2014/03/28 - 2014/03/28
286位(同エリア587件中)
魔法のじゅうたんさん
- 魔法のじゅうたんさんTOP
- 旅行記53冊
- クチコミ94件
- Q&A回答5件
- 73,980アクセス
- フォロワー7人
奈良県にある国宝の十一面観音菩薩像を拝観するバスツアーに参加しました。名古屋駅発の日帰りで三か所の寺院を巡りました。平日だったこともあって寺院は人も少なく、のんびりした良い一日でした。
行程は7:40名古屋駅前出発→室生寺→聖林寺→法華寺→名古屋駅前着(予定では19:40)です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
-
私を含めて今回のバスツアーの乗客は41名。ほぼ満席です。
定刻に名古屋駅前を出発。途中トイレ休憩を挟んで11時少し前に室生寺へ到着しました。
ずいぶん昔にここへは一度来ていますが、ちょうど石楠花の花の時期だったため、押すな押すなの人だかりでした。しかし今回は駐車場に停まっている観光バスは私が乗ってきた1台だけ。ゆっくり拝観できそうです。 -
集合は12時20分とのことなので、滞在時間は約1時間半。
-
石楠花のつぼみはまだ固そう。
-
仁王門をくぐります。
-
仁王様がお出迎え。
-
なかなかの迫力です。
-
仁王門を振り返って。
-
さて、石段が始まります。
-
まだまだ序の口。
-
石段を登り終えると金堂が正面に見えます。この中に多数の国宝や重文の仏像が安置されています。建物も平安初期のもので国宝だそうです。お目当ての十一面観音菩薩像はこの中です。通常は非公開で、春と秋の年2回の特別拝観時に公開されます。
堂内では撮影禁止なので写真はありませんが、ふっくらした優しいお顔の観音様でした。他にも釈迦如来立像、薬師如来像、地蔵菩薩像、文殊菩薩像、十二神将像が並んでいます。お寺の方に仏像や建物についての説明もしていただきました。 -
金堂から見下ろした弥勒堂です。ここには弥勒菩薩立像と客仏の釈迦如来坐像が安置されています。
-
金堂の周りをひとまわり。ナンテンの赤い実がきれいです。
-
また石段を上ります。
-
本堂です。この建物も国宝で、中に本尊の如意輪観音菩薩像が安置されています。
ツアーといっても広い境内で皆わりと自由に散策しているため、自分のペースで拝観できるのがうれしいです。 -
また石段です。そして石段の向こうに五重塔。
この五重塔も平安初期の建立といわれ国宝です。平成10年の台風で大きく損傷しましたが平成12年に修復、落慶しました。 -
高さは16.1メートルで屋外に建つ五重塔では最小だそうです。
-
天気も良いし時間もあるので奥の院を目指すことにしました。
-
苔むした大木。
-
この辺はまだ余裕で石段を登っていきます。
-
だんだん勾配が急になってくる。
-
動悸息切れ、膝ガクガクで休み休み石段を上って、やっと奥の院の下にたどり着きました。建物が見えているから頑張れたけど、ほんとにきつかったです。
-
何とか到着。もうフラフラ。
-
閻魔様の絵が奉納されていました。
ここまで来たんだから私の今までの悪行も許してもらえるだろうか…。 -
眼下には室生の街並み。
-
奥の院のさらに上の石塔。
-
奥の院、御影堂。弘法大師をお祀りしています。
-
ここを上って来たんだなぁ!
