2014/02/10 - 2014/02/13
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funasanさん
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ホテル『ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティ』に3連泊(1人旅)してきた。最初は車(4駆スタッドレス)で行こうと思っていたが、2月8日から降った大雪の前にビビってしまいJR利用に変更した。このホテルは八ヶ岳山麓の深い森の中にあり、車がないとどこにも行けない。よって、今回はホテル内に閉じこもってひたすら読書・温泉・グルメにする。限りなく自由で怠惰な生活を送る。
写真:雪に埋まる『ダイヤモンド八ヶ岳美術館』と背後の南アルプス
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/
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名古屋駅11時発のJR特急「しなの9号」(写真)に乗って塩尻に向かう。特急列車の旅は誠に快適である。車窓の雪景色を眺めながらコーヒーを飲み、先ずは読書タイムにする。
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文庫本の『老後の真実ー不安なく暮らすための新しい常識ー』文藝春秋編を読み出す。老後をどう豊かに過ごし、どのようにして最期を迎えるのか?実に面白く1時間くらい読書にふける。
写真:寝覚めの床 -
12時頃になってきたので駅弁を食べ、その後、少し昼寝をする。するともう塩尻に到着(12:53)である。ここで小淵沢行きの普通列車に乗り換えローカル列車の旅も味わう。
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14:00小淵沢駅(写真)に到着。JRの料金は特急料金を加えて片道約6000円。
小渕沢駅前からホテルの送迎車(14:10発)に乗ってダイヤモンド八ヶ岳に向かう。 -
快晴の空の下、ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティ(写真)に到着する。いつも車で来ているので、JR利用がいかに楽ちんであるか実感する。全く疲れがない。
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『ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティ』は会員制のホテルでオーナーには毎年無料宿泊券が5枚送られてくる。今回、それを3枚使う。
写真:ホテルロビー -
フロントで早めのチェックインをし部屋に向かう。客室は希望通り、アルプスビューの最上階(8階)の洋室である。
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リニューアルされた室内(写真)は洗練されており非常にいい。1人で使う分には十分な広さがある。
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窓側に座り心地の良い大型のソファーと小テーブル(写真)がある。ここで読書三昧をする。
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テレビはBS放送もOKである。特筆すべきことは、全客室にてWiFiによる無線インターネットが可能になったことである。エクシブでも、セラヴィリゾートでも実現していない事を、何とダイヤモンド八ヶ岳が先を越した。拍手!
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パソコンの電源をONにすれば(難しい設定なしで)自然にネットにつながる。窓側のソファーに座り、読書とインターネット三昧の生活ができる。
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大きな窓(写真)からは南アルプスが一望のもとにに見える。
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客室のバルコニーも適度の広さがあり、ここからはまさに息を呑む絶景(写真)が広がる。この眺めのためにダイヤモンド八ヶ岳に泊まると言っても過言ではない。
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雪の「北岳」「仙丈岳」「甲斐駒ケ岳」は朝、昼、夕方、刻々と表情を変え、見ていて飽きない。
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天気が良いので「展望塔」(写真)に上ってみる。大型双眼鏡が設置されており正面の富士山が大アップで観察できる。ただし、今日は薄い雲にかかって富士山は見えない。
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私は時々ここに来て、富士山、南アルプス、八ケ岳連峰などの大パノラマを楽しむ。夜には、手の届きそうな満天の星空も見える。山好きな人にとってはロケーション抜群のホテルである。
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次に、美術館に行く。ホテルに併設されており一般の人はほとんど知らない「隠れ美術館」だ。
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館内には常設展としてロダンの彫刻やピカソやミロ、マリーローランサンなどの絵画が展示されている。特別展示室では「ミロ展」を開催している。
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ホテルフロント奥に「ラウンジ」(写真)があり、ここでコーヒーを注文して読書するのもいい。窓の外には屋外テラスもあるが今は雪で埋もれている。
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ラウンジのバーカウンター(写真)
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ラウンジから中庭(写真)を見る。右側がロビー・フロント、左側が美術館である。
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靴に滑り止めの金具を付けてホテルの周辺(写真)を散歩する。
