2013/12/14 - 2013/12/15
37位(同エリア155件中)
霞町さん
プロイセン・ドイツ史に夢中になったあまり、ロシア語のできない女一人が、かつてのプロイセンはケーニヒスベルク(現在のカリーニングラード)を目指す旅行記です。ビザ・ホテル及び入出国の交通手段のみ旅行会社に依頼し、現地ではすべて独力で観光してまわります。
情報の少ない地域に関しては、私の知る限りのデータを記しておきました。カリーニングラードへ行ってみたい!と思われる方の一助になれば、望外の喜びです。
旅の始まりはベラルーシのミンスク。ここから陸路でカリグラを目指します!
※ちょこちょこ加筆しています^^
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅行記へのアクセス、誠にありがとうございます。この旅行記は、ドイツ・プロイセンの歴史に興味が高じたあまり、カリーニングラードへ突撃したへなちょこ旅行者の記録です。
旅行した人のスペック:ロシア語ほぼできない・ロシアへの渡航歴は1回・女一人・割合貧乏旅行も平気・ロシアの食事は大好物。
カリーニングラード(やミンスクなど)へ行きたいけれど、情報も乏しくどうすればいいのやら…という方のお役にたてれば!また、少しでも多くの方にカリーニングラードを訪れてほしい!との思いで書きました。拙さ満載でテキストが多く、写真は残念な感じですが、少しでもカリグラを旅する方が増えれば嬉しいです。
写真はミンスク中心部。どうしてこんなに人気がないんだ。そしてクリスマスツリーは意外に華やか。 -
【経路の決定】
カリーニングラード(以下「カリグラ」と書いてしまいます^^)へ行くにはどうすればいいか、というところから調べ始めました。
①ベルリンからエア・ベルリンで空路
②リガからエア・バルティックで空路
③モスクワからアエロフロート
④陸路(列車かバス)
時間がなければ①~③でしょうが、私はどうしても列車でカリグラ入りしたかった。理想は戦前のドイツ気分で(?)ベルリンから列車を利用したかったのですが、現在ではそうした路線はなくなってしまったようです。2010年くらいまであったらしいけれど…
今回はせっかくなので、ミンスクも加えて列車を利用。
【ビザ】
今回はアエロフロート便でモスクワを経由し、ミンスク入りしました。ロシアとベラルーシは入出国手続きを共通化しているため、モスクワで一度ロシア国内に入国する形となります。(ゆえに、飛行機の乗り継ぎも国内線扱いです)
その後、一度リトアニアへ出国し、さらに飛び地のカリグラへ再度入るため、ロシアのビザはダブルエントリーを取得。(このビザの特殊性のため、後に多少のトラブルが生じました)
また、ベラルーシ自体のビザも別途必要です。
今回はこのように、ビザの取得手続きが比較的複雑なものとなったため、完全な自力手配はあきらめました。旧ソ連に強いと言われる旅行会社に、ビザ・ホテル及び列車のチケットの手配を依頼しています。
ロシアのビザは東京のロシア大使館へ出向く必要があるので面倒です。
加えて、ロシアの列車はEチケットを発行できるものも多くありますが、今回利用した「琥珀」号やベラルーシ国内の列車のチケットは紙チケットしかなく、DHLを利用した輸送を手配すると結局、旅行会社の手数料に近い金額となりました。そのために、列車の手配も旅行会社にお願いすることとしました。
航空券はネットで適当に予約。
ビザ取得にバウチャーがいるので、ホテルも旅行会社に依頼です。
写真はミンスクの「ユビレーイナヤ」ホテル。日本の一般的なビジネスホテル程度の内装を備え、清潔で快適です。地下鉄の駅まで歩いてしまえ、スーパーも近く、意外に便利な場所。 -
【到着時】
モスクワで国内線に乗りついでミンスクへ到着。この飛行機では、出発が10時台と遅いにもかかわらずサンドイッチの軽食が出ました。アエロフロートはこまめに食事を出してくれるので、貧乏旅行者にはありがたいです。
ミンスクには深夜着となったため、公共交通手段は皆無。日本の旅行会社で送迎をつけてもらっていたのでホテルまで行けました。ロシア語でタクシー運転手と交渉できる方でなければ、(深夜着の航空機の場合は)送迎を手配した方が安心だとは思います(割高だけど!)。
【両替】
ホテルに両替所がありました。
また、ホテルと同じ通りにあるスーパーやショッピングセンターにもあります。
ただし、ベラルーシ・ルーブルは再両替が難しいようです。クレジットカードを使える場所は多く、タクシーと博物館以外ならカードで何とかなるようなので、両替するなら最小限で!
