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リジューは、ルルドに次いでフランス第二の巡礼地。<br />聖テレーズが生きた町。<br />そして亡くなった後聖人となった彼女のためのバジリカが建てられた町です。<br /><br />バジリカは、1937年に建てられ、最終的に完成したのは第二次世界大戦後、1954年のことでした。<br />つい60年ほど前のことなんですね。<br /> 

10ノルマンディー ドライブ旅行 薔薇の雨を降らせた聖テレーズ リジュー2

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2013/08/19 - 2013/08/19

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ElliE

ElliEさん

リジューは、ルルドに次いでフランス第二の巡礼地。
聖テレーズが生きた町。
そして亡くなった後聖人となった彼女のためのバジリカが建てられた町です。

バジリカは、1937年に建てられ、最終的に完成したのは第二次世界大戦後、1954年のことでした。
つい60年ほど前のことなんですね。
 

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
レンタカー
  • 町から少し高台に登ったところにある聖テレーズ・バジリカ。<br /><br />大きな駐車場があり、観光バスや車がたくさん停まっていました。<br /><br />世界各国からここを訪れる人がいるのがわかります。

    町から少し高台に登ったところにある聖テレーズ・バジリカ。

    大きな駐車場があり、観光バスや車がたくさん停まっていました。

    世界各国からここを訪れる人がいるのがわかります。

  • バジリカがあることは知っていたけれど、詳しいことは全く知りませんでした。<br />この塔の下には、男女の大きな写真が掲げられていました。<br />とっても大きな写真です。<br /><br />誰なんだろうね?と、主人と話しながら、バジリカに向かいます。

    バジリカがあることは知っていたけれど、詳しいことは全く知りませんでした。
    この塔の下には、男女の大きな写真が掲げられていました。
    とっても大きな写真です。

    誰なんだろうね?と、主人と話しながら、バジリカに向かいます。

  • バジリカの正面。<br /><br />かなり大規模な教会です。

    バジリカの正面。

    かなり大規模な教会です。

  • 中に入ると素晴らしいモザイク画で飾られており、その美しさにびっくり。<br /><br />

    中に入ると素晴らしいモザイク画で飾られており、その美しさにびっくり。

  • たくさんの人が熱心に祈っています。<br /><br />観光の教会ではなく、お祈りのための教会なんだなあとすぐに感じました。<br />

    たくさんの人が熱心に祈っています。

    観光の教会ではなく、お祈りのための教会なんだなあとすぐに感じました。

  • 信者さんがほとんどのようです。<br />

    信者さんがほとんどのようです。

  • 色々な説明を読んでいて、段々わかってきました。<br /><br />聖テレーズ<br />24歳で若くして亡くなり、通常は長い年月をかけて列聖されるところ、彼女の場合は、わずか28年で聖人になった。<br /><br />生前は「自分が何か立派なことをしようと前に出て行ってはいけない。神の前では最も小さなものとしてありたい。」と願い、あまり目立った活動はありませんでした。<br />しかし、彼女の自己犠牲、愛、信仰の強さは多くの人に愛され、聖人となったのです。<br />

    色々な説明を読んでいて、段々わかってきました。

    聖テレーズ
    24歳で若くして亡くなり、通常は長い年月をかけて列聖されるところ、彼女の場合は、わずか28年で聖人になった。

    生前は「自分が何か立派なことをしようと前に出て行ってはいけない。神の前では最も小さなものとしてありたい。」と願い、あまり目立った活動はありませんでした。
    しかし、彼女の自己犠牲、愛、信仰の強さは多くの人に愛され、聖人となったのです。

  • 彼女の両親も熱心な信者で、列福されています。<br /><br />外にあった大きな写真は、ご両親のものだったのですね。<br /><br /><br />

    彼女の両親も熱心な信者で、列福されています。

    外にあった大きな写真は、ご両親のものだったのですね。


  • 聖テレーズの子供の時。<br /><br />なんだか目がキラキラして幸せそうな少女です。<br />育ちのよさがうかがわれますね。

    聖テレーズの子供の時。

    なんだか目がキラキラして幸せそうな少女です。
    育ちのよさがうかがわれますね。

  • 修道女になってからの写真。<br />ふっくらした頬の、可愛い人ですね〜。<br />優しくて愛にあふれ、慈愛に満ちたまなざし。<br />無邪気で神を愛することしかしらない清らかさ。<br /><br />この写真だけでも、彼女がたくさんの人に愛されている理由がわかるような気がしました。<br />

