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ボリビア編<br />翌日昼には空港へ行かなくてはいけないというのに、バイトの終了後バイト仲間の家で朝方まで飲んでしまった。気分は最悪。荷物の整理も完全ではない。俺はよく旅に行く前に、寝坊する夢を見る。日常生活では遅刻や寝過ごすという事は皆無なのだが、なぜか毎回ドキドキさせられる。ただこの時は眠る暇なく空港に向かわなくてはいけなかった。たいてい成田空港へは小田急線で新宿まで出て、山手線、京成線という感じでいく。でもなぜか新宿から直接行こうか?と考える瞬間があるが、未だに新宿からダイレクトに成田まで行った事がない。そして俺はなぜか成田から帰ってくるときは毎回リムジンバスだ。<br />空港のチェックインは2時間前からだがら普通は2時間前位に着けばいいのだが、夢で遅れる恐怖を毎回味わっているので、いつも3時間前位についてしまうように出てしまう。出国審査を終わってからの楽しみで、小銭を使い切るようにしている。どうせ海外小銭を持ち歩いても重くて邪魔なだけ。なので要りもしないお菓子を買ってしまうこともしばしば。荷物というのは少なければ少ないほど旅がしやすくなる。しかし今回デューティーフリーで吸いもしないマイルドセブンの小箱を大量に買い込んだ。なぜこんな吸わない煙草を買うことになったのか。それは私が習っている南米民族音楽のケーナの先生が、ボリビアでは何かあった時に賄賂として軽い煙草を渡すのがいいとアドバイスを受けたからだ。ただこのタバコ賄賂を渡す時もなく単なる荷物になってしまい、結局ボリビア在住の禁煙中の日本人にあげるという結末になってしまった。ボリビアへはアメリカン航空でマイアミ経由。成田からマイアミへは機内食も食べずに爆睡でマイアミへ。マイアミでは乗継に半日あったので待ち疲れをしてしまった。アメリカで厄介なのは俺は英語が苦手で意思の疎通が上手くできないことだ。マックでの注文ですらスムーズに出来ない俺。ただ唯一の救いが、アメリカでは結構ヒスパニックがマックなどで働いている事が多く、スペイン語で注文できることがある。この時も後ろからきたヒスパニックに助かった。マイアミはヒスパニックが多い事でも有名である。マイアミからボリビアへはまた結構な時間がかかるのである。前日の徹夜と待ち疲れなどから気分は最悪な状態。風邪でもひいたかな。欧米系の飛行機は異常に寒い。うかつに寝てしまうと乾燥と寒さで体調が悪くなるのが長時間の搭乗。飛行機がボリビア上空に着くころには寒気まで。ボリビアのラパスの空港は日本語で高いを指すエルアルトである。飛行機をお降りたらすでに富士山よりも高い4000メートル。ただ町は盆地になっていて少し標高が下がるのだが、それでも富士山より高い。よくマラソン選手が高地トレーニングに訪れることでも有名なボリビア。人間が高山病になるのは2600メートル以上からというので、飛行機を降りたら要注意。ボリビアでの注意点で、動作をゆっくり、シャワーはぬるめとがいいとよく言う。動作はもちろん酸欠にならない為とすぐ分かるのだが、なぜぬるいシャワーと思うのではなかろうか?なんとシャワーの湯気で酸欠になるからだ。飛行機を降りた瞬間高山病になる人もいるので要注意なのだが、俺は高山病の前にすでに具合が悪かったのであしからず。さて高山病になった時のお薦めにマテデコカである。最近で日本でもマテ茶が健康ブームに乗って知名度を挙げてきたが、日本にあるマテ茶とは違いマテデコカというのはコカインの原料になるコカの葉っぱのお茶である。高山病にはこれが一番。ただ日本にはお持ち帰りが出来ません。何百キロの葉っぱでやっと数グラムのコカインが出来るので、お茶を飲む分には何ともない。コカの葉はお茶として使うだけでなく、現地人噛んだりもします。これは昔スペイン人が南米人を奴隷に強制労働した時にも、労働中に噛んで疲労を和らげたとして有名なように、気分をよくしたいときに使われる方法。試に噛んでみましたが、単なる葉っぱでした。噛むことによって顎を刺激し、踏ん張り力をつけたという感じだった。