲かせます。
乾燥ぎみの土手や草地に自生し、見た目がそっくりなオカオグルマ(丘小車)に対し湿地や沢などのジメ地に咲くのでサワオグルマと呼ばれます。 -
☆サワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
この湿地は5月上旬に一面のミズバショウが見られます。 -
☆サワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
よく似た黄色い花にカセンソウ(歌仙草)やオグルマ(小車)がありますが、こちらはキク科オグルマ属、素人には分類が難しい仲間です(ーー);。
キオンやハンゴンソウはキオン属。 -
☆菅滝
昨日紹介したサワオグルマの見事な群生を堪能したあとは郡山市湖南町と天栄村の境界にある馬入峠を越え帰宅することにしました。
その馬入峠のちょうど登り口には隱津島神社があり、かたわらの菅川には
昔、滝に打たれて雨乞い神事をしたという神聖な菅滝(すげたき)があります。 -
☆菅滝
菅滝は会津布引高原(標高1000m)を源流とする菅川にある落差7、8mほどの小ぶりな滝です。
道路の直ぐ脇にあるので簡単に見学できますが、道路側からは見栄えがしないので写真を撮る場合は長靴持参で川の対岸から撮ったほうがいいと思います。
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