圏央道厚木ＰＡのトイレ

2014/04/19 - 2014/04/19

現在、中央道と東名を結ぶ圏央道が建設中です。まだ、相模原市の中央部分が繋がっていないため、
東名から圏央道に入った車は、相模原愛川ＩＣまでしか行かれません。
今年の６／２８には、中央道から東名の区間が開通します。
この間に、厚木ＰＡがあります。まだ、トイレと喫煙所があるだけのＰＡですが、
なんとそこは小江戸の佇まい。ここまでやれるとは、恐れ入りました。
是非とも、この「粋」なトイレを見てやってくんなせい！

エリア 厚木(神奈川)

• 交通手段: 自家用車

外観は、屋根と格子が気になる程度。そんなに目立って変わってはいません。
左側には、将来売店になる部分が壁で仕切られています。
その先に、喫煙場所があります。

厚木パーキングエリア (外回り) 道の駅

ＰＡの案内板です。まだ、建設途上にあるため、わびしい雰囲気ですが、どっこい中身は大したものを造ってくれました。

女性用トイレ入り口です。普通の洋式の表示だと、スカートを履いているかや、色などで見分けますが、これなら一目瞭然。間違いようがありません。

中に入ると、まず目の前に、このような畳ベンチが並んでいます。
ベンチの前には、テレビモニターが。

入って右に行くと、格子戸が並ぶ個室が少しずつずれながら配されています。
まるで、１軒１軒の長屋みたい。ごめんくださいと、声を掛けたくなりそう。
玄関灯のような行灯は、使用中だと赤くなります。

パウダールームがこれ。もうトイレの滞在時間が大幅に長くなりそう。

ファミリートイレと名づけられた個室があります。中を覗いてびっくり。

なんと畳敷きです。「土足でどうぞ」と書いてありますが、日本人にそれができるでしょうか。
なぜ、畳なんでしょうね。便器から離れた部分だけが畳なら安心できるのに。

その向かいには、こんな小さなコーナーが。

男性トイレに入ってみましょう。

入ってすぐ、畳ベンチでモニター付きなのは、基本は同じですが、だいぶ雰囲気が違います。

パウダールームがないので、手洗いも簡素です。

男性用便器もなかなか粋な仕切りでプライバシーを確保。
突き当たりの個室は使用中のため、赤ランプが点灯しています。

男性用のファミリールームは、ちゃんと男の人が子供を連れているんですね。

中の畳は同様ですが、女性用より狭く、コーナーがありません。

男性用ですが、全身用鏡など、ずいぶんとこだわる洗面台がひとつ。

大屋根の下に、通路とトイレの建物が納まっている二重構造になっています。
この通路の先は現在通行止めになっていますが、売店が完成すれば、そのままそちらに行かれるようになることと思われます。

トイレの前には、坪庭もあります。
中央の鹿威し（ししおどし）と、甕は、水琴窟になっています。
耳を近づけると、甕の中から高い音が別次元のように聞こえてきます。

早く、圏央道が全線開通しないかな。絶対にこのＰＡは定宿（トイレ）にするわ！

ちょっと旅行記とは違いますが、是非ともこのすばらしいトイレを見に行って欲しくて、詳細に掲載しました。