<br />コカインになれば麻薬として人体に悪影響を与えるコカの葉っぱ。ただ使い方を間違えなければ、健康にいいものなんです。マリファナも適度に吸う分には煙草よりも健康被害が少ないだけでなく、健康にいいという。ただ中毒性高いといって麻薬に一羽ひとからげされているのが残念。利権が絡みやすいという事で不法薬物扱いなのでしょうか?そうしたら煙草やお酒、ゲームや携帯も中毒性だけどね。<br />個人個人の精神力が強ければ、開放してもいいと思うのだが、そう思うのは俺だけだろうか?<br />ボリビアでは結構普通にこのコカの葉っぱあります。<br />さて空港からラパスの中心へはバスで30分ほど。ラパスはすり鉢状になっていて町の中心は、そのすり鉢の底である。すり鉢の茶けた斜面には家が無数に積み重なっていて夜なんか最高に綺麗ですそれは。プラネタリウムが逆さになっているような感じです。なので上下に星空が見える感じなので夜がお勧め。俺が滞在したのはラパスでも観光客が多いサガルナガ。ここは町のメイン通りにあるサンフランシスコ教会から斜面を上がっていく一体で、ホテルやレストラン、ライブハウスから、民族楽器屋、怪しい呪い用品と楽しい場所でもある。そしてちょっと上の方に行けば市場も広がっているので、ボリビア観光には欠かせない所だ。ただこのメイン通りからの斜面結構急です。早歩きなんかしたら息が切れるどころだけでなく、頭が痛くなって高山病になることも。<br />俺は初日の風邪から復活すると、日本とは変わらないペースで街中を歩きまわっていましたが、他の日本人はへーへー言ってました。<br />犬や牛が糞をしているのはよく見ますが、皆さんは路上で用を足している人を見たことありますか?いやいや小便ではなく、大便の方です。草むらでするのでなく、舗装された通りで、人間が糞していたらどう思いますか?<br />俺は初めて人間の排便シーンを見たのが、このサガルナガ通り。している人よりも見ている人の方が恥ずかしく感じます。ただ糞自体は犬の糞みたいなので、知らなければ犬のものだと思うでしょう。<br />俺はこのサガルナガに滞在しながらボリビアの音楽家に楽器を毎日のように習っていました。実際は一日一時間の講習なのだが、一日中多い時で12時間近く練習してました。時々練習に疲れ、気晴らしにフラフラと散策していたのですが、そんなときに前方からやってきた人に声をかけられました。俺も現地では日本人離れしていますが、彼もはじめ日本人には見えなかったので、前から向かってきたときには避けようとしたのですが、日本語で声をかけられてビックリ。そしてその内容に2度ビックリ。カトリックの国では謝肉祭、カーニバルが春盛大な祭りとしてあります。リオのカーニバルは有名ですが、そのカーニバル、スペイン語なのでカルナバルですが、参加しないかというのである。そしてただ参加するのでなく、楽器を演奏しようというのだ。カルナバルまで2週間ないだろうか?突然の申し出も相手の表情が断りを入れさせないので即決定。その場でまだ手に持ったことすらないタルカという角材を加工した笛を吹くことになってしまった。ただそれだけでなく近くの楽器屋に入って即購入。全部で5曲やるそうだが、全部耳コピーしなくてはいけない。<br />突然現れてカルナバルに誘ってくれた人物は、ボリビア在住の日本人音楽家。ボリビア音楽だけでなくボリビア全体に詳しく、今回のカルナバルに現地の音楽家と日本から来る数名で参加するのだ。カルナバルまで猛練習といっても日が短い。当日までカルナバルの宣伝として街中の広場で演奏したり、市庁舎で演奏したり、挙句の果てにはニュース番組に生出演。まだ完全に曲を覚えていない俺は口パクならぬ指パクでテレビに映ってしまった。それだけでも一大事だがインタビューまでされて俺のつたないスペイン語が全国放送。<br />カルナバル当日は多くのグループが音楽と踊りでラパスの街中を歩く。朝から夕方まで1日中どんちゃん騒ぎだ。なんせアルコールはいってますから。ボリビアではビールや酒は高い。