なばなの里と香嵐渓＜２＞　（香嵐渓）

2012/11/17 - 2012/11/18

小雨の前日と違い、２日目は快晴になりました。
香嵐渓の紅葉は最盛期を迎えており、訪れた18日は日曜日・・・そのため、宿泊した名古屋を８時に出発したのですが、近付くにつれて道路は大渋滞！！
やっと着きましたが、苦労の甲斐があって、本当に見事な紅葉を楽しむことが出来ました。
そのスケールの大きさは、日本でも有数の紅葉の名所であることを実感させてくれました。

表紙の写真は、その中の１枚です。

エリア 香嵐渓・白鷺温泉・笹戸温泉(愛知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

２日目。
温泉の朝風呂に入って朝食をとり、名古屋クラウンホテルのロビーで写真を撮った後は、香嵐渓を目指して８時に出発。

香嵐渓に近付くにつれて、渋滞が始まりました・・・昨日は雨で今日は快晴の日曜日なので止むを得ません。
早朝からの観光客のお蔭で、駐車場は既に満杯のよう・・・紅葉見物は２～３時間以上はかかるので、いつ目的地に着くか分からない状況です。
そうこうしているうちに、トイレで下車する女性が出て来ました。
私を含めて、何人かの人もバスを降り、１時間ほど歩いて香嵐渓へ・・・結果的にバスは私達より10分遅れで、12時前に駐車場にやって来ました。
でも、歩いたお蔭で、足助町の鄙びた秋の風景を楽しみながら、この寒緋桜も見ることが出来ました。
ちなみに、トイレの件のおばさんに後で聞いたら、近くの農家に駈け込み、たまたま庭の納屋にあったトイレを借りたので、滑り込みセーフとの事・・・一安心でした。

矢作川支流の巴川（愛知県豊田市足助町）がつくる渓谷にある香嵐渓。
1634年に、香積寺の三栄和尚が般若心経を唱えながら、巴川から寺に至る参道に、カエデやスギの木を１本ずつ植えたのが始まりと言われています。
さらに、地元住民などの手によって数多くのカエデが植え足されたり、散策道がつくられるなどして、現在の紅葉の名所が生まれました。

東海随一の紅葉の名所、香嵐渓。

香嵐渓の飯盛山は約4000本ものカエデで覆われ、この時期は山の斜面や巴川の水面を紅一色に染め上げます。

昭和５年に、この地にある香積寺の「香」と、山中に発する山気すなわち「嵐気」から「香嵐渓」と命名されました。

11月の香嵐渓もみじまつり期間中は、21時までライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気が楽しめます。

足助は、江戸時代に信州方面へ塩を運んだ三州街道の宿場町として栄えた町。

色鮮やかな紅葉が巴川の川岸を埋め尽くしています。

東屋にて。

香嵐渓のシンボルとも言える「待月橋（たいげつきょう）」・・・東屋からの眺めも素晴らしく、遊歩道から待月橋を絡めての紅葉の写真は、絶景というよりほかにありません。

待月橋の命名は昭和28年で、その後３回の掛け替えを経た後、平成19年に新しい橋となりました。

これは、香積寺（こうじゃくじ）の山門です。

参道を歩いて石段を登ります。

香積寺は1427年に足助氏の居館跡に創建された曹洞宗のお寺で、白峰祥瑞禅師により開山されました。

香積寺の境内の中にある豊栄稲荷。

広場の一角にある「三州足助屋敷」・・・茅葺の屋根と紅葉・黄葉、そして青空のコントラストが見事です。

屋敷の前には、青空に聳え立つ銀杏の巨木があります。

香嵐渓広場にて。

モミジのトンネル。

身も心も赤く染まります。

モミジのトンネルから見下ろした香嵐渓広場。

この素晴らしい紅葉に説明は要りません。

本当に素晴らしい紅葉を楽しむことが出来ました。

旅行の締めは、「蒲郡オレンジパーク」でのミカン狩り。

東名の音羽蒲郡ICで降りて約10分、16時半頃到着しました。
蒲郡オレンジパークでは、１月～５月初旬はいちご狩り、６月～９月はメロン狩りとぶどう狩り、10月～12月下旬はみかん狩りと、１年中季節の様々なフルーツ狩りが楽しめます。

早速ミカン畑に行って、食べ放題のミカンをムシャムシャ食べますが、そんなには食べられません。

お土産に買った人もいます。

ミカン畑からは、三河湾が見えます。

今回の旅行は、なばなの里のイルミネーションや香嵐渓の紅葉など、華麗な美の世界を堪能し、仲のいい友達と過ごした楽しい２日間でした。