2013年夏_ヨセミテ国立公園、アワニーホテル2泊3日

2013/08/02 - 2013/08/11

2013年夏はサンフランシスコを拠点に、モントレー、ヨセミテ国立公園、サウサリートを巡った。モントレーではホエールウォッチングを始め、野生のラッコやアザラシ、アシカと出会えた。ヨセミテ国立公園では、憧れのアワニーホテルに２泊し、短いながらもヨセミテで「過ごした」。サンフランシスコ-サウサリートでは色々な「名物」を満喫。サンフランシスコは思っていた数倍素敵な街だった。
第2弾は今回の旅行の主目的である、ヨセミテ国立公園2泊3日。直前での計画だったので、本当はもっと長く滞在したかったが、運良く憧れの宿、Tha Ahwahneeを2泊予約がとれたため、旅行を決定した。ヨセミテでは中日は現地ツアーのグランド・ツアーに申し込み、グレーシャーポイントとセコイアの森・マリポサグローブへ行き、初日と最終日はレンタサイクルでヨセミテの自然を存分に満喫した。

１日目　SFO近郊のホテルで１泊
２日目　レンタカーでモントレー〜カーメルをドライブ
３日目　ホエールウォッチング後、サンフランシスコへ
４日目　ヨセミテ国立公園へ
５日目　ヨセミテ国立公園満喫（グランド・ツアー）
６日目　ヨセミテ国立公園最終日。サンフランシスコへ戻る。
７日目　サンフランシスコ観光後、サウサリート泊
８日目　サンフランシスコ観光後、SFOへ。
９日目　飛行機29時間遅延のため予定外の1日。帰国

エリア ヨセミテ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 自転車
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は諸事情あり、このヨセミテ2泊3日だけ、HISさんのツアーに参加。朝7時にサンフランシスコのホテルを出発し、2回の休憩をはさみ、11：40頃ヨセミテ国立公園到着。

早速ヨセミテの代表的な絶景ポイント、トンネルビューへ。ヨセミテの景観は写真では伝わり難い・・・。中央左の断崖がエル・キャピタンで、高さはおよそ1000m。奥にはヨセミテの象徴、ハーフドームが見える。
この壮大さは実際に来て、肌で感じなければわからないと思う。
ここに東京タワー（３３３ｍ）が建っているのを想像すれば解るかな？エルキャピタンは東京タワーの３個分！！

ヨセミテ国立公園はスケール感が狂う景観ばかり。

エルキャピタンの麓から見上げる。
眼の前にそびえる高さ1kmの壁・・・が伝わらない。
東京タワー３個分・・・

エルキャピタンの向かいにはブライダルベールの滝。
ヨセミテの滝は、雪解けの春から初夏にかけてが水量が多く見頃。8月に入るともうだいぶ水が枯れてしまう。
こちらの滝もちょろちょろだが、強風にあおられて、名前の通りブライダルベールのような綺麗な水しぶきが見ることが出来た。

入園ゲートから約18km程でヨセミテの中心地へ。
センチネルブリッジの上からハーフドームを望む。

12時半ヨセミテロッジに到着。これから2日後の14時半までがヨセミテタイム！
HISツアーのお弁当を食べて解散。

早速レンタサイクルを借りる事に。レンタサイクルは公園内には、ヨセミテロッジとカリービレッジの2箇所にある。1時間11ドル、1日33ドル位だったかな。朝8：30から夜は19時45分まで。
公園内はサイクリングロードが整備されており、サイクリングがとても気持ちいい。アメリカの人も自分の自転車を持ってきている人が沢山いた。

自転車でカリービレッジへ。
値段も安く、宿泊施設も多いので、ここに止まっている人はとても多い。
その分、レストランなどの施設も充実しており、しばし休憩。

公園中心部を流れるマーセド川。
公園内にはいたるところで野生動物が見られる。

岩の麓に建つ教会。

HISのガイドさんが言っていたことでとても共感できた言葉がある。
「ヨセミテは見る所ではなく、過ごす所」
ヨセミテにはエルキャピタンやハーフドーム、ヨセミテ滝等、見どころも沢山あるが、それよりものんびり好きなことをやって過ごすのが1番の楽しみ方だと強く実感した。2泊でも短いくらいで、今度はもっとのんびり過ごすために来たい。