シンガニといってマスカットの香りがする蒸留酒があり、めちゃくちゃおいしいのだがもちろんこれも現地の酒でもそこそこ値がはる。じゃ何を飲むかというとオレンジジュース。ならいいのだがそのオレンジジュースの怪しいペットボトルから怪しい液体を入れてかき混ぜる。それがお酒である。さてその怪しい液体というのは安い医療用アルコールです。アルコール臭マックス。でも酒だ。そんな酒を飲まされながら高地で笛を吹くので、何が何だかわからぬ状態。<br />そんな醜態が翌日の新聞の一面に載っていました。いや醜態としてではなく、はるばる日本からボリビアのカルナバルにやってきた。そんな記事がまたまたボリビアの全国版に紹介されました。ただ気になるのが自分の両脇なんですよね。そのトップの写真が。なぜかカットされている自分は現地人と思われたのかな?確かに現地人より現地人ぽっかたりするのだが。<br />カルナバルも無事に終わり、せっかくボリビアに来たのだから、ラパスだけでなく他の所にもいかなくては損である。<br />ボリビアといえばウユニ塩湖。天の景色が広がっているというのだが、私が訪れたのはオフシーズン。なので残念ながらウユニ塩湖には行けなかった。サンタクルスという町にケーナの先生の用事で行きました。ある音楽家にあってケーナの材料を得るというようだったのだが、彼の自宅にはスタジオもあり、仕事中だったのでそのスタジオで話をした。ちょうどレコーディングした歌をミキシングしていて、意見を求められたが、そんな大それたこと出来ません。ヒシエラサンタクルスという女性歌手の曲でした。<br />何カ所かボリビアを周遊してラパスに戻ってきました。<br />何を思い立ったか、夕方適当に市内バスに乗り込んで終点に行って戻ってこようとした。乗ったバスは空港のある地域エルアルト方面に向かっていった。バスの終点って普通町ですよね?人がどんどん降りていき、景色もさびしくなってきた。街灯すらない町はずれ、日もとっくにくれているので、暗闇で何があるのかすらわからない。店らしきものもゼロ。そして運転手が降りろと言ったところはバスではなくまったく見当のつかないところだった。はてどうしたものか。バスを降りたのはいいが人すらいない。仕方がないので歩いて店でも探そうとするが、何もない。運よく前方から警察官が二人やってきた。助かった。帰りの手段、道を聞こうとこちらから話しかける前に、警察官から声をかけてきてくれた。しかしこの二人不良警官だったのだ。まずパスポートチェック。生憎俺はパスポートを持ち歩かない主義でコピーのみ財布に入れている。警察官は日本人がなぜこんなところにいるのだと言ってきたのだが、道に迷っている人になぜここにいるのだという程愚問はないのではないだろうか?俺はバスに乗ったらここで降ろされ、どこにいるかも分らないというと、それでは金をよこせという。警察になんで金を与えないといけないのかストレートに聞いてみたら、日本の警官も金を受け取るだろう?と言ってくる、話しても埒があかなそうなのでスペイン語のわからないふりをすると、今まで俺と話していた警察官に年配の警察官が何か話したら解放された。そしてバスの場所も親切に?教えてくれたので、無事にエルアルトのどこかわからないところから、ラパスの中心にバスで戻れた。ラパスというのはスペイン語で平和という意味である。治安の悪いラパスもエルアルトに比べれば平和という事か?<br />ボリビアではラパス・サンタクルス・コチャバンバ・スクレ・ポトシ・コパカバーナと行ったが、危険な目にあったのはその警察官の一件だけであった。ボリビア料理、ジャガイモや豆がメインでパンをよく食べるがそのパンが食品という感じで売られてなく、道端のござの上で山積みに売られていた。どのように売っているのかわからなかったので適当にコインを渡したら、スーパーの袋一杯に渡され困った。ボリビアにも中華レストランがあり、ランチはかなりのボリュームを安く食べれたので、よく通いました。革製なんかが結構安く、信じられない値段で購入できた。<br />ボリビアの夜は危険です。ライブハウスなんか行ったときには、必ずタクシーで帰るようにした方がいい。