2013/06/30 - 2013/06/30
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旅遊de美食散歩さん
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山崎朋子著作の『サンダカン八番娼館』という本を読んでから、いつか行ってみたい!と思っていたサンダカン。
もう一度本を読み直し、映画『望郷』も観直しての出発でしたが、やはり現地で彼女達もみたであろう景色を目の前にした時は、胸がいっぱいになりました。
小説の中の話でも映画の中の話でもない、現実の世界で彼女たちが味わった苦しみ悲しみはいまはもうどうしてあげようもありませんが、せめて忘れないでずっと後世に伝えていきたいと強く思いました。
旅行記vol2は、コタキナバル経由でのサンダカン編です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
-
6月30日
今日は早起きして空港へ。チェックインしてから時間があったのでまたカヤトーストを♪朝ご飯に最高ね〜。
シンガポールを出発し、まず着いたのはコタキナバル。日本出発前に知り合いのマレーシア帰りの方から、コタキナバルは最高!ときいていたけれど、確かにいいところでした。今度ゆっくりリゾートしにきてみたい!
トランジットなので、とりあえず荷物だけあずけてまず市内へ。空港からのタクシーは、目的地までの料金を先に支払っておくシステム。これ、観光客には便利ですね。
まずは市場へ。 -
市場には、いろんな珍しいものがあって見てるだけで楽しい!
何時間いてもあきないわ〜。パンダンリーフはできたら買っていきたいと思っていたけれど、こんなに大きいんじゃとってもじゃないけど持って帰れない・・・ -
唐辛子もライムもどれもおいしそう!色合いがほんっときれいですね。
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なんだかみたことないお菓子やらなにやらがぶら下がってて、しばらく見入ってしまったお店。気になる〜〜〜〜。
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ここで売ってた、ちと怪しげなお菓子を購入。右はバナナチップ。美味!
左はどんな味かまったく想像できなかったけれど、食べてみたらなんだかほんのり甘いかりんとうのようなお菓子。けっこういけるんですけど?当然おみやげにゲットです! -
こちらはブラチャン。これだけは絶対に買って帰ろうと思ってました。
マレーシア料理を習ったときに、ブラチャンの魅力にはまりました。しかし安いなー。笑 -
こちらは、日本に住むシンガポール人の友人から以前一度お土産にもらったことがあるんですが、よくあるえびせんと同じで、油で揚げて食べる揚げ菓子。
とってもカラフルでしかもとびっきりキュートな形なのでパーティにとってもぴったり♪ あったら買おう!と思っていたけれどこんなにあっさりみつかるとは思いませんでした。 -
市場の二階はフードコートみたいになっていて、食事ができるのでちょっといってみました。暑いけれど二階はすっごく風が通って、とっても気持ちいい♪
おなかペコペコというわけじゃなかったので二人で一皿頼みました。ここはご飯をよそって好きなおかずをのせてもらうシステム。 -
市場の二階に広がる屋台のお店のなかで、最終的に選んだのはおかまちゃんのいるお店。本当におかまちゃんかどうか確かめたわけではないですが、もうしゃべり方から仕草からおかまちゃんそのもの。笑 勝手におかまちゃんの店と命名です。
写真の奥にド派手なピンクのTシャツを着てるのがおかまちゃん。
でも並べられたお料理が、一番おいしそうだったのは確か。いろいろ種類があって本当に迷います・・ -
最終的に選んだのは、イカの甘辛炒めとハツの煮込み、それからパパイアのマリネみたいなものにカレーソース。パパイアは、古漬けみたいにすっごくよくつかってるんだけれど酸味がたまらなく超美味!しょっぱすっぱいパパイアです。
ご飯がびっくりするくらい固くパサパサで、これだけでは食べられない・・と思ったのだけれど、おかずと一緒に混ぜて食べたらあら不思議!こりゃおいしいわ。とまりませんわ♪ -
それから空港へ戻って一路サンダカンへ。あっというまのフライトでした。
キナバル山が見えなかったのが残念。
サンダカン空港は真っ青な空がとっても気持ちいい。小さいけどね。 -
夕方だったので急いでホテルへいってチェックイン。大急ぎで万全の態勢を整え、タクシーを呼んでもらって日本人墓地へ。もう6時を回っていたので薄暗くなってきてましたから早足早足。
今日のホテルは『Four Points by Sheraton Sandakan』
Four Points by Sheraton Sandakan
Sandakan Harbour Square, 90000 Sandakan -
ホテルからは10分くらいですぐ日本人墓地へ到着。山の中にあって車じゃないとこれなさそうですが、ギリギリのところまで車をつけてもらって、ここから先は歩いていきます。
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何が完全防備って蚊対策の完全防備。とても人に見せられない格好で向かいましたが、この墓地までの道まではそれほどでもなかったので、なんだこの程度か!と思っていたところ・・・
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Tシャツに長そでカーディガン、その上からさらに日焼け防止用の長い手袋をつけて、首にはストールをぐるぐると、それに帽子をかぶってマスクもつけて、ジーンズと運動靴、最後は全身に虫よけスプレーをくまなくかけてきたはず・・・なんですが。
墓地の辺りはまじで蚊の大群がおしよせてきて容赦ないです。こんなにすごい蚊の攻撃、はじめてかも。痒いより怖い!蚊の大群は文字通り大群で、何十匹って蚊がぶわっと私めがけてやってきて、腕に足にびっしり!あまりのすごさにしばらくあっけにとられてしまって蚊を振り払うのも忘れてしまったほど。
