2014/03/17 - 2014/03/18
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ゆっくりOm Koiさん
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70キロのダートの奥に居心地の良い町を見つけました。
名はモンギャウン。
北タイの「あの町」の昔に面影が重なるようです。
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3月17日 『毒を喰らわば皿』
チャイントンで追い返され再びシャン州の東南端に閉じ込められました。
こうなったら検問の無い道を片っ端から行ってみます。 -
15日の『モンヤン・ロード』のダート探索の際、調子のってダートを飛ばしていたらナンバープレートを無くしました。
この辺りでトータル8000キロの走行。
積み重なった金属疲労だと思われます。 -
主要街道の4号線はおそらくタウンジーまで完全舗装でしょう。
再び閉じ込められたとは言っても広大なシャン州です。
脇街道にはダートがまだ残っている筈です。
まずはメコン川沿いのチャインラップを目指します。 -
タチレクから約35キロでターレイ。
緑豊かな小さな町。 -
この町から東へ分岐している道へ入ります。
ミャンマー文字のみの道路標識が圧倒的です。
まだミャンマー文字は読めません。感で。 -
約7キロでダートが始まります。
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思った通り、ダートが残っていました。
「モンヤン・ロード」と同じ道幅の広い「街道ダート」です。 -
オジさんがのんびりとトラックを洗っています。
平地の小川ですが水はキレイです。 -
走り易いフラットダート。
交通量は少ないです。 -
ターレイから約28キロ。
ミャンマーのダート区間の橋梁はどれもしっかりと作られています。
物資運搬の大型トラックを想定しているようです。 -
ターレイから約35キロの集落。
集落の密度は疎らです。
一つ一つの集落の規模は結構大きいです。 -
ターレイから約38キロ。
ピカピカのお寺。
何だかありがたみにかけますが記念に一枚。
朝、整備に手間取り出発が遅れたのでもう夕暮れが迫っています。
ダート探索は結構時間が経つのが早いです。 -
空に赤みが差してくると心が急かされますね。
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ターレイから約51キロの集落。
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ターレイから約52キロでダートは終了。
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大きな集落が現れました。
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ターレイから約56キロ、チャインラップに到着。
某地図では「セング」と表記されています。
この奥で道は行き止まり。
集落はメコン川のすぐ側の筈です。
メコン川を拝みたかったのですが道が見当たりません。
日没が迫って来たので今日はココまで。
約45キロのダートでした。 -
3月18日。今日はモンギャウンの町を目指します。
ターレイを過ぎてすぐの集落でガソリンの補給。
少し大きな集落には必ずこんなお店があります。
大抵、小さな商店も併設しているので各補給もOK。
去年の旅行記でも書きましたが、ミャンマーは日本よりもガス欠の心配はありません。 -
タチレクから約70キロ。
モンパヤックの少し手前の分岐。
この分岐を東へ入ります。 -
分岐から少しの間は舗装路。
真新しい路面です、最近舗装されたようです。 -
約1.5キロでダートになります。
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こちらもいい感じの「街道ダート」です。
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ミャンマーの簡易橋梁はどれも頑丈な造りです。
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『ロマンティックでない現実 2』
やっぱこうなっちゃいます。 -
4号線の分岐から26キロの集落。
ココから山越えが始まります。 -
モンパヤックーモンギャウン間にはバスがあります。
コレです。
人も荷物も満載です。
「峠越え」前の休憩のようです。 -
モンギャウンへの道は「峠越え」のダートです。
二つの山越えが待っています。
山道ですが道幅は十分に広いです。 -
4号線の分岐から約30キロ。
一つ目の山越えを終えた所にあった何かのパチもの。
…あーアレだ。 -
二つ目の山越えは少々ハード。
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この峠道の難所、「ガレ場」。
