2013/10/13 - 2013/10/13
2702位(同エリア5952件中)
でんろくねこさん
- でんろくねこさんTOP
- 旅行記53冊
- クチコミ70件
- Q&A回答0件
- 75,871アクセス
- フォロワー4人
あいちトリエンナーレ2013を、日帰りで訪れました。
宇都宮から夜行バス往復で。
朝着いて夜にバスに乗るという強行日程ですが、トリエンナーレを満喫できました。
その1(栄、白河エリア)
その2(納屋橋、岡崎エリア)
なお、下記ブログにも作品の感想を書いています。
http://ameblo.jp/denrokuneko/entry-11640815416.html
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
名古屋市美術館から歩き、次は納屋橋会場へ。
クリスティナ・ノルマン。エストニアにおける、民族どうしの微妙な関係を描く映像作品。複数の映像が同時に流れている。
アーティストが金の像を立てたときのドキュメンタリー映像。住民たちが集まってきている。やがて警察が来て、アーティスト(女性)は警察の車に乗せられて引っ張られていく。撤去された金の像と共に。
エストニアにはロシア系の人がある程度の勢力でいるんだろうな。一部には対立があるのだろう。それを強調しあぶり出すアーティストの行為。エストニアが独立したのは91年のこと。十数年たってもこういう問題はなくならないのだな。 -
リチャード・ウィルソン。越後妻有などで見たことがあって気になる作家。
ボーリングのレーンが動き、奥から球が出てきた。球が転がっているのではなく、レーンが動いている。そしてピンは穴を通って外に出ていき、玉は目の前で止まった。なんだそりゃ。 -
ピンの形に壁に穴があいているのも、マンガみたい。もっとスペクタクルなものが見れると思っていたので、拍子抜け。嫌いじゃないけど。
-
片山真理。
作者は病気で子供の頃に両足を切断したという。
狭い部屋に入る。義足を付けた人形。下着姿の作者のポートレイト。義足で隠すことなく、足を見せつける。義足のアーティストから想像される悲壮感は全くない。かっこいい。 -
ピクルスみたいな小瓶がびっしり置いてあり、アクセサリーも一緒に漬け込まれている。義足がいくつも置いてある。ドロドロした空間だった。狭い部屋にとても濃密な空間。
-
名和晃平。大きな部屋の中心には、巨大な白いものがある。近づくと、確かに泡だった。細かい泡でできた、白い塊。部屋の床は全て、黒いアスファルトで覆われている。
-
遠くからは雪景色みたいにも見えるのだが、近づくとムラがあったりして雪の質感とも違う。場所によって異なった表情を見せる。円筒状とか偶然に面白い形ができているところもある。今回のトリエンナーレで一番、美しい作品だった。
-
電車で東岡崎駅に到着。
東岡崎駅の3階にも作品があるが、作品よりも、
東岡崎の駅ビルのレトロさに驚いた。「スパゲッチ」の看板。 -
岡崎を歩いていたら、オカザえもんを見かけた。
-
岡崎シビコにて。
岡崎は駅もシビコも、オカザえもん推しが目立っていた。 -
向井山朋子+ジャン・カルマン。
暗い中、黄色い光で照らされた広い部屋。一面がくしゃくしゃの新聞に覆われ、その中にこわれたピアノがいくつも倒れている。どきんどきんと心臓の鼓動みたいな音が響く。この感じ、越後妻有の廃校で見たボルタンスキー&カルマンの作品に似ている。 -
やがてピアノがひとりで鳴り出した。人のいないピアノの鍵盤が動いて鳴るのはちょっと不気味な感じがあり、ゾクゾクする。
-
唐突にゴーっと音がして気がつくとピアノはやんでいた。
予想できないドラマチックな展開に驚く。いわゆるインスタレーションよりもかなり劇場的。
向井山+カルマンは今回のトリエンナーレで最も気に入った作品。この作品の中で行われるパフォーマンスが見れなかったのが心残り。(1日で回った都合上、パフォーマンスの時間に合わせて訪れることができず)。しかしインスタレーションとして見てもすばらしかった。 -
studio velocity。岡崎シビコの屋上の作品。
外に出ると、頭のやや上に、格子状の糸が張られているのが分かる。広い屋上の端から端まで全面に。自由なようでいて見えない天井があって身動きできない、みたいな状況を連想した。 -
バシーア・マクール。
入口を入ると、レンチキュラー(見る角度によって画像が変わる)でできたパネルで壁が覆われている。見る角度によって、中東っぽい粗末な街並みと、ダンボールで作られた立方体による街並みの双方が見える。写真の街並みが、ただの箱の集積に変わってしまうのは、街がゴーストタウンになって朽ち果てたみたいでちょっと不気味。 -
ふいに、ダンボールの街並みに出る。今度は本当にダンボールを積み上げている。立方体に窓を開けているだけでなく、ときどき階段もある。塔もある。
-
志賀理江子の展示。
薄暗い部屋に、大きな写真(を貼ったベニヤ板)が折り重なりつつ、観客を取り囲むように置かれている。やんわり螺旋状に並んでいる大量の写真を、写真の間を抜けて歩きながら見る。 -
どういうシチュエーションか分からない、謎の写真が多い。
台所を写した写真だが、女性はよく見るとフラフープをしている。そして天井近くで地球儀が割れる。何か霊的な現象を撮ったように見える。不思議な写真。 -
謎の写真が大量に並ぶ。圧倒された。
これらの写真は、志賀が移り住んだ宮城県の北釜という地域で住民たちの協力のもと撮ったもの。
この風景は震災で失われた。 -
岡崎まで見終えたあと、名古屋駅に戻り、ひつまぶしを食べた。
そして23時、再び深夜バスに乗り、宇都宮に帰った。
トリエンナーレというと何でも当てはまりそうな大きなテーマを掲げるものと思っていたが、今回のあいちトリエンナーレは「揺れる大地」で、テーマが絞られていた。光州ビエンナーレ2012(韓国)も重い作品が多くて面白かったのだが、あれと同じくらい満足だった。横浜トリエンナーレ(特に第2回以降)に比べて格段に面白い。
特に岡崎シビコ会場が良かった。
重くて見ごたえのある作品が多かった。行って良かった。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
名古屋(愛知) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
20