駆け足！クロアチア☆バス南下旅4泊7日（3）4日目スプリット編

2013/09/12 - 2013/09/18

続いてやってきたのはクロアチア第2の都市スプリット。
クロアチア中部に位置する港町です。

プリトヴィッツェからドブロヴニクに向かう際の中継地点ぐらいにしか思っていませんでしたが、訪れてみてビックリ!
海良し、遺跡良し、街散策良しと、まさかまさか、予想外の楽しさがある素晴らしい街でした。

午後からは再びバスにてドブロヴニクに移動。
スプリットには短い滞在となり、もう少しいたかったのですが、それでも十分に楽しめました!

（旅程）
　（1日目）（TK47)22：20　関空発

　（2日目）5:35　イスタンブール着
(TK1053)9:05　イスタンブール→10:15 ザグレブ着
　　　　 ザグレブ市内観光
　　　　　16:00 バスでプリトヴィッツェへ
　　　　 (プリトヴィッツェのお隣jezerce村泊)

　（3日目）午前　プリトヴィッツェ国立公園散策。
　　　　 14:40 バスでスプリットへ。
☆　　　 18:40 スプリット着
　　　　 (スプリット泊)

☆（4日目）午前 スプリット観光。
　　　　 13:30　バスでドブロヴニクへ
　　　　 18:00　ドブロブニク着
　　　　 （ドブロブニク泊）

　（5日目）午前　スルジ山登山
　　　　 午後　旧市街観光　
　　　　 （ドブロブニク泊）
　
　（6日目）午前　旧市街観光
　　　　 午後　ドブロブニク空港からクロアチア航空利用でザグレブへ
　　　　 ザグレブ乗継、イスタンブールへ

　（7日目）(TK46）0:50　イスタンブール発→17:55　関空着

☆（3）は、3日目スプリット到着から4日目ドブロヴニク到着までの内容。

(1)ザグレブ編は
http://4travel.jp/travelogue/10822098

(2)プリトヴィッツェ国立公園編は
http://4travel.jp/travelogue/10825211
をご覧ください。

エリア スプリット(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスターミナルを後にした我々は、港と鉄道の間の道をまっすぐ北上。
5分ほどで旧市街にたどり着きました。

スプリットは、首都ザグレブの南４００kmほどの場所にあるアドリア海沿岸の街。
クロアチア第二の都市です。
今日、明日と滞在するこの旧市街は、3世紀ローマ皇帝ディオクレティアヌスが建設した宮殿が元になっています。ディオクレティアヌス帝の死後、宮殿は荒廃しましたが、そこに人々が住み着き、宮殿の上に新たな街を作り上げました。
旧市街は四方を城壁で囲まれ、東西南北それぞれの城壁に門があります。

南側の入口、銅の門から旧市街に入りました。
銅の門から入ると階段で少し下り、一旦地下に入ります。
地下通路にはお土産屋さんが並んでいます。

再び階段を上り地上にでると、そこはペリスティルという広場になっており、右側には大聖堂の鐘楼がそびえ立っています。
夕闇迫る中、ライトアップされてとてもきれいです。

ペリスティルではちょうど結婚式が行われていたようで、新郎新婦と客達がグルグル回って踊っていました。

聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会

早速今日の宿に向かいます。
本日の宿は、スプリット旧市街の中にある"apartments salvezani”。
（1泊355Kn≒6400円）
「アパートメント」という名前の通り、短期間の間、居宅を貸してくれる形態の施設です。

旧市街の中は、細い路地が広がり、迷路のよう!
細い路地を抜けて…トンネルみたいなところをくぐって…
しばらくすると宿らしき建物の前には到着しましたが、どこから入るのかわかりません。
宿の大家はここには住んでいないらしいので、ひとまず建物の前の服屋の女性店員さんに、入口はどこか聞いて見たところ、ちょっと待ってと言って、どこかに行きました。
数分後、近所のカフェで休憩していた大家を連れて戻ってきてくれました!
クロアチアは以外と近所づきあいがさかんなのでしょうか!？
親切に感謝!!

大家の案内のもと、鉄の扉を２つ開けて、石造りの建物の2階に通されました。
2つ目の扉のポストに、私達が到着した時用に、大家がカフェにいる旨の連絡メモをはさんでくれていたようです。

部屋に入ると、とてもかわいい部屋が広がっていました!
玄関入ってすぐベッドルーム。

アパートメンツ サルベザニ ホテル

さらに上の階もあるのです!

