2013/11/07 - 2013/11/07
25位(同エリア86件中)
関連タグ
アリヤンさん
ネパールにきて44日目にしてやっと今回のタビの最大の目的であった「シンハ温泉」に行くことになりました。
ネパール第二の都市でヒマラヤ観光都市であるポカラの西方、バスで5,6時間の山中にある「シンハ温泉」です。
「チタマの歩き方」で紹介された文と写真を見て、「これだっ!」と思いました。
世界でも秘湯中の秘湯、「天然イオウ温泉純粋源泉かけ流し」に違いない!
日本では温泉としての基準クリアのために純粋な「天然源泉かけ流し」温泉は殆ど無い状態です。
火山地帯であるカムチャッカ半島にあった「パラトゥンカ温泉」
( http://4travel.jp/travelogue/10107106 )に浸かったとき初めて「天然イオウ温泉純粋源泉かけ流し温泉」の効能に驚いた経験から、そうした天然温泉は素晴らしく体にいいものに違いない、と考えておりました。
そうしたことから、アチコチが痛いイタイという神経痛?が「アレ、不思議!?」と治るに違いない、っと目論んでいたのでした。
かくして、ワタクシは今回のタビにネパールを選んだのでした。
なんせ秘湯ですから行くだけでも大変なトコロですので、今まではその準備段階であったにすぎないのでした。
*緊急避難ページ⇒2014年2月5日完成。
http://www.geocities.jp/ariyan9907/2013eightth_205.html
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
シンハ温泉郷に行くには、まずベニというところまで行かねばなりません。
一日一本しかない朝7時発のバスに乗るべくワタクシたちは6時にダムサイドの宿を出ました。
大きな荷物は宿に預けて軽いいでたちで出かけました。
外はまだ日の出前で真っ暗でした。
北の空には薄っすらとヒマラヤの山々が浮んで見えました。 -
今日のお天気は最近に無く良いものでした。
日の出前にこれだけはっきりとヒマラヤの山々が見えるのは珍しいくらいです。
「幸先は吉」とでたようです。 -
6時半ころの日の出時になると、かなり綺麗に山々が見えてきました。
-
チケットも持ってるいるし乗り場所も確認したので、お茶屋で熱いミルク紅茶を飲みながらバスを待ちます。
-
ノラ犬たちも朝ごはんを求めてバスターミナルに集まってきていました。
-
イチオシ
朝の光を受けて輝きだしたアンナプルナ山群。
バグルン・バスパークからこれだけのパノラマが見えるのです。 -
謎の旅人Tさんも今日はサランコットに登るために一緒にバスパークに来ていました。
サランコット行きバスは7時半とのことで、ワタクシたちはTさんに見送られてベニに行くことになります。 -
やっと「ポカラは毎日ヒマラヤが見える」日々が到来したようです。
-
バスはバグルン・バスパークから7時すぎに出発したのですが、ガラガラでした。
ガラガラでラッキー、っと思ったのですが、そのバスはポカラ北の端=ハラン・チョークで停まり、バスを乗り換えさせられた。
つまりハラン・チョークから出る乗客の多い他のバスに乗せられたのです。
そのバスはさすがに混んでいましたが、席はちゃんと用意してくれていました。 -
ワレワレのボロバスは順調にポカラから西方に進んで行きました。
ポカラ郊外に大きなチベット寺院がありました。
地図を見て見ると、この寺院の近くには大きなチベット難民キャンプがあるようです。 -
バスは進むにつれ客を拾うので、超過密状態になってきました。
赤ちゃんを抱っこしていた女性を座らせる為に車掌がやったことは、ワレワレの前の席に座っていた男性の席にその女性を座らせたのです。
一つの席に2人、座らせたのです。
こうしたアイデアは発展途上国では良くありがちなことなんです。
ヒドイ時は運転席に客を乗せてしまうケースもあったくらいです。
⇒http://4travel.jp/travelogue/10545672 -
バスは坂道を登り高度を上げますが、近所の山々に邪魔されて、マチャプチャレのとがった山頂とアンナプルナ4と2の頭部分が顔を出していました。
-
のぼりの道は九十九折になっていて、マチャプチャレのとがった山頂は見えたり隠れたりします。
-
バスはとにかく山の奥へ奥へと進み入ります 。
-
イチオシ
乗ったときから「エライ、ボロなバスやなあ 」と思っていましたが、乗ってから1時間ほど走った時、突然バーンという音とともに車内に煙が巻き上がりました。
スワッ、バス同士が衝突したのか!?
