2013/10/20 - 2013/10/21
21位(同エリア625件中)
クッキーさん
昼食後は一路パムッカレに向かいます。
ツアーの定番コース通りです。さまざまなパンフレットを比較してもコース取りはほとんど変わりませんね。
値段の違いは結局、ホテルと食事内容、人数の多少によるのでしょう。
お土産物屋さんへの強制収容の回数、なんていうのも加味されるのかもしれません。
パムッカレに着いたのはもう夕刻に近く、時間も少ないせいで白い石灰棚をざっくりと見て回ることしかできませんでした。
せっかくのヒエロポリス遺跡に入ったというのに遠景でしか見られなかったことも心残りです。
観光は不消化気味ですが、ツアーならではの食事は、一人旅での食事と比べて十分満足なものでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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-
12:46
ちょうど昼時。昼食会場に着きました。
AZIZIYEというレストランです。 -
入口を入ると、多くの機関車が置かれており、列車博物館みたいになっています。
レストランの所有なのか、あるいは鉄道公園とレストランが隣接しているのかよく判りませんが。
機関車を背景にウェディングカップルを撮っているカメラマンがいたので、カップルの前撮りみたいなものかと、カメラを向けたツアー仲間が、カメラマンに怒られちゃいました。どうも本物のカップルではなく雑誌か何かのモデルだったみたいです。 -
中庭に面したレストランに入ります。
-
ここでの客は私たちのグループだけでした。
レストランそのものは広いのに、テーブル間が狭く,ウェイトレスがサーブしかねるという有様。 -
野菜サラダとスープ。
味の記憶はもうはるか昔のことのように消え去っています。
ハエがまとわりついたことから話が盛り上がったなんてことを思い出すのは何故? -
トルコ風チャーハンというところ。
黄色いのはサフランの色付け。
このツアーの参加者の皆さんは、気さくで、気取らない方達ばかりでしたので、会話も弾み、ツアーでの不安の二つ目がすっかり解消しました。 -
トルコに来て初めての食事でしたが、どれも嫌いな味ではなかったです。
でもこの時以降、デザートは甘すぎるものばかりでした。
と言いつつ、この砂糖甘いトルコのお菓子にはまってしまって、一人完食しました。 -
13:40
この建物の脇を通って進んでいくと、別のレストランにつながっていました。
きれいな模様のタイルが飾られています。
エアコンの室外機がなければ良かったのだけど。 -
14:02
バスはパムッカレを目指してひた走ります。 -
どんな街にも見られたモスクとミナレット。
宗教が生活の中にしっかりと根を下ろしているようです。 -
14:15
突然現れた近代的な街並み。 -
トルコの近代化、成長ぶりがわかります。
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デニズリの表示。
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14:19
街中を少し離れると、田園風景の中のモスクとミナレット。 -
いちじくかオリーブかの畑。
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14:57
地熱発電所。
そういえばトルコも地震が多いところですね。 -
15:15
この辺りから、遠くに見える山々には木の一本も生えていません。
山、といえば森や木々しか思い浮かべられない日本人にとっては、なにか寒々しい荒涼たる感覚です。 -
こういう山々を見ているうちに、アフガニスタンの内戦の頃、「荒涼たる山岳地帯に住む民族」という形容を聞いたことをふと思い出しました。
観光地を巡る旅行ではあるけれど、実際にその国を走ってみる、歩いてみると、本やニュースなどでは知り得なかった現地のことがわかるというのも、旅行の醍醐味なのかもしれません。 -
あの山の方まで行くのかしら。
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15:40
車窓から、雪が積もったような場所が見えましたが、上手くカメラのタイミングが取れませんでした。
バス駐車場で降りて、入場口に向かいます。
エフェスは猫の楽園でしたが、こちらは犬が主役だそうです。
でも小柄でふっくらした猫ちゃんに比べて、やつれ気味で、かつ大柄な犬なのであまり可愛くないの。 -
この石灰棚を望む丘の上に紀元前190年に始まったこの頃としては最も内陸にある都市遺跡・ヒエラポリスがあります。
遺跡に向かって歩きますが、遺跡の中心部まで行く時間はないみたいです。
この辺りも既に遺跡内みたいですが・・ -
白い棚田が見えてきました。
パムッカレはトルコ語で「綿の城」の意味で、かつて綿の産地であったことに由来するのだとか。
世界的にも珍しい大規模な石灰棚のパムッカレは石灰を含んだお湯が下の平地に流れ落ちる途中で温度が下がって崖全体が結晶して真っ白な石灰棚ができました。 -
大小合わせて100以上の棚のプールがあります。
パムッカレは現在景観保護のためほとんどが立ち入り禁止で、一部だけしか入ることができません。 -
本来この石灰棚にはたっぷりのお湯が入っている超絶景でしたが、周辺の温泉ホテルの開発ラッシュでそちらにも温泉を供給したことで棚が枯れてしまったそうです。
今では石灰棚に流される温泉量がコントロールされていて、空のお皿状態になっいる棚がほとんどです。 -
下に見えているのが温泉街のようです。
緑に囲まれた雰囲気のある街です。
石灰棚は約3Km、厚さ300m、平地から100mの高さに形成されています。ここから見下ろすと、もっとずっと高い所にいるみたいです。 -
かつてパムッカレがもっと秘境であった頃の写真や映像で見たものとは随分雰囲気が違っています。
観光客が増えて人気になるのも考えものです。 -