暗闇で現地の悪人に目をつけられたら、逃れるすべなし。<br />ケーナの先生に頼まれたケーナの素材や、お土産なのでボリビアからの荷物はとんでもない量になっていた。<br />ボリビア出国は問題無かったのだが、デンバーで問題発生。なんと荷物が70キロ超えていたのだ。そんな俺持っていたっけ?ビックリである。ボリビアから30キロ近く荷物を郵便で送っていたにもかかわらず、70キロって?ボリビアから100キロの荷物を持ち出すデンバー空港で超過料金を求められた。しかし英語でその超過料金を説明されてもチンプンカンプン。係りのものが何語ならしゃべれるのか聞いてきたので、日本語と答えると、日本語の通訳はいませんと却下。そこで何語ならいるのか聞くとフランス語、アラビア語、中国語、スペイン語と言ってきた。そこでスペイン語の通訳を呼んで超過料金の件は一件落着。<br />荷物と言えばインドから大理石のハヌマーンを送ったことがある。死体が流れるベナレスでたまたまはいったお土産屋で購入したのだが、初めは小さなものを買おうとしていたのだが、彼が未成年の奥さんがいる実家にまで招待してくれたりいろいろ親切にしてくれて、工場まで案内してくれたんで、ついつい買ってしまった1メートちょっとあるハヌマーン。インドではハヌマーンはガネーシャと並ぶ人気の神。力の神で道祖神的な役割もあるので、インドに行くとよく分かれ道や道端に真っ赤になって置かれていることがある。<br />そのハヌマーンが70キロあった。これは郵便でなく輸出入とい感じで税関処理した。<br />今までで送った荷物で一番重かったもの。それはタイのサムイ島から送ったサンドストーンだろう。クメール様式の男女像とガネーシャを1キューブで送ったのだが150キロあった。送料は日本円で2万円弱の格安。ただ日本での処理で2万円位プラスかかった。<br />輸入に関しては税関まで行って荷物を引き取らなくてはいけないのだが、さすがに150キロはこたえました。日本で送るといくらになるのだろうか?

ボリビアへ

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1992/03/01 - 1992/04/03

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禅

禅さん

ボリビア編
翌日昼には空港へ行かなくてはいけないというのに、バイトの終了後バイト仲間の家で朝方まで飲んでしまった。気分は最悪。荷物の整理も完全ではない。俺はよく旅に行く前に、寝坊する夢を見る。日常生活では遅刻や寝過ごすという事は皆無なのだが、なぜか毎回ドキドキさせられる。ただこの時は眠る暇なく空港に向かわなくてはいけなかった。たいてい成田空港へは小田急線で新宿まで出て、山手線、京成線という感じでいく。でもなぜか新宿から直接行こうか?と考える瞬間があるが、未だに新宿からダイレクトに成田まで行った事がない。そして俺はなぜか成田から帰ってくるときは毎回リムジンバスだ。
空港のチェックインは2時間前からだがら普通は2時間前位に着けばいいのだが、夢で遅れる恐怖を毎回味わっているので、いつも3時間前位についてしまうように出てしまう。出国審査を終わってからの楽しみで、小銭を使い切るようにしている。どうせ海外小銭を持ち歩いても重くて邪魔なだけ。なので要りもしないお菓子を買ってしまうこともしばしば。荷物というのは少なければ少ないほど旅がしやすくなる。しかし今回デューティーフリーで吸いもしないマイルドセブンの小箱を大量に買い込んだ。なぜこんな吸わない煙草を買うことになったのか。それは私が習っている南米民族音楽のケーナの先生が、ボリビアでは何かあった時に賄賂として軽い煙草を渡すのがいいとアドバイスを受けたからだ。ただこのタバコ賄賂を渡す時もなく単なる荷物になってしまい、結局ボリビア在住の禁煙中の日本人にあげるという結末になってしまった。ボリビアへはアメリカン航空でマイアミ経由。成田からマイアミへは機内食も食べずに爆睡でマイアミへ。