今までラッキーにも事故にあわなかったワレワ レもついに事故にあったか!?
この事故を如何にしのごうか?っと考えていたら、バスは停まってしまいました。
運転手と車掌が飛び出し後輪をチェックして いました。
乗客もワラワラと車外にでて覗き込みました 。
どうも事故ではなかったらしい。 -
ただでさえボロイいバスなんですが、そのタイヤたるや、いつパンクしても不思議ではないないほどのボロタイヤでした。
二重タイヤの内側のタイヤが破裂したようです。
さっそく緊急用のタイヤを出してきて交換です。
ところがその緊急用タイヤがまた輪をかけてボロボロでした。
「よくこんなボロ状態で長距離を走るナア」 と感心するよりも感動すら覚えるくらいボロ状態でした。
日本ではこんなボロさはどこを探しても見つかりません。
でも、そんなボロでもネパールのローカルバスは何時間も長距離を走るのでした。 -
タイヤ交換のあいだ約1時間。
乗客たちはそれぞれのスタイルで時間をやり過ごしています。
周りの山間部を見回します。
こんな山間にも棚田があり、 -
ヒトが住んでいます。
-
イチオシ
途中、停車したあるバス停での風景ヒトコマ。
頭の上に手ぬぐいを載せているこのニイちゃん。
なにをするするヒト?とずっと観察。
彼は台にいろいろ載せているので、それらを売るヒトかと思っていましたが、お客が来ると、台の上に用意した色んな素材を手早く小さなコップの中に放り込み、蜜みたいな液体を入れてコップの中をグルグルとかき混ぜて、新聞紙を上手に三角形に包んだカップに中身を入れ込みます。
客はソレを受け取ると、代金を支払う。
その中身を良く見ていると、南京豆とポップコーンと炒ったヒヨコ豆などを砂糖蜜を絡めたスナックでした。
みた目、大変美味しそうで、大人気でした。
物売りの中で、このニイちゃんトコだけに行列ができて一番の商売繁盛でした。
以後、ネパール中でよく見かけたスナック実演販売でした。
バスが行ってしまうと客は居なくなるので台を頭に載せて歩き出すのです。 -
ポカラを出て以来数時間。
左手に大きな川沿いに西へ西へとバスはガタガタと走り続けます。
ミャグディ川です。
たしかシンハ温泉はこの川の上流にあるはずです。 -
川沿いにはアチコチ人里がみえます。
-
深い渓谷をなすミャグディ川沿い。
-
水あるところ、どこでも稲の植わる田んぼが見られます。
今は秋ですから田はどこも黄金色です。 -
山々の切れ目の度に、ヒマラヤが見え隠れします。
-
谷間に見え隠れする雪山。
中国からキルギスタンに向かう時にも似たようなシチュエーションですが、ここの近くの山には緑があります。
しかも見えている雪山は、7000-8000メートル級のヒマラヤなのです。 -
なんとも人里はなれた遠いトコロにやって来たようです。
-
田畑あるところ人里あり。
-
ところによってはすでに稲は刈られ天日干しされています。
-
イチオシ
ぽっこり頭を出している雪山。
この形はポカラの街からでも天気の良い日には西の端によく見えていたダウラギリです。
シンハ・タトパニ(温泉)はミャグディ県、 ダウラギリ郡にあるので、ダウラギリが近くに見える、ということはシンハ温泉近くにやって来た、と云うことです。
*ダウラギリ(8167m)は、カンチェンジュン ガ(8586m)がみつかるまで世界一高い山と考えられていたらしい。 -
ウィキペディアから借りてきたダウラギリの写真に線を引っ張って見ました。
上の部分がシンハ温泉行き途中で谷間に見えていたダウラギリの頂上部分です。 -
山が割れているように見えます。
切れ目の筋奥には、ナント滝が落ちていました。 -
谷間に見えているこの雪山もダウラギリの一部だと思います。
このようにダウラギリがよく見えるように思われますが、実際に見えるのはごくマレで、 ほとんどは近くの山々に隠れて見えないのです。 -
ダウラギリの姿が近くなるにつれ、シンハ温泉郷が近づいてきたと実感できます。
ある農家の風景。 -
これまでの行程をグーグル写真地図で表すとこのようになります。
拡大版⇒http://www.geocities.jp/ariyan9910n/131107Map1.jpg -
参考までに詳しい地図で示すと、如何に遠いかが良く分かります。
拡大版⇒ http://www.geocities.jp/ariyan9910n/131107Map1-2.jpg
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
アリヤンさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
35