HEP（ヘップ）は大阪市北区角田町の複合施設で「HEP FIVE」（ヘップファイブ）、「HEP NAVIO」（ヘップナビオ）から構成されている。NAVIOはポルトガル語で「大きな船」という意味でTOHOシネマズ梅田三角形の土地を船の舳先に見立てた外観をしている。男性用服飾専門店の阪急百貨店メンズ館を中心に最上階にはTOHOシネマズのシネマコンプレックスがあり直通エレベータで結ばれている。<br />「ナビオ阪急」ができる以前は、この場所に、阪急交通社の前身となる阪急航空ビルのほか、東宝系の北野劇場・梅田劇場・梅田スカラ座の入る梅田東宝会館があった。１９８０年に跡地に地下２階、地上１０階建のナビオ阪急を建設し、以前営業していた３つの映画館（北野劇場・梅田劇場・梅田スカラ座）と１２０の店舗、ナビオ美術館を備える商業ビルとしてオープンしている。<br />阪急メンズ大阪は阪急百貨店うめだ本店の男性ファッションを中心とした別館でHEP NAVIOの地下１階から地上５階までの総売り場面積は、伊勢丹新宿店のメンズ館を上回り日本最大で約３００のブランドが揃う店舗で開業時の名称は「阪急百貨店メンズ館」。<br />TOHOシネマズ梅田　は２００７年に改称されたもので　１９８０年オープンのＴＯＨＯシネマ−ナビオ阪急8階の「北野劇場」「梅田劇場」「梅田スカラ座」が原型で１９９８年７階に「ナビオシネ4」「ナビオシネ5」を増設し“ナビオシネプレックス”と呼称、２００２年にシネマコンプレックスに改装２００７年『TOHOシネマズ梅田』に改称している。<br />株式会社ロフトは生活雑貨を扱うチェーンストア「ロフト」を運営する企業セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武の子会社。梅田ロフトは茶屋町再開発の一環として毎日放送本社と隣接、店舗改装を行い２０１１年にリニューアルオープン。東京テアトル系列のミニシアター「テアトル梅田」を併設している。<br />毎日放送は地上波によるテレビジョン放送、中波 (AM) によるラジオ放送を近畿広域圏を放送対象地域としている。本社ビルは大阪市北区茶屋町に２０１３年９月に竣工しており新館には中継基地、TVスタジオ、オフィス、ヘリポート、電波用鉄塔などが設置されるとのこと。従来からの本社屋（新館竣工に伴い「M館」と呼称）とは渡り廊下でつながるそうだ。<br />梅田芸術劇場（うめだげいじゅつげきじょう）は１９９２年に大阪市北区茶屋町の「ちゃやまちアプローズ」内に開場した劇場でメインホール（１階）とシアター・ドラマシティ（地下１階）がある。<br />オープン当時は「劇場・飛天」という名前で前身劇場「梅田コマ・スタジアム」の飛躍発展的移転という位置づけで「梅田コマ・スタジアム」の特徴でもあった円形舞台が採用されなかったこともあり「コマ」の名称を使わず、「劇場・飛天」としたが「梅田コマ・スタジアム」時代より集客力が落ち「飛天」の名前が馴染まなかったことで「梅田コマ劇場」に改称しさらに後に現在の名「梅田芸術劇場」（梅芸）に改称している。<br />「梅田コマ劇場」は１９５６年に完成した「梅田コマ・スタジアム」が前身で現在の「HEP FIVE」の東半分の位置にあった劇場で「梅田コマ・ゴールド」「梅田コマ・シルバー」という２つの映画館もあった。現在「梅田コマ劇場」跡地を紹介する小さな花壇がある。<br />「梅田コマ劇場」時代にはずいぶん観劇させてもらい楽しい思い出がある。<br />（写真は「梅田コマ劇場」跡地の案内花壇）<br />

日本の旅　関西を歩く　大阪市北区の「梅田コマ劇場」跡地、ＨＥＰＦＩＶＥ、梅田芸術劇場、毎日放送周辺

28いいね！

2014/01/21 - 2014/01/21

1182位(同エリア4487件中)

