2013/05/03 - 2013/05/04
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日本海の孤島にして、8千年前から 営みがあったという奥尻島。
食物に恵まれ、熊などの獣の危害とも無縁なため 住みやすく、
先人は定住。海の道によって 南北双方の文化伝播も進み、
“離れ小島”という表現はそぐわない、古より豊かな島‥‥。
そんな奥尻島は、北海道民にして この時が初訪問。
【行程】※レンタカー移動(奥尻観光レンタカー 利用)
①奥尻港(うにまるくん) → 宮津弁天宮 → 稲穂岬 →
球島山展望台 → 産業開発道路(幌内海岸と北国岬 眺望) →
湯ノ浜温泉泊
②奥尻ワイナリー → 屏風立岩 → 北追岬公園 → カブト岩 →
ホヤ石 → 無縁島海岸 → 時空翔 → 奥尻島津波館 → 青苗岬・
徳洋記念碑 → 望海橋 → 鍋釣岩 → うにまるモニュメント
若葉寒の中、
島の大自然に触れ、島が直面した出来事 を知ることが主たる目的。
津波到達看板や、海岸の海が見えない光景が、その自然災害を
今に伝えていた。前に、海が見えないその光景を残念がっていた
人(島民ではない)を思い出し、その浅はかさに気づく。
津波館での映像や写真で、その詳細を目の当たりに。
(※来月、北海道南西沖地震の発生から20年を迎えます。)
また、
一言に大自然と言っても、東・西の海岸線では、その表情をかえる。
島の8割が森林で、離島最北限のブナ林も有し、水の涸れとは無縁。
そして、北海道唯一の離島稲作に、日本唯一の離島本格ワイナリー。
牛の放牧、良質な温泉、この地が元祖・発祥といわれる“三平汁”
思い出すだけでも これだけの、新たな発見・訪れて初めて
知ることに溢れた 島のひと時。地図や基本的な観光地紹介では
知り得ない地域の光が、垣間見れるという旅の興を 再認識。
また久々の離島レンタカーで、島ならではの燃料代も再認識;
発見・驚きのるつぼも、たかだか2日間では“島時間”を体感
するには至らず。フットパスも整備されているし、次回は
森の中や海岸、漁港などを歩いて、のんびり身を委ねる
ことにしよう。島の方や、うにまるくんとの再会も楽しみに。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 交通手段
- 船 レンタカー 自家用車 徒歩
-
道の駅 黒松内 トワ・ヴェール・ドゥ
脇目も振らずに奥尻島へ!とは案の定ならず、
寄り道して 腹ごしらえ☆ 道の駅といえど、
本格的&アツアツ焼きたてピザが味わえ、種類も豊富。
中でも、4種?のチーズ(地元産)ピザが 濃厚美味!
調子に乗って食べ過ぎて、奥尻島への
フェリー(高波航海)でグロッキーに‥なったとか
ならなかったとか‥; -
瀬棚港 ・ ハートランドフェリー
奥尻島へは、1日1往復の瀬棚港から。
黒松内では、【和生菓子 すずや】にも
立ち寄ったので、島牧村 経由で 日本海沿いを
南下し、 1時間超で港に到着。
旅の高揚を落ち着かすように、奥尻島からの船は
ゆっくりと港に接岸。 -
奥尻島 行き ・ ハートランドフェリー
いよいよ乗船開始。
乗船客の中には、大きなクーラーボックスを
抱える人。島を周遊して、よく目にしたのが
本格装備で、釣りを楽しむ方の姿でした。 -
奥尻島 行き ・ ハートランドフェリー
船内に入り、唖然‥、、ギュウギュウ船内‥
なので、乗船前の写真で再確認。GWとはいえ、
島のハイシーズンではないし若葉寒・・なのに
結構な人の列。札幌からのバスツアー団体も
2件あり。
それでも、並ぶのはちょっと‥と思い、列の後方から
遅れて乗船。和室がもう埋まっているのは予想のうち
