2014/02/25 - 2014/02/26
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スタリモストさん
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シェカワティー地方のナワルガルに滞在して、「ハヴェリ」を見学した。日本ではあまり知られていないエリアだが、18c〜20c初頭に造られた豪華なハヴェリが街のあちこちに見られる。まさに街は「オープンミュージアム」のようであった。
□経過=デリー(1/14.15.16)→ボーパール(1/17.18.19)→マンドゥ(1/20.21)→アーメダバード(1/22.23.24.25.26)→ジュナーガル(1/27.28.29.30)→ジャムナガル(1/31)→ブージ(2/1.2.3.4.5.6)→パタン(2/7.8.9)→ ジャイサルメール(2/10.11.12.13.14.)→ジョドプール(2/15.16.17)→ウダイプル(2/18.19.20.21)→ブーンディ(2/22.23.24)→ナワルガル(2/25.26.27.28)→ジャイプール(3/1.2.3)→デリー(3/4.5.6)→帰国(3/7)
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□43日目(2/25)
今日は、ブーンディーからジャイプールを経由して、シェカワティー地方のナワルガルに移動する。朝6時すぎホテルを出た。あたりは真っ暗、夜明けにはまだ少し時間がいる。公共バススタンドに行くためにリキシャを探した。リキシャは街灯の下にポツンポツンと止まっているもののドライバーがいない。まだ家の中で寝ているのだ。困っていたら、道に佇んでいた男が近所迷惑な程大きな声で、前の家の2階にむけて名前を連呼し始めた。ドライバーを起こしてくれているようだ。男がほどなく降りてきてくれた時はとても有り難かった。言い値の50は良心的な運賃だった。100と言われても200と言われも支払っただろう。バススタンドからは6:45発のエクスプレスに乗車した。遅ればせながら重大な発見をした。男女で乗車賃が違うのだ。・・ジャイプールまでの運賃は私が161でスタリモストは118だった。女性は25%程割引されている。今まで利用した長距離バスのすべてではないが、2で割れない運賃の時があって不思議だったが、その理由がわかった。これはインドの公共バス全路線で適応されているのか、一部のエリアだけなのかは不明だが・・。車掌が一番前の3人掛けの席をあてがってくれた。ジャイプールまでの多くの時間が2人だったので楽だった。
※踏切前で列車の通過を待つ・・ -
12時に近く、ジャイプール市内に入って直後、トラブルが発生した。左から割り込んで来たトラックが、バスのサイドミラーと接触し完全に破損させてしまったのだ。バスはトラックの進路を塞ぎ急停車し、ドライバーは運転席から飛び降りてトラックに突進していった。バスの乗客も(もちろん私も)飛び出して成り行きを見守ったが、騒然とした状態はあっけなく2,3分で終わった。トラックがサイドミラー代を払って決着したようだ。
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サイドミラーがなくては走行が難しいのでどうするものか心配だったが、走り始めて数百メートル先の路肩で停車し、運転手がミラーを買ってきて装着した。まあ何と早い決着だろう。一番前の席から一部始終を見せてもらい、スピーディーな展開に拍手をおくった。ボロバスに不釣り合いな新品のミラーをつけて12時15分、無事ジャイプールバスターミナルに滑り込んだ。
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サモサとチャイで腹ごしらえをしてバスを乗り換えた。12:42に発車したバス(男111、女83)は、ナワルガルが終着ではないので、何度も車掌に「着いたら教えて」と念を押しておいた。このバスもエクスプレスで、かなり飛ばして16:15にナワルガルバススタンドに着いた。合計9時間の長旅だったので、さすがに疲れた。それでも、ホテルまで2キロと踏んでいたので、リキシャが言ってきた50に承知出来ず、歩き始めたもののバッグがずしりと重くなり、横を通ったリキシャの3台目も50と言ったので乗り込んだ。都会とくらべて田舎は乗り合いリキシャが基本となるのか、独占すると高くなるのだろう。
※ホテル入口 -
ホテルは「Rajesh Jangid ツーリストペンション」を利用した。近くにホテル「アパニ・ダニ」(我らの家)というのがある。環境に配慮したエコフレンドリィーに徹し、持続可能なツーリズムを目指すことを旨としていて、酒・たばこは持ち込み不可となっている。この「アパニ・ダニ」はラメシュ氏が経営し、「Rajesh Jangid ツーリストペンション」はラメシュ氏の息子Rajesh Jangid 氏が経営していることもあり、「アパニ・ダニ」ほど厳格ではないものの、それに準ずるポリシィーで運営がなされている。居心地のよいテラス付きの部屋をあてがってもらった(朝食付き1350)。レセプションエリアで、インドの名車「アンバサダー」修理再生中だった。職人を住まわせ部品を加工して組み立てていた。オーナーの道楽だ。
夕飯は、ホテルですませた。同宿の4人のフランス人と一つのテーブルについた。ターリーのセットで、使われている素材はアパニ・ダニの菜園で有機農法で育てられたものだろう。素材の良さを生かし、スパイス控えめの上品なターリーだった。
居心地のよいホテルではあったが、難点は近所から一晩中それも毎日ヒンディー音楽が流れて、止むことがなかったことだ。あれは何なのか全く理解に苦しんだ。平気でスタリモストは爆睡しているが、私は耳栓しても浅い眠りしか得られなかった。近くのモスクから早朝、大音響でアザーンが流れたり、結婚式のどんちゃん騒ぎが夜遅く続くのは異国の風物詩として許容出来るが・・こんなのは初めて。近所から苦情が出ないのだろうか。 -