マイアミでは乗継に半日あったので待ち疲れをしてしまった。アメリカで厄介なのは俺は英語が苦手で意思の疎通が上手くできないことだ。マックでの注文ですらスムーズに出来ない俺。ただ唯一の救いが、アメリカでは結構ヒスパニックがマックなどで働いている事が多く、スペイン語で注文できることがある。この時も後ろからきたヒスパニックに助かった。マイアミはヒスパニックが多い事でも有名である。マイアミからボリビアへはまた結構な時間がかかるのである。前日の徹夜と待ち疲れなどから気分は最悪な状態。風邪でもひいたかな。欧米系の飛行機は異常に寒い。うかつに寝てしまうと乾燥と寒さで体調が悪くなるのが長時間の搭乗。飛行機がボリビア上空に着くころには寒気まで。ボリビアのラパスの空港は日本語で高いを指すエルアルトである。飛行機をお降りたらすでに富士山よりも高い4000メートル。ただ町は盆地になっていて少し標高が下がるのだが、それでも富士山より高い。よくマラソン選手が高地トレーニングに訪れることでも有名なボリビア。人間が高山病になるのは2600メートル以上からというので、飛行機を降りたら要注意。ボリビアでの注意点で、動作をゆっくり、シャワーはぬるめとがいいとよく言う。動作はもちろん酸欠にならない為とすぐ分かるのだが、なぜぬるいシャワーと思うのではなかろうか?なんとシャワーの湯気で酸欠になるからだ。飛行機を降りた瞬間高山病になる人もいるので要注意なのだが、俺は高山病の前にすでに具合が悪かったのであしからず。さて高山病になった時のお薦めにマテデコカである。最近で日本でもマテ茶が健康ブームに乗って知名度を挙げてきたが、日本にあるマテ茶とは違いマテデコカというのはコカインの原料になるコカの葉っぱのお茶である。高山病にはこれが一番。ただ日本にはお持ち帰りが出来ません。何百キロの葉っぱでやっと数グラムのコカインが出来るので、お茶を飲む分には何ともない。コカの葉はお茶として使うだけでなく、現地人噛んだりもします。これは昔スペイン人が南米人を奴隷に強制労働した時にも、労働中に噛んで疲労を和らげたとして有名なように、気分をよくしたいときに使われる方法。試に噛んでみましたが、単なる葉っぱでした。噛むことによって顎を刺激し、踏ん張り力をつけたという感じだった。
コカインになれば麻薬として人体に悪影響を与えるコカの葉っぱ。ただ使い方を間違えなければ、健康にいいものなんです。マリファナも適度に吸う分には煙草よりも健康被害が少ないだけでなく、健康にいいという。ただ中毒性高いといって麻薬に一羽ひとからげされているのが残念。利権が絡みやすいという事で不法薬物扱いなのでしょうか?そうしたら煙草やお酒、ゲームや携帯も中毒性だけどね。
個人個人の精神力が強ければ、開放してもいいと思うのだが、そう思うのは俺だけだろうか?
ボリビアでは結構普通にこのコカの葉っぱあります。
さて空港からラパスの中心へはバスで30分ほど。ラパスはすり鉢状になっていて町の中心は、そのすり鉢の底である。すり鉢の茶けた斜面には家が無数に積み重なっていて夜なんか最高に綺麗ですそれは。プラネタリウムが逆さになっているような感じです。なので上下に星空が見える感じなので夜がお勧め。俺が滞在したのはラパスでも観光客が多いサガルナガ。ここは町のメイン通りにあるサンフランシスコ教会から斜面を上がっていく一体で、ホテルやレストラン、ライブハウスから、民族楽器屋、怪しい呪い用品と楽しい場所でもある。そしてちょっと上の方に行けば市場も広がっているので、ボリビア観光には欠かせない所だ。ただこのメイン通りからの斜面結構急です。早歩きなんかしたら息が切れるどころだけでなく、頭が痛くなって高山病になることも。
俺は初日の風邪から復活すると、日本とは変わらないペースで街中を歩きまわっていましたが、他の日本人はへーへー言ってました。
犬や牛が糞をしているのはよく見ますが、皆さんは路上で用を足している人を見たことありますか?いやいや小便ではなく、大便の方です。草むらでするのでなく、舗装された通りで、人間が糞していたらどう思いますか?
