シリーズ　台湾に残る日本統治時代の遺産・・・台湾鐵路　旧山線　後編

2013/03/23 - 2013/03/23

台湾に残る日本統治時代の遺産

今回は苗栗県の今は廃線となった旧山線を歩きました。
その後編、勝興駅から龍騰断橋です。

エリア 苗栗(台湾)

勝興駅の台中寄りにある二号隧道より龍騰断橋を目指して歩き始めました。

こちらのトンネルは多くの人が歩いています。

ただ真っ暗です。
懐中電灯が必要です。
（僕はスマホの電灯で歩きました）

壁面

このトンネルも旧山線開通と同時の1908年の完成です。

2号トンネルは1号トンネルよりずっと長く、トンネルだけで約15分歩きました。

まだ信号が残っていました。

ここからは徒歩。

看板の後ろは「167信号場」です。
旧山線はほとんどが単線のため途中で列車同士が行き違うために作られました。
”１６７”とは起点の基隆駅からの距離です。

いい匂いがすると思ったら、イチゴ畑でした。

勝興駅から徒歩50分

ようやく龍騰断橋に到着。

龍騰断橋もかつては山線の一部で、1904年に開通しています。

レンガ積みの立派な橋です。

しかし1935年の地震で崩壊してしまいました。

移設され、鉄橋が作られました。

現在はその美しさから観光名所になっています。

この鉄橋には通行禁止の看板がありました。

つまりはその他の場所は通行可能という解釈でいいのかな？

龍騰断橋の遠景

この旧山線は日本のガイドブックには載っていませんが、苗栗随一、台湾中部随一の観光名所だと思います。

交通は不便ですがお時間あればぜひ！