甲斐路

2013/06/15 - 2013/06/15

山梨は近い様で遠い。

東京から長野県に中央道で行くと、山梨たただの通過点に過ぎないのだが、いざ山梨を目的地に設定しても、どうした訳か近くに感じられないのだ。

立川、八王子、高尾ぐらいまでは東京圏内といったところだが、
中央道の料金所を超えると道はぐっと山岳地帯へ吸い込まれてゆく。
中央道も諏訪のあたりで約８００ｍまで上る訳だが、甲府は標高３００ｍなので、まだまだ序の口。

それにしても甲府以降は視界が開けるイメージがあるが、
甲府までの道はまさに「峡中」といったところか。
笹子の長いトンネルを抜けてすぐの勝沼で高速を降りると雨が降り出して来た。

今回の目的地はほったらかし温泉という、絶景で有名な露天風呂から甲府の夜景でも眺めようかと思ったのだが、ここまで天気が崩れてしまったのは残念だった。

エリア 勝沼・塩山(山梨)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー

すると、道路沿いにいきなり発見。
なかなかおしゃれなワイナリーである。
確か5時前後で、もう閉店近くとのことでぎりぎりセーフ。

何とワインの試飲がタダとなっており、
片隅に置かれた冷蔵庫にあるワインがどれでも飲み放題。
もちろん、可哀そうな運転手さんはＮＧ。
ここに来て、車中手持無沙汰だった嫁さんが俄かに活気づき、
一杯、もう一杯。またもう一杯。
オマケに土産のワインまでなぜか買わされる羽目に？！

ブドウ畑をゆく。
さすが山梨です。
一面の丘がブドウ畑、
雨が降ってたせいもあってかみずみずしい色。
まだ早いですね。
来月からがシーズンでしょう。

言わずと知れた武田家の菩提寺。
「心頭滅却すれば・・・」のセリフで有名な和尚さんがおられたところです。
流石に禅寺とあって、幽然とした趣き。
寺そのものはこじんまりとした印象ですが、立派な栗並木やら・・

参道が続く。

とりあえず、ひととおり歩いたところで雨脚が強くなり撤退。。

近くで甲州名物の「ほうとう」を頂き、旅の最後の目的地、

ほったらかし温泉へ。

着いたらまっくらでした。

しかし驚いたのはかなり若者が多かったこと。

カーナビ頼りにかなり山をのぼり、最後は夜の暗さと霧で

ほとんど視界が見えない環境に有ったにもかかわらず、

かなりの人が来ていました。

温泉というより、野外スパといった感じ。

結構な人だったので、ゆっくりできそうもないと判断し、

そのまま帰路へ。

今度は天気の良い日の早朝にでも再チャレンジかな。