2013/12/04 - 2013/12/04
103位(同エリア398件中)
シベックさん
今年、伊良湖岬には1月と3月にも来ているので、今回が3度目の訪問だった。何れも寒い時期ばかり。この日も天気は良いものの千切れ雲もあり北西からの季節風が冷たく、太陽は顔を出したり、隠れたり。季節風を避けて伊良湖岬や恋路ヶ浜、日出の石門あたりを散策。この寒い時期にもめげず、枯れ草の浜辺にはハマユウがポツリと一本だけ咲いていた。
表紙は、初冬の浜辺を彩るアゼトウナの花。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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-
恋路ヶ浜と日出の岬
岬の白い建物は伊良湖ビューホテル。
季節風の強いこの時期、伊良湖岬灯台あたりへ散策する観光客はまばら。
恋路ヶ浜では投げ釣りに興じる釣り人も、ちらほら。 -
光る海に神島がうかぶ
伊良湖水道を、大型船がひっきりなしに通過する。
波打ち際には観光客や釣り人の影がみえる。 -
浜辺のツルソバ(蔓蕎麦)
灯台への散策路の脇には、花と黒い実をつけたツルソバが群生していた。
タデ目タデ科タデ属の多年草。花期は5〜12月。 -
ツルソバの花
さすがに蔓蕎麦、木に昇り、
枝からぶら下がって花をつける一群もあった。 -
ハマアザミ(浜薊)
温帯の海岸に生育するキク科アザミ属の多年草。
根を食用にすることから、ハマゴボウとも呼ばれる。
根菜のゴボウも同じ仲間。 -
ハマアザミ
草丈は30〜50cm。
葉は羽状に切れ込み、厚く光沢があり、縁には鋭いとげが生える。
花期は7〜12月。 -
岩場のアゼトウナ(畝唐菜)
伊豆半島から西の太平洋岸に分布するキク科アゼトウナ属の多年草。
冬場でも比較的暖かい海岸の岩場に生える。 -
夕陽に咲くアゼトウナ
-
岩壁のアゼトウナ
畔唐菜とも・・。
岩の隙間に根を下ろし、葉は茎の先端にロゼット状で、やや肉質。
側枝を出して立ち上がり、草丈は10cmほどになる。
花期は8〜12月で直径1.5cmほどの黄色い花を枝先に沢山咲かせる。 -
青空をバックに・・
伊良湖岬の岩場に咲くアゼトウナ。
黄色い花が、青い空や海に映えて鮮やか。
花の少ないこの時期に海岸の岩場を彩る海浜植物。 -
浜辺のマサキ
常緑の木で、海辺でよく見かける。
梅雨時に黄緑色の小さな花をさかせ、実をつける。
冬、赤い実は弾けて真っ赤な果実をみせる。 -
ツルナ
ツルナ科の多年草。多肉で海岸の砂地に生え、食用にもされる。
葉は厚くざらざらしており、枝分かれして地をはう。
花期は4〜11月。
花弁はなく3〜5つに割れた黄色のがく片で囲まれている。 -
秋色に染まりはじめた葉菊草
へら状の葉を茎の上部に放射状に密生する。
この状態をキクの花に見立てて、名前がつけられた。
晩秋から冬にかけての紅葉が美しい。 -
ハギクソウ
トウダイグサ科で、渥美半島に僅かに残る絶滅危惧種。
その本拠地はゴビ砂漠だともいわれる。
渥美半島では、かつて見られた大きな群落は観光開発などで激減したそうだ。 -
ツワブキ
秋から冬の初めにかけて海岸の岩場を彩る代表的な植物。
キク科の多年草。花期は10〜11月。
フキに似た植物で葉につやがあり、名前は艶葉蕗(つやばぶき)から転じたと考えられている。 -
ハマナデシコ
北風のあたらない日溜まりで咲くナデシコ科の多年草。
海岸の崖地や砂浜に生育する。
茎は50cmほどで、茎の下部は木質化して堅い。葉は厚くて光沢がある。
花は6月頃から咲き始め、紫紅色の美しい花を秋まで次々と花を咲かせる。 -
伊良湖岬灯台
バックは伊勢湾で四日市方面、何も見えず・・。
以前、恋路ヶ浜からの道は荒れていたが、今は整備され歩きやすくなった。
この岬の北側は、季節風が吹き荒れる。 -
地磯のアゼトウナ
神島の向こうは志摩半島・鳥羽のあたり・・。 -
海辺の畔唐菜
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岩上に咲く
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薬師草に似た花アゼトウナ
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絶壁の畔唐菜
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岩の窪みに・・
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磯部の花
花は最盛期を少し過ぎていたが、まだ、蕾も沢山ついており、
もうしばらくは楽しめそう。 -
初冬の花
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斜光をうけて
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浜辺の枯草・ハマボッス(浜払子)
サクラソウ科の2年草で花期は7月。海岸の岩場や砂地にはえる。
冬はロゼット状で地面にへばりついている。
春以降、赤味をおびた茎を群れ立たせ、初夏の頃から5弁の白い花を穂状につける。その咲き姿が仏具の払子に見えることから名がついた。
実は丸く熟すと頂上に穴があいて種が散る。実をつけた茎は冬には枯れる。 -
ネコノシタ(猫の舌)
キク科の多年草でハマグルマとも言われる。
浜辺の砂地に群生していた。
葉は対生し、縁に数個の鋸歯がある。
両面に短い剛毛があり、さわるとざらつき和名の由来になっている。
花は黄色で、7〜10月に茎の先端に1つ咲く。 -
枯草のなかの白い花
ヒガンバナ科の多年草でハマユウ(浜木綿)。
花期は夏だが、暖かな半島の日溜まりに咲き残っていた。 -
ハマユウ(浜木綿)
12月の初旬は日が短い。
午後3時ともなると、太陽の高度はぐっと下がって夕方のよう。
帰り道、日出の石門あたりに少し寄り道し、混み合うラッシュの前に豊橋の街を抜け出た。
〜end〜
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