2007/06/04 - 2007/06/06
34位(同エリア97件中)
ベームさん
6年前の旅行です。なにゆえに今頃。
当時はブログに写真を投稿するなんてことは全く念頭になかったのですが、今アルバムを見直してみると結構写真を撮っているではありませんか。
目下来年までは新たな旅行の計画はなく人様の新しい旅行記を拝見するだけの悶々たる毎日ですので、古い写真を掘り出して旅行記を仕立ててみようと企んだ次第です。幸い当時のメモが残っていましたので何とか纏めることが出来ました。
「モン・サン・ミシェルとロワールの古城、パリの旅 8日間」というツアーで2007年6月4日~6月11日、6泊8日の旅でした。海外旅行ビギナーにとって最も魅力あるコースです。
同行は昨年と同様元の会社の同僚。ツアーのメンバーは、熟年夫婦連れ6組、新婚さん4組、母息子1組、母娘1組、女性単独6名と我々、計32名プラス添乗員さん。かなりの大部隊で若い添乗員さんは大変でしたがよく面倒を見てくれました。
フランスは私には2006年の「ダ・ヴィンチコードツアー」以来2度目、友人は初めての旅でした。
旅程。
1日目、6/4。成田空港?パリ泊。
2日目、6/5。パリ~ジヴェルニー~ルーアン?サン・マロ泊。
3日目、6/6。サン・マロ~モン・サン・ミシェル~トゥール泊。
4日目、6/7。トゥール~シュノンソー城~ブロワ城~シャンボール城~シャルトル大聖堂~パリ泊。
5日目、6/8。パリ?ヴェルサイユ宮殿~ルーヴル美術館、エッフェル塔。パリ泊。
6日目、6/9。終日自由行動。パリ泊。
7日目、6/10。午前中自由行動。帰国。機内泊。
8日目、6/11。成田空港着。
写真はジヴェルニーのモネの家。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
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1日目、6/4。
成田空港。
全日空B747。12:04離陸(パリ時間5:04)。
長いことシベリア上空を飛びようやく11:40(現地時間)ころウラルを越える。14時バルト海上空、オランダ、ルクセンブルクを一っ跳びしてフランス、シャルル・ド・ゴール空港に到着。 -
シャルル・ド・ゴール空港、16:27着。11時間23分のフライト。
機内でビール2本、日本のビールでした。ANAですから。
座席が内側だったのでビールの後始末に苦労しました。以降海外旅行は座席は通路側と決めています。 -
ホテルイビス・パリ・ポルト・ドゥ・モントルイユ。
空港からはバスで18:20到着。大きなホテルですがパリの東のはずれ、場末といった感じの所です。 -
ホテル。建物だけは立派です。
バスタブが付いていたのですが、底に黒い小さな塊が付いています。なんだこれは、糞ではないか、とフロントまで注進する騒ぎ。従業員が来て触ってみると鉄の錆の塊でした。そんなもの自分で調べれば分かるものなのに、その時はてっきり何かの糞だと思いびびってしまったのです。お騒がせしてすみません。でも部屋の清掃にも手抜かりがあるのでは。 -
ホテルの前で蚤の市が開かれています。
部屋にひとまず落ち着き、日はまだ高いので早速出かけました。比較的近いバスチーユ広場に行こうと思います。
ホテルの前が径40mほどのロータリーになっていて地下鉄の駅がその向こうなので近道をしようと自動車の流れが途切れたすきにロータリーの真ん中の空き地に渡りました。
ところが次にその先に渡ろうとすると今度は全く車が途絶えません。何度も試みますがすぐ車が警笛を鳴らして突進してきます。ああここで一晩を過ごすことになるのかと観念しかけたところ一瞬の車の途絶えがあり決死の思いで渡ることが出来ました。
急がば回れ、はまさに至言だと思いました。 -
リヨン駅前にて。
苦労して辿りついた地下鉄ポルト・ド・モントルイユ駅から9号線でナシオン駅乗換え、1号線でリヨン駅まで。カルネを買いました。写真でなじみの塔のあるリヨン駅の実物を眺めて感激です。 -
リヨン通りをバスチーユ広場目指します。
優しそうなご婦人に覚えたてのフランス語旅行会話を使ってみました。
「エクスキュゼ モワ。プラス ドゥ ラ バスチーユ、シル ヴ プレ。」「すみません、バスチーユ広場は何処ですか。」
怪訝な顔して指さしで教えてくれました。胸がどきどき。
でも嬉しかったです。生まれて初めてフランス人に向けて使ったフランス語が理解されたようだから。 -
リヨン駅から15分くらいだったと思います。1789年のフランス革命の震源地バスチーユ広場にやって来ました。
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広場の真ん中に立つ7月革命記念柱。
フランス革命ではなく、1830年の7月革命の犠牲者を追悼するために新国王ルイ・フィリップが建てたものです。 -
オペラ・バスチーユ。
1989年、当時のミッテラン大統領がフランス革命200年記念に建設。
これにより前からあるオペラ座/オペラ・ガルニエはバレエ公演が主になり、歌劇はもっぱらこのバスチーユで上演されることになりました。
この後ヴォージュ広場に行き、バスチーユ広場に戻りカフェのテラスでビールと何かを食べてホテルに帰りました。12.5ユーロ。ツアーの仲間ではモンパルナスに行ったという人もいました。
外国のホテルには寝巻のたぐいはないと聞いていましたので1500円の紙パジャマを持っていきました。これがなかなかのもので、数回の洗濯に耐えるのです。私は大事に使い翌年のドイツ旅行にも使いようやく捨てました。 -
2日目、6/5。
ホテルからの朝のパリ。 -
今日はバスでジヴェルニー、ルーアンからサン・マロまで行きます。
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8時にホテルを出発し朝のパリの街を通り抜けます。
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好天に恵まれそうです。
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パリ郊外の風景。
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ジヴェルニー近郊。
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ジヴェルニー近郊。
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ジヴェルニーあたりのセーヌ川。
セーヌ川はパリからジヴェルニー、ルーアンを流れル・アーヴルでイギリス海峡に注ぎます。
バスは橋をセーヌ川の右岸に渡りジヴェルニーの村へ。パリの北西約70キロにあります。 -
モネの家に着きました。
家の表側、切符売り場があります。
パリから鉄道ではサン・ラザール駅からヴェルノンで下車しバスを利用します。 -
モネの家です。
1883年、モネ43歳の時から1926年の86歳の死の時までこの家に住んだ。 -
花が盛りの時期でした。