痛いくらいのかゆみに襲われて、あわてて振り払いましたが払っても払ってもとまって刺してきて、たたき殺してる暇もありません。さすがにジーンズは刺せなかったみたいで足は無事でしたが、腕と肩と顔に猛烈な痒みがおしよせてきて、恐ろしいの一言。
気持ち的には、ここで絶望の中死んでいった遊女達の無念さに、心からお祈りしたいと思っているのに、それさえもできなくなるくらい精神的余裕がなくなります。ゆっくり立ち止まって手を合わせてる事さえ躊躇してしまうくらいの蚊の多さ。
そのためか、写真もブレブレ・・・。 -
なんとかお水をあげて、友人がもってきたお線香を火をつけずにお墓に手向けて・・・
こんなに時間かけてここまでやってきたのに、感傷にふける暇もないなんて。蚊が恐ろしくて早くここから立ち去りたくなる。本当はもっとここにいたいのに、蚊がそうさせてくれない。悔しい。
このお墓の為にサンダカンへ来たのに、結局15分もいられませんでした。 -
でも『サンダカン八番娼館』にでてくる通り、小高い丘の上で海がよく見える場所にお墓はありました。おクニさんの名前も、おふみさんのだんなさんのお墓もみることができました。
ただの好奇心だけできたわけではありませんが、このお墓がいまでもきちんと管理されてる事に感謝しつつ、歴史を伝えていくことの大切さを改めて認識しました。 -
一度ホテルへ戻り、着替えてみるとまあ、何十か所と蚊にさされておりましたわ。マラリアを心配してたけど、ここまできたらもうどうしようもありませんね。
全身のかゆみなんて、そうそう味わえません。赤くぷくぷく膨れた箇所が何十か所。もう見てるだけで気持ち悪くなります。
夕食はオーシャンキングへ。友人は一度サンダカンへ来てるのでおいしいお店もリサーチ済み。
『海上皇餐庁』Ocean King
Jln Batu Sapi | W of Town Centre, Sandakan, Malaysia -
海上レストランなので潮の香りはしますが、真っ暗なので景色はまったくみえません。これ、昼間きたらすごく海が綺麗なんじゃないかしら。でも海風が気持ちいい♪
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奮発して頼んだイセエビ!とはいっても日本とは比べ物にならないほどのリーズナブルさ!感激!
そしてでてきたイセエビにこれまたびっくり!自然の色とは思えないピンク色をしててちょっと衝撃的!こんな色鮮やかなイセエビ、初めてみました。これ、本物?!笑
イセエビのお刺身は甘い!!のただ一言。とろけるほどおいしいです。ぷるっぷるで、ちょっとレモンをかけて食べると最高♪幸せ〜! -
こちらはサバベジといわれたお野菜の炒め物。ここサバ州でとれるベジタブルだからサバベジ。正式名はサユールマニス(Sayur Manis)というそうです。
でも本当は野菜ではなく、低木の若い枝先なんだとか。でも食べた感じは
細〜いアスパラガスのようなコリコリとした食感でまさに野菜!
ブラチャンの味付けがまたあうんですよ、このサバベジに!超美味!
帰りのコタキナバルの市場であったら絶対買って帰ろう♪ -
イセエビのお刺身以外の部分はスープに!これがまあ、もうなんとも表現できないくらいのおいしさ!ハンパないです、イセエビのダシ!超濃厚!
しかもこれ、味噌スープなんですよ!もう日本人にぴったり♪
生姜もきいててお刺身の残りとはとっても思えないくらい、食べごたえたっっぷりのイセエビでした。 -
こちらは脆醤豆腐。お豆腐というより、魚のすり身みたい。はんぺんを食べてるような食感。チリソースと食べてもおいしい!
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こちらは、最後に迷って、お店の人にお勧めをきいたチャーハン。お店の人は蟹チャーハンをすすめてくれたんだけれど、すすめるだけあってほんっと美味。パラッパラのお米にシーフードの味がしっかりする絶品チャーハン。
量が多すぎてとっても食べきれなかったのだけれど、残すのがとっても心苦しかったです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- makotaroさん 2017/12/26 12:47:52
- 懐かしいです。
- 1990年にシンガポール駐在開始翌年だったと思うのですが、友人とサンダカンを訪れました。ボルネオの知識は、密林と大蛇くらいと、サンダカン八番娼館でした。日本人墓地にお参りするのが一応の目的になり、現地に着いてホテルスタッフの知り合いの車を借りて、白レンタですね、あっちこっち行ってきました。まっちゃっちゃの川、ちょっと入ると出てこられなくなりそうな密林、背の倍以上もある里芋みたいな植物、オランウータン保護区のオランウータンなど思い出されます。特に日本人墓地は、こんな所に、というか、墓地でしたが、もっと整備してあるのかと思っていたので、寂しさがこみ上げてきました、そして彼の地で亡くなって行った女性たちがどれだけ日本に帰りたかったかということを思うと涙が出てきたのを覚えています。持って行った線香を落ち着いてあげて拝むことができたので、蚊はそれほどではなかったのかもしれません。食事は、いわゆるローカルめしばかりで、最終日屋根のない食堂で海鮮食べてビールをしこたま飲みました。いい旅の記憶を思い出させていただきました。ありがとうございました。
- 旅遊de美食散歩さん からの返信 2018/06/11 22:38:32
- Re: 懐かしいです。
- お返事をさしあげていなかったことに、今気づきました。大変申し訳ありません!!!
旅行記、よんでいただいてありがとうございました。90年代に行かれたのですね!でも思い出の中のボルネオは、私がいった当時のボルネオとそれほど変わりはなかったようですね。日本人墓地はあれからどうなっているのだろうと気になりますが・・・。ずっと残してもらえるといいのですが。
海鮮は本当に絶品ですよね。あのオープンテラスといっていいかわかりませんが(笑)あの雰囲気で、ビールと一緒に食べるのがまた、気持ちいいのですよね♪
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