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いきなり鹿(写真)が現れた。距離が離れているので鹿は逃げない。お互いにじっと見つめ合う。
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普通、鹿は群れで行動するがこの鹿(写真)は単独である。恐らく私と似た変な雄鹿であろう。彼?はしばらくクマザサの葉っぱを食べ、そして、悠然と去っていく。
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私は誰もいない雪道(写真)を1人で上っていく。空気は冷たく吐く息が白くなる。純白と静寂の森は素晴らしい。
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広い敷地に建つ天体ドーム付き別荘(写真)。どこのお金持ちさんか知る由もないが、趣味もここまでくれば立派である。
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別荘・田舎暮らしの立て看板が所々に立っている。
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周囲には立派なログハウス(写真)が沢山ある。私は別荘が欲しくてしょうがなかったが、夢が叶わなかった。しかし、今でも別荘を見ると欲しくなる。
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私は会員制リゾートクラブのメンバーとして各地のリゾートホテルに泊まり、周囲の別荘地を散歩する。お安く別荘ライフを楽しむ方法としてリゾートクラブは利用価値がある。
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ダイヤモンド八ヶ岳のルームチャージ(1室2名利用、食事なし)は八ケ岳オーナーの場合、平日6,700円 休前日7,850円。平日は「シングルユースチケット」が使えて1人で泊まって1室5000円。いづれも税・サ込み。
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よって、1週間くらいロングステイしてもそれ程懐は傷まない。ただし、部屋にキッチンがないので食事が問題となる。ここに泊まるごとにスタッフに「1室か2室でいいからロングステイ用にミニキッチン付きの部屋を作って欲しい」と要望しているのであるが、実現は遠い。
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何度利用しても大浴場(写真)の広さには感心する。開放感溢れる大浴場である。主浴風呂・泡風呂・寝湯・打たせ湯・ボディシャワー・サウナ・水風呂と種類も多い。
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私はいつも午後6時頃、大浴場に入る。この時間帯はほとんどの宿泊客は食事中なので大浴場を1人占めにできる。雪景色の露天風呂(写真)も風情がある。
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風呂上がりは「リラクゼーションルーム」に入り、全身マッサージをする。かなり精巧にできたマッサージ機(4台)が新規導入され、全身をほぐせる。以前はリクライニングのチェアーだけだったのでサービスアップに拍手!
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夕方6時頃になると夕陽(写真)が南アルプスの彼方に沈む。ホテル「ダイヤモンド八ヶ岳」が赤く染まる。
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太陽が沈んだ後の夕焼け空(写真)が刻々と変化していく。それを暖かい部屋のソファーに座りながら飽きもせず眺める。
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夕闇が迫るとレストランのテラスにイルミネーションが輝き出す。
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さて、お待ちかねのディナーである。夜7時30分、レストランに入り窓側の席(写真)に座る。雪のガーデンテラスの先にイルミネーションが点灯する。
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本日の夕食は「おもてなしフレンチコース」(6900円、税込・サ別)にする。無料宿泊券利用なので、食事のみの追加代金である。
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このコース料理は1泊2食の宿泊プラン「ウィンターリゾートフレンチプラン」の夕食メニューである。写真:アミューズ「チーズ&メルバトースト」
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1泊2食の宿泊プラン「ウィンターリゾートフレンチ」の料金は八ヶ岳オーナーの場合、平日12000円、休前日13000円。
写真:オードブル「フォアグラと明野大根のポアレ、バルサミコソース」 -
ところが、同じ宿泊プランでも姉妹オーナー(他のダイヤモンドソサエティオーナー)は平日13000円、休前日14200円、紹介者は平日14200円、休前日15400円と高くなる。いずれも税・サ込み。
写真:サラダバイキングより -
つまり、会員制リゾートクラブの「ダイヤモンドソサエティ」は明確に所有オーナー優先のポリシーを採用している。ここがエクシブとは大きな違いである。
写真:スープ「蛤のコンソメスープ」 -
ダイヤモンド八ヶ岳美術館のオーナーはこのホテルの大浴場を宿泊しなくても無料で使えるという特典もある。確かに、私はこのホテルの1室を共同所有しているので風呂ぐらい無料で使ってもいいかな?とは思うが。エクシブでは考えられないサービスである。
写真:パン2種 -
ただし、ダイヤモン八ヶ岳の年会費は80000円、北杜市への固定資産税が7300円かかる。
写真:魚料理「ブイヤベース仕立て」 -
これを高いと見るか?安いと見るか?
写真:お口直し「本日のグラニテ」 -
ミディアムレアで焼いてもらったフィレステーキが美味い。量も一口サイズの少量ではなくそれなりに食べごたえがある。
写真:肉料理「牛フィレステーキ、温野菜添え、赤ワインソース」 -
デザートも少量多品種で手抜きはない。
写真:デザート「小菓子と季節のフルーツ盛り合わせ」 -
最後はコーヒーで締める。満足のいくディナーであった。
写真:コーヒー
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