-
同じ石段を今度は下ります。上りの時よりは余裕あり。
-
上りの時は全然気づかなかった石仏。
-
こんな石塔もあちこちに点在していました。
-
この石楠花が咲くのにはまだ1か月ほどかかりそう。
奥の院から降りてくると金堂の周りには人影がありません。ツアーの方たちはどこへ行ってしまったんでしょう。集合時間までまだずいぶんあったので金堂に再入場し、もう一度ゆっくり拝観しました。 -
石楠花が咲くころはゴールデンウィークとも重なり、とっても賑わうんでしょうね。石楠花の花も見たいけれど、やっぱり静かなお寺が好きだなぁ、なんて思いながら室生寺を後にしました。
ちなみにバスに戻ってみると集合時間前でしたが、皆さんほぼ勢揃いでした。
次の目的地は桜井市にある聖林寺です。移動中のバスの中で昼食のお弁当を食べました。 -
室生寺のオマケ。
金堂の特別拝観は別途拝観料が必要ですが、拝観券代わりにこのチケットファイルを貰えます。 -
こちらは裏面。十二神将勢揃いです。
これなら別料金も許してあげようか…。 -
スタンプラリー感覚で集めている御朱印。
以前、どこかのお寺でスタンプラリーではありませんと諭されたことがありましたが…。 -
室生寺から1時間弱で聖林寺に到着。ここでも拝観時間は1時間ほどとってあり、ゆっくりできそうです。
最初に本堂でお寺の方から説明を受けました。ここの十一面観音菩薩像も国宝です。天平時代の作でもともとは大神神社の神宮寺の本尊だったものが、幕末に大八車に乗せられてこの寺にやってきたそうです。そのおかげで明治の廃仏毀釈の嵐を潜り抜けることが出来たのだそうです。 -
本堂の軒につるされた鐘。この向こうには十一面観音菩薩像の故郷、三輪山が見えます。
-
中央奥が三輪山です。観音様が寂しがらないように故郷が見えるこのお寺を避難先に選んだのでしょう。
-
おや、石造りの十一面観音菩薩様がお庭にいらっしゃいました。
-
さて、国宝の十一面観音菩薩像はこの廊下の向こうにある観音堂に安置されています。室生寺より凛々しい顔立ちの観音様でした。観音堂の扉が開いているときはガラスに太陽の光が反射してまぶしそうな表情に見えた観音様が、扉を閉めた時ニッコリ微笑んだように見えました。
-
お寺の境内からは見えませんが、山門のところから遠くに古墳も見えます。卑弥呼のものではないかと言われている古墳だそうです。
皆さん時間厳守で集合。ツアー最後の目的地、奈良市の法華寺へ向けてバスは出発しました。 -
本日ふたつめの御朱印。
-
いつもこうなのか、たまたまなのかわかりませんが、聖林寺から法華寺までの道路が大渋滞!ここにたどり着くのに2時間もかかってしまいました。と言っても移動中は睡眠中。起きたら着いてた、という感じでしたが、すでに4時20分ちかくになっていました。集合時間は5時。3か所の中で一番滞在時間が短くなってしまいました。
-
雪柳がきれいです。
-
こちらも。
-
しだれ桜。
-
西日を受けてシルエットが浮かび上がります。
-
艶やか。
-
法華寺の本堂。ここに国宝の十一面観音菩薩像が安置されています。年数回の特別開扉時以外は、同じお姿のご分身様(レプリカと言ってしまうと身もふたもない)の拝観になるそうです。
ちなみにただ今春季特別開扉中!
多くの人々に救いの手を差し伸べているうちに長くなってしまったという右腕といい、蓮の花と葉の光背といい、かなり特徴的なお姿です。 -
法華寺の拝観券。本堂の写真はこの絵を意識して撮ってみました。
-
浴室の隣の井戸。
-
サンシュユの花と浴室。サンシュユの黄色い花は春の訪れを感じさせてくれます。
-
浴室と書いて、「からふろ」と読みます。内部は非公開です。
-
本日三つめ。やはりスタンプラリー感覚から抜け出せない。
-
今回のバスツアーは天候に恵まれ渋滞こそあったものの、三か所の寺院では私たち以外の観光バスは来ておらず、比較的滞在時間も長くとってあり、ゆっくり拝観することができました。
日帰りのバスツアーに参加するのは、ずい分久しぶりだったんですが、今年はこんなお手軽な旅も増やしてみようと思っています。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
55