でも、船内には ちょっとしたイスとかが皆無で;
困り果てる中、目に映った光景が、“ゴザ置き場”
なるほど、この“とっておきアイテム”を敷いて、
自らで くつろぎの空間づくりを!ということか。
みるみるうちに、ゴザ自由空間(3等)が 出来上がっていく。
歩くにも足の踏み場がないくらいに; これまでの旅で
いろんな船を利用したが、こうした光景はお初。
こうして復路は、1等和室を迷わず選択したのでした。 -
奥尻島 行き ・ ハートランドフェリー
瀬棚の小さな港内を抜け、
あっという間に 瀬棚の町は遠ざかり‥
船は一路、日本海を南へ。 -
奥尻島 行き ・ ハートランドフェリー
この日の航海、船体は暴れます;
ゴザショックに続いて、揺れに揺れる船‥
ここで、ピザの食べすぎを 少し後悔;。
95分の航海も、高波で早々に延長戦決定の
アナウンス;; 自作のくつろぎ空間には
いられず、デッキに出て海を眺め、なんとか
乗り切ったのでした。 -
奥尻島 行き ・ ハートランドフェリー
出航から1時間超、
高波の荒れが納まってきたと同時に、
奥尻島の島影が見えてきた〜
写真は島北端のあたり。 -
奥尻島 行き ・ ハートランドフェリー
島の海岸に沿って 進むこと約30分
ようやく奥尻港に入港! -
奥尻港 ・ うにまるくん
島の愛すべき ゆるキャラ ・ うにまるくん
GWからの観光シーズンには、船に乗る
観光客を岸壁で送迎してくれる。サービス精神旺盛な
その姿に、島を訪れて忽ち 心がほっこりする。 -
奥尻島 ・ 宮津弁天宮
港から歩いて数分の、奥尻観光レンタカーさんで
島での足を確保(しかも割と新車!)。
そこの方々は親切。島内のことを尋ねると、
島のことで答えられないことは無い!と
言わんばかりのテンポで、詳細に道や時間、
ポイントを次々と教えてくださった。感謝感謝。
レンタカーで、島を反時計回りに周遊へ。
写真は最初のスポット、宮津弁天宮。 -
奥尻島 ・ 宮津弁天宮
宮津弁天宮は、港のある奥尻地区から15分弱。
島漁師たちが、大漁祈願に弁天様を奉納
したのが始まりで、それは1831(天保2)年の
こと。下り上りの行程には164段の階段。
居合わせた観光客の方と、「お城の階段の
ような急さですね〜」と苦笑いで談笑。 -
奥尻島 ・ 宮津弁天宮
宮津弁天宮から、
島の北端方向 -
奥尻島 ・ 宮津弁天宮
宮津弁天宮のすぐ側に、
宮津漁港があります。 -
奥尻島 ・ 宮津弁天宮
宮津漁港と宮津地区の風景 -
奥尻島 ・ 稲穂岬
宮津弁天宮から10分ほどで、
島の北端・稲穂岬に。
周囲に民家は少なく、目に映るのは
海原だけ‥島を実感するには充分な
風景と空間。 -
奥尻島 ・ 稲穂岬
夕暮れの日本海
もうこの海の先にあるのは、
彼方のユーラシア大陸のみ。 -
奥尻島 ・ 稲穂岬灯台
1891(明治24)年から灯し続ける。
黒白で、四角の外観がなんとも珍しげ、
そして、島と海の往来を守るという、
威風さも感じるシルエット。
ここから、海沿いを南西に回り進むのではなく、
レンタカー屋さんのアドバイスどおり、宮津地区へ
来た道を戻る。滝ノ澗方面の道路状況が良くないそう。 -
奥尻島 ・ 球島山展望台
宮津地区から町道桜木線に入り、
標高369.3mの球島山へ。
先の稲穂岬から約20分ほど。
階段の先の山頂は展望台として、
程よく整備されていた。 -
奥尻島 ・ 球島山展望台
島屈指のビューポイント
島の北部一帯を一望できるが、
あいにくの曇天模様。それでも、
フェリーターミナルがある奥尻地区を
遠望できた。そして展望台の周囲に
高い木々は無く、開放感が抜群☆ -
奥尻島 ・ 球島山展望台
島の西海岸方向を望む
