2011/11/12 - 2011/11/13
7位(同エリア46件中)
RAINDANCEさん
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スペイン北部、カンタブリア州の西の端、リエバナ地方の村であるポテスを訪れました。この村は、葡萄の絞り粕から作る「オルホ」という蒸留酒で有名で、年に一度開催されるオルホ祭で有名です。
★11月に開催されるオルホ祭にあわせて訪問、賑やかな祭の雰囲気を楽しむ
★ランチは、リエバナ地方の名物「コシード・レバニエゴ」を堪能。
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎コシード・レバニエゴ
◎オルホ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カンタブリアの州都であるサンタンデルから南西方面へ100km強はあるでしょうか...(ポテスへ向かう途中、川沿いのモニュメント)
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「ピコス・デ・エウロパ(ヨーロッパの頂)」と呼ばれる、スペイン北部の山岳地帯の麓の村、ポテスへ到着です。
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村の真ん中をキビエサ川が流れています。
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川に面したレストランがあります。後ほどここで食事。
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「オルホ」を蒸留する蒸留器です。村の至る所で見かけます。
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これは、オルホのエル・コテロン(El Coteron)という銘柄。オルホは、スペイン北部ならスーパーなどいたる所で買えます。これはハーブをブレンドしたもの。(すいません、中身は飲み干してしまいました)
日本でも楽天などの通販で買えます。 -
ここら辺ではシドラ(Sidra:シードル=りんご酒)もポピュラーで、シドラを注ぐ機器「エスカンシアドール(Escanciador)」が、あちらこちらの壁に備えられています。
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オルホ祭が開催される週末だけに、通りはすごく賑わっています。
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遅めの出発でしたので村に着いたのはもうお昼...お腹が減りました。であれば、地元のグルメを最大限味わうという私たちの旅のコンセプトに準じて...
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レストラン、「カサ・カジョ(Casa Cayo)」にてランチです!(着いて早々ですが)
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まずはリオハの赤ワイン、アニャレス(Añares)で。10.5ユーロ。
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パン。0.6ユーロ。
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エンサラダ・ミスタ(Ensalada Mixta)、ミックスサラダ。6.9ユーロ。
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レチャソ・アサド(Lechazo Asado)、子羊のロースト。14.5ユーロ。
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そしてこちらが、この地方の名物「コシード・レバニエゴ(Cocido Lebaniego)」。コシードとは煮物を意味し、訳すと「リエバナ地方の煮物」です。まず出てくるのはフィデオ(麺)入りのスープです。
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続いて、豚肉・ヒヨコマメ・ジャガイモ・キャベツ・チョリソなどを煮たものが出てきます。先ほどのスープはこの煮汁です。この煮物が美味い!
スープと煮物で15ユーロ。 -
ポストレ(デザート)です。カノニゴ(Canonigo)と呼ばれる牛乳プリンのようなものです。4ユーロ。
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いやー満腹。それでは村の散策に出かけましょう。
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まずは、キビエサ川沿いの遊歩道に降りてみます。四角い建物は王子の塔。
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石造りの橋が良い雰囲気。
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こちらにも。あ、川に落ちないように気をつけてね。
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ポテスは、人口1,500人前後の村です。
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デバ川とキビエサ川が合流するこの場所は、古代ローマ人によって戦略的立地と認識されていた様です。
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8世紀のアストゥリアス王国のアルフォンソ?世時代に村として見つけられたらしい。
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この村の最初の記録が残っているのは西暦847年で、10世紀頃にはリエバナ地方の中心として栄えたとのこと。
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13世紀には、王家にも認められリエバナ地方の中心的な村と見做されていました。
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現在においても、スペインの美しい村のひとつでもあります。
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そして、ピコス・デ・エウロパの美しい山々が、村の背景として彩りを添えます。
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村の中心地にあるサン・ビセンテ教会(Iglesia de San Vicente)。
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こちらが旧サン・ビセンテ教会で、14世紀に建てられたそうです。その後、18世紀までに増改築が進んだとのこと。
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その内部。
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祭壇。
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パイプオルガン。
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こちらは王子の塔(Torre del Infantado)。14世紀、カスティーリャ王国の国王アルフォンソ11世の息子であるエンリケ?世の兄弟であり、リエバナの領主であったテジョにより建てられたとのこと。
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塔と山々。この景色も良いです。
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塔の上に登ることができます。塔の上からの眺め。
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ピコス・デ・エウロパ。
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「緑のスペイン」を象徴する美しい景色。
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イチオシ
さて、今日はオルホ祭、バグパイプの音楽隊が演奏中。
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民族衣装をまとって賑やかな音楽を奏でています。
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有名な祭だけに、テレビ局の取材も来ています。
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夕暮れが近づくと、村のメインストリートでパレードが催されます。
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村の歴史や文化にちなんだ仮装をしながら行進です。
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カメラを構えていたら、Hola〜!
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先ほどの民族衣装の音楽隊も。
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スペイン北部では、このようなアイルランド系の文化が垣間見えます。
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自治区というか、集落・団体ごとに旗を掲げて行進します。
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思い思いに着飾って。
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あ、TV局のカメラが...。翌日、スペイン人の友人から、「お前、テレビに映ってたぞ!」との報告が。スペインでTVデビューしちゃいました。
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これは翌日の新聞。この地方では、祭が大きく取り上げられます。
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沈みゆく夕日とともに、パレードも終わります。
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キビエサ川も日が暮れ、明りが灯ります。
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ポテスのお祭りは夜通し続きますが、私たちは村から3kmほど離れたタマ(Tama)という集落にあるポサダ(Posada=ペンションのようなもの)へ。
今夜はここ、ポサダ・エル・コルカル・デ・リエバナ(Posada El Corcal de Liebana)に泊まります。(画像は翌朝撮ったもの) -
ポテスの村近辺の宿は、満杯で取れなかったので、少し離れたこちらに。
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アンティークで家庭的、ホスピタリティに溢れたポサダです。
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さて、ランチがガッツリだったので、夜は軽めに。ポサダと共同経営ですぐ傍にあるレストラン、カサ・フォフィ(Casa Fofi)にて。
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ハモン・イベリコをつまみにワインをいただきました。
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ポサダに戻って...客室のリビングルーム。
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ベッドルーム。
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バスルーム。
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フィットネスルームもあります。
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汗を流した後にはジャグジー。
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客室のテラス。
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テラスからの風景。朝食付きで一人1万円を切る料金はお得です。
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翌朝、朝食です。
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簡単なビュッフェスタイル。
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ハム、チーズ、トマト、ヨーグルト。
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こんな感じで軽く朝食をいただきます。
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ジュースとカフェ。
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さて、朝食を終えたところでポテスとタマを後にします。
あ、検問やってます。オルホ祭りの後だけに、飲酒の取り締まりですね。近年、スペインも飲酒運転の取り締まりが厳しくなっていますのでご注意ください。
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