日本円を直接両替できる場所は、見た限りではありません。日本から持っていく場合は、ドルかユーロの二択でしょう。
私の場合、最初に20ユーロだけ両替し、使い切りました。
写真はお札の山。コインは流通していないようです。これで1000円にもならない…。やたらとゼロの多い札束を握りしめ、なにか勘違いしそうです。 -
ホテルの朝食です。
ベラルーシは黒パンがとても美味しいです。キャラウェイがたくさん入っていて甘みがあり、しっとり焼きあがっています。好きな方にはたまらない味です。
乳製品が豊富で、スメタナやヨーグルト、カッテージチーズはどれも濃い味で美味しい。サラダは酢漬けを刻んだ系統のものが多く、身体に良い感じです。
ロシアやベラルーシの朝食は、なかなか美味しいものだと思っています。
【保険】
外国人旅行者は全員保険に加入する義務があります。
普通に外国からミンスク入りする場合は空港等に窓口がありますが、国内扱いのモスクワ経由のときは加入の機会がありません。
ミンスクに到着してから保険会社に出向く必要がありますが、貴重な観光の時間をそんなことに費やしたくなかったので、旅行会社に代行を依頼しました。
保険料4ドル、手数料4ドル(!)。
滞在中や出国時に保険証の提示を求められることはなく、結局保険証を使う機会がなく終わりましたが、安心料として加入してよかったとは思っています。 -
12月のホテル、朝8時のレストラン。
ガラガラです。経営は大丈夫なのか。
レストランのテレビは付けっぱなしで、ウクライナの反政府デモの映像を流していました。情報統制??等はあまり感じられないような。
ホテルの従業員の方は英語が通じ、笑顔もあって親切でした。ただ、お客用の朝食やコーヒーを堂々と持っていったり、おしゃべりしたりと、働き方はフリーダムなようです。
【治安と雰囲気】
非常に治安は良いと思います。
政府系の建物では軍人が目立ちますが、普通の街中では警察や軍隊がやたらにいるということもなく、怪しい人や場所も見かけませんでした。
…という以前に、人がとても少ない、ということもありますが。 -
【物価とモノ】
ミネラルウォーター500mlで40円くらい。日本よりかなり安い印象です。
冬のミンスクでは、生野菜が少なく、鮮魚はほぼ見ませんでした(内陸国だし)が、他の物資には何の不足もありません。特に粉もの(ビスケットやクッキー、ウエハース、美味しい黒パン、そして写真のハルヴァ!)は大充実。 -
というわけで観光に出発です。
12月のミンスク、最高気温が氷点下という環境ですが、道は驚くほどきれいに雪かきされているため、完全に乾燥しています。交通量も少なめで、空気もそこそこきれい。
そして異様なまでの人通りの少なさ…。
写真は「スポーツ宮殿」前の大通りです。 -
川沿いをひたすら歩きます。
ああ…共産主義国に来てしまった!との感慨に浸れる風景。
「ソヴィエト・テーマパーク」の異名は伊達ではない。
ただ、モスクワやサンクト・ペテルブルクもこんな感じの場所がたくさんあるので、旧ソ連ではよくある街並みなのでしょう。 -
ただ、クリスマス前なので、川沿いにはクリスマスマーケットの出ている一帯もありました。夜には営業するのだろうか。
そしてひたすら共産主義気分に浸ります。
道はまっすぐで、なんでも巨大に設計してありますが、ホテルからメトロの駅までは思ったより近かった。 -
川沿いのトラエツカヤ旧市街区を見学。といっても、朝早いのでどこも営業していない。
周りのソヴィエトっぷりがあまりに堂々たるものなので、この地域は張りぼてめいた浮き方をしています。
工事中の部分が多く、まともに営業しているのはどの部分なのだろうか、と不安になる雰囲気ですが、イタリアンレストランの看板なども出ていました。 -
聖霊大聖堂にも立ち寄りましたが、その近辺は善男善女で大混雑でした。
その後さらに歩いて共和国宮殿前の広場へ。
もう…本当になんでもでっかく作ってある…
クリスマスツリーも恐ろしくでかい。
そして人が少ない。 -
ちょっとクリスマス気分な装飾。
可愛い。 -
大祖国戦争史国立博物館にも寄りました。
ベラルーシの物価はかなり不安定なようで、持っていた2012〜2013年度版の「地球の歩き方」掲載の価格からはかけ離れた入場料でした。
新米軍人のグループも見学に来ていたため、なぜか一緒に見て回る形になってしまった。
