2014/04/27 - 2014/05/05
205位(同エリア917件中)
HANAさん
毎年GWはヨーロッパでロマネスク教会めぐりをしています。今回はフランクフルト空港でレンタカーを借りて1週間フランス、ルクセンブルグと回ってきました。1週間のうち傘を使わなかったのは最終日のみという天候には恵まれない旅行でしたが、アルザス地方とロアール地方、ついでにルクセンブルグまで足を延ばし帰ってきました。
アルザス地方はかつてドイツ領で戦争の傷も大きかったところですので、ライン川沿いにある教会と同じく一度破壊されて修復されたところが多く、形もドイツの教会に近い感じでした。教会以外の観光資源が多くて美しい村や美味しいワインを楽しみました。またナンシーではアールヌーヴォーの建物、メッツでは新しいポンピドーセンターも印象に残っています。ルクセンブルグはかつての同僚の出身地だったので行ってみたのですが、別の友人に30年ぶりにばったり出会うというハプニングもありました。
旅程
フランクフルト〜ストラスブール(2泊)〜コルマール(2泊)〜ナンシー(2泊)〜ルクセンブルグ(1泊)〜フランクフルト
まずはストラスブールから
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
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今回は前回に続きJAL利用でフランクフルトへ行きました。昨年は安いエミレーツ航空でマドリッドまで行きましたが、今回は手配が遅れて、結局JALのキャンセル待ちが取れたのは出発10日ほど前でした。というわけでフランクフルトから先は自由度が高いレンタカーでのドライブ旅とし、アルザス・ロレーヌ地方と目的地は決めてましたが、出発前に忙しくてとりあえず到着日のホテルを2日前に予約して行ってから予定は考えることにして出発と相成りました。
JALのラウンジ、前回はクリスマスだったのでツリーでしたが、今回はお花が飾ってありました。フライトは定刻に到着、レンタカーもすんなり借りれました。 -
最近はレンタカーを借りるときカーナビをオプションで付けていたのですが、一昨年コルシカに行ったときナビがレンタカー会社に用意が無く借りれませんでした。スマホのグーグルナビを使ってみたところ日本語でナビしてくれるし最新の道路状況で十分対応できたので、今回はナビを借りずにスマホで行こうと思ってました。また、以前は価格重視でマニュアル車を借りてましたが、安全の方を優先して最近はオートマを借りて楽することにしました。でも車に行ってみるとなんと車にはナビが最初から付いてました。ラッキー(*^^)v
実は以前リヨンで車を借りてナビも借りたのに、車に行ってみるとナビ付きの車でオプションのナビが無駄になったことがあります。この時はフランスで借りたのにドイツ語でしゃべってたけど。もちろん英語でナビするように設定変えられました。ちょっと上のクラスになるとナビが車についているのがヨーロッパでも当たり前になりつつあるのかもしれません。(ドイツだけかもしれません)
ナビはソニーのシステムなんでしょうか?結構日本と同じような感じで使えました。英語でしゃべってくれたしミシュランの地図は持って行きましたが車内では補助的に使うだけで今回はナビが大活躍でした。複雑な高速道路の分岐では特に役立ちました。 -
フランクフルト空港からすぐに高速に乗り、約200km、ほとんどドイツ領を走って最後の少しだけフランスに入って走り無事ストラスブールの街の中心に近いホテルに到着しました。ホテルは昔の木組みの屋敷を利用したホテルです。フランクフルト空港到着して車を借りたのが夕方5時ごろ、ストラスブールにはまだ明るいうちに到着出来ホテルにチェックインした後街歩きに出かけられました。車はすぐそばにある公共駐車場に停めました。ホテルから街に出かける通路の部分です。
Hotel Cour du Corbeau Strasbourg - MGallery ホテル
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ホテルはストラスブール旧市街へ徒歩圏内にあります。夕闇が迫ってくると灯りが点って街が素敵な感じになってきました。
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夜の大聖堂。すごく大きいのと、一部が修復中であることがわかりました。もう中には入れる時間ではありません。雲行きが怪しいのと結構寒くてだんだん暗くなってきたので大聖堂まで来ただけで街歩きは止めることにします。大聖堂まで徒歩5分なのでホテルの立地は良いです。
ストラスブール ノートルダム大聖堂/尖塔/カラクリ時計 寺院・教会
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大聖堂は美しいゴシック建築。正面の彫刻の美しさには圧倒される感じ。石畳の道を少し歩いてドイツなのかフランスなのかわからない雰囲気でした。出発前忙しかったのでちょっと疲れが出た感じがしたので部屋に戻って休みました。到着直前まで食事が出たのでおなかも空いておらずそのまま荷物を整理して寝てしまいました。ホテルは古い建物を利用していますが設備は最新で不自由はありませんでした。ここには連泊します。
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一夜明けて朝食を食べに行くと、日本人が2組ぐらいいました。地球の歩き方にも載っているからでしょうか。バフェの種類はパン、コールドカットともに結構豊富。
朝、街に出かける前にホテルの中を探検してみました。建物はカタカナのコの字になっていますが二階部分には屋根付きの廊下でつながってます。古い建物をどう修理していったかは1階に展示してあるところがありました。建物見学ツァーも昼間にあるようです。 -
タワーのようになってるところはらせん階段で下りていくことが出来ますが、一階部分では閉鎖されていて外部からは入れなくなっています。中庭に面した部分は古い外観を生かしていますが、客室の窓やドアがあります。
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ロビーに繋がる屋根に近い部分にあった彫像、昔はボロボロだったものも修復したようです。ホテルの中に入ってしまえば普通の新しいホテルのようで、エレベーターもありますが、私たちの部屋は変形でした。入ったところから廊下があって部屋の中に階段もありました。古い建物を改修して部屋にすると変形の部屋が出来てしまうからでしょう。ほかの部屋より広いのかもしれませんが、眺望もなく、シーズンオフだったからかこのホテルにしては安いレートで泊れました。
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歩いて大聖堂の広場まで行ってみますが、雨が降ってます。取りあえずインフォメーションへ行ってストラスブールパスを購入。
