2013/07/27 - 2013/07/28
14位(同エリア57件中)
Ushuaiaさん
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期限切れ近いANAをマイルを使い、飛行機で訪れた白神山地1泊2日の旅。
本格的な登山というわけではなく、十二湖と秋田県側白神山地世界遺産緩衝地帯を散策。
[1日目]
羽田(8:55)よりANA787便にて大館能代空港(10:05)へ。
大館能代空港よりバスにて奥羽本線鷹ノ巣駅へ。
2時間待ちの後、特急「つがる」にて東能代へ。
東能代より「リゾートしらかみ」にて五能線を北上し、十二湖へ。
十二湖周辺散策。
「リゾートしらかみ」にて五能線を南下し、東能代へ。
東能代で奥羽本線に乗り換え、森岳へ。
森岳温泉泊。
[2日目]
森岳より奥羽本線にて二ツ井へ。
二ツ井より定期観光ツアーで白神山地世界遺産センター藤里館、太良峡、田苗代湿原、岳岱自然教育観察林、峨瓏の滝をめぐる。
大館能代(17:45)よりANA790便にて羽田(19:00)へ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス ANAグループ JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
大館能代空港、別名「あきた北空港」。
着陸前、機長よりアナウンスがあり、この空港は滑走路が短めの為、ブレーキが強めにかかる、とのことでしたが、それほどでもなかった。
羽田と2往復しか便がないが、道の駅としても利用されていることもあるせいか、土産物屋もそれなりに充実している。
空港からは、飛行機の時間に合わせて出発する、JR鷹ノ巣駅、大館駅、仙北ターミナル行きのバスが出ている。 -
鷹ノ巣駅より奥羽本線で東能代駅へ出て、そこから「リゾートしらかみ」に乗るわけだが、電車の本数が少ないこともあり、2時間待ち。別に鈍行でも問題なかったのだが、次の列車は特急「つがる」で、その次を待つと「リゾートしらかみ」には乗れない。というか、「リゾートしらかみ」は特急に接続するようにダイヤが組まれているようである。
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乗車運賃に加えて、500円払って20分ほど特急「つがる」に乗車。
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秋田〜(奥羽本線)〜東能代〜(五能線)〜弘前をむすぶ快速列車「リゾートしらかみ」。乗車には乗車券のほかに指定席券(510円)が必要。指定席券はあらかじめ東京のみどりの窓口で購入。
大きな窓で外の景色を楽しめる。ところどころ、景色のよいところは徐行運転してくれたり、バスケの町能代駅では、数分停車し、シュートに成功すると記念品をくれるそうだ。 -
車内では、限定販売の弁当もあり。地元の人の話では、旅行会社のプランなどでは弁当付きの乗車券もあるとのこと。
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窓から、津軽国定公園の海岸線を臨む。
電車に揺られること1時間強、十二湖駅にて下車。 -
十二湖駅より路線バスにて奥十二湖駐車場へ。運がよかったのか、路線バスなのに運転手さんが十二湖のガイドをアナウンスをしてくれるバスだった。
奥十二湖駐車場を降りたすぐそばに「鶏頭場の池」という大きな池が広がっていた。
十二湖や実際には大小三十三個の池であるが、崩山から見たとき十二の湖に見えることからそう呼ばれている。 -
イチオシ
奥十二湖駐車場から奥へ進んでいくと、十二湖で最も美しいと言われる「青池」。なぜこんなきれいな色になるのかはよく分かっていないが、周囲の木々の緑と池の水の色が見事に調和している。
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イチオシ
さらに進むとブナの自然林が広がる。葉は薄いせいか森の中だというのにとても明るい。
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山道を歩いていくと、駅から奥十二湖へ向かう道に戻ってくる。山道の入り口のところには十二湖庵という休憩所があり、そこでお茶が飲めるほか、湧水も飲める。
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さらに下っていくと、バスの車窓から見た池を観て回れる。
沸壺の池 -
落口の池
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十二湖最大の池、王池そばの十二湖荘という民宿で飼われているツキノワグマ。
バスの運転手さんの話では、かつて親とはぐれれて保護した子グマが大きくなって、飼われているとのこと。 -
十二湖最大の池、王池。
これだけ大きいと湖っぽい。
まさにグリム童話に出てくるような森の湖という感じである。 -
王池からさらに下ったところに「日本キャニオン入口」というバス停があり、そのわきの山道を入って10分くらい歩くと・・・
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巨大な凝灰岩の露頭「日本キャニオン」が一望できる「日本キャニオン展望台」にたどり着く。
白い大きな崖は観るものを圧倒する。 -
十二湖駅に戻り、「リゾートしらかみ」で南下し東能代へ。
帰りは行きの『くまげら』編成とは違い、『橅』編成。
ほかに『青池』編成もあるそうだ。
7月下旬に始まった東北地方を襲った局地的な大雨の影響で、リゾートしらかみに接続するはずの特急が遅れ、リゾートしらかみが遅れたほか、東能代から乗るはずの特急が運休になり、東能代でまたもや2時間近く足止めを喰らい、その日宿泊予定の森岳温泉に着いたのは20時過ぎになった。 -
東能代駅から奥羽本線で秋田方面に20分ほどで森岳駅に着く。
森岳温泉は森岳駅から車で10分ほどのところにある。
夕方の電車に乗り遅れたおかげで、バスは最終便が出発した後になり、駅からタクシーを呼ぶ羽目に。
ホテルの夕食ではさりげなく秋田名物きりたんぽが!
