2010/11/14 - 2010/11/15
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ペコちゃんさん
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秋から冬にかけては「アンコウ鍋」が美味しい時期です。
紅葉とアンコウ鍋を求めて、仲間10名と車2台で北茨城に出かけました。
<1日目>つくばエキスポセンター ⇒ 筑波山 ⇒ 野口雨情記念館 ⇒ 磯原温泉・二ツ島観光ホテル(宿泊)
<2日目>花貫渓谷 ⇒ 袋田の滝 ⇒ 那珂湊
という一泊二日の行程で、北茨城の紅葉と海の幸が楽しめた旅でした。
しかし、翌年の3月11日に、二ツ島の景観は一変しました。
僅か4か月前に、美しい景色と温泉・料理を体験したばかりなので、この大震災は本当にショックで、旅館の建物や利用客・従業員の皆さんは大丈夫だったのだろうか、気になっていました。
その後、大変な苦労を乗り越えて、9月から営業を再開した、という新聞記事を見た時は、心から嬉しくなり、胸が熱くなりました。
アンコウ鍋と紅葉を求めて、もう一度、二ツ島観光ホテルを訪れたいと思っています。
写真は、紅葉に染まる袋田の滝。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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常磐道を桜土浦I.Cで降りて、つくば方面へ向かい、「つくばエキスポセンター」へ立ち寄り。
1985年の科学万博(つくば’85)で、つくばエキスポセンターも万博の施設として建設され、万博終了後は、最新の科学技術や身近な科学などに親しんでもらうことを目的に、科学館として再オープンしています。 -
正面入り口から入ると、プラネタリウム・ホールの円い大きな屋根が見えます。
つくばエキスポセンター 美術館・博物館
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エキスポセンターの1階展示場には、触ると色が変わる不思議な壁や、高性能電気自動車「KAZ」、竜巻発生装置、足こぎ発電機などがあり・・・
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2階展示場には、宇宙への挑戦ゾーンなど、子供連れの家族には、一日いても飽きない施設です。
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サイエンスミュージアムショップでは、科学に関連したグッズが沢山ありましたが、キッズ用の宇宙服もありました!
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建物に併設されているプラネタリウムに入って見ました。
ここの座席はリクライニングシートなので、ゆったりと楽しめます。 -
星座と共に、つくばの街が360度でスクリーンに広がり、何だか幻想的です。
このプラネタリウムは世界最大級で、直径25.6mのドーム一杯に、美しい星空と迫力の全天周映像を見ることが出来ます。 -
正門を入った所に、実物大のH-IIロケットの模型があります・・・高さは、何と50m!
見て、触って、高齢者(?)でも楽しく学べる科学館でした。 -
プラネタリウム・ホール(左側)と紅葉。
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エキスポセンターの周りの紅葉も、綺麗です。
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12時半を過ぎたので、つくば市内で昼食の店を探しましたが、今日は11月中旬の日曜日・・・七五三の関係で、大きな店は予約なしでは入れません。
止む無く、午後にハイキングを予定している筑波山に向かいましたが、ここも筑波山神社の七五三で、道路は大渋滞・・・筑波山を約800m登った所にある、そば処・日本料理『筑膳』に、やっと入れました。筑波山 自然・景勝地
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この店の建物は築100年の古民家で、庭先の紅葉も見事です。
おススメは石挽きソバですが、山菜料理・懐石料理も楽しめます。
ネギや人参・白身魚などの美味しい天ぷらと、完全手打ちの二八ソバに炊き込みご飯で、皆さん満足した様子。
食事が終わったのが14時なので、筑波山ハイキングは別の機会に廻し、北茨城に向かいます。筑波山 自然・景勝地
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常磐道を北茨城ICで降りて、「野口雨情記念館」に立ち寄りました。
野口雨情(1882~1945)は、この磯原に生まれ、高等小学校までこの地で過ごしました。
詩人・童謡作詞家として多くの名作を残し、北原白秋、西條八十と共に、童謡界の三大詩人と謳われています。 -
代表作は『十五夜お月さん』『七つの子』『赤い靴』『青い眼の人形』『シャボン玉』『こがね虫』『あの町この町』『雨降りお月さん』『証城寺の狸囃子』や、『波浮の港』『船頭小唄』など。
女の子の像からは、シャボン玉がフワフワと・・・ -
アンコウ鍋の時期は、ホテル・旅館の予約がなかなか取れません。
やっと予約できた「二ツ島観光ホテル」に、17時前にチェックイン。 -
部屋から海を見ると、目の前に「二ツ島」が・・・露天風呂からも、良く見えました。
二ツ島 自然・景勝地
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夕食前に海岸を散歩しましたが、海も綺麗で景色のよい所です。
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お待ちかねの夕食タイム。
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この豪華な舟盛りを見て下さい!
