2008/08/13 - 2008/08/17
90位(同エリア499件中)
ぱくちーさん
中国は雲南省にある「麗江」という街に住む、ナシ族という民族には、今でも「トンパ文字」という象形文字が伝わっているー
そんな話を聞いてから、「麗江」が気になって仕方がありませんでした。
2008年夏のこと。
4泊5日でありながら、麗江で丸1日間自由行動日があり、最終日の朝まで麗江に居られるという、理想的なツアーを見つけました。
麗江以外の観光は、同じ雲南省にある「石林」のみ。
行きたいところだけにピンポイントで行けるツアー、行かなきゃ!
ということで、行ってまいりました。
日程は
1日目…広州で乗り継ぎ、昆明へ
2日目…石林観光。夜、麗江へ。
3日目…麗江古城主要部、玉龍雪山観光
4日目…自由行動日
ドライバーさんにお願いして、午前中に白沙村、束河村観光
午後は麗江古城を散策
5日目…広州で乗り換えて成田へ
石畳の路地、澄んだ水が流れる水路、木造瓦葺の家並み…
穏やかな気候もあいまって、歩いているだけで明るくほっこりとしたキモチにさせてくれる街でした。
観光地化され、テーマパーク的になってしまっているところもありましたが、それでも魅力あふれる、素敵な街でした。
「旅行したところで一番好きな街はどこですか?」
と聞かれたら、私は迷わず
「麗江です」
と答えます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- 中国東方航空 ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- ANAセールス
PR
-
成田空港第一ターミナルから、Fly!パンダ☆(今でもあるのかなあ…)で広州へ。
-
広州空港です。
すっごいゴージャスですが、なんか薄暗い…。
ガイドさんは
「オリンピックのために、北京に電気を集めてるのよ〜。だから他は省エネなの。」
と言っていました。
そう、このときはばっちり北京オリンピックの期間中。
北京からは遠い中国南部でも
「すべてはオリンピックのために!」
という雰囲気がばしばし伝わってきました。
(セキュリティーも厳しかった…) -
昆明行きの飛行機まで時間があったので、広州を少し観光しました。
-
広州は緑の多い、きれいな街でした。
-
西漢南越王博物館を見学しました。
この時の広州の気温は35度。
湿度も高く、すごく蒸し暑いよ〜、と思ったのですが、ここ数年の日本の夏も同じくらい暑いですよね…。 -
この建物の下に、発掘されたまんまの越の王様のお墓があります。
(発掘現場の上に、かぽっと建物をかぶせるように建てたのですね)
歴史の教科書や資料集に出てくるような埋葬品や青銅器がたくさん陳列されていて、思った以上に見ごたえのある博物館でした。 -
でも中国の博物館って、何で高いものを売りつけられそうになるのでしょうか…。
(買わないけど) -
空港近くのレストランで夜ご飯を食べ、暗くなってから昆明に向かいました。
空港の売店で、お土産に並んでカップラーメンとバナナが売られていました。
お土産じゃなくて、空港で待ち時間に食べるためのものですよね? -
昆明についたら、もう真っ暗です…。
昆明は北緯25度と、日本でいうと沖縄と同じくらいの緯度なのですが、標高が2000mくらいなので、朝晩はすごく涼しいです。湿度も低く、とても過ごしやすい気候でした。
中国の人は、昆明を「春城」と呼ぶそうです。 -
ホテルは昆明錦江大酒店。
ロビーのシャンデリアを撮ってみた。 -
次の朝。
ホテルの部屋からの眺めです。
この頃昆明は建設ラッシュだったらしく、建設中のビルがたくさんありました。
シムシティのようでした。 -
朝食後、高速道路で石林へ。
約1時間半のドライブでした。
石林が近付くにつれ、それっぽい石が民家の隣りにも見られるようになります。
石がだんだん大きく、多くなったら、観光地として開放されている一帯に到着です。
ちなみに奇岩群の中で観光地化されているのはほんの数%なんだそうです。 -
世界遺産、石林です。
(貴州省の茘波、重慶の武隆と共同で「中国南方カルスト」として登録されています)