#街歩き

関連タグ

#散歩・散策

さすらいおじさんさん

フォローする

HEP（ヘップ）は大阪市北区角田町の複合施設で「HEP FIVE」（ヘップファイブ）、「HEP NAVIO」（ヘップナビオ）から構成されている。NAVIOはポルトガル語で「大きな船」という意味でTOHOシネマズ梅田三角形の土地を船の舳先に見立てた外観をしている。男性用服飾専門店の阪急百貨店メンズ館を中心に最上階にはTOHOシネマズのシネマコンプレックスがあり直通エレベータで結ばれている。
「ナビオ阪急」ができる以前は、この場所に、阪急交通社の前身となる阪急航空ビルのほか、東宝系の北野劇場・梅田劇場・梅田スカラ座の入る梅田東宝会館があった。１９８０年に跡地に地下２階、地上１０階建のナビオ阪急を建設し、以前営業していた３つの映画館（北野劇場・梅田劇場・梅田スカラ座）と１２０の店舗、ナビオ美術館を備える商業ビルとしてオープンしている。
阪急メンズ大阪は阪急百貨店うめだ本店の男性ファッションを中心とした別館でHEP NAVIOの地下１階から地上５階までの総売り場面積は、伊勢丹新宿店のメンズ館を上回り日本最大で約３００のブランドが揃う店舗で開業時の名称は「阪急百貨店メンズ館」。
TOHOシネマズ梅田　は２００７年に改称されたもので　１９８０年オープンのＴＯＨＯシネマ−ナビオ阪急8階の「北野劇場」「梅田劇場」「梅田スカラ座」が原型で１９９８年７階に「ナビオシネ4」「ナビオシネ5」を増設し“ナビオシネプレックス”と呼称、２００２年にシネマコンプレックスに改装２００７年『TOHOシネマズ梅田』に改称している。
株式会社ロフトは生活雑貨を扱うチェーンストア「ロフト」を運営する企業セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武の子会社。梅田ロフトは茶屋町再開発の一環として毎日放送本社と隣接、店舗改装を行い２０１１年にリニューアルオープン。東京テアトル系列のミニシアター「テアトル梅田」を併設している。
毎日放送は地上波によるテレビジョン放送、中波 (AM) によるラジオ放送を近畿広域圏を放送対象地域としている。本社ビルは大阪市北区茶屋町に２０１３年９月に竣工しており新館には中継基地、TVスタジオ、オフィス、ヘリポート、電波用鉄塔などが設置されるとのこと。従来からの本社屋（新館竣工に伴い「M館」と呼称）とは渡り廊下でつながるそうだ。
梅田芸術劇場（うめだげいじゅつげきじょう）は１９９２年に大阪市北区茶屋町の「ちゃやまちアプローズ」内に開場した劇場でメインホール（１階）とシアター・ドラマシティ（地下１階）がある。
オープン当時は「劇場・飛天」という名前で前身劇場「梅田コマ・スタジアム」の飛躍発展的移転という位置づけで「梅田コマ・スタジアム」の特徴でもあった円形舞台が採用されなかったこともあり「コマ」の名称を使わず、「劇場・飛天」としたが「梅田コマ・スタジアム」時代より集客力が落ち「飛天」の名前が馴染まなかったことで「梅田コマ劇場」に改称しさらに後に現在の名「梅田芸術劇場」（梅芸）に改称している。
「梅田コマ劇場」は１９５６年に完成した「梅田コマ・スタジアム」が前身で現在の「HEP FIVE」の東半分の位置にあった劇場で「梅田コマ・ゴールド」「梅田コマ・シルバー」という２つの映画館もあった。現在「梅田コマ劇場」跡地を紹介する小さな花壇がある。
「梅田コマ劇場」時代にはずいぶん観劇させてもらい楽しい思い出がある。
（写真は「梅田コマ劇場」跡地の案内花壇）