2013☆愛知発☆走った！食べた！クルマでゆく北海道＆東北10日間 3500kmの旅！vol.2　《がんばっぺ！宮城!!》

2013/10/21 - 2013/10/30

紅葉真っ盛りの東北と、冬の気配を感じる北海道。
10日ほどかけてまわってきました。
えぇ、いつものマイカーの旅…出発地は、愛知です！

vol.2
あの大震災から2年半。
ずっと訪問したいと思っていた被災地へ行ってきました。
実際、あの地に立ってみて感じる事がたくさんありました。
テレビでは伝わらないことが多くあることも実感。
この旅行記で、少しでも伝わるでしょうか。



　10/21 宮城県仙台市／青葉城址・利休の牛タン　
　　　【仙台泊】

⇒10/22　被災地へ／石巻・南三陸・気仙沼・大船渡・釜石
　　　【盛岡泊】

　10/23 岩手県宮古市／浄土ヶ浜
　　　　　　 岩泉町／龍泉洞
　　　　　　 久慈市／やませ土風館・琥珀博物館
　　　【八戸発苫小牧行フェリー泊】

　10/24　北海道札幌市／モエレ沼公園・北海道テレビ・Ｄ×Ｍ
　　　　　　　　　　 大通り公園・けやき・サッポロファクトリー
　　　【洞爺湖温泉泊】

　10/25 北海道函館市／五稜郭・赤レンガ倉庫街・函館山
　　　　　　　　　　 ラッキーピエロ
　　　【函館泊】

　10/26 青森・下北半島／超マグロ祭り・大間崎
　　　　　　　　　　　 尻屋崎・恐山
　　　【青森泊】

　10/27 青森県青森市／ねぶたの里ラワッセ・A-Factory
　　　　　　　　　　 三内丸山遺跡・青森県立美術館・八甲田山
　　　 　　十和田市／十和田市現代美術館
　　　【十和田泊】

　10/28 秋田県／奥入瀬渓流〜十和田湖
　　　　　　　 男鹿半島（なまはげ館・寒風山展望台）
　　　　　　　 八橋油田
　　　【山形・鶴岡泊】

　10/29 山形県鶴岡市／庄内映画村オープンセット
　　　　　　 天童市／天童木工本社ショールーム
　　　 福島県喜多方市／なまえ
　　　【長野・松本泊】

　10/30 長野県松本市／松本市現代美術館・松本城


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相方とわたし、未上陸の北海道。
いろいろ行きたいところはあるけれど、今回はとりあえずの札幌⇒函館コースとなりました。何よりも「北海道へ行った」事実が欲しかったんですっ。

そして、行けそうで行けない。それが東北。
青森・秋田・岩手・山形・宮城に福島。特に被災地へ行っておきたくて。エリアが広大すぎて計画をたてるのもひと苦労。行く前から心が折れそうでした。

最終日、喜多方からイッキに愛知へ帰るはずが…力尽きて松本で泊まってしまいました。最後の長野はオマケです。
ではでは、なが〜い旅行記になりますが、最後までお付き合いくだされば幸いですっ！

エリア 宮城

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行2日目！
仙台のホテルをチェックアウト後、観光地・松島へ向かいます。
高速は使わずに、国道45号線でのんびりと。

途中、塩釜で市場を見つけたので寄ってみました。

塩釜水産物仲卸市場というところ。
地元の方がほとんどのようでしたが、観光客でもお買いものできましたよ。

親族から海産物を送るように頼まれていたのでね。。。
第一便は宮城の牡蠣にしました！
1個280円かぁ。まぁどこも同じような値段でしたが…高い(^^;
さらにクール便の送料も高い!!
1200円くらいだったか…それだけ遠いところに来てるってことですな。仕方なし。
（数日後の大間からの送り代なんてすごいことになってましたから）

会計を待ってる間に見つけた【愛知産あさり】
あぁ宮城でも売ってるのね…。

この市場では二つのお店で牡蠣やら筋子やら購入しましたが、観光客だとナメられているのか(？)値引き交渉にはまっっく応じる気ナシ。
きっちり表示金額を払ってきました…。そんなもん？？