この区域はオリジナルの石灰棚を保護するために、一部だけ観光客が入れるようにお湯を流している場所で、足首がようやく浸かるか浸からないくらいのお湯の深さです。
添乗員さんから靴を入れるビニール袋を渡されました。足を拭くタオルは持参するようにと言われていました。
この右側には石灰棚の縁に沿って掘割のような所にお湯が流れていて、足湯ができるようになっています。 -
遠くに見えるのは石灰棚を歩く人々。
自由時間には限りがあるので、あそこまでは行けません。 -
石灰棚を囲むように散策できます。
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パムッカレ温泉。
温泉プールの底には、ローマ時代の大理石の柱などのヒエラポリスの遺跡がゴロゴロ転がっています。
透明度は高く、上からでも遺跡の石柱がよく見えます。 -
遺跡を触りながらゆったりと泳げるなんて貴重な体験でしょうが、残念ながらただカメラに収めるだけです。
添乗員さんと現地ガイドさんは、温泉プール入口の外に設けられたベンチテーブルに腰を下ろして、優雅にチャイを飲んでいました。
あくせく歩き回らず、夕日を見ながら寛ぐのもいいかもしれませんね。 -
16:45
ヒエラポリス遺跡を遠くに見ながら駐車場に戻ります。
アップで撮っているのですぐ近くまで行ったように見えますが、はるか遠くにある円形劇場です。ローマ皇帝ハドリアヌス帝が築いたもの。 -
石灰棚を臨む丘の上に、ベルガモン王エウメネス2世によって建造された古代都市の遺跡がヒエラポリスです。
良質な温泉に治療目的の温泉保養地として多くの人が集まって都市ができたとされています。
2〜3世紀頃には人口10万人を数えたという典型的なローマ地方都市だったそうです。
広大な土地に円形劇場、アポロ神殿跡、北大浴場など見どころがたくさんあるそうですが・・
エフェス遺跡でかなり満足できたので、良しとしましょう。 -
田んぼのあぜ道のような黒ずんだ畝は、かつての石灰棚だそうです。
その脇に立っている石柱が歴史を感じさせます。 -
ヒエラポリス遺跡の想像図。
現地ガイドの説明では、保養地とは言うものの、治る見込みのない人々はこの地には入れてもらえなかったのだとか。 -
17:00
夕焼けの中バスが待っていました。
駐車場を含め、入口ゲート付近は最近きれいに整備されたんだそうです。 -
バスは一度石灰棚から離れて、
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ぐるっと回り込んで石灰棚を下から見上げる所にやってきました。
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先程上から見下ろしていた小さな街です。
温泉街といったところですね。
ゆっくり見たかったのに、非情にもバスはホテルを目指して走っていきます。 -
17:26
リッチモンド・パムッカレ・サーマルホテル外観。周囲にはいくつかのホテルもありますが、野中の一軒家という感じのホテルです。
喫煙組はチェックインを待つ間にも、ホテルの玄関口でたむろしています。 -
室内はビジネスホテル風です。
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湯船があるのはありがたいな。
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今日のチケット。
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18:18
夕食はホテルではなく、再びバスに乗って訪れた別のホテルのレストラン会場にて。
スープ。 -
前菜のインゲンか何かの和物。
この味は好みでした。 -
野菜サラダが山盛り。
料理にカメラを向けるのは、同席者に対してどうかなと、とても心配していましたが、杞憂に終わりました。
料理がサーブされると、テーブルの上にカメラがズラッと待機です。その数5台。
写し損ねて、食べかけになったりすると、まだ手をつけていない方が、どうぞと差し出してくれたりします。 -
メインは肉料理。
ちょっと硬かったような記憶が・・
夫は写真には全く興味を示さないし、料理を撮ることには好意的ではないのですが、他の方々がそうなので、好き放題カメラ小僧ができます。 -
デザートのフルーツ。
-
最後にトルココーヒー。
一人旅とは全く違って、フルコースですよ。
3ヶ月前の旅と、つい比べてしまいます。 -
バスでのドアトゥドアの観光なので、歩数も少なめですね。
にも関わらず、けっこう筋肉痛なのは年のせいですね。
暗くなるのが早い上に、ホテルの周りには何もないので、散策をしようという気は起こりません。
考えてみたら、関空を発ち、機上泊の後の最初の宿泊です。
いったい何時間起きていたことやら。 -
6:14
一夜明けて、朝食です。
昨夜あんなに食べた後、ただ寝ただけなので、ほとんど入りません。
興味本位で、申し訳程度に少しずつ味見です。 -
ドライフルーツとロクムとコーヒー。
ロクムはとっても砂糖甘いのだけど、ちょっとハマってしまっています。
一人旅ならお持ち帰りしたところだけど、次の食事もきっと充実しているだろうから、そんなことはしません。 -
6:45
デザートの品々が充実。 -
食べなかった品々。
多分ジャム類やオリーブの類だと思います。 -
ホテルの朝食会場。
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7:10
7時にはホテルを出発。
昨日素通りした街でちょっとバスが停まってくれました。
通りを横切って公園のような所に行きます。
普段、二人の写真を撮ることなんてめったにないのに、旅の間たくさんのツーショットを撮ってもらいました。 -
池の左手に湯煙が上がっていたので、とても気になってカメラ小僧が走ります。
パムッカレが温泉保養地だと納得です。 -
この時以来、皆さんにしっかりカメラ小僧の印象を植え付けてしまいました。
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