上の階には、 アパートメントならではの、キッチンがあります。
調理器具、調味料が揃ってます。

そしてベッドにもなるソファーとテレビ。

下の階の奥はバスルームです。

トイレ。

この宿はところどころにかわいい飾りがあったりして、内装は本当におしゃれです。

おしゃれな宿に感激したところで、夕食へ。

スプリットの街はよるでもにぎやか。

あちこちで楽器演奏があったり…

船もおしゃれに見えたり…

vespaもあったり…
街のすべてが華やかに見えてテンションがあがる!

夕食は旧市街を出て西へ徒歩10分位のところにある"Konoba Matejuska"に行こうと思っていたのですが、あいにく満席。
店内はサッカー中継が流れ、みな試合に夢中になっていました。

サッカー人気がすごいようです。

そして訪れたのは、先ほどのKonoba Matejuskaからほど近い場所にある"Fife"。
日本のガイドブックにも掲載されているお店です。

片言の日本語を喋れる女性店員さんがお出迎え。
店は込んでいましたが、少し待てば大丈夫とのことで、待つことに。

フィフェ 地元の料理

しばらく待ってテーブルに通されたので、魚とリゾットを注文。
プリトヴィッツェの宿に引き続き、量が多いので、2品だけで十分お腹一杯です。
そして味も大満足!
2日続けておいしいものにありつけるなんて恵まれています!
魚についてるレモンが、日本のみかん位果汁が多くてジューシーなんです!

店内は地元の人をはじめ、各国からの旅行者も多くいて、あちこちのテーブルで初対面どおし話がはずんでいました。

お祭りみたいで楽しい街!
中々期待できそう!
ウキウキ気分で宿に帰り就寝。

（4日目）
早朝、美しい鐘の音で目覚めました。
まだ薄暗い中、スプリットの街に鳴り響くその音は幻想的で、朝から感動を覚えました!!
これだけでも旧市街に泊まった価値があります。

美しい朝、朝食を食べに街に繰り出します。
私たちの部屋はこの建物の2階部分です。

アパートメンツ サルベザニ ホテル

宿の門を出て…

宿に向かう通路にある門を通ります。

宿の外観。
同じような建物が多いので、なかなか見つけにくいです。

旧市街東側にある広場にやってきました。

スプリットの人達は夜型なのか、朝は閑散としています。

昨夜はこの場所で楽器演奏が行われていたのですが、朝は銅像がポツンとたたずむのみ。

クロアチアでは街のあちこちに銅像が見られました。

近所のパン屋さんで朝食。（16kn≒290円）

スプリットには午前中しか滞在できないので、朝食後早速観光へ。

スプリット旧市街はこんな路地がつらなっています。

雰囲気が素敵な階段。

香港ならぬ、クロアチアの洗濯物の干し方。

ただの洗濯物でも絵になるのが不思議。

城壁北側にある金の門をでて、すぐ前にあるグルグールニンスキの像。
クロアチアの司教だそうです。

グルグール ニンスキの像 モニュメント・記念碑

この像の左足の親指をさわると幸運に恵まれるそう!
みんなさわっているのか親指ツルツルになってます。

昨日結婚式が行われていた、ペリスティル。

まだ9時前なので人は多くありません。

ペリスティル 広場・公園

ペリスティルの東側にある鐘楼に早速のぼってみます。

驚くほど快晴で気持ちいい!

聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会

鐘楼の横にはスフィンクスが!

ディオクレティアヌス帝が、エジプト遠征で持ち帰った物らしい…

レリーフのかわいい入口から入場。（15kn≒270円）

ここの階段、下が丸見えでちょっと怖めですよ。

同じく下から上も丸見えなので、女性の方はズボンのほうがよさそうです。

高いだけあって見晴らしは抜群。

青い海と空。

街並とのコントラストも素敵!

岩山も見える!