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こんなに大きなメバルの煮付。
この後も、アンコウ鍋や茨城牛のステーキなど、食べきれないほどのボリュームでしたが、どれも美味しかった!・・・このホテルのリピーターが多い訳です。 -
<2日目>
朝食の前に、また海岸に行ってみました。
夏には海水浴客で賑わう磯原海岸の光景が、頭に浮かびます。 -
二ツ島の小さい方(右側)は、3.11後は水没して見えないようですが、この時はしっかり顔を出しています。
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大きい方の島には、トンネルのような大きな空洞があります。
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空洞の上には、浜菊の花が咲いていました。
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何か、神々しさも感じられる二ツ島です。
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木々の上には、ウミウが羽を休めています。
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それが、3.11を境に、このような姿に変り果てました。
小さい方は、地盤沈下のせいか、見えなくなってしまいました。
(2枚の写真はHPより) -
3.11当日は大きな揺れの後、大津波の前兆として、物凄い勢いで海の水が引いていき、約40分後に海水が目の前の堤防を2回程乗り越えて浸水しました。
当日は、ホテルは予約で満室だったそうですが、地震発生時にはお客さんは未だ来館しておらず、宿泊客が被害を受けることはありませんでした。
ホテルは大きな被害を受けましたが、従業員も全員無事だったのが、何より幸いな事でした。
目の前の二ツ島が、押し寄せる津波を、ホテルの前で左右に切り分けてくれ、少しでも被害を小さくしてくれたのかもしれません。
二ツ島は今でも、悠然とホテルの前に佇み、ウミウ達も島に戻ってきました。二ツ島 自然・景勝地
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これは、読売新聞(2011.9.18)に掲載されたコラム。
津波により、宴会場の半分が冠水し、厨房設備や食器類も損壊し、廃棄物はトラックで48台分もあったそうです。
営業再開を後押ししたのは、これまでにこのホテルを利用したお客さんからの声援でした。
8月12日までに復旧工事が終わり、9月からお食事処、10月からは宿泊を再開しました。
関係者の方々の努力には、頭が下がります・・・本当に良かった! -
昨夜の夕食も凄かったけど、朝食もボリュームたっぷり。
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ご馳走様でした・・・お世話になりました。
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これまで、あまり観光に来ることがなかった北茨城ですが、見どころはいろいろあります。
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紅葉を求めて「花貫渓谷」に行きました。
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ここは初めて来ましたが、紅葉の木も多く、丁度見頃を迎えています。
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花貫川沿いに、名馬里ケ淵・不動滝・汐見滝吊り橋などの素晴らしい景色が続きます・・・これは、汐見滝。
渓谷一帯が赤や黄に染まり、遊歩道から紅葉狩りが楽しめます。 -
「汐見滝吊り橋」・・・周りの紅葉がトンネルを作り、眼下の汐見滝や花貫川の清流も美しい景観になっています。
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この橋の長さは約60m、幅は1.5mで、川からの高さは約10.7m。
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見事な紅葉を、ご覧下さい。
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赤だけでなく、黄色や緑が混じった木も美しい。
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身も心も赤く染まったひと時でした。
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花貫渓谷を後にして、1時間半ほどで袋田の滝に着きました。
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久慈川の支流・滝川に架かる袋田の滝は、華厳滝・那智滝とともに日本三名瀑のひとつに数えられ、高さ120m、幅73mの大きさを誇ります。
久慈川 自然・景勝地
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大岩壁を四段に流れることから、別名「四度の滝」とも呼ばれ、その昔、西行法師が訪れた際、「四季に一度ずつ来てみなければ本当の良さはわからない」と絶賛したことから、とも言われます。
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色とりどりの紅葉が渓谷を飾り、滝は鮮やかにドレスアップ・・・自然の手によるこの豪華な風景画に、ただ息を呑むばかりです。
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滝の後は「竜神橋」の紅葉を見に行く予定でしたが、小雨が降ってきたので、パス。
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昼食は、少し遅くなりましたが、那珂湊に着いて、回転寿司に・・・
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魚の本場は、ネタも分厚く、美味!
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市場を覗くと大きなアンコウが・・・昨夜のアンコウ鍋を思い出します。
温泉・海の幸・紅葉と、茨城の秋を仲間と楽しみました。
もう一度、ゆっくり訪れてみたいと思います。
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