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花の庭園。
庭園のあちこちでは庭師が黙々と花々の手入れをしていました。水の庭園でも同じです。 -
花の庭園。
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花の庭園。
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水の庭園。
花の庭園から地下道を潜ります。 -
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水の庭園。
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モネの絵に描かれているあの緑の橋を人が渡っています。現実かなと目を疑いました。
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睡蓮の浮かぶ池。
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まさにモネの世界です。
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水の庭園。
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以下はパンフレットからの借用です。
この冊子と絵を買いました。11.2ユーロ。 -
モネの家。
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アトリエ。
邸内は撮影禁止でした。 -
青の小サロン。
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寝室。
室内はモネ在世当時のままに保存されています。 -
浮世絵の蒐集品。歌麿、写楽、清長など。
左上:丁子屋遊女からこと
右上:名所江戸百景、大はしあたけの夕立
下:富嶽三十六景、神奈川沖浪裏 -
水の庭園。
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同。
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同。
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水の庭園。
以上パンフレトから。 -
日本風の橋。1899年。ワシントン、ナショナル・ギャラリー所蔵。
売店で買いました。額に入れて私の部屋に架けています。 -
11時半ころジヴェルニーを後にしノルマンディーの古都ルーアンへ。
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ルーアンの中心ヴュー・マルシェ/旧市場広場。
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ヴュー・マルシェ広場。
1431年、19歳のジャンヌ・ダルクが処刑された所。 -
このレストランで昼食を摂りました。
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ヴュー・マルシェ広場のジャンヌ・ダルク教会。
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ジャンヌ・ダルク教会のステンドグラス。
建物は1979年と新しいがステンドグラスは16世紀のもの。 -
壁面の片側全部がステンドグラスです。
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美しいです。
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教会の横、広場の片隅のジャンヌが処刑された場所に背の高い十字架が建っています。
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足元には花が絶えません。
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大時計。
ヴュー・マルシェ広場から大聖堂に行く途中、その名もグロゾロージュ/大時計通りにあります。 -
大聖堂が見えます。
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ルーアンのノートルダム大聖堂です。
1063年の創建、13世紀にほぼ完成。152mの尖塔は19世紀、フランスの教会建築で一番高いという。 -
ノートルダム大聖堂。
モネの連作:朝、昼、夕が有名。大聖堂の向かいの観光案内所がある建物の2階にモネが使った部屋があります。 -
初代ノルマンディー公ロロ、イングランド・プランタジネット朝のリチャード1世獅子心王の墓があります。
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ノートルダム大聖堂。
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ノートルダム大聖堂。
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15世紀のステンドグラス。
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ノートルダム大聖堂。
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WEBから借用。
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ルーアンを出て城塞都市サン・マロに19時到着。ホテルはイビス・サン・マロ・ラ・マドレーヌ。旧市街の外にある安ホテル。ホテルの受付で城内までどのくらいかかるかと訊いたら30分というので行くのはやめる。
ホテルの隣にカルフールが有ったので絵葉書などを買いました。
ホテルの夕食で初めてリンゴから作られるカルバドスを試してみました。メグレ警部が好む酒です。アルコール分40度でとてもきつい。メインは魚料理でした。 -
3日目、6/6。
バスでサン・マロの城壁まで行き城壁内を少し散策。当初予定になかったのですが添乗員さんがバスの運転手に掛け合ってくれて実現しました。
人工停泊地バッサンにはヨットがいっぱい。 -
サン・マロはロマン派の小説家、思想家のシャトー・ブリアン(1768?1848)の生地です。
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サン・マロの城壁。
サン・ヴァンサン門。 -
街を取り囲む城壁は12世紀から建築がはじまり18世紀まで拡張が続いた。
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城壁。
