AMAZING!!!!スリランカを巡る旅②

2013/06/27 - 2013/07/04

スリランカは九州を一回り大きくしたようなサイズに８つの世界遺産（文化遺産６、自然遺産２）がある見ごたえのある国です。
文化は紀元前３世紀に仏教が伝来して以来、一大仏教国として繁栄したくさんの遺産を生み出してきました。
自然は赤道近くにありながら、標高2500mの高い山もあり、常夏の海岸から常春の高原まで多様な植生を持つ国です。

今回はこれらの遺跡や自然を見たくて、スリランカ人の友人を訪ね初の個人手配による旅行をしてきました。


二日目（シーギリヤ迄）

エリア シギリヤ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 2.5
• グルメ: 3.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 航空会社: スリランカ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ダンブッラを出発して、カンダラマ湖という美しい湖の脇を通ってシーギリヤを目指します。
カンダラマ湖はもともとの湖を農業用水の為に倍の大きさにした半人工の湖らしい。湖の水は稲作に使われているそうです。

カンダラマ湖の対岸にはヘリタンスカンダラマと言う高級ホテルが見えます。
ヘリタンスカンダラマはスリランカを代表する建築家として世界的に有名なジェフリー・バワの代表作です。

とっても良いホテルらしいが、今回はスルー。。

川で釣りをする男性

川で水浴びをする子供達

スリランカでは大人も子供も川で水浴びをする姿をよく見かけました。
特にシーギリヤやポロンナルワ周辺では多かったような。雨があまり降らない土地柄が影響しているのかもしれません。

ちなみに女性もたくさん水浴びをしていましたが、スリランカの女性は服を着たまま水浴びします。

途中のレストランで昼食。

上の方ははパリップ（レンズ豆）カレー。
下の方はジャックフルーツのカレーです。ジャックフルーツのカレーはネトネトしていて独特な食感。
豆カレーはこの旅を通じて、私が一番好きになったカレーです。まろやかな味は日本人には馴染みやすいと思います。

右上はパパダンという上げた餃子の皮のようなもの。味は特には、、ただの揚げた小麦の皮です。食感のアクセントに。

シーギリヤのチケット（シーギリヤ博物館の入場券付）

昼食をゆっくり食べて、３時過ぎにシーギリヤに到着しました。
あんまり早くシーギリヤに登ると暑すぎるようです。

今回の旅の最大の目的シーギリヤ。

シーギリヤは５世紀、狂気の王カーシャパによって気づかれた王宮です。
当時の王都アヌラダプラで父王を監禁し隠し財産を要求、父王が貯水池に連れて行き『これが私の財産の全てだ』と言ったことに激怒したカーシャパは父王を殺し王位につきます。（雨の少ないアヌラダプラで稲作のための水を貯める池こそが宝とういう意味）
王位についた後、インドに亡命していた弟の復讐を恐れて遷都、新しく作った王宮がこのシーギリヤです。
しかし、カーシャパの新王宮での生活はインドから軍を率いてきた弟によりわずか１１年で終わってしまいます。

断崖絶壁の巨岩の上に作られた王宮はカーシャパのビビリ具合を表していますね。
こんな骨肉の争いの場であったシーギリヤですが、現在は雄大な景色を見せたくれる素晴らしい観光地となっております。

用水路跡、この穴から水が吹き出して水が流れていったようです。
５世紀にこれが作れるってすごいです。

麓の公園からシーギリヤロックまでの階段

自然の岩と石垣を組み合わせた綺麗な階段です。
迷路のように入り組んでいます。

麓から見上げるシーギリヤロック。絶壁！

…よくこんな上に王宮作ったなぁ、とカーシャパのビビリ具合に感心します。

登り始めてすぐにこんな雄大な景色が広がっています。
見渡す限りのジャングル。

狭い錆びた螺旋階段を登ります。

王宮までの道はほとんどこんな感じで狭く急な階段です。

階段を登りきったところは少し広くなっており、名物のシーギリヤレディが出迎えてくれます。
壁に描かれたグラマラスな女性は１５００年以上前に描かれたものだとは信じられないぐらい綺麗に残っています。

今では１８体のみとなってしまっているシーギリヤレディも、かつては数百体も描かれていたようです。

…カーシャパ王エロいな。

シーギリヤロックに張り付くように作られた、ミラーウォールと呼ばれる廊下の壁。

かつては鏡のように磨かれて輝いていたそうです。
今では、観光客の落書きが多数あります。。

岩の中腹に広がるテラス。

ライオンの巨大な足が彫ってあります。
かつては、ライオンの顔もあり口のなかに入るようになっていたそうです。

この階段を登れば王宮です。

中央の黒い丸いモノ、、蜂の巣です。
蜂を刺激しないように静かに登ります。

ほんと絶壁。。お尻がムズムズします。

こんな絶壁なのに猿はたくさんいます。

到着！
立派な王宮跡が広がっています。

王宮の水浴び場、ここでかつて美女を泳がせて王様は見物していたらしい。

やはりカーシャパ王はエロい。

王宮からの景色は絶景。
３６０度ジャングル。遠くに高い山々もみえます。

シーギリヤを後に友達がツリーハウスを見せてくれるというので、近くの畑へ。

ツリーハウス（畑の見張り用）

なぜツリーハウスなのかと言うと、この辺は野良象が多く生息しているので、地上に小屋を作るとelephant atack を受けて危険なのでツリーハウスらしいです（死人がでることもあるらしい）

登ってみる。
特に何があるわけでもなく、休憩するだけみたいでした。

本日のお宿。white house residence と言う、ゲストハウス。

綺麗な部屋でした。wi-fiはあるって看板に書いてあったけど無かったです。
外国人のお客は私たちが初めてみたいでした。

本日の夕食。通り沿いにある食堂。

基本シーギリヤ近辺の通りは暗いです。街って感じはしないですが、ちょこちょこと地元民相手の食堂はあります。

食堂のおっちゃんが料理してくれてます。

コットゥロティ。
友人はスリランカのお好み焼きだって言ってたが、チャーハンみたいでした。もちろんカレー味。

ビール頼んだら、わざわざバイクで買ってきてくれました。

ロティ。
中にはカレー味の具が入っています。