その後、観光地・松島へ。
言わずと知れた日本三景のひとつ。

東日本大震災の時は、松島の島々が壁となって津波から守ってくれた…なんて話も聞きましたが、やっぱり震災の爪痕は残っていました。
海岸沿いの遊歩道が損壊。

この日はどんより曇り空だったのでなんだかくら〜い写真ですが、まだ午前中です。遊覧船に群がるカモメたち。

海岸でもお菓子とかソフトクリームを持ってると狙われますので要注意！

写真の左手に相方がいるのですが、カモメに近づきお菓子を食べているフリをするだけでロックオンされます(笑)

なぜカモメ写真ばかりかというと、さすが人気観光地、大陸のひとたちでいっぱいなんです…。しかも団体でね。
ひとがカメラ構えてるのに、たいていフレームインされるのは何なんでしょう。
カモメ以外の写真を撮る気がなくなりました(笑)

こっちのほうが空いていたので行ってみることに。
あ、この橋を渡るのは有料です。200円だったかな。（だから空いてたのか?)

先に見える福浦島へ行けます。

牡蠣の養殖いかだかな？？

福浦島には遊歩道が整備してあり、眺めはこんな感じ。
ほんとに天気がよかったらねぇ。。。
晴れ女のわたしですが、予報の雨を曇りに変えることしかできなかったようで。

島を散策中、ロープで海岸へ降りられるところを発見！
おもしろそう！行こう！行こう！
探検気分で浮かれる大人ふたり。
先を歩いていた若いカップルはスルーしてました。
ココで思いのほか時間を使ってしまい、夕方には後悔する羽目に。

何これ？！なんかの儀式用？！！

砂浜に現れた謎のやぐら?に興奮(笑)

だーれもいない海。すっごく静か。

プライベートビーチみたいです(笑)

砂浜に書いてきた、楽天おめでとう！

写真は少ないですが、40分くらい無人島で遊んでました。
松島の観光の仕方として正解とは言えないでしょうが…団体さんいないし。空いてたし。なかなか楽しかったですっ。

松島を出て、さらに45号線で北上します。
ブルーインパルスの本拠地として有名な航空自衛隊松島基地。
こちらも震災で被害がありましたね。

石巻市へはいります。

まずは被災地が一望できるという日和山へ。
奥に見えるのが石ﾉ森萬画館。

日和山公園は、被災地の見学にはおすすめです。駐車場も完備されて地元の方のご迷惑にならなさそうでしたので。

今回、被災地へ行くにあたって、まったく土地勘のないところでどう動いていいのか迷いましたが石巻では下記サイトを参考にさせていただきました。
【石巻百景】
http://ishinomaki-photo.blogspot.jp/2013/07/ishinomakitravel.html

太平洋側を眺める。
日和山では震災を経験した地元の方のお話を聞くことができたのですが、震災直後はあの橋の上に避難した方も多数いらしたとか。

こちらが震災以前の写真。
家屋がごっそりなくなっているのがわかります。

山側、先ほどの石ﾉ森萬画館周辺の震災前の様子。

川と川の間にある中瀬と呼ばれているところは、ほとんどの建物が流失していました。現在は石ﾉ森萬画館が修復されたようなので行ってみます。
日和山からは車で数分です。

石ﾉ森萬画館の対岸にある石巻まちなか復興マルシェへ。
http://www.fukkoumarche.com/

ここでお昼ご飯でも…と思ったのですがなんとお休み!!
ガーン。毎週火曜はお休みなんですね…下調べが甘かった。
オナカヘッタ。。。
あ、クルマは停められましたので歩いて石ﾉ森萬画館へ向かいます。