途中飛ばしたが、ヨセミテでの宿は、憧れの宿THE AHWAHNEE、アワニーホテル。

岩山をバックに建つこのホテルは、アメリカでも予約の取りづらいホテルで有名。今回の旅行の計画は、ヨセミテでこのホテルの予約が取れたことから立て始めた。
ちなみに今回の計画は約1ヶ月前に考え始めたが、その時にはアワニーだけでなく、公園内の宿は既にほぼ満室。HISのツアーでダメ元でリクエストした所、1泊だけ取れた。2泊目は当初カリービレッジのテントキャビン（これも自分たちが予約した後に満室に）を仮押さえした。

アワニーのダイニングルーム。

アワニーのロビー。
毎日午後4時から5時はアフタヌーンティーが振る舞われる。
日によって開催場所が変わり、本日はこちら。

美味しい紅茶と、とても美味しいクッキーで、一服。

ロビーの隣にはミューラルルームがあり、その部屋にはとても可愛い絵が飾られている。色鮮やかに描かれているのはヨセミテ国立公園内で見られる動物かな？

1泊目は本館内のクラッシクルーム。最もシンプルな客室。
部屋自体は特に広くもなく、至ってシンプル。
まぁ、部屋で寛ぐことは殆ど無かったので十分か。アワニーホテル敷地内にはロビー、テラス、マーセド川岸など、寛げる場所が沢山あった。

バスルームもシンプル。

2日目は現地ツアーのグランドツアーを予約。
1日ツアーで8時半集合18時解散。
ヨセミテでは毎日ツアーが開催されており、受付デスク、集合場所はすべてヨセミテロッジにある。定員があり、いっぱいになると参加できないので事前に申し込んでおくほうが確実。すべて英語ツアーで、バスの中ではずーーーーっとアメリカンジョークを交えて話し続けていた。

車窓を堪能しながらゆっくりゆっくり移動し、10時半にはヨセミテ渓谷の崖の上の絶景ポイント、グレーシャーポイントへ。
なんとも言えない素晴らしい景観！開放的すぎる！
目線にハーフドーム。アワニーもヨセミテロッジもマーセド川も一望！

ハーフドームが目線の高さに。ヨセミテ公園のトレードマークであり、アウトドアブランド、ノースフェイスのマークの元となっている。よく見るとハーフドームの上には人が歩いている。登れるんだ・・・。
ここでの休憩時間は45分。
持参のアイスコーヒーで一服し出発。

更に1時間、広大な公園を南下し、歴史あるWAWONAホテルへ。
ここで昼食。

チキンBBQバーガーとチーズバーガーを注文。同席のアメリカ人との話に夢中になりすぎて、味覚えていないが・・・。アメリカはハンバーガーで間違いなし。

昼食後更に30分南下すると、そこは巨木セコイアの森、マリポサグローブ。
ここもまた写真じゃ伝わり難い観光地。
写真のトラックで日本語の観光ガイドを聴きながら園内を回った。途中停車含めて約1時間半。
公園内は歩いても回れるが、広大だし高低差があるのでお勧めのツアー。

明らかに他の木とは大きさの違う、セコイアの木が点在。
一緒に人が写っているので大きさはわかると思うが、実際にその場に立つと、自分が小さくなったかのような錯覚に陥る。この木は全体的に大きいので、近づくと初めてその大きさに気付く。

下部の黒い部分は過去に落雷などで焼け焦げた跡。この木は燃えてもその上に樹皮が再生するんだとか。

セコイアの木のトンネル。
昔は車が通れるトンネルを作って、結果その木は倒れてしまったとか。

マリポサで最も大きなグリズリージャイアント。

園内1周し、駐車場へ。
この後、マリポサから1時間ちょっとかけて、ヨセミテ中心部へ戻る。途中、トンネルビューでも下車観光をはさみ、18時にツアー終了。
しかし、ドライバー兼ガイドのSAMはずっとしゃべりつづけていた・・・。

一旦アワニーホテルへ。2泊目はコテージが予約できた。元々、2泊目はカリービレッジを予約していたが、10日くらい前に公式HPを見てみると、キャンセルが入ったらしく、1部屋空室ができていたため、即予約を入れた。
アメリカのホテルは1週間前まではキャンセル料がかからないところがほとんどなので、このような人気ホテルはだいぶ前から仮押さえしておき、直前にキャンセルする人が多いのだろう。それを期待し、こまめにチェックしていたのが奏功した。