曇天ゆえに なお映える草原が目を惹く。
牛さんの庭かな‥
晴天だと、ここからは北海道本土も
望めるそう、それはまた次回のお楽しみに。 -
奥尻島 ・ 北国岬
今回の旅の、お気に入り風景
球島山から町道、産業開発道路を経て、
宿泊地・神威脇への道中にあるのが この風景。
時間帯もあってか、道路ですれ違う車も皆無で、
のんびりゆったりと ドライブが楽しめた。 -
奥尻島 ・ 幌内海岸と北国岬
好天だと、海の透明度を
実感できる場所だそう。 -
奥尻島 ・ 神威脇漁港
島内の、数少ない集落に到ると
必ずと言っていいほど 漁港がある風景。
島民と海の繋がりの深さが 垣間見れる。
先の球島山から、約20分で到着。 -
奥尻島 ・ 湯ノ浜温泉
奥尻島に入った16時から、およそ2時間で
島の北側(島の半分)を巡り、島での宿泊地へ。
館内には、見覚えある グリーンビレッジの文字。
そうか、北湯沢温泉のホロホロ山荘も かつて
グリーンビレッジだった! 北湯沢は家族思い出の地。
そんな記憶も相まり、ここも昭和の香りプンプン。
外観とは裏腹に古いのか、若葉寒のせいか館内は
ヒンヤリ。でも、なかなかの高温の良質出湯に
ゆっくり浸かり、心身ともに リラックス〜。 -
奥尻島 ・ 神威脇地区
2日目スタート。
高台の湯ノ浜温泉から眺める 神威脇地区
岸から離れて 威風堂々なのが 、屏風立岩。
この日も あいにくの曇天に‥
そしてよぎる不安、波は大丈夫なのかと; -
奥尻島 ・ 奥尻ワイナリー
来島して初めて知った 奥尻ワインの存在。
宿泊した湯ノ浜温泉の隣にワイナリーがあった。
雪は降れども、海に囲まれた温暖な気候で
葡萄樹が元気に育つのだそう。立派なワイナリーでは、
ずらりと並ぶタンクを眺めることができる。
肝心のワインも種類豊富で、ワイナリー限定もあったり。
何より、そのラベルデザインがなかなか良さげ☆
ワイナリー限定を購入〜 -
奥尻島 ・ 神威脇
屏風立岩 -
奥尻島 ・ 神威脇
屏風立岩から、
北追岬を 眺めて -
奥尻島 ・ 神威脇
小さな、神威脇の集落と
その先にそびえる 屏風立岩 -
奥尻島 ・ 北追岬公園
散策路が整備されていて、写真は
彫刻家・流政之氏によるモニュメント。
ここで、観光客数人と行き違うのだが、
稲穂岬からの西海岸にかけては、そうした
観光客との遭遇は 数えるほど‥‥
フェリーでの沢山の戦友(荒波との戦)は
どこに行ってしまったのだろうか‥と思うほど。 -
奥尻島 ・ カブト岩
ここからは、奇岩が続く西海岸沿いを
南下し、青苗地区へ。
まずは、カブト岩
その先(左)に、無縁島が 見える。 -
奥尻島 ・ 藻内
ホヤ石 -
奥尻島 ・ 藻内
ホヤ石 近くの風景
奇岩が点在する 海岸に目がいきがちだが、
陸側を見ると、これまた壮大な自然美。 -
奥尻島 ・ 藻内
そんな自然美の中には、
生き物?のようなのも潜んでいたり‥ -
奥尻島 ・ 藻内
遠かった 無縁島が ここまで近くに。
無縁島には 島に伝わる物語りも。
島の娘と能登の国からの流れ者が恋仲に。
しかし男の裏切りで娘は沼に身を沈めた‥
島を訪れた「無縁」という名の僧侶は、
そんな娘を弔うために奥尻島南端の離れ島で
断食座禅を組むが荒波に飲まれ、西海岸の
小島で息絶えた。この僧侶こそが 娘を
裏切り、悔やんだ張本人で、その小島は
後に、「無縁島」と呼ばれた‥。 -
奥尻島 ・ 藻内
無縁島海岸の 陸側には、写真の看板。
この地点は、平成5年7月の「北海道南西沖地震」で
津波が23.3mにも到達した場所。 -
奥尻島 ・ 藻内
津波痕跡地点(23.3m)
後述の津波館にて、この西海岸の発生後の様子を
映像で見たが、曲がった電柱・斜めになった電線等に