道床保持の大きな礫が風雨によって広範囲に露出しています。
写真は敢えて酷い箇所を寄って撮影したモノです。
ただ、コレに近いガレ場が断続的に続いています。
かなりの走行抵抗とホッピング。
さきほどのバスだとかなり辛い筈です。
追い抜いたバスが私のバックミラーに現れることはありませんでした。 -
この「ガレ場」慣れている地元民にもキツそうでした。
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4号線の分岐から約34キロの集落。
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やがて山越えも終わりに近付き…。
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4号線の分岐から約42キロの集落。
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この集落を出てすぐの橋と検問所。
ギクリとしましたが笑顔で「通過OK」でした。 -
4号線の分岐から約56キロ、平野部に下りてきました。
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4号線の分岐から約67キロの集落。
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竣工間もないお寺。
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さらに平地のダートを行きます。
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今回、ミャンマーでよく目にした光景。
「住民普請」の舗装工事。 -
おとうさん、暑い中ご苦労様です。
この後めいいっぱいの笑顔を頂きました。 -
『夫々の理想郷』
4号線の分岐から約70キロ。
ダートが終わり大きな町が現れました。 -
4号線の分岐から約71キロ、モンギャウンです。
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角の商店、年期入ってます。
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古い町並みが残っています。
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どうやら、門前町のようです。
北タイの観光地に「パーイ」があります。
昔のパーイを知っている人に話を聞くと… -
いい感じの食堂兼商店、夜は酒場。
「チェンマイからの道も酷かった、半分ダートだったよ…」
「町にはまだ1軒しかゲストハウスがなくてさ…」
「静かな風情ある佇まいだったね…」
この現在のモンギャウンにそっくりです。 -
町の商店のおばさんに「この町に宿ありますか」と尋ねると
「一軒だけあるよ」。
別に居合わせたおばさんが、わざわざバイクに乗って案内してくれました。
大きなバイクの大きな私に皆、始めは凝視してましたが排他的な感じは一切ありませんでした。
特別フレンドリーてなこともありませんが、基本皆親切でした。 -
門前通りの南の端のこの三叉路。
写真は脇道に入って大通に向かった風景。 -
この三叉路を東(手前)に500mでこのゲストハウス。
今の所、モンギャウンで外国人が宿泊できるのはココだけ。 -
「パーミット持ってるか?」と聞かれました。
どうやらモンギャウンで宿泊するにはパーミットが必要なようです。 -
「ほら、タイ人だってパーミットが要るんだよ。」
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「今来た70キロを引き返せと?」
「待ってろ。」
宿の主人は私のパスポートを持って公安へ直談判してくれました。
「今日は特例!」
「他の旅行者には言うなよ。」
ありがとうございます。
広い敷地のバンガロータイプ。 -
私に充てがわれたのはバンガローでなく長屋タイプの部屋。
完成したばかりのキレイな建家、キレイなお部屋。
テレビ、冷蔵庫は無し。
完成…途中のようです。
ファンがまだ取り付けされていませんでした。
5000チャット。
モンギャウンに宿泊できるだけで御の字です。
これで十分です。 -
バスルームもキレイ。
これこれ、「ひまわりシャワー」。
これ好きなんです。
バスアメは必要最小限ありました。 -
宿の確保が出来たのでもう少しダート探索。
町のシンボルのこのお寺。
街道はこのお寺の脇を通り、更に北東へ。 -
更に奥地へとダートは続きます。
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モンギャウンから約16キロの集落。
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モンギャウンから約23キロの検問所、無人。
彼女は只の通りすがり。 -
橋を渡って…。
やはりココも頑丈に造ってあります。 -
モンギャウンから約24キロ。
中国資本のバナナ農園。