俺は初めて人間の排便シーンを見たのが、このサガルナガ通り。している人よりも見ている人の方が恥ずかしく感じます。ただ糞自体は犬の糞みたいなので、知らなければ犬のものだと思うでしょう。
俺はこのサガルナガに滞在しながらボリビアの音楽家に楽器を毎日のように習っていました。実際は一日一時間の講習なのだが、一日中多い時で12時間近く練習してました。時々練習に疲れ、気晴らしにフラフラと散策していたのですが、そんなときに前方からやってきた人に声をかけられました。俺も現地では日本人離れしていますが、彼もはじめ日本人には見えなかったので、前から向かってきたときには避けようとしたのですが、日本語で声をかけられてビックリ。そしてその内容に2度ビックリ。カトリックの国では謝肉祭、カーニバルが春盛大な祭りとしてあります。リオのカーニバルは有名ですが、そのカーニバル、スペイン語なのでカルナバルですが、参加しないかというのである。そしてただ参加するのでなく、楽器を演奏しようというのだ。カルナバルまで2週間ないだろうか?突然の申し出も相手の表情が断りを入れさせないので即決定。その場でまだ手に持ったことすらないタルカという角材を加工した笛を吹くことになってしまった。ただそれだけでなく近くの楽器屋に入って即購入。全部で5曲やるそうだが、全部耳コピーしなくてはいけない。
突然現れてカルナバルに誘ってくれた人物は、ボリビア在住の日本人音楽家。ボリビア音楽だけでなくボリビア全体に詳しく、今回のカルナバルに現地の音楽家と日本から来る数名で参加するのだ。カルナバルまで猛練習といっても日が短い。当日までカルナバルの宣伝として街中の広場で演奏したり、市庁舎で演奏したり、挙句の果てにはニュース番組に生出演。まだ完全に曲を覚えていない俺は口パクならぬ指パクでテレビに映ってしまった。それだけでも一大事だがインタビューまでされて俺のつたないスペイン語が全国放送。
カルナバル当日は多くのグループが音楽と踊りでラパスの街中を歩く。朝から夕方まで1日中どんちゃん騒ぎだ。なんせアルコールはいってますから。ボリビアではビールや酒は高い。シンガニといってマスカットの香りがする蒸留酒があり、めちゃくちゃおいしいのだがもちろんこれも現地の酒でもそこそこ値がはる。じゃ何を飲むかというとオレンジジュース。ならいいのだがそのオレンジジュースの怪しいペットボトルから怪しい液体を入れてかき混ぜる。それがお酒である。さてその怪しい液体というのは安い医療用アルコールです。アルコール臭マックス。でも酒だ。そんな酒を飲まされながら高地で笛を吹くので、何が何だかわからぬ状態。
そんな醜態が翌日の新聞の一面に載っていました。いや醜態としてではなく、はるばる日本からボリビアのカルナバルにやってきた。そんな記事がまたまたボリビアの全国版に紹介されました。ただ気になるのが自分の両脇なんですよね。そのトップの写真が。なぜかカットされている自分は現地人と思われたのかな?確かに現地人より現地人ぽっかたりするのだが。
カルナバルも無事に終わり、せっかくボリビアに来たのだから、ラパスだけでなく他の所にもいかなくては損である。
ボリビアといえばウユニ塩湖。天の景色が広がっているというのだが、私が訪れたのはオフシーズン。なので残念ながらウユニ塩湖には行けなかった。サンタクルスという町にケーナの先生の用事で行きました。ある音楽家にあってケーナの材料を得るというようだったのだが、彼の自宅にはスタジオもあり、仕事中だったのでそのスタジオで話をした。ちょうどレコーディングした歌をミキシングしていて、意見を求められたが、そんな大それたこと出来ません。ヒシエラサンタクルスという女性歌手の曲でした。
何カ所かボリビアを周遊してラパスに戻ってきました。
