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茅ヶ崎は海に面し夏涼しく冬は暖かという恵まれた気候から明治から昭和初期にかけて多くの著名人が別荘や邸宅を構え暮らしていました。しかし戦後は急速に東京、横浜のベッドタウン化が進み多くの別荘地は住宅開発の波にのまれて取り壊されてしまいました。<br />僅かながら当時の面影が残る地を訪ねてみました。

茅ヶ崎 かつての邸宅跡 高砂緑地と氷室椿庭園

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2014/03/19 - 2014/03/22

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エトランゼ

エトランゼさん

茅ヶ崎は海に面し夏涼しく冬は暖かという恵まれた気候から明治から昭和初期にかけて多くの著名人が別荘や邸宅を構え暮らしていました。しかし戦後は急速に東京、横浜のベッドタウン化が進み多くの別荘地は住宅開発の波にのまれて取り壊されてしまいました。
僅かながら当時の面影が残る地を訪ねてみました。

  • 茅ヶ崎駅から海の方(南)に200mほど行くと住宅街の中に緑豊かな高砂緑地(たかすなりょくち)があります。市立図書館や美術館も隣接する静かな住宅街です。

    茅ヶ崎駅から海の方(南)に200mほど行くと住宅街の中に緑豊かな高砂緑地(たかすなりょくち)があります。市立図書館や美術館も隣接する静かな住宅街です。

  • この高砂緑地には明治時代の俳優、川上音二郎と貞奴夫妻が明治35年頃に住まいを構え、「萬松園」と名付け住んでいました。

    この高砂緑地には明治時代の俳優、川上音二郎と貞奴夫妻が明治35年頃に住まいを構え、「萬松園」と名付け住んでいました。

  • 敷地内には夫妻の記念碑があります。

    敷地内には夫妻の記念碑があります。

  • 川上音二郎、貞奴夫妻

    川上音二郎、貞奴夫妻

  • 井戸枠が残されているところが夫妻の住居跡だといわれています。

    井戸枠が残されているところが夫妻の住居跡だといわれています。

  • 大正時代になると実業家であった原安三郎氏(元日本火薬会長)が、川上音二郎の住宅を含むこの地域一帯を購入し、新たに 広大な別荘地とし「松籟荘」(しょうらいそう)と名付けました。南欧風の洋館や日本庭園を持つ、茅ヶ崎でも有数の別荘地として知られるようになりました。

    大正時代になると実業家であった原安三郎氏(元日本火薬会長)が、川上音二郎の住宅を含むこの地域一帯を購入し、新たに 広大な別荘地とし「松籟荘」(しょうらいそう)と名付けました。南欧風の洋館や日本庭園を持つ、茅ヶ崎でも有数の別荘地として知られるようになりました。

  • 昭和59年には敷地を茅ヶ崎市が購入し、往時の別荘地の景観を良く残す緑地公園として市民に公開されるようになりました。日本庭園には「松籟荘」時代に作られた庭園がそのまま残され泉池・築山・石橋・梅林などが配されています。

    昭和59年には敷地を茅ヶ崎市が購入し、往時の別荘地の景観を良く残す緑地公園として市民に公開されるようになりました。日本庭園には「松籟荘」時代に作られた庭園がそのまま残され泉池・築山・石橋・梅林などが配されています。

  • 築山にはなぜか奈良薬師寺の三重塔を模した塔が建てられています。

    築山にはなぜか奈良薬師寺の三重塔を模した塔が建てられています。

  • 日本庭園の一角にあるのが「松籟庵」です。<br />平成元年、岩田孝八氏(「長崎屋」の創設者)の母上が亡くなられた際に、末永く茅ヶ崎に残る有形物をと1億円を市に寄贈され建設された茶室と書院です。<br />茶室は京都にある裏千家の代表的な茶室である「又隠」を、書院は表千家不審菴の「松風楼」を模して建てられました。

    日本庭園の一角にあるのが「松籟庵」です。
    平成元年、岩田孝八氏(「長崎屋」の創設者)の母上が亡くなられた際に、末永く茅ヶ崎に残る有形物をと1億円を市に寄贈され建設された茶室と書院です。
    茶室は京都にある裏千家の代表的な茶室である「又隠」を、書院は表千家不審菴の「松風楼」を模して建てられました。