わたしには難しいことはわかりませんが、つまり、柔らかめの岩が長い年月風雨にさらされ、こんな形になった、ということですよね。 -
雲南省は時々大きな地震があるそうです。
これは地震で岩の上の方が崩れ、こんな感じになったんだそうです。 -
もっと危うい引っかかり方のところもあります。
-
見れば見るほど奇妙な形の岩です。
-
中国で水墨画が生まれたのも、わかる気がします。
こんな岩があったら、絵に描きたくなるよね。 -
「石林は 想像力がないと ただの岩」(byガイドの張さん)
ではこれは「くじら岩」でどうでしょうか。 -
これは「猫岩」と呼ばれているそうです。
-
展望台から。
空気が澄んでいて日差しの強い、標高の高い地域独特の気候が気持ちいいです。
ホントにこの辺りは一帯が奇岩群なのね。
観光のあと、奇岩群の近くのレストランでお昼ご飯を食べ(観光地のレストランだからあまり期待してなかったけど、意外と美味しかった〜)、昆明市内に戻ることに。
しかし、帰り道にトラブルが…。
高速道路に乗ったのですが、渋滞でなかなか車が進みません。
どうしたのかな〜と思っていたら、何やら携帯電話で話をしていたガイドさんが…。
「この先で事故です。トラックが横転しているので、しばらく動きません」
…。えええええええええ?
私たち、どうなるの?
でも何だか余裕のガイドさん。
「大丈夫です。Uターンして戻ります。一般道で帰りましょう。」
え?
Uターン?
高速で?
わたしと母、一緒のツアーだったご夫婦の日本人4人が
「????」
となっている間に、運転手さんはぎっちり車が並んでいる中を巧みに切り替えして車の向きを変え、空いている車線を逆走して、ひとつ手前の出口に戻り、高速を降りたのでした。
あの〜、中国は高速道路を逆走してもいいんですか?
とガイドさんに聞いたら、
「いつものことだから」
と笑っていました。
大陸的なおおらかさを見せつけられた出来事でした。 -
そんな感じで無事(?)昆明市内に戻ることができました。
ちょっと早めにきのこ鍋の夕食を食べ、飛行機で麗江に向かいました。
麗江に着いたのは、夜8時くらいだったかな?
お宿は王府飯店です。
麗江古城内の、中心からちょっと外れたところにあります。 -
王府飯店、中庭を囲むようにお部屋のある素敵な建物でした。
明日から2日間、麗江滞在ですよ〜。
続く。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- palさん 2018/12/15 16:19:31
- 逆走。。。
- パクチーさん、こんにちは。
乗っている車が、高速道路で逆走したんですか(@_@). . .
さぞかし恐ろしかったでしょうねぇ。。。
私は2009年に、ベトベト国、ハノイ付近の高速道路で、次々やって来る逆走車を目撃しました。
日本で言う追い抜き車線を、次々迫って来る逆走車に目が点になりました(*_*)!?
逆走、みんなでやれば、怖くない(-_-)///
私たちの車は、すぐに渋滞につかまって、身動きがとれなくなりました。
事故渋滞でした。
バイクの人たちはというと、
なんと、なんと、
段差と緑地の中央分離帯を、人力でえッちらこっちらとバイクを持ち上げて対向車線に渡り、もと来た方向に走り去って行ったのでした。。。
ベトベト国は、プーさん帝国に負けていません。。。
恐るべし、、、
です(+_+) . . .
- ぱくちーさん からの返信 2018/12/15 20:10:35
- Re: 逆走。。。
- palさん
こんにちは!いつもありがとうございます。
この時は本当にびっくりしました。
目が点になる、というのはこのことだな、というくらい、みんなできょとんとしました。
一緒に行った母とは今でも「中国は逆走しちゃうからねえ」と語り草になっているくらいです。
この旅行から10年たち、中国も少し交通マナーが良くなってきたようで、最近では逆走ほどのめちゃくちゃなことは見られなくなりました。安心なようなちょっと寂しいような…。
複雑な気持ちです。
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