2012/12/29 - 2013/01/05
5位(同エリア54件中)
はちゅさん
切り立った崖の上にたたずむ小さな村、チヴィタ・ディ・バニョレージョ。
今にも崩れてしまいそうなこの村の存在を初めて知ったのは、
映画「ホタルノヒカリ」の予告編CMを見たときでした。
主演の綾瀬はるかがウェディングドレスを着て、村へと続く細い道を駆け抜けていく、そんなシーンに釘付け。
「何この景色!ここ、どこ?」
そしてネットで調べてたどり着いたのがチヴィタ・ディ・バニョレージョでした。
その半年後、イタリア旅行が実現。
ぜひチヴィタの村にも行ってみたい、でも時間も限られているし、アクセスも悪そう。
しかし!ローマから日帰りのバスツアーがあるのです。
私たちが参加したのはマイバスの『中世の世界、天空の町へ日帰りツアー』。
ローマを出発して、ボマルツォ怪物公園、チヴィタ・ディ・バニョレージョ、さらに丘の上の城郭都市オルヴィエートを一日で巡るというツアーです。
参加者は我々夫婦+女性2人組の計4名。
日本人女性ガイドさんの道中のお話も興味深く、楽しいツアーとなりました。
今回のイタリア旅行で一番行きたかったところ、チヴィタ・ディ・バニョレージョをついに訪れることができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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朝、ローマを出発して最初の目的地ボマルツォ怪物公園に到着。
ボマルツォの村で目立つ建物がこのオルシーニ宮殿です。
現在は村役場なのだとか。
その昔、この村を治めていたのがオルシーニ家。
そしてオルシーニ家が怪物公園を作ったのです。 -
ボマルツォ怪物公園に入るとすぐにあるのがこの像。
「緑のイモリ」です。でかいです。
聖なる森と呼ばれるこの公園内には、このような巨大な像が30体ぐらい(?)あります。 -
怪物公園の像は多くがその名の通り怪物のような像なのですが、このような神殿もあります。
なんかかっこいいですね。 -
朝の影は長いね〜。
澄んだ空気が冷たくて気持ちいい。
原っぱを駆け回りたくなります。 -
この公園一番の名所、「地獄の口」。
サントリーの飲料水「やさすい!」のCMでここが使われてますね。
上野樹里さんが出ているCMです。
この地獄の口、結構大きいです。 -
うわー食べられる〜。
歯が抜けているおかげで、私でも口の中に立てます。
口の中には石のテーブルがあって、休憩できますよ。 -
広大な森のいろんなところに怪物の像が点在しています。
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傾いた家。
2階部分から中に入ることができます。
しかし、床も傾いているため、しばらくいると頭がクラクラしてきます。
怪物公園は正直期待していませんでしたが、すごく楽しめました。
次々と現れる巨大な像が、どこか幻想的だったりコミカルだったり、まったく飽きません。 -
さて、お次は本日のメインである、チヴィタ・ディ・バニョレージョにやってきました。
この細く長〜い橋を渡る以外に村にたどり着く方法はありません。
まさに陸の孤島。
車も通ることができないため、観光客も橋のたもとあたりで車を停め、歩いていくことになります。 -
向こうの方の丘の上にも村が見えます。
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橋をどんどん歩いて振り返る。
いつもは観光客もほとんどいないそうですが、この日は夕方から有名なお祭りがあるらしく、観光客がとても多かったようっです。 -
さらに進んで。
もともと橋のあった場所は尾根で、対岸の村とつながっていたそうですが、長年の浸食や地震で尾根がどんどん削られ、橋が作られたそうです。
浸食は今も続いていて、いつ崩れてもおかしくないのだそうだ。
そんな理由で「死にゆく町」とも呼ばれています。 -
村の門が見えてきました。
この最後の坂道がなんと急なことか。
お年寄りはヒィヒィ言いながら登っていました。 -
門を通り、アーチをくぐり抜けます。
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すぐに町の中心部の広場がありました。
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広場に面した教会に入ってみると、キリストの生誕の場面を表した模型が飾られています。
「プレゼピオ」というこの飾りは、年末年始のこの時期、教会などで見かけました。
12月25日になると、それまでなかった赤ん坊のキリストが真ん中に置かれるんだそうです。 -
チヴィタ・ディバニョレージョの自由時間は1時間弱。
早速町並み散策開始です。 -
民俗資料館みたいな建物があったので入ってみました(有料)。
これは石うすでしょうか。 -
昔の家の寝室が再現されています。
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地下にはワイン貯蔵庫も。
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民俗資料館みたいな建物の中からは、村の外の広大な風景が見えました。
大自然って感じですね。 -
さてさて、また街歩きに戻りましょう。
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気持ちよさそうに寝てます。
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イタリアの田舎町って感じがいいですね。
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どこを歩いても絵になる。