    修道女になってからの写真。
    ふっくらした頬の、可愛い人ですね〜。
    優しくて愛にあふれ、慈愛に満ちたまなざし。
    無邪気で神を愛することしかしらない清らかさ。

    この写真だけでも、彼女がたくさんの人に愛されている理由がわかるような気がしました。

  • バジリカには、世界各地から聖テレーズに捧げられた小祭壇がいくつもあります。

    バジリカには、世界各地から聖テレーズに捧げられた小祭壇がいくつもあります。

  • 聖テレーズは亡くなる前に「私は死んだら薔薇の雨を降らせます」という言葉を残しました。<br /><br />その言葉の通り、彼女が亡くなったあと、そのお墓で無数の奇跡がおこりました。<br />彼女に祈りを捧げると病気が治ったり、苦しみが取り除かれたりしたのです。<br /><br />エディット・ピアフもその一人。<br />小さい時に目が見えなかったピアフが、リジューのテレーズに巡礼したところ奇跡がおこり、目が見えるようになりました。<br /><br />小さき花のテレーズなどと呼ばれています。<br />そういえば、バンクーバーに Little Flower Academy というカソリック系の学校があったなあ。<br />なんか急に親しみがわきました。<br /><br />薔薇の雨を降らせるという表現も素敵。<br /><br />

    聖テレーズは亡くなる前に「私は死んだら薔薇の雨を降らせます」という言葉を残しました。

    その言葉の通り、彼女が亡くなったあと、そのお墓で無数の奇跡がおこりました。
    彼女に祈りを捧げると病気が治ったり、苦しみが取り除かれたりしたのです。

    エディット・ピアフもその一人。
    小さい時に目が見えなかったピアフが、リジューのテレーズに巡礼したところ奇跡がおこり、目が見えるようになりました。

    小さき花のテレーズなどと呼ばれています。
    そういえば、バンクーバーに Little Flower Academy というカソリック系の学校があったなあ。
    なんか急に親しみがわきました。

    薔薇の雨を降らせるという表現も素敵。

  • バジリカを出て、向かいにあるインフォーメーションセンターへ。<br /><br />そこには、聖テレーズに捧げたアートなどが飾られていました。<br />世界各国から贈られたものです。<br /><br />あ〜これはきっとメキシコからだな。これはアフリカっぽいな。と想像しながら説明を見ると、ほとんどその通り。<br /><br />それぞれにお国柄が出ていて、とっても興味深いものでした。

    バジリカを出て、向かいにあるインフォーメーションセンターへ。

    そこには、聖テレーズに捧げたアートなどが飾られていました。
    世界各国から贈られたものです。

    あ〜これはきっとメキシコからだな。これはアフリカっぽいな。と想像しながら説明を見ると、ほとんどその通り。

    それぞれにお国柄が出ていて、とっても興味深いものでした。

  • フランスの守護聖人であるジャンヌ・ダルクのコレクションもありました。<br /><br />

    フランスの守護聖人であるジャンヌ・ダルクのコレクションもありました。

  • これがアンティークが多くて、とっても心引かれるものばかり。<br />パリの骨董屋でこういうのを探そうかな〜〜。なんてふと思った。<br /><br /><br />聖テレーズのバジリカ。<br />とても神聖な感じがするところです。<br />彼女についてもっと知りたくなって、バジリカで本を買ってしまいました。<br />ダンナに、信者でもないのに・・・と、言われたけれど。<br />確かに宗教心ではなく、単に可愛いものが好き。という感じなんですけどね〜。<br />でもこれも旅行して知る出会いの一つでしょう。<br />おいしいチーズやおとぎのお城も素敵な出会いだし。<br />聖テレーズをチーズやお城と一緒にしたらマズイかな?<br />ま知的好奇心ってことで・・・。<br />旅行をきっかけに、全く知らなかったことを知る事が出来たしあわせ。<br /><br />リジューには他に、聖テレーズの生家、彼女が通っていた教会など、まだまだ見るべきところはあります。<br /><br />残念ながら既に夕方になっていたので、リジューをあとにして、ウイストレアムに帰ることに。<br /><br />次の旅行記は、エトルタとトゥルーヴィルです。