怖い写真が展示されていると「歩き方」にありますが、私の行ったときはその種の展示はありませんでした。代わりに独ソ戦のジオラマや野戦司令部の再現展示があり、司令部の中に入って当時の装備品を眺められるコーナーが充実。ミリタリー系の知識がある方は、かなり楽しめる内容かな、と思います。
といっても、説明がロシア語だけですが><
さらにネザレージナスツィ通りを歩くと勝利広場へ。衛兵交代が見学できます。 -
第一回会議場博物館の近辺まで来ると、綺麗に整備された公園が広がるようになります。
一見素敵なヨーロッパの公園風ですが、よく見ると柵がこんな感じでした…。 -
2014年はじめに、アイスホッケーの世界大会がミンスクで開催されるようです。そこでこの赤い横断幕(ソヴィエトマーク入りw)。
大変な力の入れようですが、ソチのオリンピックに対抗しているのであろうか。 -
勝利広場まで歩き、大きなMの字の看板が見つかります。地下鉄の入口です。
そのプローシチャ・ペラモギ駅内部。ロシアの「地下宮殿」よりははるかに簡素な内装で、地下深くはありません。また、ロシアのように異様に急ぐ雰囲気もなく、乗りやすいです。ドアもロシアよりふんわりと、優しく閉まります。
ミンスクの地下鉄路線は2本あるようです。ロシア同様、時刻表等はありませんが、ひっきりなしに列車が走っているので素早く移動できます。車内の雰囲気はロシアと似た感じです。
地下鉄に乗るには、有人のチケット売り場でジェトン(プラスチックのコイン)を購入する手間がかかりました。2013年12月現在で3000ベラルーシ・ルーブル。「歩き方」では1300ベラルーシ・ルーブルとあったのに、どうしてここまで値上げした…? -
地下鉄にはなんと、英語表記の路線図が貼ってありました。
英語が壊滅的に通じない旧ソ連圏では信じられないレベルの大サービス。
プローシチャ・ペラモギ駅から5個目くらい?(うろ覚えですみません)のウスホード駅で降りると、国立図書館にも行けます。どの出口からでても、図書館の建物が見えます。 -
図書館、通称「ダイヤモンド」。
クリスマス気分です。
展望台は正門からではなく、裏へまわりこんだところに入口があります。英語で小さく表示があるので、探してみてください。 -
展望台からの眺め。
灰色の空、鈍色の共産主義的建築物、舞い散る小雪、冷え冷えとした風…
冷戦時代のソ連、資本主義国の人々が遠く遠く、閉ざされた敵国を思い描いたイメージがそっくりそのまま、現代世界に降臨したかのようです。
これを見られただけで、本当にミンスクまで来て良かった…!と思いました。 -
といっても、実は展望台にはリア充なカップルが3組ほど、キャッキャウフフしつつ写真など撮っていて、女一人の旅行者には非常に気まずい空間だったのですが…。
そして望遠鏡を発見。
台湾製で、日本語や中国語で説明書きが書いてある。現在のベラルーシにはコインの流通はないのに、コインを入れる穴が開いている。
向けられている方向は、向かいの高層アパート群。中の住人が見える…
突っ込みどころ満載。 -
その高層アパート。
廃墟???かと思うほどボロボロのガタガタ。
しかし、住人の皆様はしっかり居住しているようで、店舗部分のスーパーやドラッグストアも繁盛していました。 -
ウスホードの駅からプローシチャ・レーニナの駅まで戻ります。ここから中心部をお散歩。
ネザレーニナスツィ広場。聖シモン・聖エレーナ教会周辺は善男善女で賑わっていますが、隣の政府関係?な建物は写真の通り。
警備の兵士が物々しく、写真など撮るな!といった空気だったため、iPhoneで素早く隠し撮りして逃げました。
その後大きな郵便局へ行き、窓口で「大統領閣下のお写真が入った切手をほしいんですが!」と、切手の写真を見せて身振りで粘りましたが、「ニェット!」と職員のおばちゃんに一喝されて追い払われました。何が悪かったのであろうか…?おみやげにしようとしただけなのに。 -
そしてカジノの多さが地味に気になる。
写真は「ミンスク」ホテルの豪華カジノ。私の宿泊するホテルにも大掛かりなカジノが。
1ホテル1カジノ状態です。
この国はそれで稼いでいるのであろうか。 -
さらに進むとグム百貨店。
共産主義国のチェーン店状態なデパートです。
写真は華麗な内装部分。