ストラスブールパスは遊覧船や自転車、大聖堂のからくり時計や塔に登る見学料金、が無料になるほか博物館も1つは無料、他は半額になるもので3日間有効。
天気が悪いのに階段の多い塔に登る気はないけど、大聖堂博物館と遊覧船は乗りたかったので元を取れるかどうかわからないけどパスを買うことにしました。
からくり時計は12時半に動くが先に遊覧船に乗ってからからくり時計に間に合うか聞いてみると、今すぐ船着場に行って遊覧船に間に合えば、帰ってきてから時計の時間に間に合うとのこと。すぐに走っていきました。 -
遊覧船は出発間際でしたが、パスのクーポンをチケットに替える必要があったのですぐ横にいたチケット売り場になっている船に行って無事チケット確保。
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遊覧船は屋根付きで既に半分ぐらい埋まっていました。係りの人にどちらに座った方が良いの?と聞くとどちらも同じぐらいだよ、と言われたので二人で通路を挟んで座ることにしました。イヤホンガイドは日本語もありました。日本人の人も乗っていました。
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遊覧船の中はこんな感じ。天井も全部透明だから外は見えるのだけど、実は雨が降って雨粒がついてクリアーとは言い難い。
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日本語の説明をイヤホンガイドで聞きながら船が進んでいきます。ストラスブールの旧市街はイル川の中州のようになっていてぐるっと川に囲まれているので遊覧船で回るのが定番のようです。イル川が分かれるところには木組みの家が周りを取り囲んでいて流れが結構あります。この辺りはプティット・フランスと言われる地域で、昔は性病治療の病院がこの辺りにあって当時は性病はフランス病だといわれていたのでこの地区の名前になったのだ、とイヤホンガイドで説明してくれてます。
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イル川は運河になっているところがあって、そこをさかのぼるために船は水門の中に入って水位を上げてから反対側の水門があいて出ていきます。中に入っていると船が上がっていくのがわかります。
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クヴェール橋やヴォーバンダムのところまで来ました。旧市街をぐるっと回っていきます。
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途中旧市街から外れて川をさかのぼっていくと新しい住宅街があってその先に欧州会議の建物が見えてきました。
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アルザスはかつてドイツとフランスの支配下を行ったり来たり。今はフランスだけど街の雰囲気はドイツ。今はストラスブールに住んでドイツに毎日通勤する人もいるそうだ。こんな歴史があるところだからか、欧州会議や欧州人権委員会の本部があるのだそうです。すぐ近くには船着場もありました。遊覧船は停まりませんがここで折り返ししました。
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途中橋の下をくぐったりして約1時間でしたが、のんびりと雨の中歩かずに街の様子を知ることが出来ました。夏はオープンになる船もあるようですが、この季節はカバーが付いていて良かった。おそらく距離から行けばそんなに時間はかからないと思うのですが、水門に入って水位が上がるのを待っていたりするので時間がかかります。でもこのような体験もなかなかないので面白かったです。
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さて大聖堂に戻ってみました。内部もゴシックの大きな聖堂です。
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ステンドグラスのバラ窓。内部のステンドグラスは13〜14世紀に作られたものらしい。
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聖堂の奥の天文時計、11時まではだれでも入れますがからくり時計は動いてません。手前にある天使の柱には多くの彫像が彫られています。時間になったら追い出されます。11時半になると教会の南側の入り口のところから入ることが出来ます。
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11時過ぎに南側の入り口に行ってみると既に2組ほどが並んでましたが雨も降っているし、ここに30分までいてもなぁ、と思いつつ少し他を見ているとあっという間に行列が伸びていました。写真は教会の上部にある雨どいにくっついている彫像。口から雨が落ちてきます。
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こちらはちょっと違った形のもの。パリのノートルダムにも魔物がいますけど、ゴシックにはこのようなのが多い。
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さて、11時半になると教会に入る扉が開かれ、チケットを持っている人と、購入済みの人に分かれて入りました。ストラスブールパスを持っていたので、これについているチケットをちぎって渡します。多くの人は購入窓口の方に並んでました。
天使の柱です。 -
からくり時計が動くのは12時半、結構高いところにあるのであまり近づくと上部が良く見えません。壁に近い方が良かった感じ。12時になると天文時計やからくりの動きなどについての映像がすぐ近くの売店の前の上部にあるスクリーンに映されます。どうも途中でからくり時計を動くようにしたときに時間が30分ずれて本当は12時に動く予定だったのが12時半になってしまったらしい。動く部分はいくつかあるのでそれぞれがどんな動きをするかを予習というところです。上だけ見ていると下を見逃すから。全部が動くチャンスは一日に1度だけだし。
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上部にいるキリストに次々と使徒が来て挨拶していきます。でも正直言うと、わざわざお金を払って1時間近く待ってみるほどのものでもなかったなぁ、という感じでした。天文時計や、からくり時計は、いろいろなところにあるし、精巧度合なら日本のからくり時計の方がずっと上だと思うけど、歴史的な意味合いや宗教的な意味合いがあるのでこの聖堂の中にあるものとして見学する意味はあると思いますが。そういえばこの手のからくり時計は市役所などの広場に面してあることが多く今までお金を払ってみたことがありませんでした。ドイツの他、プラハやベルンでも見たけどなぜか雨のことが多い。雨でも屋内で見られて良かったかな。出るときに気が付いたけど、時計のある部分に入れないで外から見ている人も多くいました。
