中国茶・茶器の旅

2013/12/28 - 2013/12/31

旅の目的…①北京で各種緑茶と茶器の購入。
　　　　　②イスラム街（牛街）散策・イスラム茶器の購入。

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

21：30に北京首都国際空港に到着。北京駅行きバスに乗り、国際飯店前で下車。そこからホテルまで15分ほど歩きました。すでに23時くらいになっていましたが、大通りは明るく、警察官も取り締まりをしているので、夜でも安心して歩けます。ただし、胡同内は明かりはあるものの人通りは少ないのでちょっと寂しい感じです。

今回の宿「スーパー８ホテル　北京金宝街店」。エクスペディアで予約して一泊2000円弱でした。デポジットは200元。

ダブルベッドの部屋で、広さも十分。まあまあ清潔です。値段の割りに良い部屋でした。事前に有線LANが各部屋にあり、無料で使用できると紹介されていましたが、実際にはそのような設備は全くありませんでした。

浴槽は無く、シャワーのみです。シャワーの水圧はあまりよくありませんが、体を温めるには十分です。

2日目の朝、ホテルの外観

ホテルがある史家胡同。雰囲気があります。

地下鉄を乗り継ぎ、菜市口駅から歩いて5分くらいで牛街に到着。
ここは回族が多く住む場所で、イスラムの香りがします。

漢字以外にアラビア語らしき文字があちらこちらにあります。

礼拝寺。イスラム教のお寺です。

入り口で物乞いのおばさんに、「あなた回族でしょ？」「少しで良いからお金をちょうだい」と中国語でいきなり言われてびっくり。

礼拝寺内の売店で素敵な茶器（蓋碗）が売っているとネットで紹介されていたのですが、期待していたものはなくがっかりして退散しました。

肉屋さん。

牛か羊か？

またも行列

イスラムスーパーですが、なかはほとんど普通のスーパーと一緒でがっかり。地下は食品、1階は食品・雑貨類。1階の一角に少しだけイスラムグッズ（帽子、スカーフ、お祈り用絨毯、茶器、石鹸、装飾品等）がありました。
ここで蓋碗を1個購入。35元。他の店でも茶器を見たのですが、このスーパーに置いてあるものが値段も妥当で、質もまあまあでした。

老舗の「正興徳茶荘」。ここは100年以上の歴史があるお茶屋さんです。安心して買えるお店です。茶葉のほかに（高級）茶器も置いてあります。茶缶に入った茶葉を実際に確認でき、その場で手際よく紙に包んでくれます。高級なものから手ごろなものまでいろいろな種類のお茶がそろっていますが、私は500g・120元の「黄山毛峰」を100gだけ購入しました。

回族の小学校

小腹がすいたので牛肉麺を頂きました。8元くらいだったかな。

イスラムっぽい店内

アラビア語

店の看板

牛街から広安門内大街通りに出てバスに乗り湾子駅下車。その南側に馬連道茶市場があります。

どこを見てもお茶屋さんだらけ。ここでは茶器の購入が目的です。

有名な「馬連道茶城」。

デパートみたいに広いフロアにたくさんのお茶屋さんと茶器店が入っていますが、茶器に関しては安っぽいプリント柄のものなどもはかなり高めの値段がついていました。はっきり言って、この茶城は行く必要がないかもしれません。

客より店の従業員の方が多い状態で、とにかく入りにくいです。

次に訪れたのがカルフールとなりの京min茶城。この茶城内の茶器店がお勧めです。

こちらのお店は福建省出身の方が経営されていて、中国茶器の他、台湾茶器もたくさん扱っていました。こちらの値段は馬連道茶城の茶器店と比べて安く、妥当な値段でした。こちらで蓋碗（手書き、磁器）2個、ガラス茶壷（台湾製2個）、ガラス製蓋碗2個、ガラス製茶杯5個、ガラス製茶海2個を購入。値段ははっきり覚えていないのですが、蓋碗・茶壷は一個30元くらい、茶杯は1個5元くらいだったと思います。

さらに通りを歩いていくと「茶縁」という茶城があります。

中は迷路みたいになっていて、たくさんのお茶屋さんが入っています。客が少なく入りにくいのはどの茶城も同じ感じです。たまたま入り安そうな茶器店を発見。写真を撮るのを忘れましたが、こちらで青磁の蓋碗・茶壷を2個ずつ購入（一個30元くらい）。どの店もそうですが、「これいくらですか」と店員に尋ねて、店員が「××元」ですと言うと、その後「もう少し安くなりませんか」と言っても、もうそれ以上は値引きしてくれません。「高いから買えない」と去ろうとしても引き止める様子もありません。

前門周辺はイルミネーションが綺麗です。

お茶屋さんの前に有名な中国菓子店「稲香村」
ためしに伝統的な中国菓子を3種類1個ずつ購入。いろいろな種類のお菓子がありますが大体500gで20〜30元くらいです。支店がたくさんあり、宿泊してるホテルの近くにも支店があり、同じ商品が500g当たり数元安かったです。

こちらが北京で一番有名な「張一元」。こちらも100年以上の歴史のある老舗のお茶屋さんです。種類が豊富で値段もいろいろあります。茶缶の茶葉を実際にみてその場で店員さんが紙に包んでくれるので安心です。こちらでは2級信陽毛尖150元／500ｇを100g、4級龍井茶（qiantang産区）120元／500gを100g、1級湘波緑150元／500gを100g、1級香茶100元／500gを100g購入しました。すべて緑茶です。帰国後すべて飲んでみましたが、どれもそこそこ美味しいお茶でした。

張一元で六安瓜片を購入したかったのですが、400元／500gの1種類しかなかったので、数件となりにある「正興徳」で200元／500gの六安瓜片を100g×2袋購入しました。こちらは昼に牛街で購入した茶荘の大柵欄店です。茶缶から茶葉を出して包んでくれるのは一緒なのですが、こちらの店舗では紙ではなくアルミの袋に茶葉を入れ、口を圧してしっかりと閉じてくれるので、紙で包むよりも香りが逃げないのと、お土産としてもこちらの方がよいかと思います。こちらで購入した六安瓜片はすごく香りが良く、もっとたくさん買っておけばよかったとすこし後悔しています。

3日目は午後から再び馬連道茶市場をウロウロしました。この日は北京西駅から歩いていきました。北京西駅近くの食堂で、たまたまフリーwifiが使える店を発見。スマートフォンで何の登録も必要無く簡単にネットに接続できました。★北京市内では登録なしで出来るフリーwifiは少ないです。