    これがアンティークが多くて、とっても心引かれるものばかり。
    パリの骨董屋でこういうのを探そうかな〜〜。なんてふと思った。


    聖テレーズのバジリカ。
    とても神聖な感じがするところです。
    彼女についてもっと知りたくなって、バジリカで本を買ってしまいました。
    ダンナに、信者でもないのに・・・と、言われたけれど。
    確かに宗教心ではなく、単に可愛いものが好き。という感じなんですけどね〜。
    でもこれも旅行して知る出会いの一つでしょう。
    おいしいチーズやおとぎのお城も素敵な出会いだし。
    聖テレーズをチーズやお城と一緒にしたらマズイかな?
    ま知的好奇心ってことで・・・。
    旅行をきっかけに、全く知らなかったことを知る事が出来たしあわせ。

    リジューには他に、聖テレーズの生家、彼女が通っていた教会など、まだまだ見るべきところはあります。

    残念ながら既に夕方になっていたので、リジューをあとにして、ウイストレアムに帰ることに。

    次の旅行記は、エトルタとトゥルーヴィルです。

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この旅行記へのコメント (6)

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  • テレーズさん 2014/09/03 11:24:44
    はじめまして
    ElliEさま

    はじめまして、突然の訪問お許し下さい!
    リジューはいつか、生きている限り行ってみたい場所なのですが、
    やはり、レンタカーが必須でしょうか…。
    (フランス語さえおぼつかない私なので、フランス巡礼なんて
    清水寺の舞台から飛びりるくらいの決断力が…。)
    お写真を拝見する限り、リジューは限りなく澄んだ世界に見えます。

    恐れ多くもテレーズのお名前を借りてしまった私ですm(_ _)m
    彼女の生き方に学びつつ、毎日反省の嵐です(・・;)
    フランス語頑張ってみようかな…と心揺れます。

    また素敵な旅行記楽しみにしてます。

    ElliE

    ElliEさん からの返信 2014/09/03 15:06:11
    RE: はじめまして
    テレーズさま、コメントありがとうございます。

    > リジューはいつか、生きている限り行ってみたい場所なのですが、
    > やはり、レンタカーが必須でしょうか…。

    パリから電車で行けると思いますよ。
    電車からバジリカが見えたと、どなたかの旅行記に書いてありました。
    町からバジリカまで、歩いても10分程度だと思います。

    クリスチャンでもない私ですが、聖テレーズの生き方には惹かれるものがありました。
    たくさんの人に愛されているんだなあと、バジリカを見学してひしひしと感じることができました。
    世界中から巡礼に訪れています。

    テレーズさんも是非行ってみてください。
    フランス語が出来なくても大丈夫ですよ。

    他の旅行記も見てくださってありがとう〜。
  • コクリコさん 2013/10/08 22:51:59
    サント・テレーズ!
    続けてこちらも拝見。

    パリからトゥルーヴィルに列車で行く途中、リジューの駅を通過したのよ。
    駅からバジリカが見えたので、大きいんだなーと思ったのですが、本当に大きいですね。
    ここがルルドに次ぐフランスの聖地のひとつだと知ったのはつい数年前です。
    その前後くらいかな〜世界の聖人、聖女を調べるのが面白くなって、本買ったりしました。
    ElliEさんが書かれているように、旅すると新しい興味が湧いて、調べて、また次どこ行こうってなって、いや〜尽きないですよね。
    でもほとんど中途半端なままになっています(沈没)。

    幼い頃のテレーズと成人してからのテレーズ、ほとんど変わらないのね。
    こんなふっくらしているのに早世してしまったのですね。
    ベトナムにも行こうとしていたのでしょう?
    悔しかったことでしょうね。
    世界中からテレーズに捧げられた品もとても面白く拝見しました。

    そうそう、ElliEさんたちが美味しい魚介類を堪能したという素朴な港町ってどこ?
    旅行記にUPされてたのに私が気づかなかったのかしら?