クリスマスバーゲンの真っ最中で、とんでもなく混雑しています。
昔風な「百貨店」の名にふさわしく、洋服の他にも家電製品、日用品、タブレットにスマートフォン、贈答品、なんでも扱っていました。
家電は(日本では)聞いたことのないようなメーカー品で、洗濯機で3万円くらいでした。
おみやげ屋さんが全然ない街ですが、ここでもあまり買えるものはないかも。仕方がないので飾りのついた豪華なろうそくを購入。 -
大通り。
これだけ見ると、少しだけ、サンクト・ペテルブルクのネフスキー大通りに印象が似ているようなそうでないような…。
共産主義よりはむしろ、ヨーロッパの香りを感じます。
全体として、ソヴィエト・テーマパーク等々言われているものの、ロシアよりはヨーロッパのような雰囲気だと思います。
食事もロシアよりは乳製品とじゃがいもの割合が高く、多少もったり、こってり?しているような気もします??? -
うっすらとヨーロッパな裏通り。
この後、スーパーでパンとお菓子を購入して夕食としました。
ミンスクのスーパーは品揃えがそれなりですが、お惣菜のたぐいはあまりなかった… -
翌日は朝7時40分発の列車でした。
ホテルにタクシーの窓口があったので、駅への送迎を前日に予約をしておきました。
窓口には一日中、受付のお兄さんが暇そうに座っていました。
この国のみならず、旧ソ連圏の諸国は、特に人を配置して人件費を支払う必要のないところで人を雇う傾向があるように思われます。タクシーだって直通電話一本置いておけばよいし、地下鉄のジェトンだって自動販売機ひとつおけばすべては解決するのに。
この印象は、後に訪問するカリグラでも同様でした。
運転手さんはきちんとメーターを回し、精算時には数値まで見せてくれました。明朗会計がありがたい。
といっても、再両替不可能なベラルーシ・ルーブルが200円分ほど余ってどうしようもなかったので、運転手さんにもらっていただきました…。
写真はミンスク駅。クリスマスの飾りつけで華やかです。治安も極端に悪い印象はありません。 -
イチオシ
といっても、乗り方で意外に混乱。
掲示板はロシア語のみで、必死で解読する必要があります。その中で、プラットホームへの出口の数字と、プラットホームの数字が併記され、両方を見ながら列車を探さねばなりません。最初分からなくて、間違った場所へ行ってしまい、大混乱。
私の乗った列車は、「5番出口から行ける、22番プラットホーム」でした。5番出口からさらに右へ200メートルほど外へ歩いていき、写真のような場所へたどり着けます。同じ出口に番号の違うプラットホームがずらりと並んでいるので、掲示板の表記には気を付けると良いと思われます。
そうして暗い中、人々が大急ぎで荷物を抱えつつ、列車へ向かうさまは、映画「スターリングラード」冒頭のように、戦時中のような緊迫感をまとって鬼気迫るものでした。
乗る車両の入口でパスポートとチケットを見せ、乗りこめば、やれやれといった雰囲気になります。
ミンスクはなかなか楽しかった。緊張したけれど。
周囲はベラルーシ人ばかり。
座席が進行方向後ろ向きで、そのうちひっくり返るのかな、と思っていたら、後ろ向きのままビリニュスへ発車してしまった。
国境が近づくと、ベラルーシの出国審査です。
軍服姿の女性がやってきて、パスポート確認の上、スタンプを押します。
ベラルーシ人でもリトアニア人でもない唯一の人間らしかった私のパスポートは、ひっくり返したり合わせ目を凝視されたりと、隅から隅までくまなく確認されました。が、それで終了。やれやれ…。
リトアニアの入国審査は、ビリニュス駅で行われます。
これがとんでもなく時間がかかる。大混雑のベラルーシ人の群れの中、少なくとも30分は行列させられ、今度は哀れな難民の気分満点です。
パスポートチェック後、税関審査へ。持ち込み禁止物のポスターが貼られた検査場で、ベラルーシ人は非常に厳重な審査を受けていました。私もその列に加わろうとしたところ、検査官がやってきて、パスポートを一瞥するなり笑顔で外へ追い出されました。一体なんだったんだろうか。
というわけで、次はビリニュスです。
※投票してくださった皆様、ありがとうございます!
また、拙い文章をお読みくださり感謝です。
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