2013年11月永平寺・丸岡城

2013/11/02 - 2013/11/02

2013年11月に永平寺、丸岡城に行ったときの旅行記です。
最近4トラの自分のプロフィールのところの日本地図が旅行記をアップするたび塗りつぶされていくのが嬉しくなってきて、とりあえず各都道府県の名所めぐりといった感じで休みごとに旅をしてます。
んで今回は福井県に行ってきました。
福井といえば永平寺と東尋坊、あと丸岡城や最近では一乗谷朝倉氏遺跡も注目されている様。2日あれば4箇所廻れるのですが、福井は私の地元名古屋からは近いし、とりあえず今回は日帰り旅行にました。行き先も迷った末、永平寺と丸岡城に決めました。
名古屋から福井までは新幹線で米原まで行き、特急で福井まで行くのが一般的でしょうが、朝出発して一番到着が早い京都まで新幹線、京都から特急サンダーバードで福井まで行く方法を選択しました。日帰りで慌しい旅になりました

エリア 永平寺・丸岡(福井)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

6：35名古屋発の新幹線で京都まで行き7：38発の福井行きのJR特急サンダーバードで福井まで行きます。この方法だと9：00に福井につけます。ただ指定券が名古屋のJRの自販機で買えなかった為京都で切符を買い足しました。で、この日は3連休の初日。指定券買えず。乗車率も高く福井まで車内の通路で立ってました。写真は9：00福井駅到着時のサンダーバード

福井駅です

京福バスで永平寺まで行きます。

9：45頃、永平寺入り口着です。バスは行きは入り口まで、帰りは門前町を下ったところで乗ります。観光客に門前町を通ってもらおうということですかね。

参拝者口に当たる吉祥殿の入り口です。ここで入場料を払い中に入ります

吉祥殿の大広間で僧侶の方による伽藍の説明をしていただきます。この説明が終わった後は各自で参拝路を廻ることになります。写真は修行僧が写らなければ何をとっても大丈夫との事。立ち入り禁止の表示のあるところには入らないようにとの事。これは当たり前ですね。参拝路は一方通行ではなく伽藍を時計回りでも反時計回りでもどっちから廻ってもいいそうです。仏教施設だと時計回りが一般だと思うのですがここは珍しいかも

まず傘松閣に入ります。平成6年に改築された建物だそうです。天井画はさまざまな草花や鳥が描かれており綺麗でした

東司（便所）を通過して回廊に出ます。実は私の家が曹洞宗で、曹洞宗の永平寺は大本山にあたるのですね。更に偶然通っていた高校が曹洞宗の学校で高校生のとき課外授業で一日参禅をここでしました。そのせいか、私にとってその他の宗派に比べ曹洞宗は馴染みが深いです。

登り階段です。時計回りに廻ることにします。禅宗は生活上の行い全てが修行であるとの考えで食事も掃除も修行の一つとして大切に行われています。廊下の歩き方まで作法があります。只管打坐（ただ座っている）といったことを重視し、同じ禅宗の臨済宗のように公案（禅問答）重視ではないとの事（説法はやっているはずですが）生活重視の為、伽藍も禅宗の場合七堂伽藍といい、法堂（説法、法要）仏殿（本尊を祭る。金堂）僧堂（座禅、食事、就寝）大庫院（台所）浴室、東司（便所）山門の七つの建物が主要な構成となっています。古い仏教では仏舎利（仏陀の骨）を収めているとしている塔は禅宗ではそれほど重要視されていません

仏殿です。釈迦牟尼仏が収められています

仏殿の前から僧堂を見ます

仏殿から法堂に進む階段横から見える承陽門です。この奥に僧堂宗の開祖、道元のお墓がある承陽殿があります。承陽殿はこの先横から廻れます

法堂の中です

法堂の前からの眺め。伽藍の中で一番高い位置になり、皆さん腰掛けてここからの景色を楽しんでました。

登ったら下る。で下り階段

下りの途中、法堂を見上げます

大庫院が見えてきました。台所です

大庫院の中です。台所はこの奥でしょう。韋駄天が祭られています

大庫院に掛けられている大すりこぎです。何でこんなもの作ったのでしょうか？

大庫院前から仏殿です

仏殿前の中庭の様子です。伽藍内部を修行僧が黒い袈裟を着て縦列で歩いているところを何度か見かけました。大変美しい光景で写真が撮れればいいのにと思ってしまう。日本人の私でさえそう思うのだから外人さんはもっと僧感じるのではないでしょうか。でも、修行の妨げ、プライバシーの保護を考えれば仕方ないですね

浴室です。

山門です。立派な門です

山門から見た参道です。ここからの出入りは確か修行僧希望者が入門を願い出てかなったときだけしか入ることは出来なかった覚えがあります。高校生の時の一日参禅の掃除の時間この辺受け持った記憶が・・・

山門から見た中雀門です。この後再び東司の前を通過し祠堂殿に向かいます

祠堂殿に掛かっている大数珠です。ここは一般の人たちの納骨堂だそうです

祠堂殿の外観です

出口で瓦の寄付を募っていたのでお布施して外に出てきました。山門に向かう門です

11:10頃永平寺のパンフにある寂光苑に向かってみます。

寂光苑です。平成12年に出来たばかりのようです。

玲瓏の滝だそうです

門前町の山光さんで御利益だんご購入

門前町の様子。

お昼ごはんに永平寺そばの山菜そばを頂きます。お店の名前は失念しました

この後、丸岡城に行くつもりですが、丸岡城経由の東尋坊行きバスが目の前で出発。最初そのバスが丸岡城に行くことに気がつかなくて失敗。バス停の時刻表とスマホでリカバリーする方法を検討。どうやら一旦福井に戻り、丸岡城行きのバスに乗り換えるのが一番早そう。バスチケットを販売しているお食事処一休さんで相談。やはり福井に一度戻るのが早いとの事。一乗谷朝倉氏遺跡経由のバスで福井に戻ります。写真は一休さんとその前のバス停

福井駅着。途中、一乗谷朝倉氏遺跡の前を通過。こっちのほうがよかったかもと少し後悔。でも丸岡城を目指します

駅の反対側に渡り、丸岡城行きのバスに乗ります

ドタバタして13：50頃丸岡城着。

入場料を払い、天守閣に上ります。ここは天守閣以外は当時の建物が残ってないようでお城というより、なんか公園といった感じです

最上階からの眺めです。

最上階の様子です。階段はかなり急でした。この後、近くのバスターミナルまで戻り福井に戻ります

15：35頃、福井駅前でバスを降り、駅に向かう途中、石垣が見える。城かなと思い言ってみると福井城跡だそうな。何の予備知識も無いけどせっかくなんで寄ってみます

石垣の中、本丸内は現在は完全な官庁街になっていました。三の丸が官庁街というのはよく見ますが本丸ははじめて見た気がします。天守閣跡の石垣が残ってました

天守閣の石垣です

橋が復元されていました

福井駅に戻り、駅そばを食べます

16：37発、特急しらさぎで米原まで、米原から17：55発の新幹線ひかりで名古屋まで帰ります。今度は是非東尋坊と一乗谷朝倉氏遺跡に行きたいですね