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お昼前のひととき。
小さな小さな村だけど、レストランもあります。 -
ランチタイムのようです。
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細い路地も歩きましょう。
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とにかく小さな村で、村の端から端まで10分も歩かなくてもいいかも。
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なんだか素敵な路地ではありませんか。
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この日は夕方からお祭りだということで、このようなオブジェ的なものが飾られていたみたいです。
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レモン。
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オレンジ。
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どこか遠くを見つめる猫。
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羊も飼われていました。
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散策を終了するとまたこの橋を渡って帰ることになります。
車両は通行禁止のはずなんだけど、トラックが堂々と通って行きました。
今夜のお祭り用の物資を運んでるのかな。
チヴィタ・ディ・バニョレージョ、期待以上の素敵な村でした。 -
チヴィタを出発してバスで30分ほどでしょうか、オルヴィエートの街が見えてきました。
オルヴィエートは丘の上の城郭都市。
遠目に見てもその雄姿にそそられます。 -
大聖堂(ドゥオモ)です。
でかーい! -
オルヴィエートの街の中心にあり、シンボルでもある大聖堂。
1600年ごろに完成したそうだ。
どっしりとしたゴシック建築。 -
彫刻やらモザイクやらが細かいです。
息をのむ美しさです。 -
お昼も過ぎているのでここで昼食です。
このツアーは昼食のあり・なしを選べるんですが、我々は有りを選びました。
30ユーロの追加料金になりますが、値段の割にはいいメニューだとガイドさんが言ってました。 -
このレストランは地下にある洞窟レストランです。
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メニューは前菜に生ハムの盛り合わせなど。
次にパスタ。
そしてキアニーナ牛と野菜の付け合せ。
デザートにパンナコッタ。
これ、1人分です。
もうおなかいっぱい!
いやあ、すごくおいしかった。 -
昼食後は自由に街を散策。
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素敵な街並みです。
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街の一番東の端まで歩いてきました。
高台の街なので、周辺ののどかな田園風景が一望できました。 -
露店も出ていて歩くのが楽しいです。
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もっともっと歩き回りたかったけど、ツアーなので自由時間が短い!
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後ろ髪を引かれる思いで集合場所へ。
オルヴィエート、もっと堪能したかったなあ。残念。 -
最後はオルヴィエートの郊外にある、サン・パトリツィオの井戸の見学です。
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ここは深〜い井戸で、上から見ると底なしのように見えます。
吸い込まれそうで怖い!
窓に柵も何もないので、落ちたら最後。
降りと昇りの螺旋階段が2重構造になっているため、降りる人と昇る人が出会わない構造になっています。 -
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この旅行記へのコメント (2)
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- しばらく非公開さん 2015/09/22 20:44:21
- チヴィタいったんですね。
- 旅行記拝見しました。
お祭りの時期で楽しそう。
私たちは、何にもなくて、廃墟みたいな空間でした。
立ち入り禁止も多かったな〜。
でも、あの美しい風景は忘れません。
カメラ撮影お上手ですね。
また、たくさんの美しい写真の旅行記楽しみにしています。
- はちゅさん からの返信 2015/10/04 23:49:12
- お返事おそくなりました。
- 書き込みありがとうございます。
チヴィタに行ったのはお祭りの日でしたが、お祭りは夜からだそうで見ることができませんでした・・・残念。
現地ツアーはそういうところ、割り切らないといけませんね。
おかげで観光客は結構いましたが、稲中大好きさんのように普段の人通りの少ない本来のチヴィタを体験できたのはうらやましいです。
チヴィタのあの断崖絶壁な感じ、本当に心に残る風景ですよね〜。
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