何を思い立ったか、夕方適当に市内バスに乗り込んで終点に行って戻ってこようとした。乗ったバスは空港のある地域エルアルト方面に向かっていった。バスの終点って普通町ですよね?人がどんどん降りていき、景色もさびしくなってきた。街灯すらない町はずれ、日もとっくにくれているので、暗闇で何があるのかすらわからない。店らしきものもゼロ。そして運転手が降りろと言ったところはバスではなくまったく見当のつかないところだった。はてどうしたものか。バスを降りたのはいいが人すらいない。仕方がないので歩いて店でも探そうとするが、何もない。運よく前方から警察官が二人やってきた。助かった。帰りの手段、道を聞こうとこちらから話しかける前に、警察官から声をかけてきてくれた。しかしこの二人不良警官だったのだ。まずパスポートチェック。生憎俺はパスポートを持ち歩かない主義でコピーのみ財布に入れている。警察官は日本人がなぜこんなところにいるのだと言ってきたのだが、道に迷っている人になぜここにいるのだという程愚問はないのではないだろうか?俺はバスに乗ったらここで降ろされ、どこにいるかも分らないというと、それでは金をよこせという。警察になんで金を与えないといけないのかストレートに聞いてみたら、日本の警官も金を受け取るだろう?と言ってくる、話しても埒があかなそうなのでスペイン語のわからないふりをすると、今まで俺と話していた警察官に年配の警察官が何か話したら解放された。そしてバスの場所も親切に?教えてくれたので、無事にエルアルトのどこかわからないところから、ラパスの中心にバスで戻れた。ラパスというのはスペイン語で平和という意味である。治安の悪いラパスもエルアルトに比べれば平和という事か?
ボリビアではラパス・サンタクルス・コチャバンバ・スクレ・ポトシ・コパカバーナと行ったが、危険な目にあったのはその警察官の一件だけであった。ボリビア料理、ジャガイモや豆がメインでパンをよく食べるがそのパンが食品という感じで売られてなく、道端のござの上で山積みに売られていた。どのように売っているのかわからなかったので適当にコインを渡したら、スーパーの袋一杯に渡され困った。ボリビアにも中華レストランがあり、ランチはかなりのボリュームを安く食べれたので、よく通いました。革製なんかが結構安く、信じられない値段で購入できた。
ボリビアの夜は危険です。ライブハウスなんか行ったときには、必ずタクシーで帰るようにした方がいい。暗闇で現地の悪人に目をつけられたら、逃れるすべなし。
ケーナの先生に頼まれたケーナの素材や、お土産なのでボリビアからの荷物はとんでもない量になっていた。
ボリビア出国は問題無かったのだが、デンバーで問題発生。なんと荷物が70キロ超えていたのだ。そんな俺持っていたっけ?ビックリである。ボリビアから30キロ近く荷物を郵便で送っていたにもかかわらず、70キロって?ボリビアから100キロの荷物を持ち出すデンバー空港で超過料金を求められた。しかし英語でその超過料金を説明されてもチンプンカンプン。係りのものが何語ならしゃべれるのか聞いてきたので、日本語と答えると、日本語の通訳はいませんと却下。そこで何語ならいるのか聞くとフランス語、アラビア語、中国語、スペイン語と言ってきた。そこでスペイン語の通訳を呼んで超過料金の件は一件落着。
荷物と言えばインドから大理石のハヌマーンを送ったことがある。死体が流れるベナレスでたまたまはいったお土産屋で購入したのだが、初めは小さなものを買おうとしていたのだが、彼が未成年の奥さんがいる実家にまで招待してくれたりいろいろ親切にしてくれて、工場まで案内してくれたんで、ついつい買ってしまった1メートちょっとあるハヌマーン。インドではハヌマーンはガネーシャと並ぶ人気の神。力の神で道祖神的な役割もあるので、インドに行くとよく分かれ道や道端に真っ赤になって置かれていることがある。
そのハヌマーンが70キロあった。これは郵便でなく輸出入とい感じで税関処理した。
今までで送った荷物で一番重かったもの。それはタイのサムイ島から送ったサンドストーンだろう。クメール様式の男女像とガネーシャを1キューブで送ったのだが150キロあった。送料は日本円で2万円弱の格安。ただ日本での処理で2万円位プラスかかった。
輸入に関しては税関まで行って荷物を引き取らなくてはいけないのだが、さすがに150キロはこたえました。日本で送るといくらになるのだろうか?

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.0
ショッピング
5.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

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