ゴミも分別される。しかし分別にふさわしい処理がなされるのかはいささか疑問・・。
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□44日目(2/26)
ホテルで提供された朝食は、トースト、バタージャム、バナナラッシー、チャイとシンプルだったが、バナナラッシーはとても濃厚で身体の活力源になりそうだ。テーブルを共にしたイギリス人カップルは70歳代。到着したデリー駅で「あなたたちの予約した列車は出ない。私達の手配する車で移動するのが賢明。」と、近づいてきた男に勧められたという。「どうしてすぐわかるウソをつくのか信じられない」と。全く同感だ。
※井戸の遺構。とても深く掘られている。 -
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旧市街に入っていく。
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旧市街の中心。ロバが大活躍。
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寺院・・
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「ハヴェリ」が現れた。
「ハヴェリ」は、マールワーリと言われる豪商たちが建てた大邸宅。このシェカワティ地方のハヴェリの特徴は外観の壮麗さとともに、壁面に描かれた多様なフレスコ画にある。びっしり壁面を埋め尽くしたそれは、インドの伝統的な細密画(ミニアチュア)とは様式が異なるが、様々な物語が描かれていて飽きることはない。ナワルガルはシェカワティ地方の中でも観光開発が進んでいない街であり、観光客相手の商売人に邪魔されず、じっくりハヴェリを鑑賞できる利点がある。街には500余のハヴェリが点在し、シャカワティ地方に範囲を広げると5000を超えると言う。しかし、その多くが荒廃進行中であり、修復と保全がなされているものは数えるほどしかない。 -
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まさに街は、「青空美術館」だ。人々の暮らしの中にハヴェリがおさまり、垣根なく同列に存在している。
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フランス人観光客とよく出会った。この地方は、フランスではインドの穴場的な観光地と知られているようだ。
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一部のハヴェリは、1階が商店や何かしらの工房として使用されている。
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「Dr. ラムナス・ハヴェリ」(100+30カメラ)は、修復がなされ、随所にユニークな絵画が見られた。
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「アパニ・ダニ」に行ってみた。ブーゲンビリアが咲き乱れ、かわいいコテージが並んでいた。インドらしからぬ、ヨーロッパの片田舎の風情があった。長年フランスに住んでいたオーナーのラメシュ氏の良き感性が感じられた。応対してくれたラメシュ氏は、静かな物腰の人だった。地域振興のための様々なプロジェクトを立ち上げているようだが、それでも肩肘張らない自然体の風格があった。「ダイコン」を抜いて4ツ割にして塩を振って食べさせてくれた。ピリッとした辛味が走った。日本から来た私たちにとっては有り難いもてなしだ。・・・ご飯の上に刻んだ大根を載せ、数滴醤油を垂らして、熱い茶を掛けて、ズルズルとお茶漬したらさぞ美味しいだろうな。・・・
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ホテルに戻る途中に結婚式場があった。ひっきりなしに人が入っていく。手招きしてくれるので、いつものことだけど拝見させていただいた。生憎新郎新婦は不在だったが、ちょうど会食の最中。
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会場のかたわらでは、大鍋でプリーを大量に揚げている最中だ。
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中年男性が近づいてきて、「今日は2000人がここに来ます。あなたたちが食べることはノープロブラムです。ぜひ食べていってください。」と勧めてくれ、席をつくってくれた。もうこうなれば引き下がる事は出来ない。形だけいただこうとしたものの、それでは失礼になるかもと手を伸ばしていくと、これがなかなか美味しい。ついプリーをおかわりした。誘ってくれた男は、満面の笑みを浮かべて、「あなたたちは大切な客人です。それもエレクトロニクスの国の日本から来た人たちです。一緒に食事をし、祝ってくれてこんなにうれしいことはありません。新郎新婦もさぞや喜ぶでしょう。」と。・・・私は不覚にも涙を浮かべてしまった。何故かくも垣根が低く、温かく受け入れてくれるのか。・・慎ましいダルカレーだったけど、今まで食べたカレーの中で一番美味しく感じたし、一番思い出に残るカレーとなった。
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会場を出て歩いていたら、凄いデコレーションの結婚式の車列が通過していった。おそらくあの会場に向かうのだろう。祝福の気持ちを込めて大きく手を振った。
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ナワルガルの街の黄昏・・・
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