  • 原安三郎氏によって建てられた洋館は壊されてしまいましたがその玄関前庭と塀が一部残っています。

    原安三郎氏によって建てられた洋館は壊されてしまいましたがその玄関前庭と塀が一部残っています。

  • 噴水やタイル、敷石などに南欧風の洋館を偲ばせる松籟荘の玄関前庭です。<br />昭和59年に解体されたという洋館母屋を見てみたかったものです。

    噴水やタイル、敷石などに南欧風の洋館を偲ばせる松籟荘の玄関前庭です。
    昭和59年に解体されたという洋館母屋を見てみたかったものです。

  • 残された塀に沿って階段を上ると市立美術館があります。

    残された塀に沿って階段を上ると市立美術館があります。

  • 緑に囲まれたガラス張りの美術館。

    緑に囲まれたガラス張りの美術館。

  • 高砂緑地にある平塚らいてうの碑。彼女も一時期茅ヶ崎に住んでいました。<br /><br />「元始、女性は太陽であった」<br />

    高砂緑地にある平塚らいてうの碑。彼女も一時期茅ヶ崎に住んでいました。

    「元始、女性は太陽であった」

  • 後日訪れたのは「氷室椿庭園」。<br />この庭園は雄三通り(加山雄三の実家があったことから名付けられた通り)から少し東に入った瀟洒な住宅街にあります。

    後日訪れたのは「氷室椿庭園」。
    この庭園は雄三通り(加山雄三の実家があったことから名付けられた通り)から少し東に入った瀟洒な住宅街にあります。

    氷室椿庭園 公園・植物園

  • 三井不動産の元副社長である氷室 捷爾氏、花子さん夫妻の邸宅があったところです。その庭園が茅ヶ崎市へ寄贈され平成3年10月に開園しました。

    三井不動産の元副社長である氷室 捷爾氏、花子さん夫妻の邸宅があったところです。その庭園が茅ヶ崎市へ寄贈され平成3年10月に開園しました。

  • 広さ2800m2の庭に250種もの椿が植えられているので長い間花を見ることができます。

    広さ2800m2の庭に250種もの椿が植えられているので長い間花を見ることができます。

  • 椿を愛されたご夫妻により作られた品種もあり珍しい椿、色とりどりの椿が楽しめます。

    椿を愛されたご夫妻により作られた品種もあり珍しい椿、色とりどりの椿が楽しめます。

  • 蜀紅

    蜀紅

  • 京唐子<br />

    京唐子

  • 匂宮<br />

    匂宮

  • 月日星

    月日星

  • 細雪

    細雪

  • 高く低く、花に囲まれ、香りに包まれ、歩きながら椿の種類の多さにびっくりします。

    高く低く、花に囲まれ、香りに包まれ、歩きながら椿の種類の多さにびっくりします。

  • 天人椿

    天人椿

  • 白頭山<br />透けるような白がきれい。

    白頭山
    透けるような白がきれい。

  • 隠れ磯

    隠れ磯

  • 隠れ磯  <br />淡いピンクの花も

    隠れ磯
    淡いピンクの花も

  • 崑崙黒<br />珍しい黒い椿なんですが写真の撮りにくい位置に咲いていました。

    崑崙黒
    珍しい黒い椿なんですが写真の撮りにくい位置に咲いていました。

  • 蝶の花形<br />花の中に蝶がいるよう。<br />

    蝶の花形
    花の中に蝶がいるよう。

  • まだまだ種類を増やすのでしょうか。

    まだまだ種類を増やすのでしょうか。

  • お天気がいいので富士山もくっきり。すっかり春の陽気の海岸線を歩いて帰りました。

    お天気がいいので富士山もくっきり。すっかり春の陽気の海岸線を歩いて帰りました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 前日光さん 2014/04/07 23:15:02
    「たかすな」って読むんですね?
    エトランゼさん、こんばんは。
    4月になったのに、ここ数日こちらは花冷えの日々です。

    茅ヶ崎は温かいのでしょうか?

    「高砂」は「たかさご」緑地かと思っていましたら、「たかすな」だったのですね?
    地名とか人名って、その土地の人にしか分からない読み方や謂われがあって、興味深いです。

    茅ヶ崎には川上音二郎・貞奴夫妻はじめ、平塚らいちょうなども住んでいたのですね?
    「原始、女性は太陽であった!」私もこの言葉は好きです。
    高らかに女性の権利を歌い上げていて、聞くだけでも気持ちの良い言葉だと思うんですよ。

    氷室椿園も、本当にたくさんの種類の椿があって、すばらしいですね!
    椿は首からポトリと落ちるから縁起が悪いなどと言われますが、花の少ない寒い時期に鮮やかに凜として咲いている姿にハッとさせられることがあります。散り際も潔くて好きだわ。(桜のハラハラもいいけれどね(^_-))

    私の知らない素敵な所、ご紹介いただきましてありがとうございますm(_ _)m


    前日光

    エトランゼ

    エトランゼさん からの返信 2014/04/08 22:37:44
    RE: 「たかすな」って読むんですね?
    こんばんは〜

    今日は暖かくなりました。

    新しい地であちらこちらお花見に出かけています。
    今日は大山に行って来ました。まだきれいに咲いていましたよ。



    > 茅ヶ崎には川上音二郎・貞奴夫妻はじめ、平塚らいちょうなども住んでいたのですね?
    > 「原始、女性は太陽であった!」私もこの言葉は好きです。
    > 高らかに女性の権利を歌い上げていて、聞くだけでも気持ちの良い言葉だと思うんですよ。

    平塚らいちょうの碑があったので調べてみたら、1912年に茅ヶ崎で5歳年下の画家志望の奥村博史と出会い、青鞜社自体を巻き込んだ騒動ののちに事実婚を始めているのですね。
    らいちょうの他にも国木田独歩、城山三郎、開高健などなど茅ヶ崎ゆかりの文化人は多いので折々にその地を訪ねたいと思っています。
    今まで知らずにいた人物や歴史などの新しい発見がありなかなか楽しいのです。

    エトランゼ



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