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大聖堂の正面の中央扉口上部の彫刻、ゴシック建築らしい精緻な美しい彫刻には感激。
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タンパン部分にはキリストの生涯の様々な場面がギュッと詰め込まれていて素晴らしい。北側部分は修復中で見ることが出来ませんでした。
この大聖堂には塔があり、登ることも出来るが天気が悪かったので登っている人は少なかったです。 -
広場から歩いてホテルに帰る途中に見かけたお店。こういう風にかわいらしく飾り付けられたお店が多い。
一旦ホテルに戻って私は疲れたので部屋で休むことにしました。天気も悪いし、月曜日なので行きたい大聖堂博物館は閉まっている。夫は一人で船で回ったあたりを散策するために出て行きました。 -
ここからは夫が撮ってきた写真。昼過ぎには遊覧船も行列して乗っています。ツァーできた人たちがからくり時計を見た後に遊覧船に乗るからだろう、船も2台。この時間帯はストラスブールパスでは船に乗れません。
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歩くとストラスブールの街は川に囲まれているが川沿いをずっと歩くことが出来て、橋もところどころあって歩きやすい。
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水面近くにも遊歩道はあって歩くことが出きます。カルガモの親子が浮かんでいたりして天気が良ければ気持ちよさそう。
聖ニコラ教会 寺院・教会
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遊歩道には橋をくぐって歩くことも出来る。
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先ほどはここを船でくぐっていったのだったけど。
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プチフランスまで歩いて10分ほど。
プティット フランス 散歩・街歩き
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木組みの家が並んでいるのは可愛い。
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川の流れは建物の下を結構な水量で流れているのがわかりました。
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傾斜のあるところを進むために運河が作られています。
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段差を作ってます。
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閉じている水門。
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川はイル川。
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遊覧船がやってきました。
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水門の中に入ります。
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最初は低い位置にいますが、水門が閉じられ水が入れられるとだんだん船が上がってきます。
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少しずつ上がって来たのがわかるかな?
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船は反対側の水門が開くと出ていきます。
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ヴぉーバンダムのあたりは広くなってます。
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プティットフランスの端
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ダムからクヴェール橋の方向をみます。お天気が良いと美しいだろうと思います。
ここは夜景もきれいなようですが、疲れていて見逃しました。ヴオーバン ダム 自然・景勝地
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遊覧船でぐるっと回ってから歩いてみると旧市街の様子がよくわかります。プティットフランスの景色は美しいです。
クヴェール橋 建造物
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この旅行記へのコメント (2)
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- TSUNEさん 2014/05/15 11:32:52
- ストラスブールにいってきました。
- こんにちは、Hanaさん。
私もゴールデンウイーク後半に有給休暇をとり、リヨンとストラスブール、コルマールに行って来ましたのでストラスブールの様子を思い出しながら拝見させてもらいました。
遊覧船、確かに見にくいですよね。
屋根がない方が綺麗に撮影できるのになあと思いながら70分コースの遊覧をしていました。
ストラスブールの続き、コルマール編も楽しみにしています。
特にコルマールはストラスブールからの日帰りだったので楽しみにしています(笑)
- HANAさん からの返信 2014/05/15 15:49:25
- RE: ストラスブールにいってきました。
- TSUNEさん、読んでいただきありがとうございます。
GW後半ならお天気は良かったのではないでしょうか。
私たちはほとんど雨でしたが(;O;)
車で移動したのでマイナーなところが多いのですが。
ぼちぼち書いていきますのでまた読んでください。
HANA
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