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 私は柄に似合わずクラシックバレエの鑑賞が好きです。 バレエとの出会いは突然でよく来日する外国のバレエ団の公演を観に上野の文化会館、新宿文化センター等々へ出かけていましたが、S席は1万2千〜1万5千円、これだと連れがいると3万円、食事代を入れたら4〜5万円もかかってしまったのです。<br /> そのうち、本場でバレエを観たいとモスクワのボリショイ劇場かクレムリン宮殿のホールで観たいと思うようになっていました。<br /> 「シベリア鉄道の旅」を思いついたのです。 オリエント急行と並んで有名な長距離列車・シベリア鉄道を旅してみたくなったから出かけてしまったのです。 私は思い込んだらやらなければ気が済まない性格なのか、どうしても行きたくなってしまった、と言うより気づいたらバイカル号に乗り込んでいたのです。<br /> 横浜港よりバイカル号に乗り、ナホトカへ、そこからハバロスクまで出てシベリア鉄道に乗り込みモスクワを目指すのですが、船が2日半、列車は1週間近くをかけてどこまでも気ままにゆっくり行くのが良い。<br />*注、ただし私が行った頃は憲兵に見張られていて、停車中の列車から外に出ようとするとパスポートを取られて始末、大変な時代でした。<br /> 私はバイカル湖を眺め、途中の町でホテルに泊まりシャワーを浴びてさっぱりしてまた次の日の列車に乗ったりして先へと進んだのですが、シベリア鉄道は距離が長いから途中で雪景色を見たり、サンルームのような広い窓を持つ展望食堂車で巨大な夕日を眺めながら夕食したり、思いがけないゴージャスな体験がいっぱいでした。<br /> シベリア鉄道の車内は当時ロシア民謡がBGMとして流されており(通路だけ)、客室は(客席はない)個室でシャワー付きのファーストクラスから4人部屋まであり、その下のクラスとして座席だけのところもあったと記憶しているが私は東北大学で哲学の客員教授をされていたドイツ人ご夫妻と同室だったから議論好きな方で、あきることがなかった。 顔を合わせるとやれカントの哲学についてどう思うか?とか、性善説と性悪説、君はどちらだ?とか延々と議論するのだがお蔭で退屈はしなかったが、私的には移り変わる風景の中に身を置きたかった時も多々あったと記憶する。<br /> そんな旅でモスクワではレニングラードホテルに滞在して、クレムリン宮殿で「マダム・バタフライ」を観たのだが、何とその入場料がわずか600円でした。<br /> その上、ふかふかのじゅうたんのホールではシャンペンがフリーサービス、この差は何だ、と驚くばかりの日本との差で芸術、文化への配慮はすごい。 だからその卓越した文化で外貨稼ぎに良く日本公演を来ていたのか?と変に納得したものです。<br /> ロシア帝国文化は脈々と現代に続いており何とも良い、モスクワは欧米文化の中にあるのだ。 ボリショイバレエを観る旅はお薦めだよ。<br /> ただし、入場料はバカ安いけど、交通費はバカ高い、その上、私が渡航した時代はビザが下りるまでに半年もかかったのです。<br /> そんな時代を生きてきましたよ。 この旅で私はスパイ容疑を掛けられ憲兵隊に捕まってしまい、危なく終身刑になるところでした。  その話は私のブログ「ど〜んと来いオーストラリア」で詳しく書いてますので時間のある時ご笑読ください。 サイトアドレスはhttp://blog.livedoor.jp/holidaystay/ です。<br />

シベリア鉄道で行くボリショイ・バレエを本場で観る旅

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1976/07/18 - 1976/08/10

1524位(同エリア1835件中)

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Holisun

Holisunさん

 私は柄に似合わずクラシックバレエの鑑賞が好きです。 バレエとの出会いは突然でよく来日する外国のバレエ団の公演を観に上野の文化会館、新宿文化センター等々へ出かけていましたが、S席は1万2千〜1万5千円、これだと連れがいると3万円、食事代を入れたら4〜5万円もかかってしまったのです。
 そのうち、本場でバレエを観たいとモスクワのボリショイ劇場かクレムリン宮殿のホールで観たいと思うようになっていました。
 「シベリア鉄道の旅」を思いついたのです。 オリエント急行と並んで有名な長距離列車・シベリア鉄道を旅してみたくなったから出かけてしまったのです。 私は思い込んだらやらなければ気が済まない性格なのか、どうしても行きたくなってしまった、と言うより気づいたらバイカル号に乗り込んでいたのです。
 横浜港よりバイカル号に乗り、ナホトカへ、そこからハバロスクまで出てシベリア鉄道に乗り込みモスクワを目指すのですが、船が2日半、列車は1週間近くをかけてどこまでも気ままにゆっくり行くのが良い。
*注、ただし私が行った頃は憲兵に見張られていて、停車中の列車から外に出ようとするとパスポートを取られて始末、大変な時代でした。
 私はバイカル湖を眺め、途中の町でホテルに泊まりシャワーを浴びてさっぱりしてまた次の日の列車に乗ったりして先へと進んだのですが、シベリア鉄道は距離が長いから途中で雪景色を見たり、サンルームのような広い窓を持つ展望食堂車で巨大な夕日を眺めながら夕食したり、思いがけないゴージャスな体験がいっぱいでした。
 シベリア鉄道の車内は当時ロシア民謡がBGMとして流されており(通路だけ)、客室は(客席はない)個室でシャワー付きのファーストクラスから4人部屋まであり、その下のクラスとして座席だけのところもあったと記憶しているが私は東北大学で哲学の客員教授をされていたドイツ人ご夫妻と同室だったから議論好きな方で、あきることがなかった。 顔を合わせるとやれカントの哲学についてどう思うか?とか、性善説と性悪説、君はどちらだ?とか延々と議論するのだがお蔭で退屈はしなかったが、私的には移り変わる風景の中に身を置きたかった時も多々あったと記憶する。
 そんな旅でモスクワではレニングラードホテルに滞在して、クレムリン宮殿で「マダム・バタフライ」を観たのだが、何とその入場料がわずか600円でした。
 その上、ふかふかのじゅうたんのホールではシャンペンがフリーサービス、この差は何だ、と驚くばかりの日本との差で芸術、文化への配慮はすごい。 だからその卓越した文化で外貨稼ぎに良く日本公演を来ていたのか?と変に納得したものです。
 ロシア帝国文化は脈々と現代に続いており何とも良い、モスクワは欧米文化の中にあるのだ。 ボリショイバレエを観る旅はお薦めだよ。
 ただし、入場料はバカ安いけど、交通費はバカ高い、その上、私が渡航した時代はビザが下りるまでに半年もかかったのです。
 そんな時代を生きてきましたよ。 この旅で私はスパイ容疑を掛けられ憲兵隊に捕まってしまい、危なく終身刑になるところでした。  その話は私のブログ「ど〜んと来いオーストラリア」で詳しく書いてますので時間のある時ご笑読ください。 サイトアドレスはhttp://blog.livedoor.jp/holidaystay/ です。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
3.0
グルメ
2.5
ショッピング
2.0
交通
2.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
50万円 - 100万円
交通手段
鉄道
旅行の手配内容
個別手配

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