    ElliE

    ElliEさん からの返信 2013/10/09 13:21:32
    RE: サント・テレーズ!
    > 続けてこちらも拝見。
    >
    > パリからトゥルーヴィルに列車で行く途中、リジューの駅を通過したのよ。
    > 駅からバジリカが見えたので、大きいんだなーと思ったのですが、本当に大きいですね。

    建物が大きくて、中もびっくりするくらい美しかったです。
    次は、是非行ってみてね。

    > ここがルルドに次ぐフランスの聖地のひとつだと知ったのはつい数年前です。
    > その前後くらいかな〜世界の聖人、聖女を調べるのが面白くなって、本買ったりしました。
    > ElliEさんが書かれているように、旅すると新しい興味が湧いて、調べて、また次どこ行こうってなって、いや〜尽きないですよね。
    > でもほとんど中途半端なままになっています(沈没)。

    私も、旅行から帰ったあとにはいつも本を買いあさったりしてます。
    よく計画するのが楽しいって言うけれど、行った後の方が私は楽しいなあ。
    いつも新しいテーマを発見。
    でも、どれもこれも中途半端・・・。積読本ばかりが増えていきます。
    老後の楽しみ??

    > 幼い頃のテレーズと成人してからのテレーズ、ほとんど変わらないのね。
    > こんなふっくらしているのに早世してしまったのですね。

    24歳で亡くなったなんて早すぎですよね。

    > そうそう、ElliEさんたちが美味しい魚介類を堪能したという素朴な港町ってどこ?
    > 旅行記にUPされてたのに私が気づかなかったのかしら?

    ウイストレアムなんだけど、旅行記はまだ書いてないの。
    ノルマンディー編の最後にまとめようと思ってます。
    観光するようなものは何もないけど、のんびり住宅街を歩くのがとっても楽しかった。
    イギリスからのフェリーが着く港なので、レストランとかはたくさんあったし、おいしかったですよ。

    唐辛子婆

    唐辛子婆さん からの返信 2013/10/12 10:03:51
    RE: サント・テレーズ!
    コクリコさん、ElliEさん

    横はいり失礼をば。

    > ElliEさんが書かれているように、旅すると新しい興味が湧いて、調べて、また次どこ行こうってなって、いや〜尽きないですよね。
    > でもほとんど中途半端なままになっています(沈没)。

    本当ですね。
    私も、ElliEさんの影響で?か「旅の前にたくさん読む」から「旅の後にいろいろ読む」になってきています。

    今回のテレーズ、姉たちを差し置いてどうしてこんなにも早く成人になれたのか?マリア・テレサがどうしてそんなに愛したのかを知りたくて、私も本を今注文したところです。

    お二人のおかげでまたひとつお利口になれるわ。

    唐辛子婆

    ElliE

    ElliEさん からの返信 2013/10/12 14:59:27
    RE: RE: サント・テレーズ!
    > 本当ですね。
    > 私も、ElliEさんの影響で?か「旅の前にたくさん読む」から「旅の後にいろいろ読む」になってきています。

    私は、旅行前に色々読んでも全然頭に入ってこないの。
    百聞は一見にしかず!ですよね〜。

    > 今回のテレーズ、姉たちを差し置いてどうしてこんなにも早く成人になれたのか?マリア・テレサがどうしてそんなに愛したのかを知りたくて、私も本を今注文したところです。

    聖テレーズは、大きなことを成し遂げたわけではないけれど、自分の身にあった小さなことをたくさん積み重ねてきた。
    そこが、人々の心をうつのでしょうね。

    ご両親も修道士、修道女になりたかったらしいから、きっとこの家族の毎日は信仰心あふれるものだったのでしょう。

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