ゴッホ、スーラ他鑑賞＆『達磨』高橋名人の蕎麦

2014/01/10 - 2014/01/10

広島に行った。
　　広島県立美術館に『印象派を超えて』展を観に行った。
　　駅前福屋に『達磨』(北広島町)高橋名人の蕎麦を食べに行った。
　　美術館隣接の縮景園を少し。

エリア 広島市(広島)

「印象派を超えて」新印象派となった画家たちは、点々に拘るのでありました。

ゴッホ「種まく人」
ミレーに畏敬の念を抱いていたゴッホは農民の絵を多く描いています。
この絵は、青とオレンジの点描がチューブごと塗ったのかと思われる程厚塗りしてあり、奥にいくほど筆触が小さくなっている、とのことです。

スーラ「ポール・アン・ベッサンの日曜日」

“３原色＝赤・青・黄”
赤＋青＝紫⇔黄（補色）
黄＋青＝緑⇔赤（補色）
黄＋赤＝橙⇔青（補色）
（３色のうち混ぜた２色と残りの１色が補色となり互いに引き立たせる色となる。）

これらをパレット上で混ぜず、キャンパスの点を隣り合わせにすることで網膜上で色が混ざり合う「視覚上補色」を生み出したらしいです、スーラが。
つまり、赤と黄色の点々は一定距離から見るとオレンジに見える！(視覚混合)

シニャック「ダイニングルーム」

分割主義の技法であるこの点描は、忍耐と冷静さを要するそうです。
この絵、とても大きな絵ですが、近くで観ると小さな点々が敷き詰められています（＠＠）!
根気命！押忍！

ゴッホ「自画像」

ゴッホはパリに出て、分割主義の技法を取り入れますが、大胆で素早い筆触を好むゴッホの資質とこの細かい点々を地道に描く技法は相容れなかったそうです。

今回は『クレラー＝ミュラー美術館』(ｵﾗﾝﾀﾞｵｯﾃﾙﾛｰ)から90点が巡回しているようですが、広島ではそのうち74点が出品されていました。広島会場90点のうちの74点だから「ほぼクレラー＝ミュラー美術館展」でした。来月オランダ行きたいのですがこの美術館主要作品出張中ってことになるのかしら？(まぁゴッホだけでも269点を所蔵しているようですが。）

駅前福屋「達磨」

閉店１時間15分前に来てみると長蛇の列。最後尾の札の係員さんに「どのくらい待ちますかね？」と尋ねると「１時間です」　
私「今の時間が一番多いんですね」
係「いいえ。午前中から３時間半待ちで、今一番少ないですよ」
席についてお蕎麦が出るまでピッタリ１時間でした。御明算！

１枚735円
男性は３枚とか頼まれてました。
「喉越しが」とよく聞きますが、蕎麦が喉に接して通過していくのが分かります。これが「喉越し」なんですか!?　喉の感触を意識したのは初めてです。この感じ悪くない。これが「喉越し」なんでしょうか。喉と蕎麦のふれあい、そんなお蕎麦でした。

縮景園

広島城の別邸庭園として茶人上田宗箇(家老)作庭。

原爆投下により石橋だけが残ったようです。

その石橋とお庭。

冬のにょろにょろ。

葉っぱの上に実がなるシステム。

葉っぱの下に実がなるシステム。

小さな実。

大きな実。

小さな鳥。

大きな鳥。

スカートの木。

いちょう
植物季節観測用標本木（広島地方気象台）
この木が色づくと例年と比較するのでしょうか。
気分屋さんだと困りますね。

ぼだいじゅ。

薬草園

春になったら茂ること希望します。

たくさんの薬草が植えてあります。

これも薬草園。

にら
整腸強壮、止血、下痢止め
そうだったんや。

天心甘栗
洗浄薬
えっ。

たけのこの成長後

回遊式庭園

池を覗くとたくさんの鯉が寄ってきてかわいい。

エサをくれないと分かったときの撤収の速さ！

カモのブラヴィッシーモ。

クマザサみたいなカーペット。

明月亭
数寄屋造り、茅葺屋根の茶屋だそうです。

紅い川。

キノコに似た自然石の腰掛だそうです。（江戸時代）

夕照庵
屋根が萌え〜です。

もみじのカーペット。

フワフワとカサカサ。

ここからの支流のひとつが流川、現在は川は繁華街となった模様。？