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城壁内に入ります。
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サン・ヴァンサン大聖堂。
12~13世紀の創建だが第2次世界大戦で破壊され再建。 -
サン・ヴァンサン大聖堂。
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城壁の上は歩けます。
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城壁の上から。
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城壁の上から。
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城壁の外、海岸の高台に立つ大海賊ロベール・シュルクフの像。指さす先はイギリスだといいます。
16~17世紀にはフランス国王公認の海賊(コルセール)がサン・マロを拠点に大活躍し、当時はフランス最大の港でした。
サン・マロから雄飛した船乗りの中にには1534年、カナダを発見しケベックを創設したジャック・カルティエもいました。 -
海上の要塞。
1689年、ルイ14世の命により要塞建築家ヴォーバンが造った、 -
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サン・マロ俯瞰。
絵葉書です。 -
バスはさらにサン・マロからモン・サン・ミシェルへ。
遥かに見えてきました。 -
サン・マロはブルターニュ、モン・サン・ミシェルはノルマンディー地方になります。直線距離で30キロもありましょうか。
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モン・サン・ミシェル到着。
バスは堤防を渡り修道院の麓まで行きます。今(2013年10月)は堤防を橋に取り換える工事中で行けないようですね。 -
曇りです。2006年に訪れたときは快晴で綺麗な写真が撮れたのですが。
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快晴のモン・サン・ミシェル。
2006年の写真。海面から尖塔の天辺まで150m。 -
起源は708年、近くのアヴランシュの司教オベールの枕元に大天使ミカエルが現れ、岩山にわしの名を持つ聖堂を建てよ、とのお告げがあったことによる。
今の建物の建築が始まったのは966年、その後幾世紀もに亘って増築が続けられ今の姿になった。 -
島の入り口です。入ってすぐ左手にトイレがあったと思います。
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入ってすぐにある有名なオムレツ屋さん、ラ・メール・プーラール。
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高いばかりで美味しくないとの話も。
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土産物屋が並ぶグランド・リュ/大通り。
道幅せいぜい2~3m、観光客がひしめいています。 -
グランド・リュの坂道を登っていくと修道院に到着します。
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本土側の眺め。
左端に堤防とバスの駐車場が見えます。 -
修道院の一番上にある修道院付属教会。
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天辺に大天使ミカエルの像があります。
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修道院付属教会。
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修道院付属教会。
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ラ・メルヴェイユ/驚異と呼ばれる回廊。
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ラ・メルヴェイユ。
13世紀のゴシックの傑作という。 -
2006年に写真を一杯撮ったので今回はあまりありません。
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修道院の中は調度品は殆どなくがらんとしていました。フランス革命の際あらかた略奪されてしまったそうです。
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3時間ほどの滞在でした。
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モン・サン・ミシェルさようなら。
道端に座りどなたか感傷に浸っているようです。 -
夕方のようですがまだ昼の1時ころです。
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島を出たところにあるルレ・サン・ミシェル/サン・ミシェル旅館。
ここで昼食に名物のオムレツを食べましたが味が無く空気を食べているようでした。
13時30分、トゥールに向かいました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- frau.himmelさん 2013/10/17 22:00:23
- えっ、なになになに・・・!
- いつの間にこんなにたくさんの旅行記を・・?
ベームさんのお部屋を訪問すると、いつも「ピエタ」が最初に顔を覗かせますので、こんなにアップしてらっしゃったとは知りませんでした。
「旅行時期順」に表示されるのって考え物ですね。
さて、ドイツもまだ全部拝見していませんが、こちらもボチボチと見せていただきますね。
ジヴェルニーとモンサンミシェル、懐かしかったです。
ベームさん、フランス語も勉強していらっしゃるんですか?
すごい!何でも挑戦なさる方なのですね。
それにしてもアップの速度が速いーー!(悲鳴です)
焦ります。
himmel
- ベームさん からの返信 2013/10/18 13:18:12
- RE: えっ、なになになに・・・!
- himmelさん、
今日は。
今度の旅行記はなんとなく冷蔵庫の残り物を集めてささっと料理したきらいがあり皆様のお目に合うようなものではありません。汗が出ます。
フランス語は、フランス映画が好きなのでタイトルの意味とか俳優の名前の読み方などを知りたくてNHKのラジオ講座をかじっただけです。それと旅行会話位は覚えたくて。それ故全く進歩しません。
バウツェンのリベンジを果たし次は何処でしょうか、楽しみです。
ベーム
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