本館から林の中に入るとそこに二十数部屋のコテージが現れる。
コテージの裏にはマーセド川が流れる最高のロケーション。

部屋の窓からは鹿が散歩しているのが見られた。

部屋の内装。クラッシクルームよりも相当広い。
ただ、ベットはダブル。また、コテージなのでアイスディスペンサーは本館まで行かなければならない。

バスルームも広め。

さらに化粧台も別に1部屋。
化粧台の下にはクマ対策のフードボックス。

バスでヨセミテロッジ近くまで行き、ハーフドームの夕焼けを鑑賞。

ちなみにヨセミテ内の移動には写真の無料シャトルバスがかなり便利。昼間は10分に1本、夕方は20分に1本ぐるぐる巡回している。バス停は1番から21番まであるが、問題なのは逆回りのバスはない事。例えば、ヨセミテロッジ（8番）からアワニー（3番）に行くためにはバスを乗り続けると8→9→10・・・・→1→2→3の方向しか走っていない。そこで、よくよく地図を見てみると、10番のバス停の隣には2番のバス停がある。なので、10で降りて2に乗り換えれば、8→9→10乗り換え2→3とショートカット可能。10分弱で到着できる。

夕焼けを見てアワニーに戻るともう暗い。アワニーの食事は予約が必要な有名ダイニングでの食事とバーでのお手軽な食事が可能。この日はアワニーバーでタコスとサンドを食べた。

夜の楽しみは星空。ここの星空は格別だった。
星空を見ながら漆黒の森の散歩を楽しみ、贅沢な2泊は過ぎていった。

ヨセミテ3日目は14時過ぎまで自由。
ということで朝食はゆっくりとアワニーダイニングのビュッフェを頂いた。

フルーツに

パン、クッキー

エッグベネディクトや卵料理、肉料理も充実。
フルーツジュースの種類も多く、アワニーダイニングでのちょっと贅沢な朝ごはん。

朝食後は再びヨセミテロッジで自転車を借りて最後のヨセミテ・バレー満喫サイクリング。
写真はミラーレイク・・・と言ってもこの時期は水が枯れて湖はなかった。
ここはハーフドームの真下。平らな面がこちらを向いてます。

ここからはヨセミテバレーで出会った鳥達。
まずは超メジャーのステラーカケス。バレー中どこでも見られ、ギャーギャー騒いでた。よく見ると色鮮やかだし、可愛い顔してる。

Red-tailed Hawk アカオノスリ

Weatern Tanager ニシフウキンチョウ

Acorn Woodpecker 　ドングリキツツキ

一生懸命穴掘中

ドングリキツツキは木にどんぐり大の大きさの穴を開けてどんぐりを保管することから来ているらしい。この木はその保管庫かな？

そして今回一番興奮した、至近距離でのエボシクマゲラカップル。
Pileated Woodpecker

餌を口移し中。カップルじゃなくて親子？
ほんの５ｍの距離で10分くらい突っついてた。

集合時間の5分前まで自転車を乗り回し、ヨセミテロッジからHISさんの車でサンフランシスコへ。途中、エルキャピタンの真下などを寄り、ヨセミテを後に。次は自分の車で、もっと長く滞在することを誓った。

途中Marcedのフルーツ屋さんで名物アーモンドやフレッシュオレンジジュースなどのおみやげを買い、20時頃サンフランシスコに戻った。

サンフランシスコ−ヨセミテを往復した車。グランドツアーのSAMとは違い、すごいスピードで往復してくれました。

この旅行記へのコメント （2）

• 潮来メジロさん 2013/08/28 06:55:42

  アカオノスリでは・・・？

  TKDさん、おはようございます。ヾ(^o^)
  毎度、訪問ありがとうございました。
  2013年夏_ヨセミテ国立公園の旅行記にお邪魔しています。
  雄大な自然の中で、珍しい鳥さんがたくさん見られて良かったですね。
  羨ましい。(^_^;
  
  > Red-tailed Hawk アカノスリ
  
  Red-tailed Hawk って、私の資料では「アカオノスリ」となっていますが、キーインミスではありませんか？
  
  他の旅行記も、ボチボチと拝見させて戴きます。
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）

  TKDさん からの返信 2013/08/28 21:24:38

  RE: アカオノスリでは・・・？

  こんばんは。
  
  タイプミスですね・・・。
  結構誤字脱字が多いので、ご勘弁を・・・。
  
  観光していても、ハイキングしていても、ついつい鳥を追いかけてしまって、
  いつの間にか時間が過ぎてしまうことが多いです・・・。
  みなさんもそうなんでしょうけどね。
  
  潮来メジロさんの旅行記を参考にして、
  もっと色々な鳥と巡り会いたいです。