宿泊した森岳温泉はかなり塩分濃度の高い温泉で、傷口などがあると少しかゆくなるかも。いずれにせよ、身体はぽかぽかになる。 -
翌日は秋田県側の白神山地をめぐる定期観光ツアーに参加すべく、集合場所の奥羽本線二ツ井駅へ向かう。森岳駅より弘前方面に30分ほど。
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二ツ井駅。
今回の参加者は自分を含めて3名。
山の天気は曇り時々雨模様で、事前の案内では本格的な山歩きをするということは書いてなかったので、普通のスニーカーしか履いてこず、失敗。ツアー催行会社の方でゴム長靴を貸してくれたので、助かった。 -
白神山地世界遺産センター藤里館。
ここで白神山地の成り立ちの説明を受ける。
何事も事前にある程度予習しておくと現地での説明がよくわかる。 -
元々林道だった山の中の県道を進むこと20分。
太良峡に到着。 -
白神山地から湧き出た水が流れる川は清流と呼ぶにふさわしい。
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橋の下を覗くと、渦流と小石によってできるおう穴と呼ばれる穴が観察される。
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私有の秋田杉林、天然秋田杉林を抜けた先には、駐車場がある。藤里駒ケ岳に登る人はここから登るとのこと。
今回のツアーでは、ここより先にある田苗代湿原を目指す。 -
山道を歩くこと20分。田苗代湿原に到着。
初夏にはニッコウキスゲの黄色い花でいっぱいになのだという。
この時期はシモツケソウが白い花をつけていた。 -
田苗代湿原にて。
オオバギボシ。 -
岳岱自然教育観察林へ戻り、雨の中弁当を食べた後、1時間ほど散策。
林でも、人が伐採を行い樹齢が揃った樹木ばかりの林を二次林、人が多少伐採を行った里山などの林を自然林、全く人の手が入っていない林を原生林という。世界遺産登録エリアは完全なブナの原生林で、原則立入禁止だが、その周囲は緩衝地帯として立ちいることが許されている。ここ岳岱自然教育観察林は緩衝地帯にあり、原生林に近い状態を維持されている。 -
岩を抱く巨木は圧巻。
あいにくの雨だが、雨の日の方が苔の緑色は映え、また雨の比にしか見られない現象もある。 -
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ここ数日のうちにクマが出没した痕跡とのこと。
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この岳岱自然教育観察林の中で最も古いとされる400年ブナ。
ブナは300年を過ぎると、中の材の部分が腐り始め、いずれは倒れ、森が更新されていくというが、中には400年以上根を張り続けるものもあるという。 -
ブナの実。今年は十数年に一度の豊作とのこと。
ブナはクマの食べ物でもあるので、今年は人里に出没することは少なくなるようだ。
また、ブナの実は前史時代の人類の食料だったとも言われる。
東北地方から北海道の南にかけて縄文時代の遺跡が多いのは、人々がブナの森で狩猟採集生活を行ってからである。 -
エゾアジサイ。関東地方に見られるアジサイとは少し様子が違う。
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岳岱自然教育林を後にし、空港へ向かう。
途中、爽健美茶のCMのロケ地にもなった峨瓏の滝に立ち寄る。 -
東北地方は局地的な大雨に見舞われたものの、何とか無事帰京の途へ。
世界遺産白神山地を体感でき、充実した1泊2日だった。
白神山地を訪れた際は、ツアーでも個人でもガイド付きで訪れたい。安全のこともあるが、個人で観る以上に得られるものは多いことは間違いない。
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