スティーブストン

2010/09/18 - 2010/09/27

夏休みを利用して１週間バンクーバーの語学学校へプチ留学。
滞在最終日にスティーブストンを訪れた。
世界には知らない歴史が沢山ある。
スティーブストンもそのうちの１つ。
私がその町の名前を聞いたのは初めてカナダを訪れた時、 高校のＥＳＬの授業だった。


スティーブストンは漁村であり、かつては鮭の缶詰工業の町として栄えた。
19世紀後半からは日本人移民が居住し、カナダにおける日系人の最大集住地であった。

エリア バンクーバー(カナダ)

ジョージア湾。
天気が良かったのでカップルや家族連れで賑わっていた。

ジョージア湾缶詰工場（現：博物館）

博物館の歴史。
日系人？中国人？の女の子がガイドをしてくれた。
(マンツーマンガイド）
館内の見学者は私と３組程だった。

入口付近の蝋人形。当時の漁業の様子を再現。

博物館内は当時の工場の様子が再現されている。

処理前の鮭。

鮭の調理台。

加工処理過程

同じく加工処理。矢印の順に展示を見て行く。

ベルトコンベヤーで運ばれる鮭缶。

出荷用に箱詰めされる。

館内

当時の写真も展示されている。
男性は漁に出るので工場内の働き手は女性。

工場では多くの日本人が働いていた。
夫が漁に出ている間、工場で働く日本人女性の写真。
移民の多くは子供の面倒をみてくれる親戚が近くにいないため、子供をおんぶしながら仕事をしていた。
子供達も８歳くらいになると、働き手になったらしい。

工場で生産されていた鮭缶のラベル。

日本の真珠湾攻撃を機に、スティーブストンの日系コミュニティーは消滅。
日系人は土地や財産を没収され、日本に帰国か内陸の収容所へ行くかの選択を迫られた

真珠湾攻撃後、鮭の缶詰のラベル。
ＳＮＯＷ＝白＝白人　日本人によって作られていないことを強調。

現在のスティーブストン。
今でも漁村として栄えている。

せっかくなのでサーモンバーガーを食べてみた。
サーモンバーガーのお店。

肉のハンバーガーよりあっさりしていて美味しい。