空腹を抱えつつ石ﾉ森萬画館へ。
ニュースで震災直後の様子を見ましたが、見事に修復されています。

石ノ森章太郎さん…サイボーグ009とか？ロボット刑事？
うーんごめんなさい。せっかく来たんですが、リアルタイムで見ていないのでよくわかりません。。。

エントランスには有名漫画家の手形がズラリ。
ついつい手を重ねてしまうよね。

わたしたちの旅行直前に亡くなられたやなせたかしさんも。
自分たちが子どもの頃から人気のアンパンマン。いまの子どもたちにも愛されてるってすごいことですよね。

ご冥福をお祈りします。

ショップだけは無料で入れたのでのぞいてみる。
写真はないのですが、サイボーグ009のコスチューム?を着たおねえさん(かわいい)がいまして…相方、興奮(笑)イヤ手は出してないですよ！
「ありえない格好してるギャップがたまらん」そうです。そんなもん？？

中瀬を歩いてみます。
先ほどまでいた日和山です。

工事に使われる石にメッセージを入れられるようで、せっかくなので参加してきましたっ。こういった取り組みも、実際ここに来なければ知らなかったなぁ。

たくさんの方が書き残したメッセージ。
ありきたりなことしか言えないけれど…復興を、お祈りします。

中瀬をしばらく歩いて行くと現れる自由の女神像。けっこう大きいです。
津波の衝撃がわかります。
この像、元々ここにあったわけではなく別の場所で被災したのを移動してきたんだそうです。

しばらく歩くと見つけたコンテナ？
よく見ると仮設のお稲荷さん！

鼻が折れてなくなってしまっても、変わらず佇んで…。
心が痛みます。

中瀬を歩いていて気付いたのですが、道端におもちゃが置いてある…。
はじめのうちは落し物かな？と思っていたのですが、数メートル間隔で見つけるので、どなたかが被災した子供さんのために置いていったのでしょうね。

震災前は、写生大会なども開かれる公園だったようです。

その後、まちなかマルシェ方面に戻り少し歩いてみました。
基礎だけ残った空き地。
歪んだシャッター。
解体中のビル。
屋根のないアーケード。

まだまだ震災の爪痕は深いです。

心は痛むが、お腹はへる！買い物で復興支援しようっと！
車で20分ほど走り、何か食べられるだろうと道の駅へ寄ってみました。
上品の郷(じょうぼんのさと）
http://www.joubon.com/

産直にレストラン、温泉、コンビニとけっこう大きい道の駅でした。
今回の旅行では道の駅にかなり助けられましたね。
特に宮城＆岩手エリア。観光スポットはあるものの、いちいち遠い…。ごはんを食べ損ねると飲食店が少なく困る…。自然はいっぱいですが、観光にはちと不便を感じることもあったので(悪口ではないですよー）そんな時に道の駅がオアシスに感じました(笑)
お手洗いあるし、地元のおいしいもの買えるし。「とりあえず道の駅行っときゃいいだろう」的な安心感。
おかげでお昼ごはんにもありつけました。ありがとう、道の駅！

せっかくなので産直でいろいろお買い上げ〜♪
なんだか茶色い食べ物ばかりですが…。
石巻焼きそばパン＆メンチカツ＆五目いなり！
このメンチカツが絶品！！エゴマ豚のメンチカツだったかな？揚げたてジュースィーで大変おいしゅうございましたっ☆
160円で買えるシアワセ。おすすめです。

小腹も満たして、ウロウロしていたら見つけました。。
震災で損壊してしまった看板。

パトロール中に被災した国道維持出張所の車。

見るのもツライ方がいらっしゃるでしょうが、こうして後世に残してゆくことが次の犠牲を減らすことに繋がるかもしれません。

ほんとうに大きな衝撃が襲ったのですね。

車を走らせて、再び45号を北上します。
被災地を南から順に通り抜けるルートです。

南三陸町に入りました。

津波でズタズタに破壊された線路跡。
わかりにくいですが、アスファルトとガードレールで舗装され、バス専用道路になっていました！
駅だったところには停留所が整備されています。

