はこだてクリスマスファンタジー

2013/12/08 - 2013/12/09

函館の12月の風物詩、はこだてクリスマスファンタジーに参加するために友人を誘って1泊2日の短期集中スケジュールで函館に行ってきました。
年末に向かい仕事は忙しさを増してきていますが、つかの間の現実逃避です。

エリア 函館(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 私鉄 徒歩

旅の出発は中部国際空港からです。大きなクリスマスツリーが飾られていました。

12時50分発ANA393便。中部国際空港から函館空港へはANA便、しかも1日1便だけなので選択の余地がありません。
平日昼間の閑散とした出発ロビーです。

私たちが乗る飛行機。

プロペラ機です。どこに行く飛行機なのでしょうか？

定刻に離陸。眼下に名古屋の街が広がります。

天気が良いので遠くに富士山も見えています。

御嶽山通過。

14時15分定刻に函館空港に着陸。どんよりした空です。気温は名古屋より10度ほど下回っているそうです。

ホテルは函館駅近く。シャトルバスで向かうことにしました。

20分ほどで到着。

ホテルに向かう途中「函館の妖精・冬」に出会いました。

同じく「函館の妖精・夏」
しかし春と秋には出会うことができませんでした。

今回のホテルはリソル函館。さっそくチェックイン。部屋は７階でした。窓から港が見えます。

すでに３時半近くなので早速観光に出かけます。ホテルは市電の電停にも近いので今日の足は市電に決定。１日乗車券を購入しました。
末広町の電停で下車。そのまま基坂をのぼって旧イギリス領事館まで行きました。でも時間が無いので入館はパス。元町公園を突っ切って旧公会堂を目指すことにしました。

旧函館区公会堂に到着。国の重要文化財に指定されている建物です。今年の２月にも函館に来ているのですが、このときは建物内には入らなかったので、今日は入館することにしました。洋風の建物ですが、玄関で靴を脱いでスリッパに履き替えて見学します。

２階にあるメインホール。

バルコニーに出ることもできますが、濡れている部分は立ち入り禁止になっていました。ちょっと残念。

バルコニーから港が見えます。

ゆっくりしたかったのですが、時間があまりないので旧公会堂を出てハリストス正教会へ向けて歩いていると、道端に無人昆布販売所なるものがありました。おしゃぶり昆布が1袋100円。その他昆布製品が数種類。どれも100円でした。私たちは結局買わずに通り過ぎてしまいました。

ハリストス正教会前に到着。階段が凍っていて滑る、滑る。ここまで来る道路も所々凍っていました。

教会内に入りたかったのですが、入場は4時までとなっていました。この時すでに4時20分。
ここは以前に訪れた時も入場できなかったので、とても残念です。

この時期の函館は、日が暮れるのが早いです。お蔭で4時台から建物のライトアップが始まります。
こちらはカトリック元町教会。

二十間坂の並木のライトアップも点灯です。

光の並木道を赤レンガ倉庫目指して歩きます。

途中でピンクのラッキーMOOMOOタクシーを発見！

そうこうしているうちに赤レンガ倉庫に到着です。辺りはすっかり暗くなってきていますが、まだ5時前です。
門の向こうにもライトアップされたツリーが見えていますが、今回のメインのツリーはこれではありません。

はこだてクリスマスファンタジー、メインのツリー前に到着です。会場はすでに混雑しています。ツリーのイルミネーションが始まるのは期間中毎日午後4時30分だそうです。

このツリーは函館の姉妹都市、カナダのハリファックス市から贈られたモミの木です。5万個のイルミネーションで彩られ、海に浮かんで美しく輝いています。

ツリーのイルミネーションは、時間とともに色合いが変わっていきます。

先ほどまでの白っぽいツリーも素敵でしたが、この色合いもきれいです。

日替わりで様々なイベントがあるようですが、今日はコカコーラのクリスマストラックとポーラーベアがやってきています。

先着順でポーラーベアと記念写真を撮れるということで、トラック前には行列が出来始めていました。
もちろん私たちも並びました。
係りのお兄さんが、人数を数えながら私たちのほうに近づいてくる。
そして私たちの前で「はい、ここまでです。
私たち「えぇ〜！そんな！！」
お兄さん「キャンセルが一組出たので、あなたたちまで大丈夫になりました」
私たち「やったー！」
白熊の着ぐるみと写真を撮るだけなのに、やけに熱くなった瞬間でした。
ちなみにポーラーベアと一緒に撮った写真は都合により割愛させていただきます。