ひたすら「異様」な風景です。 -
モンギャウンから約30キロ。
モンユに到着。
この標識は町から約2キロ手間にありました。
広いエリアを指すようです。
フルダートでした。
4号線の分岐から起算すると約100キロのダートです。 -
モンユの中心街。
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モンギャウンよりは小さな町ですがココも良い雰囲気の町です。
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町のすぐ側はナムレー川。
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モンユの北の外れ、この先に艀の渡し場と検問所が。
ここでアウト。
怒られました、目笑ってなかったです。
空気もピリピリでした。
「ここは『管理区域』で外人来ちゃダメなの!」
キレイな身なりの上官っぽい人が現れ、ゆっくりと丁寧な英語で
聞かせてくれました。
目笑ってない所か怖かったです。
少し調子に乗りすぎました。
即、撤収です。 -
結局、コレが原因でタチレクまで帰ることに。
「何所に泊まっているのだ」と聞かれて正直に
「モンギャウン」だと答えてしまったのです。
当然、モンギャウンの公安と町に一箇所しか無いあのゲストハウスに連絡が周り…。
「タチレクへ帰りなさい。」 -
日没間近の100キロのダートを半泣きで帰るハメになりました。
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せっかく見つけたダートの奥の理想郷、モンギャウン。
ゆっくり宿泊して夜のお散歩、朝もやの市街と昼ビール。
欲張ったせいで夢と消えました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- シノカさん 2014/04/01 21:49:08
- ミャンマーの田舎町
- 相変わらず素敵な風景が広がっていますね。
地元民も珍しい外国人に親切にしてくれるんですね。
田舎町に外国人が宿泊できる宿があることにもちょっと
驚きました。
でもまだまだ国内をくまなく旅行するには制限があるん
ですね…。ダメと言われると、その先に行きたくなって
しまいます(笑)
お体の方は大丈夫ですか?
無理なさらないように…。
- ゆっくりOm Koiさん からの返信 2014/04/02 20:06:59
- シャン州だけだと良いのですが。
- メッセージありがとうございます。
シャン州・カチン州は民族問題を抱えている為、未だ色々と制限があるようです。
ゲストハウスも「OK」「NG」がありました。
「南から入ってこの両州を迂回すれば、中南部・北西部は割と自由だ。」
との情報があったので、次回は南からミャンマーへ入るつもりです。
「ミャンマー」は今回はこれでお終いです。
今、ラオスのウドムサイという町に滞在しています。
「ラオス」を幾つかUPしたいと思っています。
事故後の養生で10日無駄にしました。
日程的にも気分的にも「宙ぶらりん」な状態です。
ポールキャットさんの「ネパール編」もかなりの辺境行だと思います。
「インド・ネパール世界」を知らない私にとってまさに天涯魔境の地です。
それとネパールのバス。
かなりハードと聞きました。
体の大きい(デブな)私にはキツイのですよ。
Om Koi
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- 猫大好きさん 2014/03/29 09:52:54
- カオサンからヤンゴン行きのバスが・・・
- はじめまして
旅行記とても面白いですね
ミャンマーツーリング自分も狙っています
なんかネット見てたらこんなの発見しました
http://www.vegatravelbangkok.com/bus-to-myanmar.php
カオサンからヤンゴン等まで直行バスが出てるみたいです
ルートもでてるのでうがMae Sot とゆうボーダー越えていってるみたいです
ここのボーダーからやったら案外すんなりいけてしまうかもしてないですね
- ゆっくりOm Koiさん からの返信 2014/04/02 19:47:40
- 競争ですね。
- 先ずは「相互お気に入り」宜しくお願いします。
初めまして、Om Koiです。
猫大好きさんもミャンマーツーリングを狙っているのですね。
どちらがより遠くまで行くか競争ですね。
私は来年、メソットから再挑戦します。
私も若きパッカーの頃、カオサンを徘徊したことがありました。
ただ、「カオサン発〜」のバスに良い思い出がありません。
私は今回チャイントンでキックバックを喰らいました。
その帰りに軽い転倒事故を起こし、養生のためアジトのタイ・チェンライ県メチャンで
10日無駄に過ごすことになりました。
今、ラオスのウドムサイに滞在しております。
ようやくネット環境のあるホテルに辿り着きました。
「ラオス篇」を2つほどUPする予定です。
よかったら見てやって下さい。
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