海流物が まとわりついた光景が海岸線の先まで続いて
いて、想像を絶するその様子に、息をのんだ。
地震発生から約3分・速度500kmもの津波が
襲った島の海岸。この藻内地区は、津波が29mにも
達した地点があったという。 -
奥尻島 ・ 藻内
無縁島海岸 -
奥尻島 ・ 青苗
島南端の青苗地区(左手に、青苗岬灯台)
宿泊地の神威脇から、青苗地区までは
奇岩観賞をしつつ 約40分弱。 -
奥尻島 ・ 青苗
時空翔 【北海道南西沖地震慰霊碑】
震災のあった7月12日に、
正面に立ち海を望めば、震源地を向いた
碑のくぼみの中に、夕日が沈むのだそう。 -
青苗地区 ・ 奥尻島津波館
震災で特に、甚大な被害に見舞われた青苗地区
やはり津波によるものが大きく、青苗の海岸は
浅瀬であるゆえ、津波の速度は おさまったが、
その分に高さが増してしまったという。
先の青苗岬灯台も、津波の威力には敵わず
倒壊。そんな青苗岬には現在、大切な
防災教育施設・奥尻島津波館が建つ。 -
奥尻島津波館
入館して早々に、津波の爪痕を
目の当たりにする。 -
奥尻島津波館
震災前後を見比べると、現在では更地の
津波館周囲・岬突端まで、震災前は
民家が建ち並んでいたことが わかる。
津波は青苗地区に、約5分で到達‥
高台への崖が住居から近いか、遠いか
それが生死を分ける線だったという。
現在、津波館周囲には 民家は再建されていない。 -
奥尻島津波館
映像や多くの写真、島民の方のコトノハで
記憶と記録が伝承されていた。
また、震災の被害・復興の足跡に限らず、
島の起源や先人の営み、風習、島の子供達‥‥
それらの島史も含め絡めた展示構成という点が
興味深かった。何より、スタッフが親身・親切。
神戸市の“人と防災未来センター”ほどの展示
規模ではないが、それでも災害の記憶と教訓を知る
には十分(な内容と案内)で、集中を切らさず拝見できた。 -
奥尻島津波館 ・ 勾玉
館内には こんな展示物も。青苗遺跡の
墳墓から埋葬者の副葬品として出土。
新潟・糸魚川原産のヒスイ勾玉で、
古墳時代後期(6世紀)以降に奥尻島に
もたらされたと いわれているそう。
この出土で、島が南北文明の中継地
だったことが明確に。 -
奥尻島 ・ 青苗地区
-
奥尻島 ・ 青苗
望海橋
左手看板に描かれたような、津波避難施設
復興とともに進む、【岬のどこからでも5分で
高台に避難できるまちづくり】の象徴のひとつ。
奥尻島の震災被害総額は664億円にも及んだが、
5年後に 「完全復興宣言」を遂げたという
ことにも 驚かずにはいられない。 -
奥尻島 ・ 鍋釣岩
青苗地区から、今度は東海岸を北上。
20分ほどで、島のシンボル・鍋釣岩に。
高さ19.5m、震災でこの岩も被害を
受けたが、こうして今も島を見守っていた。 -
奥尻島
あっという間に 島を離れる時間。
フェリーには、往路では無かった 素敵な装飾。
揺れませんようにと 念じつつ、帰りは迷わず
1等和室(快適!)券を購入。 -
奥尻港 ・ ハートランドフェリー
港には、再び うにまるくんの姿
その愛くるしさ、そして船を見送る
ちょっぴり淋しげ?な姿は、ほほえましいもの。
ターミナル売店にあったグッズを思わず購入! -
奥尻港 ・ ハートランドフェリー
写真中央から右の、擁壁が施された
山肌も震災の痕跡。地震発生直後、
この山は大規模に崖地が崩壊。
その崖崩れで、ホテルとレストラン、
灯油備蓄タンクが一瞬で飲み込まれたという。
ホテルに宿泊中の観光客、22名もその犠牲に。
観光客の方の犠牲も痛ましい。
その痕跡を目に焼きつけ、島を後にした。
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