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2014年2月25日(火)<br /><br /><br />ニースに8連泊、10日の旅に出る。<br /><br />ミシュランの赤ガイド、緑ガイド、トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表、ミシュランの十万分の一道路地図などを見ながら、出発前に夢を膨らませる。<br /><br /><br />大阪を8時に出発、成田、パリと乗り継ぎ、ニース到着は20時。<br /><br />空港から空港まで、12時間プラス時差8時間で、実質20時間。<br /><br />60年前私が国鉄に入社して車掌を実習したとき、東京・鹿児島間が最速列車で27時間だったと記憶するが、便利な世の中になったものだ。<br /><br /><br />ミモザ花盛りのコートダジュールを一度訪ねたい。<br /><br />これは、私の長年の念願だった。<br /><br /><br />記憶を辿ってゆくと、これまで少なくとも3回コートダジュールを訪れている。<br /><br />1960年代の初めに、一人の列車旅、1970年代の初めに家族四人のドライブ、そして1990年代の初めに家内と二人のドライブ。<br /><br />それぞれ視点が変わり、印象も変化していた。<br /><br />そしてその都度この地域を見る目が深くなった気がする。<br /><br /><br />その都度ミモザ満開時の景色の美しさについて、「そのシーズンにもう一度是非・・・」と、地元の方々から誘われたものだ。<br /><br />ミモザの花は、わが国におけるサクラのようなものだと考えた。<br /><br />ミモザの花はふさふさとしたボリューム感があり、レモンイェローをやや濃くした色調が美しい。<br /><br />さらにその色調と、紺碧の地中海や、それを映す、抜けるような晴天をバックにしたコントラストの見事さが、比類ない感動を醸し出すのだ。<br /><br /><br />そのミモザのシーズンに合わせたように、カーニバルの行列がある。<br /><br />ニースのカーニバルの主役は、人間と共に花と聞く。<br /><br />そして私は、行列などの見物と同時あるいはそれ以上に、街の盛り上がったお祭り気分の空気を感じたい。<br /><br /><br />その他にも、私が見たいものは、リニューアルされ、美化されつつある街の変化だった。<br /><br />ニース市内は、モダーンなトラム(市電)の建設により、すっかりダイナミックになったと聞く。<br /><br />このトラムは、公園の周りなど、トロリー線による風致阻害を避け、電池走行する。<br /><br /><br />街の景色を良くするために、出費を惜しまない。<br /><br />その背景にフランスが誇る「公共交通特別税」制度の力があったと推測する。<br /><br /><br />郊外の新都市「ソフィア・アンティポリス」の成長ぶりも楽しみだ。<br /><br />この新都市は、コートダジュールの気候や景色の良さを生かし、世界のインテリジェントな研究所や産業を集め、新しい未来感覚によるモダンな地域づくりを試みつつある。<br /><br /><br />(2014年3月28日 片瀬貴文記)<br />

ニースのカーニバル【1】紺碧の空をバックに黄金色のミモザ映え

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2014/02/25 - 2014/03/06

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ソフィ

ソフィさん

2014年2月25日(火)


ニースに8連泊、10日の旅に出る。

ミシュランの赤ガイド、緑ガイド、トーマスクックヨーロッパ鉄道時刻表、ミシュランの十万分の一道路地図などを見ながら、出発前に夢を膨らませる。


大阪を8時に出発、成田、パリと乗り継ぎ、ニース到着は20時。

空港から空港まで、12時間プラス時差8時間で、実質20時間。

60年前私が国鉄に入社して車掌を実習したとき、東京・鹿児島間が最速列車で27時間だったと記憶するが、便利な世の中になったものだ。


ミモザ花盛りのコートダジュールを一度訪ねたい。

これは、私の長年の念願だった。


記憶を辿ってゆくと、これまで少なくとも3回コートダジュールを訪れている。

1960年代の初めに、一人の列車旅、1970年代の初めに家族四人のドライブ、そして1990年代の初めに家内と二人のドライブ。

それぞれ視点が変わり、印象も変化していた。

そしてその都度この地域を見る目が深くなった気がする。


その都度ミモザ満開時の景色の美しさについて、「そのシーズンにもう一度是非・・・」と、地元の方々から誘われたものだ。

ミモザの花は、わが国におけるサクラのようなものだと考えた。

ミモザの花はふさふさとしたボリューム感があり、レモンイェローをやや濃くした色調が美しい。

さらにその色調と、紺碧の地中海や、それを映す、抜けるような晴天をバックにしたコントラストの見事さが、比類ない感動を醸し出すのだ。


そのミモザのシーズンに合わせたように、カーニバルの行列がある。

ニースのカーニバルの主役は、人間と共に花と聞く。

そして私は、行列などの見物と同時あるいはそれ以上に、街の盛り上がったお祭り気分の空気を感じたい。


その他にも、私が見たいものは、リニューアルされ、美化されつつある街の変化だった。

ニース市内は、モダーンなトラム(市電)の建設により、すっかりダイナミックになったと聞く。

このトラムは、公園の周りなど、トロリー線による風致阻害を避け、電池走行する。


街の景色を良くするために、出費を惜しまない。

その背景にフランスが誇る「公共交通特別税」制度の力があったと推測する。


郊外の新都市「ソフィア・アンティポリス」の成長ぶりも楽しみだ。

この新都市は、コートダジュールの気候や景色の良さを生かし、世界のインテリジェントな研究所や産業を集め、新しい未来感覚によるモダンな地域づくりを試みつつある。


(2014年3月28日 片瀬貴文記)

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
3.5
ショッピング
3.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
鉄道 観光バス
利用旅行会社
JTB

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  • 紺碧の空に映える<br />黄金色のミモザ

    紺碧の空に映える
    黄金色のミモザ

  • 華やかな<br />ホテル・ル・ネグレスコの<br />玄関前

    華やかな
    ホテル・ル・ネグレスコの
    玄関前

  • ホテルの窓から<br />コートダジュールの夜明けを見る

    ホテルの窓から
    コートダジュールの夜明けを見る

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