南三陸町の中心地へ。

写真撮影をためらってしまう雰囲気。

取り壊されることが決定したと伝えられていた防災庁舎。壊される前に来れてよかったと手を合わせてきたのですが…

その後政府が保存のための補助金を出すと方針を転換したために、残すのか撤去するのか議論が振り出しに戻ってしまったようです。
“震災遺構”は難しい問題ですね。

遠くを見ると…土地を高くする工事なのでしょうか。

いたる所で復興工事が行われていました。

被災地では、震災による地盤沈下の影響でいまだに水がひかない所が多くあるのだそうです。

仮設のコンビニへ立ち寄りました。
あったかいコーヒーになんだかほっとします。

次は気仙沼へ向かいます。
被災地でたくさん見かけたこの看板。
“津波がここまで来ました”という表示なのですが、海からかなり離れた山道にあったりして驚きました。

線路の跡です。
新設されたバス路線は一般車道を走ることもあります。

“世界のみなさん ありがとう”

気仙沼の、中心部近くかと思います。
突然現れた、巨大テント。うまく撮影できなかったのですが、がれき処理場です。かなり広大な敷地で驚きました。

この後、大船渡、釜石へも行ったのですが…日が暮れてしまい時間切れ！真っ暗で何も見えず。もう少し早めに進んでおけばと後悔しきりでした。
そうそう、大船渡のスーパーで買った半額のお寿司がおいしかったです。。。

この日の宿泊は盛岡市。沿岸の被災地から約２時間。遠かった…。
予定では、石巻→平泉・中尊寺→盛岡という東北道寄りのルートでしたが、急きょ変更して被災地沿岸を走ったのです。翌日はまた沿岸（宮古市）方面なので…こんなことなら釜石あたりで泊まればよかった。
まぁ初めて行く土地ですし、行ってみないとわからないことはたくさんありますね。被災地の現状をいろいろ見て感じることができてよかったです。

震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

写真の盛岡では名物の冷麺もじゃじゃ麺も食べることなく(笑)映画通りと言う繁華街をウロウロしたあげく適当にイタリアンで済ませてしまいました。
10日間の旅行、たまにはこんな日もあっていいね。

ではでは、大雨の宮古市と「じぇじぇ！」な久慈市編へ続きますっ。

この旅行記へのコメント （4）

• hokkaさん 2013/12/09 06:21:35

  感じること。

  おはようございます、savexさん。
  
  実際に被災地を訪れてみたからこそ、感じることがありますよね。
  表面では瓦礫は片付けられて道路も復旧してるように見えても、ここから進んでない。この光景を見ても自分では何もできない・・・。
  やはり私も初めて訪れた時、最初はカメラを構えることさえできませんでした。
  でも地元の方に言われた「実際に見て感じたことを伝えてください」という言葉。
  その後シャッターを押すことができました。
  とても大切な事だと思います。
  
  hokka
  

  savexさん からの返信 2013/12/09 12:43:33

  RE: 感じること。

  
  hokkaさん　こんにちは。
  
  いつもありがとうございます！
  テレビやＰＣでしか見ることができなかった被災地。
  テレビでは伝わらないことがたくさんありますね。
  
  わたしの旅行記でうまく伝わったかわかりませんが、被災地で感じたことを忘れずにいたいと思います。
  hokkaさんのように、何度も足を運ぶことができればいいな。。。
  
  savex
  
  

• cacahさん 2013/11/16 23:11:19

  優しい気持ち

  savexさん〜こんばんは♪
  
  北海道＆東北の旅お疲れさまです!
  
  今日はどのへんにいらっしやるのかな〜?
  
  
  あの大震災から2年半。
  ずっと訪問したいと思っていた被災地へ行ってきました。
  
  
  savexさんの旅行記のお写真から震災の爪痕が・・・・やはりまだ残っているのですね。
  
  普段生活をしていると忘れてしまうこともありますが・・・いつも忘れず真実として心に残しておかなければと思いました。
  
  MIN
  

  savexさん からの返信 2013/11/19 17:14:31

  RE: 優しい気持ち

  MINさん こんばんは〜
  
  いつもありがとうございます♫
  すみません、私の書き方が悪かったのですが「いまはまだ宮城」と言うのは旅行記のことです。。。
  旅行自体は10/20-30まで行っていました。
  
  初めて訪れた被災地は、ガレキの山があるわけではないのですが
  なんとなく撮影をためらってしまう。。。
  忘れられない体験になりました。
  
  うまく旅行記に書けなかったのですが、復興支援はまだまだ必要だと実感しました。
  
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