イグアスの滝 −ボートで滝壺に−

2014/01/09 - 2014/01/09

イグアスの滝を上空から見るとU字形に陥没しているのが分かる。そのU字形の一番奥に「悪魔ののど笛」と呼ばれる場所がある。その近くまで、Macuco Safariというボート・ツアーのゴムボートに乗って、ずぶ濡れ覚悟で見に行った。

日本人観光客の多くは、雨がっぱを着ている。外国人のほとんどは、Tシャツ、短パンの軽装だ。
ゴムボートは、モーターをフル回転させて、飛んでいくので、却って滝の下にいるという恐怖心は消えている。ときどきサービス精神でか、右に左にと急旋回する。
最奥の滝が見えてきたところで、ボートが停止し、それ! というように滝壺に突っ込んでいく。滝つぼに入った瞬間息が止まりそうになる。これを何度か繰り替えして、もう勘弁してくれと思った時、早やボートは向きを変えて猛スピードで戻っていった。

滝つぼに入ったら、ずぶ濡れになる。カメラや携帯電話など水に濡れたら困るものは、ビニール袋に入れなければだめだ。本当に水中カメラを持って行ってよかった。

この後、遊覧ヘリコプターでイグアスの滝を上空から見た。上空から見ると、まさにU字形に陥没しているのが分かる。すばらしい景観だった。

エリア イグアスの滝周辺(ブラジル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス

ボート・サファリのチケットだ。いよいよ出発する。

ボート乗り場に行くまで、先ず電気自動車に乗り、ジャングルを行く。

次いで、ジープに乗り継いで、坂を下っていく。

やっと船着き場に着いた。

いよいよ、ここでライフジャケットを着て、ボートに乗り込む。

これは、我々の前を行くボートだが、こんな感じでスピードを上げていく。

ボートの先端はこんな感じ。まわりがゴム製なので、ぶつかっても衝撃が少ないだろうなと変に安心して座る。

目線が低いので結構な迫力がある。

先頭に座ったため、見晴らしがよかった。その分、前面に波しぶきを受けたけど。

先頭にはスタッフが腰かけて、時々カメラ撮影をしている。
後で分かったがモニターに映った写真が有料で販売されていた。

ついに滝の奥部「悪魔ののど笛」にまでやってきた。
さあ、いよいよボートが滝壺へと突っ込んでいく。

超スピートで滝壺目がけて突っ込む。

滝の中に入ったときは、一瞬息がつまりそうだ。実際まわりは水しぶきで真っ白で何も見えない。

さあ、2度目の挑戦だ。
水中カメラを持って行ってよかった。

段々と水滴がレンズについて、ひどいことになっていた。

ブラジルのお父さんもびしょ濡れ。
この子連れの三人家族は先頭に座っていたので写真が自然と私のカメラの被写体になっていた。
ボートを降りた後、写真を送ってくれというので、こちらのメルアドを教えたが、まだ来ていない。待っています。

何度かの滝壺への突っ込みも終わり、興奮冷めやらぬ中、ボートは帰路に向かう。

また、ジープに乗って帰る。

ボートサファリも興奮したが、さらにヘリコプター遊覧に挑戦した。
空からイグアスの滝を探検するぞ。

われわれを乗せるヘリがやってきた。

ヘリは揺れることなく上空に舞い上がった。
あの向こうの森の中に滝があるはずだ。

大地に大きな切り込みを入れたように水煙を上げてイグアスの滝が現れた。

ブラジル側とアルゼンチン側の滝が一望に望める。
これがヘリコプターの威力だ。

ここが滝の一番奥にある悪魔ののど笛だ。U字形に陥没しているのが分かる。上空からならではのすごい迫力だ。

ヘリコプターは、滝の上を右に旋回し、次いで左に旋回した。滝上空にいる滞空時間は短く感じた。

料金は米ドルで110ドルとかなり高かったが、もう2度来ることもないだろうと奮発した。しかし充分、乗っただけの価値はあった。

では、上空からの写真を何枚かどうぞ。

アルゼンチン側の遊歩道が滝の真上まで伸びている。

イグアスの滝壺の中につっこむボートサファリと滝を上から見るヘリコプター遊覧に満喫した旅だった。

（おしまい）