トラックの助手席にもミニポーラーベアがいました。
こちらもカワイイ！

さて、このツリーなんですが4時半からイルミネーションが点灯されているのに6時15分前に一旦灯りが消されます。
そして6時から点灯セレモニーが執り行われます。本日の点灯スイッチを押すのは、先ほどから活躍しているポーラーベア君です。
私たちはちゃっかり最前列をゲットしました。

カウントダウンの後、ツリーのイルミネーション点灯。同時に花火が上がります。

再び美しく輝きだしたツリー。
セレモニー終了と同時に、集まっていた群衆が思い思いに次の目的地へと移動し始めました。
私たちも寒いので一旦赤レンガ倉庫内のお土産物屋さんを見て回ることにしました。

赤レンガ倉庫の壁にもサンタさんが…。

赤レンガ倉庫内には郵便局もあります。
私たちはお土産物屋さんでクリスマスファンタジーのポストカードを購入、この郵便局で北海道の記念切手を購入して今回一緒に来れなかった友人や家族にクリスマスハガキを送ることにしました。

かわいいポストもあります。このポストの名前は「ユメール」というそうです。
でもこのポストは通常用。こちらに投函すると普通の消印で数日後に配達されてしまいます。

クリスマスカード用はこちら。なんかあんまり可愛くないような気がしますが…。こちらに投函すると、クリスマスの特製消印を押して12月20日ごろから配達してくれます。
私たちはもちろん、こちらに投函しました。届くのが楽しみです。

その後私たちは「五稜星の夢イルミネーション」を見に行こうということになり、市電に乗りました。

五稜郭公園前の電停で下車して少し歩きます。7時10分頃五稜郭に到着。
ところが！タワーに昇るエレベーターは午後7時まで。すでに10分過ぎていて扉は固く閉ざされていました。
私たちと同じような人たち数人が恨めしそうに中をのぞいていました。

せっかく来たので公園側にまわってみると、お堀に沿ってイルミネーションが灯っていました。しかしこれじゃあ何だかよくわからない。ここのイルミネーションは星の形が見えてナンボだと思います。イルミネーションは午後9時まで点灯しているそうなので、せめて土日だけでもタワーの営業時間をイルミネーション点灯時間に合わせてほしいものです。

市電に乗って再びベイエリアに舞い戻ってきました。1日乗車券が役立ちます。
ツリーのイルミネーションはきれいでしたが、イベントが終わっていて人は少なくなっています。

お腹ペコペコだった私たちは、美味しい食事とお酒を求めて、スペイン料理のラコンチャに吸い込まれました。
こちらで食事とお酒を楽しんだ後、ホテルへ戻りました。
午後出発で思いっきり凝縮した函館の半日が終了です。

さて、翌朝。
私たちは朝食を食べにホテル近くの函館朝市へ向かいました。8時ごろですがすでにお客さんが大勢います。

私たちが泊まったホテルは、ホテルでの朝食を朝市での海鮮丼に変更することができるサービスをやっていました。指定のお店で指定のメニューのみですが、朝市の賑やかな雰囲気とともに食事を楽しみました。

ホテルに戻って部屋で少しのんびりしてからチェックアウト。空港へのシャトルバスの時間を調べてから、函館山へ向かいました。駅前からロープウェイ乗り場までの交通手段は徒歩。しゃべりながら歩いているとあっという間です。食べたら運動しないとね。

夜は夜景を見にきた人たちで混んでいますが、月曜日の午前なのでお客さんはチラホラでした。

日中に函館山に登るのは初めてです。

夜景もきれいですが、日中の風景もなかなかのものです。やはりこの地形が良いんでしょうか。
次回は夕暮れ時に来てみたいね、なんて言いながら函館山を後にしました。
函館空港から中部国際空港への便は14:55発です。昨日の到着からほぼ24時間。つかの間の現実逃避旅行は、あっという間に終わりました。家に着いたら現実が待っています。