今朝美しい音色を奏でていた鐘。

複数の鐘で美しい音色は作られています。

鐘楼出口です。

丁寧に日本語での記載もありますが、何だかなぁ。

続いてはペリスティルの西側の路地を少し進んだところにある洗礼室を訪問。
洗礼者ヨハネの像です。
天井のレリーフが凝っています。

聖イヴァン洗礼堂 寺院・教会

ペリスティルから銅の門に向かう階段を下らずに、横の階段を上がったろころにある宮殿の前庭。

ぽっかりと穴が開いている不思議な空間。
ここからも鐘楼は見えます。

ディオクレティアヌス宮殿 城・宮殿

昨日も通った地下のお土産屋さん通路。

ここにディオクレティアヌス宮殿地下への入口があります。
9時半から入れるので早速入場。（40kn≒720円）

現在の旧市街、ディオクレティアヌス宮殿の地上部分にある建物は後から建てられたものですが、地下に広がる空間はローマ時代そのままだそうです。

ディオクレティアヌス宮殿 城・宮殿

ディオクレティアヌス帝。

宮殿の地下から地上部分の眺め。

本当によい天気で、暑いくらいです。
昨日のプリトヴィッツェの寒さが嘘の様。

地上部分は遺跡でありながら、現在も人々の生活の場所であり、その地下にはローマ時代そのままの宮殿が残っているなんて、何だか信じられません。

宮殿の地下を出て、再び地上を探索。

これは城壁東側にある銀の門。
街もにぎわってきました。

銀の門 建造物

ギターをかかえ、陽気に歌うシマシマおじさん達。

あちこちで楽器演奏がありました。

路地も大賑わい。

スプリットでは西洋人観光客の他に、中国、韓国、日本の観光客も見られました。

城壁西側の鉄の門をでて、旧市街の外を散策。
早朝閑散としていた広場はたくさんのパラソルが広げられてます。

青い空と飛行機雲。

魚市場。

クロアチアで全国展開しているスーパーKONZUM。
お土産を買うのに最適。

その国ならではのものが見られるのがうれしい場所。

近所のピザ屋でピザ3枚を購入。(34kn≒610円）
宿に戻り早めの昼食。

大家からの手紙に、チェックアウトの時間に宿にいけないから、宿泊代は部屋に置いといてと、驚きの文言が書いてました!
友人が書いたお礼の手紙と、宿泊代をテーブルに置いて、部屋を後にしました。

クロアチアの方は、正直な人ばかりなのかしら？
それだけ安全ということかもしれません。
でもますますこの国が気に入った!

バス出発までまだ時間があるので、スーツケースをガラガラ引きながら、再び旧市街を散策。

花に囲まれたきれいな家。

先ほどまでいた宮殿の地下を見下ろす。

どこにいても見える鐘楼。

先ほど通った前庭ではアカペラコーラスが行われていました。

歌声が円筒形の空間に響いて、とても素敵。
クロアチア滞在中は、しばしば頭の中でこの時の曲が流れていました。

バス出発まで時間があるので、ペリスティル前にあるCafe Luxorでしばし休憩。

ルクソール 地元の料理

コーヒーを注文。（17kn≒300円）
このお店、立地は最高、味は普通。

コーヒーを飲んで休んでいると、ペリスティルで古代の兵士の恰好をした人たちが現れ、劇が始まりました。

街中で普通に楽器演奏や、劇が繰り広げられるなんて本当におもしろい街です。

バスの時間が近づいて来たので、旧市街を出てバスターミナルへ移動。

スプリットは、深い歴史とともに、人々の生活があり、活気あふれる華やかな街でした。
来るまでは、プリトヴィッツェからドブロヴニクに向かう際の中継地点ぐらいにしか考えていませんでしたが、予想外の驚きと楽しさがある素晴らしい街でした。
この街にこれてよかった!

この風景ともついにお別れです。

アドリア海にとてもピッタリな色のバスで、ドブロヴニクへ。

切符は昨日バスターミナル到着時に購入していました。(115kn≒2000円）
13時半出発。

ウネウネクネクネ…
バスはアドリア海に沿って、ひたすらカーブを走りつづけます。
少しでも本を読もうとしたもんなら、即、車酔いです。

クロアチア南部はこのような岩山が多いようです。
石灰岩？こんな地質なので、プリトヴィッツェのような地形が生み出されたのかもしれません。

ずっとこんな白い山の景色が続きます。

名前は不明ですが巨大な湖があったり…

時には工業地帯があったり…

時々こんな町があったり…

ドブロヴニク方面は飛び地のような形になっており、途中、一旦ボスニア・ヘルツェコビアに入ります。
バスからは降りませんが、途中パスポートコントロールもあります。
パスポートを提示はしますが、スタンプは押されません。

ボスニアの町、ネウムでトイレ休憩の後、バスは再びボスニアを出国、クロアチアに再入国。

4時間半かけて最終目的地ドブロブニクにやっと到着!
時刻は18時。ほぼ定刻通りです。

スプリットからドブロヴニクは約200Km、大阪から名古屋位の距離なので、それ位の距離ならバス移動は楽勝と思っていましたが、延々ウネウネ道を200Kmは少ししんどかったです。
このバスの始発地はザグレブですが、ザグレブからドブロヴニクの通し乗車はさすがにキツそうです!!

これまでほぼ計画どおり、順調に楽しくクロアチア旅行を満喫している私達。
さてさてこの街ではどんなことがありますでしょうか!?

続きは(4)4日目ドブロヴニク到着〜5日目スルジ山登山編へ。
http://4travel.jp/travelogue/10843631

長距離バスターミナル (ドブロブニク) バス系